ども、外泊許可が下りたのでちょっと帰ってきています。まだ治療途中で、バルプロ酸ナトリウムの投薬方法とエチゾラムの断薬が残っているので、下手すると退院が11月まで延びるかもなのですが、こうして定期的に家に帰られるというのは精神安定上とてもよろしいですね。早めに帰ってきて家内のリクエスト、クロックマダムを作りました。
それにしても私がいない間、セレッソはいい試合をしていましたね、4-3-2-1のシステムが上手くいっているようでいい感じ。特に東京V戦は病院で布団をかぶって携帯にかじりついていましたが、スコアの流れを観ていただけで震えました(ホントに震えると違う病棟に軟禁されるので気持ち的に)あれは場合に応じて3-4-2-1に変えられるのがキモなのかな?それもフジモンの復調あったればこそ。よく帰ってきてくれました。
また一週間しばらく病院暮らしですが、セレッソのこと、ヨロシクお願いします。次の目標は長居復帰と写真、システム図の入ったレポートの作成でしょうか。ガンバリマス。
CONTENTS
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9/28/2009
9/09/2009
いってきます。
甲府戦の時、仲間と呼べる人たちの写真を病院にもっていこうと思って、
「病院に持ってくんだけど、写真いいかな?」
と、いろんな人に聞いてみた。もう写りなれちゃっている人たちは、いいっすよ、って感じで快く写ってもらえたんだけれど、いろんな人から。
「これ、ブログに載らないですよね?そうですよね?」
という恐れに似た意思確認をされてしまった。私の写真は凶器かよ、ちゃんと病院に持っていくんだよこのやろー。みんな(私の意識の中では)仲間なんだもんさ、一緒に戦っている気持ちでいたいんだよ。それだけ。
しかしこれまで2万5千枚くらいの写真を撮ってきた愛機D200様の様子がちょっとおかしくなってきた。11点あるセンサーのうち下3つのセンサーがうまく駆動せず、ピントが合わないし、あっても少しあまいピンになってる。手荒に扱ったからなのかな、あわてて買った店から修理に出した。全治2週間から3週間ほどとのこと、主人に付き合って入院しなくてもいいのにね。まあいままでガシガシ働いてくれてたから少し休んで、またいい写真を撮ろうね。
さて、今頃私は病院で入院の手続き中かな。長い間お休みいただきますが、サポのみんなの力、チームの力を信じています。きっと秋の終わりには長居に素晴らしい桜が咲いていると信じています。これから厳しい試合ばかりだけれど、勝って勝って勝ち続けて、退院した時には
「もう昇格決まっちゃったよ」
って状態になっていてください。セレッソは間違えなければそれが出来るチームですよ。んじゃ。
「病院に持ってくんだけど、写真いいかな?」
と、いろんな人に聞いてみた。もう写りなれちゃっている人たちは、いいっすよ、って感じで快く写ってもらえたんだけれど、いろんな人から。
「これ、ブログに載らないですよね?そうですよね?」
という恐れに似た意思確認をされてしまった。私の写真は凶器かよ、ちゃんと病院に持っていくんだよこのやろー。みんな(私の意識の中では)仲間なんだもんさ、一緒に戦っている気持ちでいたいんだよ。それだけ。
しかしこれまで2万5千枚くらいの写真を撮ってきた愛機D200様の様子がちょっとおかしくなってきた。11点あるセンサーのうち下3つのセンサーがうまく駆動せず、ピントが合わないし、あっても少しあまいピンになってる。手荒に扱ったからなのかな、あわてて買った店から修理に出した。全治2週間から3週間ほどとのこと、主人に付き合って入院しなくてもいいのにね。まあいままでガシガシ働いてくれてたから少し休んで、またいい写真を撮ろうね。
さて、今頃私は病院で入院の手続き中かな。長い間お休みいただきますが、サポのみんなの力、チームの力を信じています。きっと秋の終わりには長居に素晴らしい桜が咲いていると信じています。これから厳しい試合ばかりだけれど、勝って勝って勝ち続けて、退院した時には
「もう昇格決まっちゃったよ」
って状態になっていてください。セレッソは間違えなければそれが出来るチームですよ。んじゃ。
9/08/2009
甲府戦写真日記。
入院前最後の試合でした。勝てなかったのは、もちろん悔しい。でも長居の空気を味わえたのは幸せでした。たくさん勇気をもらったので、安心して病院に行けます。
甲府戦はヤンマーサポーティングマッチでした。ヤン坊マー坊登場。何故か目線をカメラにくれない…。
ゴール裏では山梨の物産展が、ぶどうがやたらおおぶりで美味そうでした。Iさんも絵はがきを持ってアピール。頑張るなぁ。
さてさて私が早い夕飯に選んだのはこれ。長居ホルモン倶楽部の「焼肉丼塩ダレ」です。これで500円だか600円だか、とにかくコストパフォーマンスが良い、さらに美味い。
高木まひことシェキナべイべーズの皆さんはセレサポにとって愛すべき存在になったような気がします。オリジナルソングってCD出てるのかな。「週末になれば~」のフレーズは耳に残ります。「走れホーリーホック」ぐらい有名になれるよ、きっと。
シメはおかんです。毛皮暑いのにご苦労様です。ポージングバッチリです。昨日撮ったオカンが一番美人だったよ。
あー、次に長居に来れるのはいつになるやら。その頃には首位快走してくれてるよね?
甲府戦はヤンマーサポーティングマッチでした。ヤン坊マー坊登場。何故か目線をカメラにくれない…。
ゴール裏では山梨の物産展が、ぶどうがやたらおおぶりで美味そうでした。Iさんも絵はがきを持ってアピール。頑張るなぁ。
さてさて私が早い夕飯に選んだのはこれ。長居ホルモン倶楽部の「焼肉丼塩ダレ」です。これで500円だか600円だか、とにかくコストパフォーマンスが良い、さらに美味い。
高木まひことシェキナべイべーズの皆さんはセレサポにとって愛すべき存在になったような気がします。オリジナルソングってCD出てるのかな。「週末になれば~」のフレーズは耳に残ります。「走れホーリーホック」ぐらい有名になれるよ、きっと。
シメはおかんです。毛皮暑いのにご苦労様です。ポージングバッチリです。昨日撮ったオカンが一番美人だったよ。
あー、次に長居に来れるのはいつになるやら。その頃には首位快走してくれてるよね?
9/07/2009
J2 第38節 C大阪1VS1甲府 消された勝利、消えた勝利。
前半32分 香川 真司(C大阪)
前半39分 マラニョン(甲府)
ゴールは一度取り消され、再び巡ってきたチャンスはモノにできなかった。もしどちらかが決まっていたら今期のベストケームはこの試合になるはずだった。しかし結果は引き分け、首位を明け渡すことになった。歯がゆい試合。
スタメンにはレヴィー・クルピの苦心と勝負にかける意気込みが表れていた。メンバー表をそのまま見ればいつもどおりの3-4-2-1。しかし試合が始まるとDF登録の藤本は羽田、チアゴの前に立ち、アンカーとして守備の核をになっていた。4バック、トリプルボランチの布陣。
相手がこれを読みきっていたのか、それとも不意を突かれたのかは判らないが、ゲーム序盤はこのシステムが見事にはまっていた。いつもは手薄だったボランチの位置に守備のスペシャリストが入ることで、守備陣の厚みはぐんと増した。そこから前線の3人にボールがいい形でわたれば必ずチャンスになる。先制点となった乾の突破から香川のシュートという形もボランチが効いていたからこそ生まれたもの。
その後もセレッソは試合を支配し、チャンスを生み続けた。しかし最後のツメが甘く、追加点が奪えない。
こういう時間帯に点を奪えなければ、不思議とピンチが生まれてくるもの、マラニョンの個人技を止められずアドバンテージは10分と立たずに消えてしまった。
甲府はマラニョンを前線に残し、残りの10人が汗かき役に徹していたのだが、タイに持ち込まれてからは時折このシステムが上手くまわって、最終ラインが全力で帰陣しなければいけなくなることがあった。
ただ全体で見れば甲府のシュートはわずか3本、4-3-2-1のシステムは前節までの「テスト」の結果どおり、素晴らしい効果をもたらした。これはこの試合の収穫だ。
さて、問題の後半。全体的に間延びはし始めたものの。4-3-2-1は相手の攻撃を何とか封じてきた。足が止まり、青息吐息だった夏場とは雲泥の差。
そしてこの流れの中で問題のシーンが起きる。カイオが右サイドを侵食し、中央の香川が珍しくヘディングシュートを決めるのだが。これが甲府DFに対するプッシングをとられノーゴールの判定となる。自宅に帰り何度もこの場面を確認したが、あれでプッシングなら赤子の頬をなでるのもプッシングだろう。セレッソサポーターとしては納得がいかない。この日の主審岡部氏はジャッジングの線引きが曖昧で、両チームともに泣かされた。これで業を煮やしたわけではないだろうが、直後に小松が投入される。下がったのは濱田。
結果論でしかないけれど、この交代はセレッソにとってマイナスだった。せっかく機能していたボランチのラインが薄くなったことでチーム全体が不安定になってしまったのだ。代わった小松は前線に渋滞を起こしただけで、試合終盤まで存在感が希薄だった。
この試合、単純に昇格だけを望むのであれば、引き分けでもよかった。しかしセレッソは勝ちにこだわった。小松を投入したのもそのためだった。ゲーム終盤、このレヴィー・クルピの意思は徐々に長居を熱くさせた。前線は何度も突破を試み、薄くなったバックラインはキム・ジンヒョンも含めた全員でカバーした。後はゴールだけだった。しかし願いはかなわなかった。小松があわせるだけのクロスをモノにできず、試合終了。
首位陥落はしたものの、トップ仙台とは勝ち点差1、3位湘南、4位甲府とは勝ち点差3は変わらず。上位同士の戦いとしては及第点と言えなくもない。しかし精根尽き果てるまで走りぬいた選手にとっては悔しい引き分けだろう。これを糧に岡山、湘南を叩き、もう一度首位を取り戻そう。病床からではあるけれど、活躍を心から願っている。
前半39分 マラニョン(甲府)
ゴールは一度取り消され、再び巡ってきたチャンスはモノにできなかった。もしどちらかが決まっていたら今期のベストケームはこの試合になるはずだった。しかし結果は引き分け、首位を明け渡すことになった。歯がゆい試合。
スタメンにはレヴィー・クルピの苦心と勝負にかける意気込みが表れていた。メンバー表をそのまま見ればいつもどおりの3-4-2-1。しかし試合が始まるとDF登録の藤本は羽田、チアゴの前に立ち、アンカーとして守備の核をになっていた。4バック、トリプルボランチの布陣。
相手がこれを読みきっていたのか、それとも不意を突かれたのかは判らないが、ゲーム序盤はこのシステムが見事にはまっていた。いつもは手薄だったボランチの位置に守備のスペシャリストが入ることで、守備陣の厚みはぐんと増した。そこから前線の3人にボールがいい形でわたれば必ずチャンスになる。先制点となった乾の突破から香川のシュートという形もボランチが効いていたからこそ生まれたもの。
その後もセレッソは試合を支配し、チャンスを生み続けた。しかし最後のツメが甘く、追加点が奪えない。
こういう時間帯に点を奪えなければ、不思議とピンチが生まれてくるもの、マラニョンの個人技を止められずアドバンテージは10分と立たずに消えてしまった。
甲府はマラニョンを前線に残し、残りの10人が汗かき役に徹していたのだが、タイに持ち込まれてからは時折このシステムが上手くまわって、最終ラインが全力で帰陣しなければいけなくなることがあった。
ただ全体で見れば甲府のシュートはわずか3本、4-3-2-1のシステムは前節までの「テスト」の結果どおり、素晴らしい効果をもたらした。これはこの試合の収穫だ。
さて、問題の後半。全体的に間延びはし始めたものの。4-3-2-1は相手の攻撃を何とか封じてきた。足が止まり、青息吐息だった夏場とは雲泥の差。
そしてこの流れの中で問題のシーンが起きる。カイオが右サイドを侵食し、中央の香川が珍しくヘディングシュートを決めるのだが。これが甲府DFに対するプッシングをとられノーゴールの判定となる。自宅に帰り何度もこの場面を確認したが、あれでプッシングなら赤子の頬をなでるのもプッシングだろう。セレッソサポーターとしては納得がいかない。この日の主審岡部氏はジャッジングの線引きが曖昧で、両チームともに泣かされた。これで業を煮やしたわけではないだろうが、直後に小松が投入される。下がったのは濱田。
結果論でしかないけれど、この交代はセレッソにとってマイナスだった。せっかく機能していたボランチのラインが薄くなったことでチーム全体が不安定になってしまったのだ。代わった小松は前線に渋滞を起こしただけで、試合終盤まで存在感が希薄だった。
この試合、単純に昇格だけを望むのであれば、引き分けでもよかった。しかしセレッソは勝ちにこだわった。小松を投入したのもそのためだった。ゲーム終盤、このレヴィー・クルピの意思は徐々に長居を熱くさせた。前線は何度も突破を試み、薄くなったバックラインはキム・ジンヒョンも含めた全員でカバーした。後はゴールだけだった。しかし願いはかなわなかった。小松があわせるだけのクロスをモノにできず、試合終了。
首位陥落はしたものの、トップ仙台とは勝ち点差1、3位湘南、4位甲府とは勝ち点差3は変わらず。上位同士の戦いとしては及第点と言えなくもない。しかし精根尽き果てるまで走りぬいた選手にとっては悔しい引き分けだろう。これを糧に岡山、湘南を叩き、もう一度首位を取り戻そう。病床からではあるけれど、活躍を心から願っている。
9/06/2009
海に行きつつはくばくをやっつけた。
入院前にやっておきたいこと。遠出。入院しちゃったら時間の管理が厳しいし、自転車にも乗れないんだもんさ。
クタクタになるまで自転車こいで、海まで来た。なんか達成感。躁の時にしかできないな。
さてさて、明日は天下分け目の甲府戦。富山戦の時はお目当てにしていた富山ブラックラーメンを出すお店が既に店をたたんでいたという驚愕の展開で(電話とかで確認しろよ)やっつけることができなかったんだけれど、甲府戦はだいじょーぷ、まーかせて!
はい!はくばくのホットケーキミックスでございます。雑穀と豆が入って栄養価アップというシロモノです。これ食ってるから甲府強いとかそんなんじゃ…、無いよね。
栄養価だけじゃなくて美味しさもカナリのものでした。なんかもっちりしていて和風な食感。家内いわくアズキを加えてもいいかもとのこと。退院したらそれを作ろう、きっと作ろう。明日は勝とう、絶対勝とう!
クタクタになるまで自転車こいで、海まで来た。なんか達成感。躁の時にしかできないな。
さてさて、明日は天下分け目の甲府戦。富山戦の時はお目当てにしていた富山ブラックラーメンを出すお店が既に店をたたんでいたという驚愕の展開で(電話とかで確認しろよ)やっつけることができなかったんだけれど、甲府戦はだいじょーぷ、まーかせて!
はい!はくばくのホットケーキミックスでございます。雑穀と豆が入って栄養価アップというシロモノです。これ食ってるから甲府強いとかそんなんじゃ…、無いよね。
栄養価だけじゃなくて美味しさもカナリのものでした。なんかもっちりしていて和風な食感。家内いわくアズキを加えてもいいかもとのこと。退院したらそれを作ろう、きっと作ろう。明日は勝とう、絶対勝とう!
9/03/2009
J2 第37節 富山0VS1C大阪 3421422243214311。
後半16分 香川 真司(C大阪)
ああ、なんて辛い戦いだ。ガチガチのマーキングに苦しみ、すばやいカウンターに苦しみ、相手キーパーの奮闘に苦しめられ、退場者に目を覆った。でも、それでも勝てた。3人の交代枠を全て使い、3回のシステムチェンジを行い、富山の壁を突破した。
スタメン、ベンチは前節と変わらず。ボランチの二人船山と濱田、それに香川、乾、カイオの前線がどれ程動けるかが戦前のポイントだった。
試合開始時
試合開始直後はセレッソペース、いい形で入ったかに思えたのだが、富山がハードマークでセレッソの攻撃を封じると、いい形のカウンターを見せるようになり、ポゼッションしながら決定機が作れないというもどかしい流れになってしまった。前半の15分くらいから向こうはずっと富山のペースだった。香川や乾がいかにスーパーな存在であったとしても、スペースも時間も与えられないのでは仕事ができない。
打開策は思い切ったものだった。前半35分の時点でシステムチェンジを伴う選手交代、しかも下がったのは守備の中心チアゴ。レヴィー・クルピの苛立ちが画面を通じても感じられる交代だった。代わって入った小松はカイオと2トップを組み、前線に高さと強引さを加えた。小松自身も交代直後に一度、いいチャンスを作っている。
前半35分
それでもゴールに近いプレーをしていたのは富山だった。しっかりした守備とすばやい攻撃はセレッソとの相性が良い(セレッソにとっては最悪の組み合わせ)決定力の無さとキム・ジンヒョンの体を張ったプレーに助けられたが、冷や汗が止まらない。
後半、私は富山の運動量に注視していた。この堅い守備システムがどれだけ機能し続けられるのか。もし90分間続けられたら、セレッソが得点できる確立は限りなく0に近づくだろう。
しかし幸いにも、セレッソの攻撃陣は少しずつ空間と時間を与えられていった。最初にらしいプレーをしたのは香川だった。左サイドを長躯し、相手が戻る前に攻撃をシュートやクロスまで持っていく。カイオがボールが納まらない為にポジションを下げてしまい、バランスを崩したが、それでも前半よりはずっとましな内容だった。
そうして、この試合唯一のゴールが生まれる。香川と乾の美しいワンツー、思い切ったシュート、最もセレッソらしい瞬間だった。
そこからは神経が磨り減るような、監督同士の駆け引き。富山楚輪監督はフレッシュで、スピードに長けたアタッカーを矢継ぎ早にピッチに送り込む。レヴィー・クルピはバイタルエリアの強化の為に2度目のシステムチェンジ。4-3-2-1の中心に黒木を置き、攻撃の芽を摘み取る。
後半33分
黒木の存在感は素晴らしく、前節同様相手の攻撃をうまく跳ね除けていた。このまま何事も無ければ、もっと楽に試合終了の笛を聞けただろう。しかし前田がこの日2枚目のイエローをもらい、退場してしまう。
ただ前田の2枚目のイエローは責められない。あのシチュエーションでかわされていたら、同点になる可能性は十分にあった。むしろ1枚目がプレーとは無関係の、まったく不必要なものだったのが悔やまれる。
この時、セレッソのベンチに江添が控えていたのは幸いだった。経験豊かなディフェンダーはセレッソ守備陣に安定感をもたらす。後は香川と小松のキープ力を生かし、何とかフィニッシュ、無事2連勝となった。
後半40分
さて、次は甲府戦だ。ひょっとしたら私が今年観られる最後の試合かもしれない。力強いセレッソを堪能し、勇気をもって療養にあたりたい。昇格の為にも負けられない一戦。今から胸が高鳴る。
ああ、なんて辛い戦いだ。ガチガチのマーキングに苦しみ、すばやいカウンターに苦しみ、相手キーパーの奮闘に苦しめられ、退場者に目を覆った。でも、それでも勝てた。3人の交代枠を全て使い、3回のシステムチェンジを行い、富山の壁を突破した。
スタメン、ベンチは前節と変わらず。ボランチの二人船山と濱田、それに香川、乾、カイオの前線がどれ程動けるかが戦前のポイントだった。
試合開始時
試合開始直後はセレッソペース、いい形で入ったかに思えたのだが、富山がハードマークでセレッソの攻撃を封じると、いい形のカウンターを見せるようになり、ポゼッションしながら決定機が作れないというもどかしい流れになってしまった。前半の15分くらいから向こうはずっと富山のペースだった。香川や乾がいかにスーパーな存在であったとしても、スペースも時間も与えられないのでは仕事ができない。
打開策は思い切ったものだった。前半35分の時点でシステムチェンジを伴う選手交代、しかも下がったのは守備の中心チアゴ。レヴィー・クルピの苛立ちが画面を通じても感じられる交代だった。代わって入った小松はカイオと2トップを組み、前線に高さと強引さを加えた。小松自身も交代直後に一度、いいチャンスを作っている。
前半35分
それでもゴールに近いプレーをしていたのは富山だった。しっかりした守備とすばやい攻撃はセレッソとの相性が良い(セレッソにとっては最悪の組み合わせ)決定力の無さとキム・ジンヒョンの体を張ったプレーに助けられたが、冷や汗が止まらない。
後半、私は富山の運動量に注視していた。この堅い守備システムがどれだけ機能し続けられるのか。もし90分間続けられたら、セレッソが得点できる確立は限りなく0に近づくだろう。
しかし幸いにも、セレッソの攻撃陣は少しずつ空間と時間を与えられていった。最初にらしいプレーをしたのは香川だった。左サイドを長躯し、相手が戻る前に攻撃をシュートやクロスまで持っていく。カイオがボールが納まらない為にポジションを下げてしまい、バランスを崩したが、それでも前半よりはずっとましな内容だった。
そうして、この試合唯一のゴールが生まれる。香川と乾の美しいワンツー、思い切ったシュート、最もセレッソらしい瞬間だった。
そこからは神経が磨り減るような、監督同士の駆け引き。富山楚輪監督はフレッシュで、スピードに長けたアタッカーを矢継ぎ早にピッチに送り込む。レヴィー・クルピはバイタルエリアの強化の為に2度目のシステムチェンジ。4-3-2-1の中心に黒木を置き、攻撃の芽を摘み取る。
後半33分
黒木の存在感は素晴らしく、前節同様相手の攻撃をうまく跳ね除けていた。このまま何事も無ければ、もっと楽に試合終了の笛を聞けただろう。しかし前田がこの日2枚目のイエローをもらい、退場してしまう。
ただ前田の2枚目のイエローは責められない。あのシチュエーションでかわされていたら、同点になる可能性は十分にあった。むしろ1枚目がプレーとは無関係の、まったく不必要なものだったのが悔やまれる。
この時、セレッソのベンチに江添が控えていたのは幸いだった。経験豊かなディフェンダーはセレッソ守備陣に安定感をもたらす。後は香川と小松のキープ力を生かし、何とかフィニッシュ、無事2連勝となった。
後半40分
さて、次は甲府戦だ。ひょっとしたら私が今年観られる最後の試合かもしれない。力強いセレッソを堪能し、勇気をもって療養にあたりたい。昇格の為にも負けられない一戦。今から胸が高鳴る。