娘が9歳になりましたよ。
まだ9歳というか、もう9歳というか、微妙な感じです。これからも大きくなっていって、反抗期があって、いろいろあんだろうな。この日が来るたびに考えるよ。そのうち変な男を連れて来て
「お父さん」
なんて呼ばせるのだよ?
「今まで有難うございました」
なんて言っちゃうんだよ?娘を持つ親というのは損な役回りだよ。
それからもう一つ、こっちは私が
「お父さん」
と呼んだ人のお話。義父がもうすぐ60になり、定年退職することになった。することになった、というのは変か。もともとそういう決まり事なんだし。
それで社内報に写真が要るとかで、私に写真を撮ってくれと言ってきた。とても光栄なことだったので、気合を入れて撮った。補正も少しした。さすがに「少し髪の毛の量を増やしてくれ」というリクエストは聞けなかったけれど、いい感じに撮れたと思う。
義父は学生の頃から今の会社にバイトとして入って、そこから40年くらい、一つところで勤め上げた。それだけで転職ばっかりしている私にとっては眩しい存在だ。別に富豪ではないけれど、慎ましやかに家族を養い、襲い掛かってきた艱難辛苦を乗り越えてきた凄い人だ。子供の頃なりたかった「普通の幸せな人」に、少し似ている。
こういうのが続くと否応無く時の流れというものを感じる。いい事もあり、悪いこともあり、決して順風満帆ではないけれど、私もそれなりに生きてこれた。
親父が56で逝ったので、当座56までは何とか生きようと思っている。そうなると家内が53で、娘が32だ。そこまで行けばカッコウもつくだろう。
次は定年の60。それが出来たら、次は祖父の84。これは無理っぽいなぁ。
などと書いていて気が付いたが、56まで私はあと23年しかない。23年もあると言えなくも無いけれど、どうなんだろう。少し短い気がするのは、人生が充実している証か。この23年間を少しでも実りあるものにしよう。セレッソがJ1で一度くらい優勝してくれれば、もうそれで十分という気もするが、難しいかなぁ…。
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