ゲリラ豪雨とかいうやつで、窓の外はひどい雨で、地面なんか見えなかった。キッチリと窓がしめられていたけれど、それでも殴りつけるような雨音が轟々と響いてきた。
「チーム状態は、今はよくないっすけど、勝ちますよ」
と、うつむいたまま、でも力強く、そして少しぶっきらぼうに言った彼の様子を、俺はずっと見ていた。
この無愛想な負けん気が、彼を支えているのだな。高見にまで登らせているのだな。
もう一試合、信じようと思う。とか言いながら、ずっとずっと信じているんだけど。
サポーターになるということは、そのチームと結婚するようなものだ。
調子がよかろうが悪かろうが、病める時も健やかなる時も、ともにあるということを決意した時、人はサポーターになる。たまに離婚する人もいるけれど、実際の結婚よりも少ないかも知れない。
俺は、セレッソと、セレッソを愛し、少しでも強くなるよう努力を続けている人達、サポーター、スタッフ、スポンサー、関係するすべての人達と結婚した。
だからいかに苦境だろうと、むしろ苦境だからこそ、彼らを支え、応援しようと思う。彼の約束が予言になるように、今日も戦おう。
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