また、同じ話になるけれど。
昔、と言っても数年前。J2を香川の活躍だけを生きがいに、昇格の可能性だけを希望に生きていたころ、いつかこんな世界が生まれたらいいねと、そう言ってたことがある。
毎試合、スタジアムの周りには入りきれないんじゃないかというほどのサポーターが集まって。
たくさんの人が旗を振り、選手を後押しする。
ピッチがすぐそばにあるサッカー専用スタジアムで選手の息遣いを感じながら試合を見て、歓喜する。
エースは、もちろんセレッソのユース上がり、セレッソの哲学を最も知るプレーヤーが敵を蹴散らしていく。そんなことがあったら、そんなふうにできたら。
まさか、本当にできるなんて思わなかった、そんな自分が恥ずかしい。
今、目の前にあるこの景色は、紛れも無く、その「夢の景色」だ。素晴らしいことだ。練習場は騒がしくなって、チケットをとるにも一苦労になって、新しいサポーターと昔からのサポーターの間にはまだ隙間があるけれど、それは、瑣末なことなのかもしれない。
彼らにも、仲間ができ、スタジアムのどこかで安住の地が生まれ、また、俺達のようになっていってくれるだろう。そうあってほしい。
なあ、新しくサポーターになったキミ。勝った後、嬉しくなって、仲間と食べるメシはうまいだろ?スタジアムで声を枯らして選手を後押しするのは、すごくワクワクするだろう?
サポーターは、その夢の世界に入るカギを持ってるんだ。試合ごとに、そのカギで夢の扉を開き、その度にワクワクを味わったり、涙を流したり、そういう日々を過ごしているんだ。
こう思わないか、ここが「素晴らしい世界」だって。居心地がいいなって。
長い付き合いになるかもな、これまで仲間になってくれたみんなと同じように。よろしく頼むぜ。
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