これから岐阜に行き、試合を撮り残し、雨雲が東海地方にたどり着く前に大阪にトンボ帰りする。酔狂でなければできないスケジュールだ。
そうしたくなるくらい、セレッソが心配でならない。ストロングポイントであり、精神的な支柱だった柿谷曜一朗は少なくとも一月は戻ってこられない。もう一人の天才、代表としてブラジルからゴールを奪った男もベンチスタートが濃厚。文字どおり飛車角落ちの状態で数試合を戦わなくてはいけないんだ。
普通であれば、玉田圭司、田代有三、橋本英郎、中澤聡太、そして関口訓充のような水も甘いも嚙み分けたベテラン達の経験を活かし、試合に臨むべきではと考える。怪我やコンディションが上がってこない選手は致し方ないけれど、この中の数人は試合に加われるだけのポテンシャルを持っているはずだ。そんな考えなど無いように見えて、ひどく悲しい。
それで、サポーターとして自分にできること、サポーターとしてみんなができることはなんだろうと思案していた。
……けれど、何も無い。これまでもサポーターと自負している人は、すでに自身の全てでもってセレッソを支えているはず。それに加えてあれやこれやとできる余裕なんて、早々無い。俺にしても、選手は、チームはこのように戦った、サポーターはそれをこのように後押しした、そういう記録を残すことしかできない。それは歯がゆいよ。
それでも前に進まないとね、何も変わりはしないから。戦ってくるよ、想像よりももう少しキツくなった現実というものと。
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