11/04/2006

倒れても観る。

 昨日記事を書いた後くらいから気分が悪くなって、結局早退するくらいまで症状悪化、帰宅後激しい悪寒と格闘する羽目になってしまった。熱は38度を超えないくらいなのに、やたらと寒気がしてろくに動けないし、食事を摂ろうにも吐き気が酷くてうまくいかない。

 それでも一晩眠っているとある程度回復するもので、今もこうして記事が書ける程度までは何とかなっている。という事はとりもなおさず仕事が出切るという事だ(w 職場の先輩方にはいろいろとお世話になっているし、社会人の常識というよりは、先輩方との義の為に出社したい。


 元気になったのにはいろいろと理由があったろうと思うけれど、フラフラながらに観たナビスコカップの決勝もその一つだと思う。やっぱりサッカーはいい、好きなチームがいなくても、その様子を観ているとワクワクする。ナビスコ決勝はただひたすら点が入らない試合になっていたのだけれど、今年はきっちり90分間で決着がついた。2点ともファインゴール、連覇という偉業に、素直に拍手。

 そんないい試合を観た後に眠っていたら、セレッソが天皇杯をとる夢を見てしまった。正夢だったらいいのだけれど。


 それから、その天皇杯、明日の試合では西澤、ゼ・カルロス、名波が欠場濃厚だとか。名波の欠場は痛いものの、いよいよ昨日の記事の様な布陣が観られるのかと、期待と不安を半分ずつ持っている。出来れば明日の試合がよりよい流れを生んでくれるように。さて、早めに寝ますわ。

11/03/2006

天皇杯To be or not to be….

 天皇杯、最初から全開で行くのか。それとも、まずはJ1残留を優先するのか。

 選手に聞けば一様に「両方大事です」と答えるだろうし、サポーターとすればどの試合も等しく勝ってほしいけれど、私は、まず残留を優先してほしい。

 別に「負けろ」というわけではなく、チーム力の底上げをする為に試してもらいたい事が沢山あって、それをテストするのに、天皇杯という実戦の場が必要だと思っているのだ。ここ5試合負けがないセレッソではあるけれど、アキレス腱が無いわけではない、それを補う為の行為は別にアンフェアでもなんでもない。「一石二鳥」などという都合のよい話はなかなか無い、下手をうって「一兎を追う者は二兎を得ず」などということの無いようにしたい。


 問題点を一つずつ書き出そう。まず一つ目、ブルーノ、柳本のコンディションはどうなのか。

 今は山崎-江添-前田の3バックがとても安定している。しかしだからといってブルーノが不要というわけではない。むしろ残留の為には絶対に欠かせない存在。ただいきなりリーグ戦で起用するのはリスクがある。柳本も出場機会が減っているが、同様に必要なプレーヤー。去年堅守を支えた二人が復調すれば、選手層の厚みが増す。


 二つ目、「西澤抜き」の前線の構築。

 多くの人が書いているが、今の西澤の調子はお世辞にも良いとはいえない。怪我が原因なのは判っているのだが、何分まず西澤ありきの布陣なので、下げるに下げられない。もしこのまま西澤がオーバーヒートしてしまえば、それはセレッソにとって破綻と同義になる、これを解消したい。セレッソはかつて大柴、森島寛を前線に配した布陣で天皇杯を勝ち上がった実績があるし、名波はその時ボールの配給役だったユン・ジョンファンに劣るところがない存在、苔口もトップで持ち味を出し始めているとなれば、後はコンビネーションだけだと思うのだけれど。


 三つ目、両サイドの選手層の拡充。

 酒本が骨折してしまい、右サイドは本職ではない古橋がパッチしている。左サイドもゼ・カルロス頼みで、選手層は薄い。ここも弱点と言える。

 右サイドと言うと、藤本はどうなのだろうか?病気を患ってから出場機会が無いが、左右のバランスを見ても彼が右サイドにいる価値は高いし、セットプレーの期待度も増す。左サイドは前述の苔口がトップとして機能しているので、再度こちらに回すのはナンセンス。となれば徳重を出すか、古橋を左サイドに回すくらいしか選択肢が無いのが実情。これを練磨していく事になるか。


 以上を踏まえると、こんな感じの布陣になる。

field-2006-11-03.gif


 この形がベストメンバーだとは言わない。しかし、全く手を抜いた布陣だとも思わない。この机上の空論、どれ程当たるか。全て的中なんて事になれば、それはそれでとても不安だけれども。


追記


 などという記事を書いているハナから「名波温存」「藤本、徳重絶不調」という情報が…。少なくとも名波ボランチは無いみたいだ。

11/01/2006

親知らず、我をも知らず、誰ぞ知る。

 ずっと前から根幹治療というのを続けております。よく虫歯の時に神経を取ってしまう事が有りますが、痛みを感じないという事は、とりもなおさず、その箇所がよくないことになっている、というサインが送られなくなってしまうという事なのです。そこが炎症を起こせばどうなるか。神経が無いから、当然痛みは伝わらない、しかし炎症は確実に広まる。そして歯肉が目に見えて炎症を起こしたり、神経のある部分まで病巣が広がってやっと悪くなっていると判るわけです。これはとても厄介なもので、実際私も初夏辺りからずっと治療を受けています。

 具体的に言うと、治療は神経の通っていた穴を拡張し、そこから炎症などで溜まった膿を取り除き、少量の薬剤を塗布したり、注射したりしながら気長に自然治癒を待つというものです。

 もっと積極的な治療として、歯肉を切開し、病巣を切除するという方法も有るのですが(去年ガンバのアラウージョがやったのもこれかと)いろいろと調べてみますとこういう方法はとっておきで、無闇にするものではないようです。患者へのダメージと医者の苦労を考えれば、多少時間がかかろうが極力楽な方法の方が良いわけです。


 ところがそれもようやく治まるかという時に、またまた厄介なお客がやって来ました。上顎右側第三臼歯、いわゆる「親知らず」というやつです。これが歯肉を引き裂きながら、さらに横の臼歯にぶつかりながら、えいえいやあと生えてきたわけです。普通に生えてきてもらえれば、ああありがたいねぇと思えるのでしょうが(実際健全に生えてくる親知らずは、後々財産になる事も有るそうです)、鈍痛を伴いながら、歯肉の炎症を広げながらやって来る。仕事もあるというのに、この小さな臼歯のおかげで平静でもあまり無い集中力を切らしてしまい、大変難儀してしまうのです。これが困った。

 炎症止めとかでだましだましお付き合いする方法も有るようなのですが、こちらは先延ばしすると、そこが虫歯になってさらに痛くなったり、横の歯を圧迫して歯並びが崩れたり、確実に悪化するようなので、思い切って抜いてみることにしました。

 というわけでこの記事を書いている時点で明日。公開される時点で今日。抜歯をする予定です。


 いざ覚悟を決めてはみたものの、親知らずの抜歯は他の虫歯を抜いたりするのとは少し勝手が違うようで、場合によっては特別な器具で歯を砕いたり、歯肉を切開したり、ペンチでねじりながらぶっこ抜いたりと、様々な方法で格闘する事になるようです。「親知らず」でぐぐってみると、いろんな人が、様々なイタイ話をされていて、それはもう憂鬱になるのですよ。特にデイリーポータルZ:親知らずの抜歯手術レポートはイタイという感覚がダイレクトに伝わってくる。手術前に餃子を食うのはどうかと思うけれど…。

 イメージ検索なんてした日にはもうタマランですよ。ビジュアルというのはやはりインパクトがあるなぁ。個人的には吉田が巨大な物を作ってますよさんのこのあたりの記事が「もう痛いのなんのって!」とオーバーに書かれるよりもキツイです。こう、日頃ぶっきらぼうな人が「痛え」とボソッとつぶやくような感じで。


 ただ、こと抜歯自体に関しては、安心しています。市内某所に生息地域を移動して、お医者様も変わったのですが、そこの先生がなかなかよい先生で、今流行ってるインフォームドコンセプトなんかもキチンとして下さるの方なので。治療のスピードもとんでもなく早く、軽度の虫歯なら一箇所五分くらいでキッチリ詰め物まで完了してしまう凄腕です。少し気を抜くと三本くらい一度に治されてしまうのですよ。

 この先生、かなりキャラの立っている方で、それは待合室の本棚にも表れています。あえてかなりデカめの画像で貼っていますんでお暇が有りましたらチェックしてみて下さい。「静かなるドン」とか「クライングフリーマン」とか「ナニワ金融道」が並んでいる本棚はなかなか壮観です。

IMG_0779.jpg


 これ殆ど「ボクの趣味や」との事。この調子で今日もハードボイルドに抜歯お願いしますです。