9/29/2005

黄色い波。

 2年前の9月15日、夜6時半くらいだったか、私は道頓堀にいた。そこには黄色い服を来た老若男女が数千人(万単位でいたかもしれない)、ある瞬間を待っていた。

 阪神タイガース19年ぶりの優勝。その瞬間から、そこは無法地帯と化した。ジェット風船が飛び交うのを合図に、あちらこちらで六甲颪の大合唱。血気盛んな若者が道頓堀に飛び込むと、皆がそれに続く。

 向かいの御堂筋側ではダイブの様子を映そうと大勢の野次馬が携帯を取り出し、その一団は御堂筋の7車線中3車線を埋め尽くすまでになった。ダイブが起きるたびに「おおーっ!」という歓声が上がり、さながらPLの花火大会。機動隊の装甲車が2台有ったが、ほぼ無力といっていい状態。ひっかけ橋も警官達が人の鎖で立入り禁止にしようとしていたようだが、数十人対数千人、あっという間に飲み込まれていった。


 ひっかけ橋に進むと、近隣の飲食店は全て入り口を物理的に封鎖し、カーネルサンダースや食い倒れ人形はしっかりと固定されていた。しかし19年間溜まりに溜まったエネルギーを発散しようと、今度は飲食店の屋根に登る者が出てきた。

「危険ですから降りなさい!」

 橋のたもとに有る交番から警官が必死に叫んでいるが、効き目なし。その交番の屋根にも人が群がっていた。四方八方にいる阪神ファンが歌うヒッティングマーチはさながら360度全方位ドルビーサラウンド。頭痛が私を襲う。

「ここは本当に日本か?」

 冗談交じりに独り言をつぶやいていると、

「アカホシー、アッカホシー!!」

 と叫びながら群衆に加わる東南アジア系の男性を見つけた。世界中に阪神ファンがいるのか!?

 彼が加わった一団の真ん中にはお立ち台(後に立て看板だと判明)が有り、そこに登った者は一芸を披露しなければいけないという暗黙のルールが生まれていた。中には下がアスファルトだというのに群集めがけてダイブする者までいた。調子に乗って服を脱ぎだし、パンツ一丁で踊っている若者がいたので適当に「あと一枚!あと一枚!」とアジテートすると、群集からあと一枚コールの大合唱が起こり、結局彼は生まれたままのかっこうで群集に飛び込んでいった。


 誰彼構わず胴上げする者、警官を踏み越えてひっかけ橋に駆け込み、さながらレミングのように投身していく者、カニ道楽の看板であるカニの目玉を引っこ抜く者(盗んで何の価値があるのだ!)

ハードゲイ阪神ファン.jpg

こういうのがそこかしこにいる!!



 とにかくあの日あの時の大阪は日本という平和な法治国家の枠を軽く飛び越えていた。


 今日ひょっとしたら、あの日のような事が起きるかもしれない。ひっかけ橋に仮設された3メートルの壁は容易く破壊されるだろう(ベルリンの壁だって一晩で破壊されるのだから、あんなぺらぺらの板を張ったところで効果が有るわけが無い)。夜、大阪の繁華街に行く用事の有る方はくれぐれも用心して頂きたい。





たろもの決意。

 昨・お義母さんにたろもの浦和戦観戦の直訴をしてみました。

 お義母さんが心配しているのは、連日幼稚園で行われる運動会の練習でたろもが疲れていないかということ。最近朝起きるのをぐずっているのもその証拠では?ということでした。

 私にすると、たろもは相変わらず元気でしたし、夜寝る時もなかなか寝ようとしないくらい目がランランしていましたし、大丈夫なんじゃないかな?という感じだったんですが。


 疲れているかそうでないか、本人に聞いてみました。

たろも元気?サッカー行きたい?

元気やでぇ、サッカー行きたいでぇ

じゃあちゃんと幼稚園行ける?


うん!


 たろも、元気に決意表明です。いつも「幼稚園今日やすみやも~ん」とか「おねつあるねん」とか言ってズル休みしたがるんですが「サッカー」と聞くと目が輝きます。嬉しいなぁ。そんじゃ今日もそろそろ寝よか?

ううん!ま~だ!

?

お父ちゃんサッカーのゲームやってよ!たろも観るでぃ!


 よっしゃ!お父ちゃんも頑張るでぃ!


追記:たろも成長の記録

「アキアキアキアキゴール、アキゴール、アキゴーオール!」
は既に覚えてた。

「ファ、ファ、ファビーニョオレオレオ!」
を覚えた。

覚えたコール、現在3。



 



9/28/2005

嘉人もいけぇ!

 嘉人が日本代表に帰ってきました。オールスターのメンバーが抜けたこの代表が真の代表ではないのは判っているけれど、それでも嬉しい。

 ちなみにジーコ恒例のスタメン予告によると、どうもこんな布陣になるらしい。

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 うーん、ボランチから下が不安定なような…。そもそも中田と中村がタテの関係の方がしっくり来るのは実証済みだし、全体的にアンバランスに感じる。って言うか新しいメンツちゃんと使うのかなぁ。


 ちなみに私が観たいなと思う布陣はこんな感じ。

Field-05-09-28-02.gif


 別に高原が嫌いなわけじゃないけれど、ガタイのいい欧州の選手に真っ向から空中戦挑んだり、正統派センターフォワードっぽい動きをする選手は消えないかなと思うので。今の高原はサイドに流れて、という動きも出来るけれど、そういうプレーは嘉人や柳沢、大黒といったメンツの方が上手いし、このメンバーならこの二人かなと。

 松井はあまり観ていないけれど、左サイドの高い位置で試合を組み立てられるのがいいかな。三都主とはまた違ったタイプだけにこのポジションで上手く使われればオプションとして面白い。1トップにして松井を二列目に入れても中村や小笠原とはまた違った味が出る。


 一番燃える展開は松井から崩して早いクロスを嘉人ドンピシャでゴールって形。こんなシーンが実現すればテム・レイ(アムロのお父さん)ばりに喜んでマンションの階段転げ落ちますよ(ファーストガンダム知ってる人しか判らんな)。

 まあ、なにわともあれマジョルカの荒波にもまれた嘉人が青いユニで躍動する姿を見たい湯○なのですよ(誰だテメーは)





9/27/2005

女神の出場は微妙です。

 我が家が誇る「観戦試合無失点記録」を270分間に延ばし、さらに継続中という勝利の女神「たろも

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 最近ではすっかりサポーターぶりが身についてきて、試合後の帰り道に

「次いつサッカーするのん?」

 と聞いてきたり。サッカー中継を観ている時にそばにやって来て

「どっちの色がセレッソ?」

 と尋ねたりするようになりました(たろもの中ではサッカー=セレッソなので必ずどっちかがセレッソと思っている)


 というわけで次のレッズ戦、土曜日にホームセンター辺りで材料を買って来て小さなゲーフラでも作ってやろうかなとか、親子でゴール裏に行こうかななどとわくわくしていたのですが、お義母さんから

たろもは運動会の練習で疲れているから試合には連れて行かないでほしい

 との要請が…。


orz



 家内の病気の都合でただ今プチマスオさん状態の私、立場弱いんですよね。あうあう。

 それでもたろも、諦めません。事有るごとにセレッソ、セレッソと連呼しています。こんなに元気ならちゃんと休ませれば大丈夫だと思うんだけれどな…。しっかり遊んで、しっかり疲れて、ぐっすり眠る。これが子供の仕事だと思うんですが。どうでしょう?

家の中で悶々としているよりスタで元気良く応援、健康的じゃないですか!

 と面と向かって言えない私が嫌だ。


 そうそう、今プロバイダーがZAQなんですが、ZAQ会員には抽選で浦和戦のAとSBのチケット各200組800枚がプレゼントされるそうです(メールがやって来た時にはちょっと脱力しました)というわけで次の試合もライト層のお客さんが来られますよ。しっかりリピーターなってもらえるように、AもSBも頑張って応援しましょう!

 私は最後までお義母さんに食い下がってみます。(たろも観戦を)諦めたりし~ない~♪(お義母さんを)恐れ~ない~♪





9/26/2005

貴方のメッセージを頂けませんか?

 各所にご心配をおかけしている「セレ本(仮、といっといて未だにタイトルが決まっていない(;´Д`))」でございますが、



ちゃんと書いてますよ。



いや、本当に書いていますってば。



信用できません?



じゃ、ちょっとだけ。




 とりあえずこんな感じです。ほかのページはもう少し写真とかが入ります。10月中には出来るかなと、じゃなくて、仕上げます、ごめんなさい、がんばります。


 で、この本、基本コンセプトは「まだビギナーの人、試合を見たことが無い人に向けたセレッソを、長居を堪能する為の本」と勝手に思っているのですが、この主旨を本文の最初、3ページ目に織り込もうと思っています。

 でもそのまま「まだビギナーの人、試合を見たことが無い人に向けたセレッソを、長居を堪能する為の本です」というのも味気ないじゃないですか。それで考えたのですが、「今セレサポの人から、これからセレサポになるかもしれない人に向けてのメッセージ」を並べたら面白くないですか?

例えば「一緒にゴール裏で暴れようぜ!」とか、「『のりを』でうまい酒飲もうよ!」とか、「フラッグの作り方教えちゃる!」とか…。

 全部自作自演だと凄まじく寒いので出来れば生の声が頂きたいなと。掲示板に新スレ立てますから、そこにバシバシ書き込んでください。一人何点でもOKですので。





9/25/2005

名古屋1VS3C大阪 小林サッカーの真髄。

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 5年ぶりの5連勝、勝ち点40、ついでに言うとトップのG大阪まで勝ち点差8。森島の出場停止を感じさせないポテンシャルには驚いた。サポーターの私が驚いたのだから、名古屋はもっと驚いただろう。

 スタメンは「定番」から森島out徳重in。3-4-2-1のシステムは変わらず。

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 90分間を通して、セレッソは試合の主導権を握り続けていた。攻めている時も守っている時も、常に自分のペースで試合をしていた。

 チームの状態がいいから、と言ってしまえば簡単なのだけれど、もっと解きほぐしてみよう。どういう場合に「好調」といえるのか。

 私は選手間の意思統一がポイントなのではと思っている。1トップの西澤と2シャドー(今日は徳重と古橋)が相手の深い位置までボールを追い、出しどころを限定する。2列目がさらに追い込む。3バックがそのこぼれ球をさらう。やりたい事、チームコンセプトは開幕から殆ど変わっていない。

 しかし、その動きを見ていると、随分整理されているように感じた。誰が上がれば誰が下がる、ここにボールが入れば誰と誰が詰める。奪ってからの動きにも無駄が少ない。ベースになっているサッカーが豊富な運動量を要する分だけ、こうした動きの整理から生まれてくるちょっとした心のゆとりが大きい。

 そうした心のゆとりが、ここ一番という時の集中力を生む。吉田が前半と後半に一度ずつ向えた1対1のシーンで共に失点しなかった事、ファビーニョがコーナーからの古賀のヘディングを防いだ事、そして少ない決定機をしっかりと決めた事は、偶然に見える必然とは言えないだろうか。


 個々人で言えば古橋、吉田、前田が良かった(全員が平均以上の活躍をしたけれど、あえて言うのならこの3人ということ)。

 まず古橋、1ゴール2アシストの活躍、文句無しの大活躍。守備でも惜しみなく動き、攻撃に転じては相手の急所を突く。味方を生かし、味方に生かされる。これぞ古橋という働きだった。西澤のゴールの際、さりげなく秋田をブロックしていたところもニクい。

 吉田は前述のファインセーブが光る。特に後半開始早々の1対1はよく防いだ。このセーブで流れが変わった。

 そして前田。スピードで引きちぎろうとした杉本に影の如く張り付くと、久藤との連携で彼をチームから分断させる事に成功した。セットプレーからの「ゴリゴリヘッド」もファインゴール。初ゴールが代表GKからというのは自信になっただろう。


 試合の流れは前半終了間際にちょっとしたファウルから同点にされるなど、決して潤沢なものではなかったが、それでもしっかりと勝ち越し点、ダメ押し点を奪う辺りにチームとしての成熟度を感じる。


 一方の名古屋も決して悪いコンディションではなかった。藤田は相変わらず実にいやらしい選手だったし、セットプレーでの中村も脅威だった(フリーキックでの同点弾はむしろボールに触れた吉田を褒めていいほど)。中山も予想通りパワフルなプレーを見せた。チャンスの数は互角だったと思う。

 ただ試合の勘所、ここぞというところで決めきれない。ここぞというところで防ぎきれない。それは若さなのか、チームを取り囲む状況が生み出したものなのかは計り知れなかったが、ともかくことごとく外し、ことごとく決められていた。


 そうした両チームの状態の差が選手交代にも現れた。名古屋は中山、豊田といった長身FWを投入、ロングボールを当てる形にチームプランまでも変更させたのに対し、セレッソのそれはあくまでも疲弊した選手に対して同ポジションの選手を交代させるいわばパッチワーク。プランは熟成を重ねた基本形なのだから、優位性は時間を追うたびに明らかになる。後半の中盤に僅かに攻め込まれるシーンが生まれたが、ここから宮原、黒部を入れて前線を活性化し、前がかりになった名古屋の裏を突く事で再度流れを呼び込んだ。

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69min


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82min


 宮原が前回よりも機能していたのは嬉しい。守備も前回より動けていたし、何より持ち味のパスで見せ場を作っていた。まわりとの連携が深まればより効果的なカードになる。


 ここまでいい事尽くめだと、プレー出来ずに蚊帳の外というのは選手として辛いのだろう。終盤に投入された布部の顔にはやる気がみなぎっていた。全てが上手くいっている時というのはこういうものなのだろうか。


 とにかくいい試合を見せていただいた。こんなエンターティメントは愛・地球博でも見られなかっただろう。今日は良い気分で眠れそうだ。





9/24/2005

名古屋戦前予想 君のいないフィールド。

Field-vs-Grampus-05.gif


 グランパスにはルイゾンがいない。ピッチどころか、日本にもいない。

GRAMPUS OFFICIAL

05/09/22  ルイゾン選手、サントスFCへ完全移籍のお知らせ

 標記の件につきまして、9月22日(木)付けでルイゾン選手(29)がサントスFCへ完全移籍することになりましたので、お知らせいたします。


監督も代わった。セレッソの手の内を知る中田監督。正直不気味。ルイゾンが抜けたとはいえ、セレッソと不思議と相性の良い中山、スピードスター杉本、ゲームメーカー藤田、代表GK楢崎。タレントの豊富さは変わらない。


 対するセレッソは、モリシが出場停止。いったい誰が代役なのか。それとも2トップにするのか。

「勝っている時はチームをいじらない」

 というセオリーを考えると、徳重辺りが穴を埋める事になりそう。

 モリシは33歳。ここ最近常に「限界説」と戦ってきた。好機を外す度に「もう年だし」という声が聞こえてきた。そのモリシが、明日はいない。影響は攻撃だけではないだろう。献身的なチェイシングを、誰が補う事が出来るのか?守備陣の負担増は避けられない。



本当にモリシはいらないのか?




 その答えが、明日出る。





9/22/2005

「サッカーも面白いですよ」

 長居での試合の帰り道、娘を連れた私はバスが来るまで30分以上ある事を確認すると、娘がぐずってはいけないとタクシーを呼び止めることにした。

 程なくしてつかまったタクシーの運ちゃんは年のころ50代といったところ、短く刈り上げた髪の所々に白髪が混じってはいるが、福々しい顔をした気さくな人だった。私と娘が着ているレプリカをバックミラー越しに興味深く見つめている。

「それ、どこのユニフォームですか?」

「えっと、セレッソ大阪というチームのユニフォームです。Jリーグの」

 それを聞いて運ちゃんはああそうかという風に一度うなづいた。

「いやぁ、私ゃ全然サッカーは知らんもんでね、判らんかったんですよ」

「いや、そんなもんですよ、地味なチームですし」

「サッカーは、ほら、チーム沢山あるでしょう?あれが覚えきれんで…」

「全部覚える必要なんて無いですよ、おらが町のチームを応援すればいいんです」

「そんなもんですかねぇ」

 話を続けていくうちに、運ちゃんは野球ファンで、サッカーに対してあまりいい印象を持っていないことが判った。曰く

「Jリーグできたときにカズやらラモスやら、派手にやったでしょう?あれが気にくわんでね」


 カズがダンスをするのは別に格好をつけているわけじゃない、サポーターに少しでも喜んでもらおうとはじめた事。ラモスだって、別にいつもあんな調子で、別段どうというわけではない(最近柏のコーチになってから露出が増えたけれど、やっぱり変わっていない)

 でも、表層的に見ている人には、それが判らない。そういったいきさつを話そうかと思ったけれど、オフラインの時まで所構わず揉めるのもどうかと躊躇した。

「サッカーも面白いですよ」

 結局、運ちゃんにはその程度の事しか言えなかった。


 関西、特に大阪は野球というか、阪神の信奉者が多い。試合のある日の梅田はハッピにメガホンというスタイルの老若男女が行き交う。

 この客がちょっとでも長居や、万博や、ウィングや、西京極にくれば良いとは思うけれど、特別野球が憎いとは思わない。

 ただそうした人達が、ぶらりとスタジアムに来た時、私は彼等に「サッカーも面白い」事を知ってほしいと思っている。もし声をかけてくれたら、いろいろと話がしたい。サポーターもチームの一員であり、チームが観客の増加を望んでいるのなら、私達だって、そうした役目を果たすべきだと思うのだけれど…。




そういえば最近変わってないよね。

 最近2ちゃんの国内サッカー板でチェックしているスレッド

選手紹介etcのムービーを語るスレ

選手紹介etcのムービーを語るスレ

1 :U-名無しさん :2005/08/04(木) 12:42:27 ID:B6JOmT7v0
試合前のムービーがかっこいいと盛り上がるよね


2 :U-名無しさん :2005/08/04(木) 12:46:32 ID:d49sYpm4O
代表のは恥ずかしい


3 : :2005/08/04(木) 14:37:24 ID:zM3KHmR70
3


4 :U-名無しさん :2005/08/04(木) 14:43:52 ID:1HSoBkEK0
感動したのは川崎
無難なのは浦和、瓦斯
長いのは鹿島
ダサいのは磐田

……


 確かに1さんの言うとおり選手紹介がかっこいいとスタの雰囲気が盛り上がるし、逆だともにょる。たまに動画がUPされているのを観たりするけれど、他のスタの選手紹介は結構こっているなぁ。川崎の動画持っていたのに消してしまった、かなりかっこよかったし、下川が懐かしかったのに。東京Vのは全選手の動画が載っているページが有った。ちょっとでも選手が動いていると見栄えがいいのかな。

ワシントン選手紹介.JPG



 翻って長居のムービー、ここ何年か変わってないですよね。久藤ちゃんが移籍して来た時にユニフォーム着てる写真が間に合わなくて、ラガーマンが着てるようなシャツ着てる写真で代用していたのが強烈に記憶に残ってるから00年から変わってないのか。

 ムービー自体もどっちかって言うとサポーターとのテンポ重視って感じで地味目だから、そろそろ代替わりしてもいい時期なんじゃないかなぁ。などと勝手に期待したりして。

 サポーターも西川くんもいろいろと盛り上げるアプローチをしているんだし、そういう話ないのかな?





9/20/2005

ご心配をおかけしています。

 まだ娘が生まれていない時、名画だからと聞いて「クレイマークレイマー」を観たのですが、いったいどこが名画なのだろうと、ひたすらアクビをしていました。

 でも娘が丁度あの映画の子役の子と同じくらいの年齢になった時、もう一度観なおしてみたら、本当にずっと涙が止まりませんでした。親子で初めて作るフレンチトースト、最初は上手くいかない子育て、怪我をした我が子を抱えての病院探し、愛している者同士の裁判、最後の朝に二人で作ったフレンチトースト、そして…。

 よく観なおすと、細部が本当に細かく作りこまれていますよね。子供がお父さん(ダスティ・ホフマン)の言う事を聞かずにアイスクリームを食べるシーンの子役の子の上目がちな仕草とか、子供をベッドで寝かしつける時の父親の優しい目だとか。

 裁判のシーンでは夫婦が子供の親権を巡って争うんですが、奥さんは決して旦那さんが嫌いで出て行ったわけじゃない、本当はまだ好きなんですよね。旦那さんにしたってそう。それなのに、子供の為とはいえお互いの心を傷つけなくてはいけない辛さ、それをちょっとした仕草や目線の動きなんかで表現している。


 前置きが長い上に映画紹介のようになってしまいましたが、要は視点の違いって大事だよねって話です。今セレ本を製作中(昨日は一日中やってたぞ!)なんですが、どこまで視点を変えて文章を書けばいいのか、思案の連続です。

 ベストなのは「けっ、サッカーなんてよぅ」とかいってる親父さんなんかにスタジアムでエキサイトしてもらって、いい汗かいておいしいビールを飲んでもらうことと勝手に決めているんですが、それだと前フリがこのエントリーみたいに長くなってしまう。ページは限られていますから、出来るだけムダは省きたい。どこまでが必要な情報で、どこまでが切り落とすべき情報なのか。


 今はスタジアムへのアクセス紹介や席種案内、名物店の紹介、オススメサイト紹介など、わりと当り障りの無いところを中心に書いていますが、コンコースの売店、トイレの配置は載せるべきか(マッチデープログラムに書いてあるし)とか、応援の紹介が紋切り型になってしまわないかとか、いろいろ思案しています。

 あと画像もややこしいですよ。写真はほぼ100%私が撮ったものor記事をお願いした人が撮ったものになるはずですが、デジカメの画像はデータ入稿する時にいちいちフォトショップで画像解像度を72dpiから350dpiくらいにあげて、尚且つ「配置」→「リンク」をしなくちゃなんない。これが鬱陶しい!まあ自分でやってれば印刷代とか安く上がるんですが…。


 まあ何とか言いながら7、8割は完成している状態です。後は表紙とゲスト原稿、画像加工くらいですかね。そういうややこしいのを後回しにしていたからここまで来れたというのもあるのですが。

 ゲストの方々も意外なメンバーになりましたし、面白いおまけもつけられそうなので、こうご期待、って感じです。





9/18/2005

魔女の一日。

 昨日は試合もいい試合でしたが、私達親子にとっても特別な日になりました。前述させていただいたとおり、バックスタンドの一番後ろで声を出しての観戦だったのですが、娘もしっかり成長していました。

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 最初は人見知りの激しい娘ですので「おとうちゃんのお友達」に遠慮していたのですが、桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿のみの字さんからこのお面をプレゼントされてから、にわかにテンションが上がってきました。

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マジピンクキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


 試合中のコールも、最初は「セレッソ大阪」だけだったのですが、「アキ」コールやファビーニョの新コール(フレンチカンカンバージョンの方)も覚えたようでした。特にアキコールはけっこうしていましたよ。ファビーニョのフレンチカンカンも運動会なんかで馴染みの有る音だったのですぐに覚えていました。


 試合は完勝、雨も上がって風は涼しい。屋根の効果もあって過しやすかったのも娘にとっては良かったですね。試合終了後の夕焼けも綺麗でした。

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 試合後は家族と取材も兼ねて100%rosadoの桜狩さんオススメの韓一館(ハニルガン)へ。

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 オススメとあって肉質、価格ともに満足のいくお店でした。本当に美味しかった。サイドメニューも美味しいってのが子供連れには嬉しいところ。


 帰り道で「お父ちゃんたろもと一緒に試合が観られて最高に嬉しかったわ」と言うと「たろもも最高やったでぇ~」との事。この一言がセレッソの勝利よりも嬉しかった私は、サポーター失格かな。





C大阪2VS0磐田 鋼鉄の処女竜脈を断つ。

 本当にびっくりした。娘の『魔力』は本物だ。5年間も勝てなかった相手に2-0の完勝。チームは3連勝。残留争いから脱するとともに上位を窺う位置にまで上って来た。270分間無失点という事実を、それ以外にどう結論付けられよう。


 あえてロジカルに、そして簡潔に勝敗の分かれ目を語るのであれば、両チームの相手ボールを防ぎとめる力、自分のボールを前に進める力が勝敗に直結したように感じる。

 セレッソのスタメンは「定番」メンバー。GK吉田。3バックは右から前田、ブルーノ、柳本。その前に右から久藤、ファビーニョ、下村、ゼ・カルロス。トップ下に森島、古橋。1トップに西澤。

 対する磐田はGK川口。DFは3バックで大井、田中誠、金珍圭。MFはボランチに服部と故障明けの名波、右に太田、左に村井、トップ下に船谷。2トップはカレンと前田。


 試合開始から攻めの形を作ったのは磐田。故障明けの名波を底に若い前線がセレッソDFをかき回す。

 この時かろうじて破綻(失点)しなかったのはトップ下の森島、古橋、時には西澤までもが相手ボールホルダーに強いプレッシャーをかけた事と、ボランチのファビーニョ、下村がクレバーでありながらアグレッシブなプレーを続けたため。

 特にボランチの二人は出色の出来。連携、個としての強さ、玉離れの早さ、何もかもがハイレベルだった。そしてそのプレーが90分間続いた。それが流れを変え、それを普遍のものとする原因にもなった。


 攻撃に有っては西澤、ゼ・カルロスが良かったように思う。良く観ていると判るのだが、セレッソの連携は大雑把にいって二つのルートが有る。ファビーニョ、ブルーノからゼ・カルロスに入って左サイドから崩すスピーディな「ブラジルライン」と、久藤から始まって森島に入り、西澤との絡みで右サイドを崩す手数をかける「ベテランライン」。

 セレッソの攻撃が空回りする時は、この二つのラインのどちらかが押さえこまれ、もう一方に偏りがちになるのだが、今日はこの二つのバランスがとれていた。さらに古橋、下村、ファビーニョら「変換機」を介してラインがスイッチするシーンも有った。


 対する磐田は怪我人が多い上、キーマン名波の調子が傍目にも悪かった。パスは出るのだがそこからもう一度攻撃に絡んだりという動きが少なく、前田、カレン等はそれをカバーするのに苦労していたように映った。あくまで個人の穿った見方ではあるけれど…。

 磐田が若手の奮闘で紡ぎ出した何度かの散発的なチャンスをフイにし、その後セレッソが前線のタメからのこぼれ球をファビーニョが一撃で決めて見せたのは、そうした両チームの躍動感の違いを象徴していたかも知れない。


 先制点を奪ってもチームは至って冷静。相手の焦りを誘い、ボールを確実に奪い、ショートカウンターでゴール前を窺う。前半36分には下村のクロスを西澤が彼以外のFWでは成し得ないような鮮やかさでゴール右隅に流し込み、まんまと追加点を奪って見せた。2-0で折り返し。


 後半はセレッソの守備交代が遅れ(というか流れが良くタイミングを合わせるのが難しかった)磐田がイニシアチブを奪う機会がいくつか有った。

 しかし磐田はここでも決めきれない。折角の決定機も枠を外したり吉田の真正面だったりで、とにかくついていない。このシーンで私は、私の隣にいる『魔女』の存在を確信してしまった。


 さらにセレッソの勝利を決定付けたのは、皮肉なことに敵将の選手交代だった。

 恐らく山本監督は決定力のより強い崔や中山を送り込む事で、今までフイにしてきたチャンスをものにしようと考えていたのだろうと思う。

 しかしスタンドから見ている限り磐田のボトルネックは活力の無かったボランチ、トップ下にあり、前線の若手達はそれをカバーする為に精力的に動いていた。彼らが退き、或いはポジションを下げて後、ベテランFW達には良質なボールが供給される事すら無くなってしまった。


 それから後、歓喜が待っていたのは、その名を冠した磐田では無く、セレッソだった。『ブルーノ・トレイン』は磐田ゴール前まで一直線に延び、ゼ・カルロスは自らのシュートを弾いた川口を称える余裕さえ有った(この辺りは二人の性格によるものも多分にあるのだけれど)。


 このポテンシャルがコンスタントに発揮できるのであれば、もう少し上のポジションを狙えるかもしれない。ただカードの多さ、あまりにも激しい運動量、不安になるポイントも多い。しかし今日だけは、この大勝を喜びたいと思う。




9/16/2005

磐田戦前日悲喜交々。

 磐田戦、私と娘の観戦が決定した後、それならばと義弟くんと家内も参戦表明してくれました。やあ、有り難いなぁ、とか思ってたら。

CEREZO OFFICIAL

9月17日ホームゲームトピックス(ジュビロ磐田戦)

��005Jリーグディビジョン1 第24節

■セレッソ大阪 vs ジュビロ磐田<15:05キックオフ 長居スタジアム>
※SB席は完売です。オーナーズシート未使用券のSB席への交換、券種のランクアップも出来ませんので予めご了承ください。


※SB席は完売です。



※SB席は完売です。



お子様どんなけくるんじゃぁぁぁぁっ!!



 以前は「子供とはいえサッカーやってるんだし、試合中はおとなしくしているかね」などと安易な考えを持っていたのですが、やっぱりマナーの悪い子はいるもんなんですよ…。おーい、そっから先は年パス持ってる人しか入れねーよ!


 おまけに昨日の練習ではファビーニョが別メニューだったらしい。ここ暫くの好調は下村-ファビーニョの好調によるところが大きいんで心配。磐田さんも怪我人が多いらしいですが、層が厚いからなぁ。前田、カレンの2トップもいやらしく成長してきたし。これが山本さんの望んでいた形なのかは判りませんけれど、油断なんて少しも出来ませんよ。


 私は磐田戦では本当に嫌な思い出しかなくて、1-9の試合も生観戦でした。あの時は「ゴールってこんなに簡単に決まるのか」と呆然としていましたよ。下川なんて空気状態だったし。家内は迷子になるし。

 この流れを断ち切るには、やはり娘の強運を頼るしかないのですよ。お父さんは声出しで近くの子供を一人でも多く巻き込めるように頑張ります。





9/15/2005

娘様は魔女。

西中島家で最もセレッソに貢献しているのは誰か?


答えは簡単。我が愛娘、たろもちゃんでございます。

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二度の観戦で1勝1分けではありますが、その1勝は開幕からの連敗を止めた1-0の名古屋戦、そして東京V戦でもしぶとくスコアレスドロー。そう、たろもが観た試合では、セレッソは失点していないのです。ワシントンの決定的なヘッドもゴールライン上でかき出されました。


「ああ、この子はきっと強い運を持っているのだ」

と親バカぶり炸裂だったのですが、その後あまり予定がつかず、なかなかいっしょに試合を観に行く事が出来ないでいました。

しかし、今度の磐田戦、たろもの参戦が決定しました。

私個人が前節からSB声出し隊に混ぜてもらっているので、たろもにも声出しをしてもらおうと思っています。小さな存在かも知れませんが、彼女にも早いうちに「観戦する楽しさ」だけではなく「好きなチームをサポートする喜び」も知ってほしいのです。

親バカのサッカーバカなのでこういう育て方しか出来ないのですが、何が良かったのか、今のところ優しいいい子に育っています。彼女が綺麗な桜の花を咲かせられるように、おとうちゃんがんばります。スタジアムで見かけたら、是非声をかけてくださいね。





9/13/2005

ストリートもピンクに。

 ええっと、私は体がごついというかでかいんですよ。当然服とかも困ってしまうわけで、スーツなんか仕立てようとすると一人分じゃ生地が足りない。レプリカは一番でかいサイズでもけっこうギリギリ。

 方や家内はというと小柄な方で、服も大人向けだとだぶつく時が有る。お店によっては子供向けがピッタリフィットという悲しい場合も。

 あと街に出る時も出来る限りピンクを身につけたい。出来れば違和感無く。全身ピンクで林家ペーパー夫妻というのは勘弁。女の子はいいけれど男だとむちゃくちゃムズイ。


 そういう話を以前知人にしていたところ、昨日面白い話を貰いました。NUMERO_DIECIというところから今度セレッソカラーのデザインでTシャツとトレーナーとパーカーが発売されるそうです。しかもサイズにXLとXSがあるではないですか、こりゃ嬉しい。

ヌメロ・ディエチ.jpg


 完全受注生産なんで「売り切れ」「合うサイズ無し」なんかはないんですが、そのかわり受付期間が9/15~9/25まで!たった10日間しかない!これ赤字とか出ないのかな。他人事ながら不安になったりして…。

 デザインなんか街着でも違和感ないし(Type1なんか好き)、そのままスタにもいけるし、こういうピンクもいいもんでしょ。早めに注文しとけばレッズ戦あたり間に合うのかな、中の人じゃないから判らんけれど。


 あ、追記追記。この話にも私一切からんどりません。どれだけ売れようがびた一文入ってこない。友達からの話をコマーシャルしているだけだから当たり前なんですがね。んじゃ。




9/12/2005

セレッソ公式からサガン鳥栖公式に行けない件について。

 はいはい、良くも悪くも影響力の強い西中島でございますよ。ゲーフラ祭りに関しては私は宣伝しているだけなんでメインで頑張っている方にまで悪い印象を持たないで下さいね。


 さて、そうこうしている間にJ2屈指のパサーがやってくるようですよって、これも2ちゃんからひろってきただけなんですが…。

ニッカンスポーツなにわWEB

C大阪にJ2屈指の司令塔、鳥栖宮原獲得

 C大阪が中盤を緊急補強する。J2屈指の司令塔と評価されている鳥栖MF宮原裕司(25)を期限付き移籍で獲得することが11日、決まった。西村GMと小林監督が4日の福岡-鳥栖戦を視察。試合後に直接本人を口説き落とした。クラブ幹部は「あとは向こうの返事を待つだけ。数日中には発表できるでしょう」と話した。13日にも契約書にサインし、正式発表される。

 濱ちゃんが不調というかさび付いているというか、とにかく良い状態ではないので、セレッソとしてはこういう「使うタイプ」の選手が欲しかったんでしょうね。「使われるタイプ」の多いセレッソですから、上手くかみ合えば戦力になりますよ。

 でもそんな中心選手を頂いちゃって鳥栖サポさんはどう思っているんだろう。古橋の時はホンダサポの方達が温かく送り出して頂いていたようですが。鳥栖にもまだまだJ1の目が無いわけじゃないし…。

 とか思いながら宮原選手がどういう感じなのかを知ろうとサガン鳥栖のホームページを覗いてみることにしました。

 えーっとセレッソ公式のネットワークからリンク集、そんでJリーグ各クラブと。

 ん?

 繋がらんぞ

 ちなみにアドレスはhttp://www.sagantosu.co.jp/

 まさかいつぞやの時のようにウイルスに感染してページ閉じたのでは!?

 とか思ったらJ.B.antennaから入れました。

 アドレスはhttp://www.sagantosu.jp/index.html


うげっ!セレッソ公式リンク張り間違えてる!!


 鳥栖の関係者、サポーターの皆様ごめんなさい~(汗 


 しかしサガン鳥栖のページも凝ってますね。選手一人一人に動画がついているのは面白い。宮原選手自身もアピールポイントは「得点に絡むプレーやパス」だと思っているようで、ちょっと期待度UP。「いつもここから」の髪が金色の方の人に似ているなという第一印象を持ってしまったのは私とここを見た人達だけの秘密です、はい。

悲しい時~。.jpg






9/11/2005

セレ本進捗連絡9/11

ちょっと諸事情で忙しいんですが(いや別にa○exから圧力があったとかじゃなくて)本の内容が殆どMAPとテキストなんで、ヒマを見つけてはメモ帳にちょこちょこと原稿を書いています。


ただアクシデントというか、表紙のデザインをお願いしていた人の調子が芳しくなくて、全体の完成が未定の状態です。

「オレのデザインしたの使えやゴルァ!」

という方はご一報ください。


記事全体はかなり出来上がっているので、自分の担当ページをイラストレーターで作っていく段階です。予定していた36ページも最初は「ちょっと多くないか?」とちょっとビビッていましたが、ご紹介させていただくお店やサイトを選考する段になって「うわっ!ページ少ない!」と逆の意味で冷や汗をかいています。本当は紹介したかったのに都合で載せられなかったサイトの皆さんごめんなさい(汗


何かを作るというのは本当に労力の要る作業で、私は男なんで断言できないんですが、何かこう「お産」に近い感覚が有るのではと思っています。この本はかなり「難産」の部類で、しっかり体力を削られているのですが、それでも早くかわいい姿を見たいですから、きばっていきます。





9/09/2005

多分、ラストチャンス。

 W杯本戦に向けた東欧でのテストマッチに、ジーコからお呼びがかかる模様。

スポニチアネックス

「東欧遠征に大久保」ジーコ監督断言

 日本代表ジーコ監督(52)はホンジュラス戦から一夜明けた8日、10月の東欧遠征(8日ラトビア戦、12日ウクライナ戦)に、FW大久保嘉人(23=マジョルカ)を昨年12月16日のドイツ戦以来、10カ月ぶりに代表復帰させることを明言した。松井大輔(24=ル・マン)と小野伸二(25=フェイエノールト)の招集も決めており、欧州組は総勢9人になる見込みだ。 (後略)


 嘉人も松井も、層の厚いポジションだけに本戦登録メンバーに入るのは容易ではないと思う。松井はフランスでわりとコンスタントに活躍しているけれど、むらっ気が有る嘉人は大丈夫なのかと、ファンである私でさえ不安になる。

 ただ普通ならとっくに見切られていてもおかしくない状態で、それでもテストの機会が与えられるということは、ジーコの期待のあらわれだろうし、そういうことなら出場機会も意外に長い時間用意されているかも知れない。


 今の代表に招集される事が本当に喜ばしい事なのかどうかは別の話として、嘉人には絶対に活躍してほしい。どんな泥臭い形でもいいから、とにかくゴールを。ジャパンブルーのユニを着てドイツのピッチに立つには、結果が第一だから。





集え!作れ!!掲げろ!!!

 マグロの鳴き声Blogさんのところで「ゲーフラ「作成」祭り!」なる企画が進行中。もともとセレッソはゲーフラ文化があまり根付いていない感じがしていたんで、主旨は大歓迎です。私がゴール裏で「桜狼」のゲーフラ掲げていた時でも回りに10本くらいしかなかったような…。これをきっかけにゴール裏にゲーフラ満開、となればいいな。


 というわけで、ゲーフラ作成経験者からゲーフラ作りの小技などを少々。

 大阪でまとまった量の生地や糸なんかを調達するならやはりABCクラフトが安いですし、品数も豊富です。一番大きな天王寺店が長居から近いのも嬉しいですね。後竿なんかは100円ショップ、ホームセンターにいろいろ置いています。以降、コース別に見ていきましょう。

●リーズナブルにゲーフラを作りたい!という方

 竿の部分は100円ショップなんかに有る園芸用の竿で十分です。生地の加工も単発ゲーフラならガムテープで事足ります。生地はサテンが軽くて色目も目立ちます。ゲーフラの一番の敵は強風(体力的にきつい)なので、サテンは女性が持つゲーフラにもオススメの生地です。あとはメッセージ系のゲーフラなら色テープを文字の形に貼っていけばOK。慣れてくれば1時間くらいで出来ちゃいますよ!

 ちなみにグラフィック系のものなら拡大コピーで絵柄にしたい絵をゲーフラのサイズに合わせ、生地の下に敷いてそれを布用の塗料でなぞればラクチンです。


●ちょっと凝ったゲーフラにしたい!という方

 竿の部分は家具を固定するツッパリ棒(これも100円ショップやホームセンターに置いています)が頑丈ですし、小さくたためて重宝します。生地の端はほつれないようにほつれ止めピケを塗ってておきましょう(一本有ればゲーフラひとつくらい十分です)生地は強度を考えると木綿とかでもいいかもしれません。せっかく丁寧に作ったものですから、長持ちさせたいですよね。


●とにかくでかいゲーフラが作りたい!という方

 竿は塩ビの水道管が2メートルから、同じくホームセンターで売っています。しなり棒というやつです。調子こいて3メートル級に挑戦という人は金属製の物干し竿が適当でしょう。サテンは強度的に微妙ですね。ただ分厚い生地だと縫いにくいですし重いので、生地選びは慎重に…。

 もう手作りでは無理!という絵柄にしたいのであれば、思い切ってテントやノボリ、横断幕を作成している印刷業者に頼んでみましょう。仕上がりはかなりいいですよ。イラストレーターなどを持っておられる方なら直接印刷所に行かなくてもメールのやり取りと代金の振り込みだけで希望したゲーフラに仕上げてもらえます。値段はサイズ、業者にもよりますが、2万くらいからかな?


 こんなかんじですかね。参考になれば幸いです。




9/08/2005

対岸の火事、じゃあないんだな。

 桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿のみの字さんはここを「セレッソブログ界の1トップ」と言った。

「えっ?それってエースってこと?」

 と内心喜んでいたのだが、どうも「前線の削られ役」という意味らしい。まあ、そんなこったろうと思っていたよ。ちょっと期待した私が愚かでございました。


 確かに否定できないくらいこのブログは騒動を起こしてきた。意図していなかったものもあるし、意図的に引き起こしたものも有る。身の危険をかえりみずに「人生之ネタ」の姿勢でいるので、当たり前と言えばそうなのだけれど。


 そんな私ではあるけれど、さすがに最近有ったサポティスタの炎上ぶりは「引いた」。


 人が何かしらを創造する時、その個人、ないしは集団の性格が反映されるのは当たり前で、それに対して共感したり、違和感を感じる人が出てくるのも健全な反応。

 芸術の話をすれば、どれだけ素晴らしい芸術作品であっても、どの時代のどの人間も魅了した、という作品は未だに造られてはいない。ゴッホの作品に法外な価値が出てきたのは彼が拳銃自殺をした後の話で、ピカソが現代芸術に傾倒した時も、周囲は冷笑していた。


 しかしサイトの場合「好き」と「嫌い」のふれ幅がいささか激しいように感じる。それは現代の価値観の多様化と無関係ではないだろう。


 今の時代、明確な善悪は存在しない。元からそうだったのだけれど、ようやっとそういった考えが認知されるようになった。そして今まで影に追いやられていた人々が日の目を見るようになった。

 だからどんな異端(と多くの人が感じるような)サイトで有っても、ほとんどの場合明確に批判をする事が出来ない。批判をしてどういう展開になるのか予想が出来ないうちは、批判をして得られるメリットよりも、リスクの方が遥かに大きいからだ。


 ところが何かのきっかけで「これは悪だ、非難するべきものだ」というレッテルが貼られ、攻撃してもリスクがないと判れば、躊躇していたフラストレーションが大きい分、荒れぶり、燃えぶりは激しいものになる。(管理者が抵抗すればする程余計に悪化するから始末が悪い)

 掲示板は荒れ、誹謗中傷のメールが届き、悪意のアクセスがカウンターを回す。体験したものなら判ると思うが、受ける精神的なストレスは相当なもので、私のような厚顔無恥な人間でもない限り、大抵の個人サイトなら泣く泣く閉鎖、というのがお決まりのコースだ。


 これもまた自然な流れといえるのかも知れないが、この現状を切ないと感じているのは私だけだろうか。「自由というのは何をしても良いという意味ではなく、総ての行為に責任が伴うという事」という言葉は、サイト管理者だけではなく、閲覧者にも向けられた言葉だと解釈している。「書きこむ」のキーを押す前に、もう一度、冷静になって考えてみてほしい。





9/06/2005

非現実的な現実に、私の脳は疲弊する。

 以前「普通ということはとても素晴らしい事だ」と書いた記憶がある。今も変わらずそう思っている。普通に起きて、通勤して、仕事して…。

 今私は非現実の只中にいる。何も普通のことが出来ない。私だけではなく、周りの人間も、同じ常態にいる。心身ともに限界の人もいる。


 この状態を変える為には、ある決断をしなくてはいけない。他人にすれば簡単な事なのかも知れないけれども、私はとても気が重い。多分明日は、もっと辛いだろう。


 切腹の介錯をする人の気持ちに、似ているのかも知れない。私は果たして、その刃を振り下ろせるのだろうか。ためらい傷をつけるのは良くないが、自分自身が信用できない。情けないのだけれど、事実なので仕方が無い。


 明日はしっかりと、決断しよう。そう決めたじゃないか。早く平凡な毎日に戻られるように。あの子をその中に引き戻せるように。それが出来るのは私しかいない。それをするのは私しかいない。多分大丈夫、少し休んでもらうだけなのだから、大丈夫だよ。さて、切手と便箋を買ってこよう。

 

9/05/2005

長居限定有名人。

 神戸戦は試合もさることながら、その前後も(仕事が有ったので参加できたのは試合後だけなのですが)いろいろありました。


 まず以前から話の有った一部の牛サポさんの電車ジャックですが、人数が少なくて不発っぽい感じだったようです。

131 :U-名無しさん :2005/09/03(土) 17:27:10 ID:uZf3WIjxO
行進だけど一言で言えばカワイソス
まず皆が待ちかまえてるのに遅れて開始
ゲバラの旗持って信号待ちの時点で一同爆笑。吹田とやっていることが全く同じなのが笑いに拍車をかける
北ゲート前で吹田そっくりにチャント開始
セレサポ生暖かく拍手w
メルダコール始めたので返しでJ2目指してゴゴゴーコールがでる
行列の数人が向かってくるも警備に止められ
逆に煽られ状態で去って行く行進を選挙(?)の黄色いノボリを付けたチャリが追走
柏においつかれるぞとのチャチャが入り、また爆笑
結局なんだったんだろうという感じ

 いつのまに神戸はガンバの神戸支店になったのやら…。試合中のコールもガンバのパクリが多かったし、開幕戦から今までの間に何が有ったのか知りませんけれど、個人的には劣化しているように感じました。旗とかゲーフラとかは増えてて、ビジュアル的にはかっこいいんですけれども。

 ただJ2目指してゴゴゴーコールは止めといた方が良かったかも。実際ウチも去年同じように胃の痛くなるような日々を過ごしたわけで、そういうチームをそれでもサポートしようとしている人達を(例えメルダだのなんだの言っていたとしても)嘲るような行為はしてほしくなかった。現場にいなかったんで表層的なコメントしか書けませんが勘弁を。


 さて今度は試合後の話。前述しましたが、この試合はSB声出し隊(ホントはこんな名前じゃないんですが)に参加していました。全員で6人程でしたが、あの位置で大声出すと良く響いて良い感じですね。途中で近くの席の子供とかも援軍に加わってくれたりして、なかなか楽しかった。

 で、その6人の中に大学時代の同級生がいたわけなのですが、彼女は私を学生時代であるとか、同窓会であるとか、そういう場所でしか知らないわけで、セレサポモード(西中島モード)の私を見て驚いていました。

 私が半分冗談で「俺はセレサポでは結構名が知れているんだぜ」とウソぶくと、何とも絶妙なタイミングで「桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿」のみの字さんがやってきて「やあやあ西中島さん」と声をかけてもらったりして(笑


 そして試合後にその6人で「セレ本」の取材と祝勝会を兼ねて「王道居酒屋のりを」に行こうという話になりました。

 ところが試合後、しかもセレッソ勝利とあって店は大盛況、席が空くまで暫く店の外で待つ羽目に。

 店員さんが「それではお名前を」と言った時に、私は以前見た2ちゃんの書き込みを思い出しました。

2 名前:水先案名無い人 投稿日:2005/04/20(水) 17:10:45 ID:XjeJ+TJA0
��ァミレスで「ホリエモン」とだけ
書いておいたら、普通に
「2名でお待ちのホリエモン様ー」と呼ばれた。
ほんと普通に呼ばれたので思わず吹き出してしまった。

「奥の席でもよろしいですか?」と聞かれたので、
「想定の範囲内です」と答えたら
店員が鼻水飛ばして
吹き出した

 とにかくここで普通の名前を言っても面白くないし、いっそ「西中島南方です」と名乗って店員さんの不可思議なリアクションを見て楽しもうという事になりました(この間みの字さんとのアイコンタクトで約1.5秒くらい)

にの字さん「では西中島南方で」

店員(にっこり笑って)「ああ、
あのホームページの方ですね



一同「ええーっ!?(ありえねーという微妙な笑い」


 いや、セレサポの方でウチのブログをご存知の方がいるのは判る。他サポさんも時々来るみたいだし、それも判る。でもいくらなんでも居酒屋の店員さんが知ってるとは知らなんだよ!!あービックリした。長居じゃうかつな事は出来ないな…。

 お店の方は、価格もリーズナブルだし、お酒も含めてメニューも豊富(沖縄料理があるのが嬉しかった!)忙しくても店員さんの接客が丁寧と至れり尽せりでした。そりゃ繁盛もするよね。皆さんも一度お越しくださいな。それでは。




9/04/2005

C大阪2VS1神戸 なでしこの皆様またのお越しを。

 昨日はいつもSBで声出しをされているグループに混ぜていただいて、ガンガンアドレナリンを出しながらの観戦でした。

 というのも大学時代の同級生の知り合いがこのグループのとある方と知り合いで、それならばいっしょに混ざって応援しようよという話になったから。以前から一度混ざってみたいなと思っていましたが、なかなか新鮮な気持ちで観戦出来ましたよ。


 さて試合に移りましょう、神戸、セレッソ共に3-4-2-1のフォーメーション。セレッソはアキ、神戸は平瀬が前線に張る形(画像は後日)

 前半特に注目していたのが左サイドの攻防。右の前田と久藤、ボランチの間隔がバランス良く取れているのですが、左はゼ・カルロスがウイングのように張り出している為、柳本との間に広いスペースが出来ていました。

 神戸はこのギャップを突いてきました。右の前田がボールを持ったときは早い段階で詰めてくるのですが、柳本にボールが収まってもマッチアップしたパク、ホルヴィはカルロスのマークを優先します。攻撃の形を作るのに古橋が下がってきたり、柳本が上がったりしてフォーメーションを崩さなくてはいけませんでした。

 その為左サイドでボールをロストすると大きなピンチになる可能性が増えてきます。パクのクロス気味のシュートはあわやという危険なシーンでした。

 対するセレッソはというと、攻撃の起点(下村、ファビーニョ、久藤)と終点(アキ、ゼ・カルロス)が決まっているので、そこをきっちりとマークされ、上手く形になりません。結局前半は堅守速攻の神戸のペース。

 後半の立ち上がりでもその構図は変わらず、主導権は神戸。開始3分にクリアミスを拾われ、ついに失点してしまいます。


 後半開始早々の、しかもミスからの失点。流れとしては最悪でしたが、セレッソは以前と違ってそうした流れを跳ね返す余力が有りました。また、神戸とすれば早すぎる得点でそのまま逃げ切るべきか追加点を狙うべきかという意思統一の乱れも有ったと思います。守備と前線の間にスペースが生まれ、そこにファビーニョや下村、古橋が入り込むシーンが目立つようになりました。

 古橋の同点ゴールも、中央から右サイドへの早いボール回しで相手守備陣が混乱したことで、古橋がフリーになったところで勝負有り。


 さらに神戸を混乱させたのは徳重、黒部の投入。徳重は相手ラインを刺激し、黒部は西澤とともに前線の起点となりました。

 特に黒部がトップに張った事で神戸のバックラインはマークの受け渡しが曖昧になったようでした。 ファビーニョの決勝弾の際、神戸のマーカーが誰もいなかったのが何よりの証拠でしょう。


 勝ち越してからのセレッソは小林流(?)のリスク回避を最優先にしたプレーを11人全員が貫徹し、そのままタイムアップとなりました。


 ざっくりとこの90分を捕らえるなら、勝敗を分けたのは「チームとしてのイメージの共有」でした。

 こういうシチュエーションになった時はこう動く、というビジョンが共有されていなかった(ように映った)神戸と、統一されていたセレッソ。個々の力ではそれほど差が無い(むしろパク、マルティン等は傑出の出来だったのでは)両者を分かったのは、チーム(集団)としての練磨の差でした。





9/03/2005

長居改修に関する公式コメント

CEREZO OFFICIAL

長居スタジアム改修工事について

昨日9月2日に長居スタジアムの管轄部局である大阪市ゆとりとみどり振興局と幣クラブで2007年度世界陸上開催による長居スタジアム改修に関する初回ミィーティングがありました。
事前に大阪市より大まかな説明は口頭で受けておりましたが、昨日ラフスケジュールの説明を文書で受けると共に、幣クラブの要望も合わせて、ゆとりとみどり振興局に文書で伝えさせていただきました。
サポーターの皆様の一番の心配事である、長居スタジアムが1年間も使えない、そしてその間長居第2陸上競技場も使えないのではという件ですが、一部の報道にあったようなセレッソ大阪が1年もの長期間長居を離れざるを得ないような工事計画そのものがもともと存在しないとはいえ、念のため昨日のミィーティング時に確認をいたしましたところ、ゆとりとみどり振興局より、

(1)2007年度世界陸上開催にあたり、長居スタジアムのトラック・フィールド・観客席など大規模な改修工事を必要としていることは事実であり、長居スタジアムの供用を一定期間停止しなければこの工事を進められないことをご理解いただきたい。

(2)ただ、まだ予算や工事内容、工法も決定していない段階であります。

(3)セレッソ大阪は、大阪市も出資している市民クラブであり、サポーターの皆様の希望はよく理解できます。したがって、工事を進めるにあたっては、部分改修などの方法も視野に入れながら、長居スタジアムが使用できない期間を可能な限り短縮する方向で検討してまいります。

(4)やむを得ず長居スタジアムが使用できない場合は、基本的に長居第2陸上競技場を優先使用できるよう特段の配慮をするつもりであります。

 まずスポーツ紙で報道された通り、9月中に具体的な説明が有ったこと、これは素直に大阪市側を評価するべきだと思う。特に公的機関はこういうインフォメーションが遅れがちなんだけれど、しっかり早い時期に返答をしてくれた。


 ただ一つ一つ内容を吟味していると、やはりアラが出る。まだ具体的な施工、予算が決定していないということを差し引いても。


 まず一つ目

(1)2007年度世界陸上開催にあたり、長居スタジアムのトラック・フィールド・観客席など大規模な改修工事を必要としていることは事実であり、長居スタジアムの供用を一定期間停止しなければこの工事を進められないことをご理解いただきたい。


 トラックについては以前のエントリーに書いたとおり、業者によれば工期は3、4ヶ月、しかも工事中の試合開催も可能

 ちなみにその業者(長谷川体育施設株式会社)は安かろう悪かろうの会社ではなく、日本にまだ二つしかないIAAFのCLASS1認定(2002年からこの認定が無い施設では世界陸上、オリンピックなどは開催できないことになっている)施設である新潟ビッグスワンと神戸ユニバー記念陸上競技場のトラック、フィールド部分を担当した、むしろ実績有る企業。大阪大会でも長谷川体育施設株式会社がトラック、フィールドを担当する可能性は極めて高い。実績の無い企業がこの部分に参入し、無駄に血税を使われる事を考えればむしろその方が得策とも言える。

 また観客席については、僅か3年前の2002年3月にKOKUYOが、背もたれ付きの個席の設置と、仮設のVIP席、バックスタンド席の設置、及び撤去を施工している。僅か3年でシートが「改修が必要」な程劣化しているとは思えない。


 二つ目

(2)ただ、まだ予算や工事内容、工法も決定していない段階であります。

 闇雲に今挙がっている案を垂れ流すのはあまり良い事ではないけれど、少なくとも最低限必要とされる工事に関してはリリースが有ってもいいように感じる。(1)で工事は必要と断言しているからには皆が納得するような改修個所があるはず、なのにそれすらも説明できないのはどうか。

 調べ物をしていて今年行われたヘルシンキ大会の会場の設備などを紹介しているページを見たのだけれど、長居がこの築50年以上のスタジアムに劣っている部分があるとは思えなかった。強いてあげるとすれば

地下通路.jpg


 このサブトラックとメインスタジアムを繋げる地下通路程度だろうか。これも長居のマラソンゲートと第二のマラソンゲートを繋げて間を封鎖すれば済む話だろう。


 最後。

(4)やむを得ず長居スタジアムが使用できない場合は、基本的に長居第2陸上競技場を優先使用できるよう特段の配慮をするつもりであります。

 この言葉を信用できないのは私が意固地なひねくれ者だからだろうか。セレッソは過去に何回か陸上競技などでスタジアムを明け渡す「辛酸」を舐めさせられている。学生のアメフト等ではまだましなのだが、閑古鳥が鳴いているスタンドに企業の応援団の太鼓やラッパの音だけが響いている様子を幾度も見せ付けられているサポーターとしては、鵜呑みにするのは危険なのではと疑ってしまう。


 とりあえず1年間まるまる長居が使えないという事は無いようだが、粘着気質の私としては、納得のいかない部分は徹底的に突いていく予定にしている。お金が無いと嘆いている自治体には世界陸上もサミットも政府の代替機関もいらない。


追記

 大学時代の同級生が今日「長居デビュー」をするらしい。彼女だけでなく、今日が初長居という女性は多いでしょうな。

「ゴール裏は戦場だぜ!」

 とか

「サッカー知らない人には来てほしくないなぁ」

 なんてことは言わずに、困っている女性には優しく案内をするようにしましょう。長居にまた来たいという人を増やすのは、フロントだけではなくサポーターの仕事でも有りますから。





9/02/2005

オンとオフのバランス。

 アクセス解析を見ていると、そろそろユニーク20万ヒットが近づいてきたみたいです。この中のどれだけの人が善意で来て頂いたのかは定かではありませんが、心より感謝しています。

 20万って想像もつかない数字で、「俺すげー!」とか全然思ってないです。というか思考する能力が有りません。


 この稚拙極まりないブログにこれだけの方達が来て頂いた理由をいろいろ考えていたのですが、一つは更新回数でしょうね。

 私は小さな時からしょうもないことをひたすら考えているのが好きでした。例えば

「じゃこはじゃこばっかり仲間同士で塩茹でにされるからまだましだけれど、中に時々紛れ込んでるタコの赤ちゃんとか寂しかっただろうな」

 とかね。

 そういう思考回路が三十路を迎えようという今になっても機能していて、エントリーの題材を生んでいるんです。正直社会生活では足かせになっているんですが、違ったものの見方が出来ることに関しては感謝しています。


 それから、このブログが単に「書く」だけではなくて、オフラインで「実践」してみるブログだということも大きいかなと思っています。

 どれだけネット環境が便利になったといっても、オンラインで出来る事には限りがあります。日頃ネットの中にいると、オフラインというか、現実の中で行動する事の大事さを改めて思い知らされます。試合のコラムを書いたり、旗を作ったり、事件をレポートしたり…。ホントいろいろな事をしでかしましたね。

 ただやはりブログというのは個人で持てるツールの中ではかなり強力なものです。出来る事は限られているかも知れませんが、使い方次第で物凄い効果を生んだりします。このオンラインの力もまた大切なものです。

 このオンとオフの長短を補完し合い、セレッソや仲間達にどれだけ貢献出来るのか、これからも挑戦してみようかな、などと不埒な事を考えています。とりあえずは明日の神戸戦、そして長居の改修に対する監視ですね。程々に頑張らせていただきますので、どうかよろしく。





選挙に行こう。カードを示そう。

 別に私はどの政党が好きだとか、こういう思想を持っているというものがない。強いて言うなら無政府主義者かもしれない。

 ただ政治と無縁な人間などこの地球上では数えるほど。私達の生活と政治は無縁ではない。私達がサッカーに傾倒している間も、マツリゴトは粛々と進んでいる。


 時々そんな様子をみて歯軋りをしていたりするけれど、別に手をこまねいてみていることしか出来ないわけじゃない。日本人で、二十歳以上の私達には、キチンと一人に一票、投票権が有る。住んでいる町の議員や市長、都道府県知事、果ては国会議員まで、私達が決める事が出来るんだ。

 ピッチの上にいる審判はどんなに頑張っても選手や監督、コーチぐらいしか退席させる事は出来ないけれど、私達は、実はそれ以上の権力を持っている。


 政治とスポーツは無縁ではない。スタジアムなどインフラの整備、クラブチームの誘致、スポンサード…、両者が結び合うポイントは多い。

 だから、選挙に参加してほしい。別にどこに入れてもいい。自らが考え、行動する事の大切さを感じ取れる数少ないチャンスだから。


 などと政府の回し者(まあ公明党が与党なのであまりに投票率が高いと政府としては痛し痒しなのだけれど)みたいな世迷言を言っているのにはわけがある。例の長居の改修工事だ。

 陸上競技に興味が無い殆どの人はつい最近まで世界陸上が大阪で行われるなんて知らなかったし、まして長居がメインスタジアムだなんて判らなかった。

 けれど世界陸上を誘致したのは、そしてその為に税金をつぎ込もうとしているのは、私達が選んだ(選べたというべきか)市長や市議達。選挙の時に先々の事は判り辛いけれど、こういう分野を敬遠するのではなく、むしろしっかりと見据え、大切な一票で、自らの意思を示そう。