10/31/2004

反省会。

 つらいけれどこれをしないと次に繋がらないような気がしましてね…。

 森島、古橋のプレーは今一歩というところまでゴールを脅かしていましたが、シュートを打つという意識があまりに希薄でした。

 大久保の退場に関しては、正直に反省しなくてはいけません。チームの柱になる為には、じっと我慢も必要なのです。不用意なカードは、チーム全体に悪影響を与える事を知ってください。

 布部、久藤の二人は、あくまでいつも通りの二人でした。久藤は要所要所で突発的に良いプレーをするのですが、90分間フルに、精力的に動くことはありませんでした。

 徳重は一体何が有ったのか、というほど錆付いていました。ゲーム勘が戻っていないせいか、それとも単なる不調なのか…。

 佐藤、苔口はもっとサイドを効果的に使ってほしかった。佐藤はもとから意識がクロスに有って前のスペースを使えず、苔口は行き詰ると利き足の右にボールを持ち帰るため、その隙にDFに突っかけられていました。

 攻撃陣ははっきりと実力差が有りました。ドリブルで仕掛けても苦も無く奪われていました、当たり負けしてピッチに這い蹲る選手を見るのは辛いものでした。

 守備陣は何度同じミスを続けるのでしょう。不器用でもセーフティファーストを心掛けてくれれば、もう少し失点は減るはずです。コミニュケーション不足もあるのでは、と思っています。

 今回唯一褒められてもいい選手は伊藤。二失点で収まったのが奇跡です。

 チーム全体で見れば良化している部分も有りましたが、今回は力勝負を仕掛け、返り討ちにあってしまった形です。首位と最下位の試合なのですから、当たり前といえばそうなのですが。

 次節はチームのトップスコアラーが出場停止。小林セレッソの迷走はまだまだ続くのでしょうか…。

C大阪0VS2浦和 エンターティメントとしての蹴球。

 「桜狼」のゲーフラがたっぷりの雨水と、それよりも多い絶望を含んで、ずっしりと重く感じました。タイムアップの瞬間は、悔しくも無く、怒りも無く、ただ悲しさばかりが有りました。

 この試合は両チームにとって今年を象徴するゲームとなりました。

 浦和のサッカーは常に一対一に勝利し、タテに押し込み、必ずシュートで終わります。それはこのメンバーだからこそ出来るサッカーであり、またこのサッカーを貫徹する為にこのメンバーをそろえたのでしょう。

「浦和のサッカーは面白い」

 誰かが書き込んでいました。確かにこれだけ相手守備陣を切り裂くことが出来れば、フラストレーションは無いでしょう。エメルソンはまるで遠くにあるゴミ箱に紙くずを捨てるように、あっさりとシュートを放ちます。正直「もったいないことをするものだ」と思いました。しかし彼には次から次へとフレッシュなボールが供給され、チームメイトは彼を援護すべくスペースを作り、そしてまた軽々とシュートを放つのです。そしてこの試合でも、勝負の分かれ目とにらんでいた2点目のゴールを奪いました。今までも強いチームをたくさん見ましたが、浦和の持つそれは、サッカーとしては極めて異端でありながら、たいへん魅力的なものでした。前節鹿島サポーターが暴動を起こしたのは、負けたということに加えて、自分達のサッカーが極めて情けなく写ったからかもしれません。


 セレッソもまた、いつものセレッソでした。不安定な守備、構築されない中盤、勝負しない前線…。両サイドは守備に追い立てられ、ボールを奪っても、もう攻撃する体力は残されていません。「疲れたからお前が行ってくれ」とでも言いたげな無責任な横パスがダラダラと続きます。初めて通った劇的なパスは、田中達也の先制ゴールを呼び込んだ千葉のプレゼントパスでした。そして唯一の希望であった大久保は、エメルソンとは対照的に孤立し、苛立ち、カードを受け、タイムアップの笛の音を聞く事無く、涙雨に濡れるピッチを立ち去りました。西澤の投入も打開策にもならず、ただ醜態を2万2千人の観客の前でさらしているだけでした。


 今のセレッソを見る事は、正直「面白くない」です。フラストレーションばかりが溜まっていきます。苛立っているのは大久保だけではありません。サポーターも、少ない可能性にかけて、浴びせたい罵声をぐっとこらえて応援しています。いつか喜び合える日が来る事を信じ、危機的な今のセレッソを少しでも支えたいが為に、つまらない試合でも、必死に応援しているのです。雨の中でも、劣勢でも、絶望的でも…。

 今日はたくさんの一見さんが来ていました。彼らにどちらのサッカーが楽しかったかアンケートでもとってみてはどうでしょう。他人任せの場当たりな興行は、長く続くものでは有りません。確かに出来れば毎年優勝争いが出来るようなチームになってほしいとは思います。しかし少なくとも「楽しい」と思えるサッカーを、セレッソのサポーターであることに誇りを持てるサッカーをしていただけないものでしょうか。チームの皆さん、お願いします。

10/30/2004

C大阪VS浦和 スタメン発表

 やはり西澤はリザーブでした。

セレッソ大阪

GK 21 伊藤友彦
DF 3 柳本啓成
DF 5 ラデリッチ
DF 15 千葉貴仁
DF 4 布部陽功
MF 7 久藤清一
MF 11 徳重隆明
MF 13 佐藤悠介
MF 8 森島寛晃
FW 9 古橋達弥
FW 10 大久保嘉人

リザーブ
GK 22 羽田敬介
DF 16 齋藤竜
MF 27 苔口卓也
MF 17 酒本憲幸
FW 20 西澤明訓

フォーメーションは3-5-2、徳重が久々に右サイドに入り、よりタテに強くなった一方で、佐藤の突破力には不安が有ります。
セレッソスターティングメンバー


 一方のレッズ
GK 1 山岸範宏
DF 19 内舘秀樹
DF 4 田中マルクス闘莉王
DF 33 ネネ
MF 6 山田暢久
MF 17 長谷部誠
MF 16 三都主アレサンドロ
MF 13 鈴木啓太
FW 11 田中達也
FW 9 永井雄一郎
FW 10 エメルソン

リザーブ
GK 23 都築龍太
DF 20 堀之内聖
MF 7 酒井友之
MF 14 平川忠亮
FW 30 岡野雅行

 額面どうりなら布陣はこちら、3バックに3トップということで、セレッソは手を焼くでしょう、特に右サイドのラデリッチは不安。
レッズスターティングメンバー


 そして何といっても不安なのが

主審 砂川恵一

 この人が笛吹いた試合でいい思い出があんまり無いんですが…。

 セレッソとしてはどこで苔口、西澤を投入するかがポイントでしょう。佐藤の様子を見ていれば苔口の投入時期はある程度図れますが、西澤はリードされた時期のパワープレーか、余程中盤が間延びした時のポストとしての投入が考えられます。ただそれがどこになるのかは図りかねるところです。

C大阪VS浦和 フォーメーション予想

 困った。相手のスタメンの方がセレッソのスタメンよりも予想しやすいという事態に陥っています。

 レッズはシステムが3-5-2であっても3-4-3であってもメンバー構成は変わらないでしょう。

3-5-2の場合は
reds3-5-2

3-4-3の場合は
reds3-4-3

 山田と永井の位置が変わることがあるかもしれなませんが、トップ下は山田の方が機能するとのこと。またチームコンセプトであるタテへの速さは変わらず。ただ右サイドの守備にかなり不安がある様子。できることなら利用したいもの。

 迎え撃つセレッソ、この布陣で臨む一番可能性が高いと予想します。
vs reds

 この中でスタメンが決定的なのは伊藤、柳本、布部、古橋、大久保の5人だけで、他のメンバーは流動的、特に西澤は出場が微妙と見ています。

 レッズの守備陣に対する効果的な攻撃は、皮肉なことにやはりタテへのスピード。それを考えた場合、西澤を置くと口頭で足元やスペースへボールを供給を指示してもロングフィードに逃げてしまう可能性が有るのです(小林監督を擁護してみる参照)ならばいっそ控えに回すことで選手をコントロールしようとしてもおかしくはないでしょう。また前節からキャプテンを外れたことで、西澤の使い方について束縛が無くなった事もその可能性を増やしています。

 また2列目も不確定要素が多数。古橋は大久保との相性も良くプレスキッカーとしても有益なので外す事は無いにせよ、トップ下なのかどちらのサイドなのかも分かりません。前節の酒本があまり機能していなかった事を考えますと、今までやった事の無い右サイドでの出場すら考えられてしまいます。左は苔口が濃厚ですが、佐藤先発、後半スペースが出来たところで苔口というのも手でしょう。

 どちらにせよ試合展開は殴り合いになる事は間違いなし。関西弁でいう「ドツキあい」です。格闘技ファンなら高山VSドン・フライ戦を思い出していただければ判りやすいでしょう。雨のピッチにダウンするのはどちらのチームなのか、答えは5時間半後に出ます。

C大阪VS浦和 戦前予想

 戦う前からなんですが、セレサポだって浦和の圧倒的優位は理解しております。ですが浦和とて決して磐石なわけではありません。特に問題になるのは「経験」です。

 昨年ナビスコカップを奪取し初タイトルを手にした浦和ですが、主力の中でステージ優勝を経験したのは三都主だけ。例えば今の浦和と同じ位置に磐田や鹿島、横浜がいれば、後何をすれば優勝できるのか、有体に言えば「勝ち方」を知っています。しかし浦和にとってこれからの5試合は未体験、見えないプレッシャーとも戦わなくてはいけません。

 他にも関門であった横浜戦、鹿島戦を無難にこなしたことで生じる安堵感や、目前に控えたナビスコカップに向けて怪我などしたくないという消極性が全くないというわけはないでしょう。

 セレッソにも不安のタネが全くないわけではありません。例えばナーバスな大久保がキャプテンマークをまく事で、より過敏にならないかとか、入れ替え戦を回避したいという欲求がマイナスに働かないか、という点。

 しかし大久保はここ3試合カード0、初キャプテンの柏戦でも冷静にゴールを決めていますし、小林監督からも良い意味での開き直りが見られるようになりました。精神的な面から見れば、決して勝つ見込みのない試合ではありません。


 具体的に展望をすればカギは2点目にあるとふんでいます。両チームとも持ち味は攻撃。例え相手が1点取ったところで、また自分達が1点を取ったところで、守備が卓越したサブがいるわけでも無く、そこから徹底して守るというスタイルは取れない構成です。ですから2点差がついて初めて、危機感が生まれるのです。

 またその2点目が1-1のタイになる得点であるならば、追いついたチームが俄然有利になるでしょう。それは追いついた方が追いつかれたほうよりも「自分達のスタイルを貫けば大丈夫なのだ」という強い安心感を持つからです。


 セレッソ、長居、雨、そして首位と最下位の対戦というと、セレサポはどうしても2000年1stステージを思い出してしまいます。ですが今度は何も失うものは無い立場。果敢な攻撃に期待しています。


 明日はギリギリまで両軍のスタメン、フォーメーションの紹介、試合展望を更新する予定です。仕事が有って見れん!というセレサポの方はちょっと覗いてみてください。

10/29/2004

『拝啓Jリーグ様、このような席割りでいいでしょうか?』

 明日の浦和戦ではアウェーの座席がワンブロック分拡張されるようです。(cereo official)恐らくあっという間に売り切れてしまったんでしょうね。ここがみっちりと赤いサポーターで埋まるかと思うと今からぞっとしますが、フロントとしては興業的にはウハウハなのでしょうね。ウチに限らず横浜Fマリノスのフロントも「浦和が優勝すれば(チャンピオンシップの時に)横浜国際競技場が埋まるのでありがたい」と公言しているようです。マリノスサポーターとしたらあまりいい気分ではないでしょう。

 迎え撃つセレッソ側も体裁を整えるべく恥も外聞もかなぐり捨ててタダ券ばら撒き作戦に出たようですが、当日の天気が悪そうなので、印刷代と人件費分だけ無駄になってしまいそうです。いくらタダでも雨の日に屋外イベントを見たいなんて人は少ないでしょう。西中島だって、仮に何か全く興味のないイベントのタダ券を貰った所で金券ショップで即換金します。

 問題は料金設定にあるのではなく、セレッソが提供する娯楽性だとか、面白味といったものの減少に有る事にどうして気が付かないのでしょうか?それとも気づいていてもその場しのぎの方が楽だから、そうしているのでしょうか?

 セレサポの一人として、西中島も家族やら友人やらを度々勧誘しています。「チケット代とドリンク代ぐらいおごるよ」とか必死に言っています。あんまりセレッソセレッソ言うものですから、家にあるオーセンティックをみて、娘が「あれセレッソ!」と覚えるくらいです。でも個人で出来る事ってこれくらいです。フロントもこれくらい頑張ってください。

こうなりませんように。

ふたりはボランチ。


 似てなくてゴメンナサイ。もとネタも古いし…。



 4コマに出ていた全員が戦犯になってしまいました。もうマンガは描きたくないです。
(´Д⊂グスン

よーくかんがえよー、お金は大事だよー。

スポニチアネックスの記事。

◆ C大阪選手会は新潟へ義援金 ◆

 C大阪選手会は27日、新潟県中越地震への義援金として、日本赤十字社大阪支部に20万円を寄付することを決めた。きょう28日に、布部、大久保両選手が同支部を訪れる。

 また30日の浦和戦(長居)ではクラブ・サポーター合同で義援金活動を行う。開門から試合開始までの時間、及びハーフタイムに各ゲートで活動する予定。布部選手会長は「被害に遭われた方々が、一日も早く元の生活に戻れることをお祈りします」とコメントを寄せた。(10月28付大阪版)

 最初はこれを見て「楽天は6000万出すって言ってるのにけちやなあ」と思っていたのですが、これ球団じゃなくて選手会から出てるんですね。それを確認して改めてウチのフロントの馬鹿さ加減に腹が立ちましたよ。

 別に選手にも設備にもスタジアムにもお金をかけられないクラブなのなら、百歩譲っていたしかたないとしましょう。

 でも今年、天皇杯の準優勝の賞金もらいましたよね。あれ、どこに行ったんですか?まさか、散々海外で遊び倒した挙句にろくな外国人選手コーチも呼んでこず、サポーターの悲鳴もどこ吹く風で外車を乗り回した上に、やっと放逐したと思ったら逆恨みかなにか知らないがライバルチームに戦力を送り込むような漫☆画太郎のマンガにも出てこないくらいの餓鬼畜生にも劣るド外道にくれてやったなんて、そんな無知蒙昧管理職失格なことはしてませんよね。

 それにセレッソのスポンサーは食料品関係(日ハム、タマノイ酢、デンマークポーク、キザクラ、ハウス食品、キリン)重機建設関係(ヤンマー、松村組)医療品関係(サラヤ、大幸薬品)と今被災地が最も欲しているものを作っているメーカーが結構あります。そこから現物支給をしてもらえば費用対効果もいいはずです。お金はどこかで使わないと物を手に入れることはできませんが、現物なら現地ですぐに役立つはず。

 関西人はケチ、とよく言いますが、ホンマのケチは無駄な出費「死に金」を使わないだけで、使わなければいけないところにはしっかりと使うものです。今、クラブ主導でスポンサーから物資を調達できればクラブとスポンサー両方のイメージアップになります。偽善でも何でもいいから行動しましょう。西中島もレッズ戦の際にはしっかり募金させて頂きます。今度「死に金」にしたら承知しませんよ。

10/28/2004

小林監督を擁護してみる。

 この期に及んで宗旨換えするわけではありませんが、この低迷の原因が小林監督一人にあるわけではなく、むしろ他の要因による所が多いのではと感じたので。今回は小林監督を擁護してみます。


 きっかけになったのはこの書き込み。

135 :U-名無しさん :04/10/28 08:33:12 ID:aMOf21ME
>>31
>日々の練習は選手会長のMF布部が中心となるが

↓つうかこんな奴を中心に練習してて果たして大丈夫なのか?

10/19(柏戦前)
「身体の向きを少し変えるだけで視野が広くとれて次へのプレーがしやすく
なることや、首を1回振っておくだけで周りの状況が把握できてリスク管理が
できることなどを言われた。わかっていてもできないのは、意識が低いと思う。
オレ自身、練習からもっと意識を高くもっていく。それを習慣づけないとな」
ttp://www.nunobe.com/diary/diary10192004.html

10/25(柏戦後)
「監督から細かい指摘もあって、もっとこうすべきなんだなぁっていうのがいくつか
あった。それは、体の向きの角度だったり、半歩動いていたらとか、ほんの数セン
チの世界やった。その差で大きく状況が変わるんだと監督は言っていた。やっぱ
それで勝敗が決まるとなると、もっと細部にわたって注意してプレーせなあかんなぁ
と思った」
ttp://www.nunobe.com/diary/diary10252004.html


 もちろん布部選手だけに責任があるわけではないですが、この日記から選手がちょっとした個々のワンプレーのレベルまで小林監督の意思を理解していないという可能性が見えてくるわけで、そうなると、もうフォーメーションがどうだとか戦術がああだとか、そんな話さえ出来なくなっているかも知れないのです。もし本当にそうなら病巣は思っているよりさらに深く、もう手遅れな場所に有る事になります。


 この仮定を基に柏戦をプレイバックすると、小林監督は口での指示はごく基本的な事に留め、フォーメーションや、選手起用、交代によってチームを機能させようとしていたように感じます。

 まずシステムを変則の3-4-3にし、選手達に「前から追いかけなければいけないのだな」という意識を植え付け。終盤押し込められた際には森島とミキを投入、前線を再度活性化させようと試み。劣勢変わらずと見ると、下手に攻撃に出てバランスを崩し、リスクが生まれる事を察知して、あえて攻撃の核である大久保を下げたわけです。もし成熟したチームであるならば、別の手が有った筈ですが、戦術理解度を考慮した上で、チームに勝ち点をもたらす為の手を打ったわけです。

 以前「小林監督は超現実主義者」だというコメントを頂きました。実際のところ半信半疑でしたが、今回の書き込みでそれが真実であることを思い知った感がありました。


 次の浦和戦でも、この指針は変わらないでしょう。むしろ変えないほうがいいと思います。小林監督には失礼な書き込みをしていました。素直に反省します。

熱意の有効利用

 西中島の文章は凄まじくクドイ為、好き嫌いが分かれると思います。好いてもらっている人には感謝します。で、嫌いな人は精神衛生上あまりここに来ない方が良いかと思います。

 それでも見てしまうというアンビバレンツな精神構造をお持ちの方は、メールをお送り頂くか、長居までお越し下さい。同じセレサポですから。「セレッソに勝ってほしい」「よりよいチームであってほしい」というところは共通した意識だと思うんです。とどのつまり話せば判ると思っています。

 西中島はホームのゴール裏にいます。「桜狼」のゲーフラ持って、レプリカ着て、携帯とペットボトル持って。仕事でいけない時か病気の時以外は絶対にいます。万博やウイングにも出ます。比較的見つけやすいはずです。

 本来ならこういう文章は筆が進まないんですが、まあ、いろんなところに迷惑かけている人がいるみたいなんで、残しておきます。これだけいろんなことができるのですから、そのエネルギーを応援に生かしませんか?もったいないですよ。

長居秘密蹴球団

 明日28日と明後日29日の練習が完全非公開に変更されました(cerezo official)これで柏戦同様試合当日のメンバー発表までスタメンの確定が難しくなったのですが、今日小雨が降る中行われた紅白戦では前節柏戦のメンバーをベースに、西澤outミキinの形と、同じく西澤out森島inのフォーメーションが試されたそうです。


 基本は苔口がや下がり目の3トップ(苔口-西澤-大久保)2列目に古橋、右サイドに酒本。フォアリベロ(といえるか)の布部が、左サイド下がり目に位置する久藤と網を張り、3バックは千葉、ラデリッチの両ストッパーを柳本がカバーする形になりそうです。

3-4-3'


また両ウイングに佐藤、徳重を入れたオプションも有ったとのこと。ひょっとすると徳重がメンバー入りする可能性も。正直嬉しいニュースです。

 ミキをトップに置いた場合は西澤の場合の劣化コピーになる可能性大ですが、森島が入った場合が試されたというのは良い驚きを与えてくれました。「理屈でレッズに勝ってみる」でレッズの守備の特徴は高さと強さと書きましたが、森島、大久保のようなタイプがラインを乱してくれれば、ちょっと面白い展開になるかも知れません。ただこの場合はしっかりした中盤と、そこからの正確なボールの供給がないと攻撃が機能しません。そう思うと、森島トップは、単純に前線の運動量を上げて相手陣内にボールを押し込め、引き分けに持ち込む場合のオプションという可能性もあります。


 また怪我の上村、下村、大森(どうしてこう手薄なポジションばかり…)も順調に回復しているとの事。何人かはリザーブメンバーの中に加わってくるやも知れません。前節のリザーブが消去法で残ったようなメンバー構成だっただけに、今回は積極的なカードが切れる構成を望みます。


 小林監督の最低ノルマが残留である以上、柏戦の引き分けを考えれば、相手の順位など考えず、ひたすら勝ち点を拾っていくしか有りません。メディアの予想はレッズの圧勝となっていますが、ジャイアントキリングはセレッソの十八番、週末のサプライズを期待しています。

10/27/2004

理屈でレッズに勝ってみる

 ここ数日セレサポの間ではレッズ戦にむけて悲観論が飛び交っています。「虐殺されるのでは」「ホームジャックは免れまい」といった風に。

 しかしサッカーは演劇ではありません。100%こうなるという筋書きなどどこにも無いのです。そもそもセレッソの歴史自体がハプニングの連続のようなもの、レッズを破るというハプニングがあったって、なんの不自然も無い。もちろん西中島もかなり高い確率で負けると思っています。しかしほんの僅かでも勝ち目が有るのなら、それを信じるのがサポーターでしょう。


 というわけで戦力分析。レッズの攻撃陣はとにかくスピーディーな印象。そしてエメルソンに代表されるように、どこでボールを持ってもファーストプライオリティーはシュート。タテに早く、一対一に強い。ただ、全てのチームを粉砕しているわけではない。横浜はスコアレスドローに持ち込み、FC東京はセットプレー一発で土をつけた。横浜はラインコントロールの妙技でオフサイドを誘発させ、FC東京はスペースを消す事で個人技を封じた。

 次に守備陣。超攻撃的布陣の為か、無失点試合は意外と少ない。しかもセレッソ戦ではアルパイが出場停止。ここから糸口が見えるかも知れない。闘莉王、ネネ、鈴木啓太、長谷部、アルパイの代わりは内館か。最終ラインは人に強い印象。

 正直な話セレッソには横浜のようなラインコントロールもFC東京のようなしっかり守る伝統もありません。失点は覚悟するべきでしょう。ただその失点を最小限に留める為に、失点直後のモチベーションの低下などメンタルの弱さを正す必要が有ります。このblogでも散々茶化してきた守備陣ではありますが、はっきりと布部をリーダーとして再出発する事にしたのなら、布部のキャプテンシーに頼るしかないでしょう。冗談ではなく真面目に、彼の統率力が問われるのです。「なんでやねん」と散々自問してきたのだから、ここで答えを出してほしい。


 攻撃陣は「スピード」が課題になるでしょう。単純なパススピードやランニングスピードだけではなく、どれだけ早く最善の選択をチョイスできるかも重要。森島、大久保、古橋、酒本、苔口とタテのスピードだけを見ればかなり高いレベルにあるのですから、それを生かすコンダクターがいれば攻撃の形が出切るはず。大久保にはこの攻撃の起点となってほしい。高い位置でボールをキープし、パス出しができるのは大久保しかいないでしょう。

 また攻撃方法も、西澤へのフィードだけではなく、他のスタート方法を考えなければ、折角奪ったボールも高く強いレッズディフェンスに絡め取られてしまうでしょう。西澤が最も西澤たるシーンはゴール前でのクロスにあわせる動きや一瞬のひらめきから生まれるトリッキーなプレーに有るのですから、そこから逆算してパターンを組んでみたい。徳重が不調なのが痛いですが、上手く3バックの両サイドにボールが出ればチャンスになるはず。相手両サイド、三都主、永井が攻撃的な為、ウイングが下がりたがるのも判りますが、それはすなわちレッズのペースに身を置く事。できる限り勇気を持ってサイドを押し上げていきたい。


 このゲーム、チームには前に出る勇気。負けないという意思。自分を見失わない冷静さ。チームとしての結束。全てが必要です。しかし、その気持ちさえ失わなければ、ジャイアントキリングの可能性は十分なはずです。

藤本康太 内定!孝行息子が来るまでは…。

藤本康太選手 加入内定のお知らせ


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題記の件、セレッソ大阪では2005年度シーズン新加入選手として熊本国府高校の藤本 康太選手(18)が内定しましたのでお知らせいたします。


 うおおぉぉぉっキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

 待望の藤本選手入団正式内定です。もうポジションがボランチっていうだけで嬉しいじゃないですか。しかも

■ プレースタイル
技術が高く、視野の広さと正確なキックで局面を変えることが出来る。また、豊富な運動量で粘り強く守備をこなす。


 正確なキック!豊富な運動量!信じていいのか?町には慣れたか?友達できたか?(さだまさし「案山子」より)

 ともかく今のセレッソが喉から手が出るほど欲しかったボランチです。すぐさま実戦というわけにはいかないかも知れませんが(もしすぐスタメンになったら久藤や布部、下村の立場が…)暗いニュースの多かった中で久しぶりの良いニュースでしょう。

 ただ一抹の不安も…。以前大久保の入団理由が「森島先輩のプレーを盗みたいから」という事を書きましたが、藤本君の先輩役は誰がするのでしょう?変なこと教えちゃダメですよ。ちゃんと一人前のボランチにしてね。間違っても他のポジションにコンバートとかしないでね。何か心配だよ…。何より彼のキャリアがJ1から始まるのか、J2から始まるかは大きい!次の世代の為に、なにがなんでも残留して下さい!


10/26/2004

セレッソ人事異動

4410.tvより大久保のメッセージ。

 もともと選手会長は布部だったわけで、大久保のメッセージどおりなら人事異動はゲームキャプテンが西澤から大久保に変わっただけ、ということになりますが、それならばこのメッセージの意味がますます疑問。西澤と大久保の両者が納得しているなら、「ゲームキャプテンについて」と説明した上で、二人のメッセージを載せるだけでいいはず。

 個人的には若手が多くなったセレッソの中で、年齢的にも近い大久保がキャプテンになることは良い事だと思うけれど、このままだと西澤はいよいよないがしろになってしまう。

 りんでんばうむの春さんが西澤に会いに行ったという事なので、注目していますがさて真実は…。

情熱の差=実力の差?

 今週末のレッズ戦を前にいろいろと思うところを。

 レッズもセレッソも一度J2を経験し、そこから這い上がってきたチームです。ですが今、レッズは飛ぶ鳥も落とす勢いで首位を快走し、セレッソは再びJ2落ちのピンチに立たされています。この差はなんでしょう?

 素直に親会社の規模の差、という向きも有るかと思います。ですが、大企業がスポンサーについているにも拘らずタイトルに縁が無いチームが有れば、一時は存続が危ぶまれた中で勝利を勝ち取ったチームも有ります。大事な要素では有りますが、それが全てでは無いでしょう。

 サポーターが後押しをしているチーム、という要素も有ります。とても大事なことでは有りますが、これも全てを満たすものではありません。

 西中島は「フロントの熱心さ」みたいなものも大事なのだと思っています。限られた予算や時間の中で、どれだけ良い選手やコーチを集め、チームを育て、地域に密着し、集客するのか。尊敬するやまかん氏が述べられているところの「マーケティング」みたいなものが、一番の基本なのではないでしょうか?ここがだめなら、例えどれだけ良いスポンサーに恵まれても、サポーターがスタジアムに足を運んでも、全て無駄になってしまいます。

 「当たり前だろ」と言われるかもしれませんが、Jリーグの中でどれだけのチームが、しっかりとした目標を立て、そこに到達する為にはどうしたらいいのか考えているでしょう。「何でこいつを解雇するんだ!」とか、「どうしてこんなになるまで補強してくれなかったんだ!」という怒りに駆られた経験はありませんか?

 今のセレッソフロントに対して、そうした「情熱」を求めるのは酷かも知れません。残留争いに揺れるチームを何とかするだけで精一杯かも知れません。でも、そうなってしまう前に、もっと打つ手は無かったのか。ちょっと疑問に感じたのです。

10/25/2004

内輪もめしてる場合か!!

 折角チームが少しずつでも良い方向へ動き出したと思ったら

サポーターの皆様へ


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サポーターの皆様、いつも応援ありがとうございます。柏レイソル戦も引分けに終わり、ご期待に添える結果を残す事ができず申し訳なく思っておりますとともに、いつも最後まで応援していただき深く感謝いたしております。
さて、現在までキャプテンとして西澤選手がチームをまとめてきましたが、今後は選手会長である布部選手を中心に、より一層強固にチームを結束させることになりましたのでご報告申し上げます。
今一度、クラブ・スタッフ・選手一人一人がチームの現状をしっかりと受け止め、前に進んで行こうと考えた結果です。
リーグ戦はまだ残り5試合あります。最後まで私達は全力を尽くし戦っていきます。
どうかこれからも変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。


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これだ。

 ついでに言うとこの文章は西中島が書くそれと同じくらい破綻している。

 アキから布部にキャプテンが変わることで、何がどうなってチームの結束に繋がるのか、という部分が完全に欠落している。

 そもそもこんな文章を載せる事自体に何のメリットも無い。ただ責任転嫁の見苦しいチーム事情が見えるだけで、選手にもサポーターにも悪い影響しかない。特にキャプテン失格と所属チームのサイトに書かれた西澤の心中はどうだろう?確かに西澤はあまりキャプテンシーを発揮していたとは言えないが、だからといって「粛清」をしたところで戦力がダウンするだけだ。

 ほんの少し前まで、南津守は狼達の牙を研ぐ場であり、長居は彼らの縄張りだった。今、南津守は無責任に不愉快な鳴き声を放つブロイラーでいっぱいだ。ニワトリがエサをついばむ姿なぞ誰が見たがるものか。

ちょっと嬉しい。

 キモblog管理人に認定され、かなーり重い気持ちになっていましたが、今日は創作系同人誌即売会「関西コミティア」の日。小宮山と二人で新大阪へ手作りの本を持って行きました。

 二人とも新刊有り、出来には自信が有ったけれど、自分達の価値観と、他人の価値観なんて合わないのが普通。どれだけ売れるやら…。


 と、思っていたら売れる売れる。小宮山の新刊なんか飛ぶように売れていって、イベント開始2時間ぐらいで完売。西中島の新刊も3時間ぐらいで完売してしまいました。中には「見本をみて是非欲しいと思っていたんですよ~」とか言ってくれる人まで。

 これは夢ではなかろうか?キモblog管理人である自分の本がこんなに売れるはずはない。きっとこれは夢だ、現実逃避してるんだ。でもこのスタバのコーヒーは美味しいし、体には心地よい疲労感があるし、本当にこの世?


 まさしく夢のようなイベントでした。買って頂いた方には感謝感謝です。さて、この資金をアウェー観戦にあてようか、と思ったら「次のイベントのスペース代に使う」とのこと、まあ、それもよし!

祝!キモblog認定!!

303 名前:U-名無しさん[sage] 投稿日:04/10/23 22:15:29 ID:G9k13KbV
>>286
詳しくは「ブログ」で検索してみてください。
日記のような感じで、思うところを他人が閲覧できるようにしたサイトです。
セレッソのサポーターによるそれもいろいろあります。

そのうちに、丁寧な試合観戦記をかいてるものもあって、
277氏のレスも丁寧な印象を持ったので、同じ人かと一瞬間違えたんです。
全然別の人で書いてる内容も違うようです。
最後に
>277
はげどう

386 名前:西中島南方 ◆BedlP4uIzc [sage] 投稿日:04/10/24 00:34:21 ID:ufCpNQZK
>>303
ここの事?自分が管理人ですが。違ってたら恥だな。

「O lunatic amou no football」
ttp://nishinakajima.seesaa.net/

 今日スタジアムカフェで一人だけユニ着てたものです。うるさくしてスマンかった。

ID変えてまでキモイよ南方


 やあやあ、ついに来ましたよ、キモblog認定ですよ。そのうち専用スレ立てられてたたかれたりするんだろうか?

 ただ気になったのはこっちです。

467 :U-名無しさん :04/10/24 08:38:06 ID:IadFuixs
前節まで主将を務めた西沢を伸び伸びと戦わせるために
一プレーヤーに戻し、大久保がゲームキャプテン。
梶野統括ディレクターは「こういうときだからこそ変えた。主将は置かず、
��人1人が自覚を持ってやって欲しい」と非常事態を説明し、
今季初となる選手だけのミーティングも行われた。

一プレーヤーってcrz

>>463

禿同(w
某ブログの中の人だけど、意味わからなんトラバばかり。
付き合いで送り返しているけど、もう送らないで(w


 本当にどこかのblogの中の人だったらスイマセン。西中島は心の向くまま気のむくままに行動しているので、リアルでもすごく失礼なことをしたりします。

 ただ、これからトラバもコメントも一切しないなんて事はできないと思うので、気に障るようでしたら「O lunatic amou no football」のURLとIPを禁止に設定して、物理的にシャットアウトして下さい。よろしくお願いします。

10/24/2004

一番大切なもの。

 今日のセレッソは勝ち点2を失いました。ポジティブに考えれば負けなかったということが出来るけれど、順位関係を考えれば負けも同じです。


 ただ、今日は今までずっと欲しかったものを手に入れた気がするのです。それは「絶対に勝つんだ」という強い意志です。

「勝ちたい」と思うからこそプレッシングが出切る。

「勝つんだ」という気持ちがシュートに繋がる。

「勝つんだ」という一体感が、チームを、スタジアムを一つにする。

 誰も自分の好きなチームの選手にブーイングなんてしたくない。私達の誇りなのだから。でも、緩慢なプレーには我慢が出来なかった。

 今セレッソがおかれた環境は限りなく厳しい、もう諦めてしまった人もいるかもしれない。でも、西中島は少し安心しているのです、セレッソがやっと勝利を渇望するようになったから。まだまだ小さな意識ですが、有ると無いとでは大きな差です。


 これからの闘いはつらいつらい道程です。でも今日手に入れたものは絶対に手放さないでほしい。

 今日は柏まで行ってた人お疲れでした。選手も気持ち切り替えていきましょう。相手がどこだろうと、自分を、選手を信じましょう。

柏VSC大阪 戦前予想。

まず日本代表ニュースでスタメン予想をチェック。

あくまで予想

(一部ショッキングな部分を修正しております、ご了承下さい)


 選手起用や布陣などに関しててこ入れをするという言明はどこに行ったのか…。恐らくフォーメーションは下記のようになるはずです。

予想フォーメーション

(一部ショッキングな部分を修正しております、ご了承下さい)


 相手とのマッチアップを考えると、大野、増田、玉田のスピードに、ボランチ、DFラインがどれだけ対応できるのかが一つの分水嶺になるでしょう。流れの中からの失点は、スピード有る選手のライン裏への突破が起点になっている場合が多いからです。特に玉田はどこからでも強烈なシュートを打ってきます。玉田と大久保どちらがいい選手かははかりかねるところですが、チームからのサポートという点では明らかに玉田の方が恵まれています、その点より警戒する必要があります。

 攻撃面に関しては手負いの西澤が大倉の刺客パラシオスとの競り合いで、どれだけキープできるのかが見所になるはずです。大久保、森島、古橋の飛び出しまで頑張れるのか、それとも潰されてしまうのか…。絶対的なパサーが不在の陣容にあって、西澤のキープは生命線、これを断たれれば苦しい試合になります。


 はっきり言って、セレッソが劣勢なのは間違いありません。しかし、生き残る為にはこの試合は絶対に落とせません。内容は構いません、勝ち点3を奪ってください。

鉄板予想

スポーツナビでは毎節ごとにtoto予想をしているようで、今節も予想が載っています。

・゜・(ノД`)・゜・。


 みごとに負け予想であります。部外者から見ても、柏とセレッソの間には、勝ち点差以上のひらきが有るように写るようです。柏はここ5試合負けが無く、しかもホーム、対するセレッソはあまりにも無策に負け続けています。当然といえば当然の予想なのですが、正直歯がゆいですね。意地でも負けてほしくないです。

柏1VS1C大阪 チキンハート!

 スタメンを見ると布部がDFとして登録されていましたが、形はシンプルな3バックでした。フォーメーションは予想通りの形です

3-5-2


 試合開始時から大久保、古橋、苔口、酒本のラインで猛烈なプレスをかけ、高い位置でボールを奪おうという意識がありました。右サイドの酒本はややぎこちなかったものの、全体としては小林政権時でもっともアグレッシブな立ち上がりとなりました。

 高い位置からのプレスの為柏のパスの精度は落ち、布部、駆動のラインでもしっかりとインターセプトすることができます。

 中盤からのプレスが実ったのは前半26分。酒本、古橋、大久保らがダイレクトプレーで柏ディフェンスを崩します。対応に出た大倉の刺客パラシオスは空中戦にこそ絶対的な強さを見せるものの足元に難があり、大久保のシュートを止める事ができませんでした。

 大久保はこの試合得点を取ることはもちろん、ゲームメイクのタメを作ったり、突破の基点になるなどすばらしい出来でした。ゴール後も反転シュートなどで再三柏ゴールに迫りましたが、惜しくも阻まれています。

 その後酒本、ラデリッチというWindows並みの脆弱性を持つ右サイドを玉田が執拗に突きますが、相手のフィニッシュのミスにも助けられ、前半を終えます。


 後半、柏はポストプレーヤーの羽地を下げ、山下ら2選手を投入、徹底的なサイド攻撃を開始します。3-5-2の布陣を取る以上、サイドのケアは避けて通れないものですが、ストッパーの千葉、ラデリッチが精彩を欠き、徐々にウイングが後退を始めます。

 こうなるとペースは柏。そのサイド攻撃からのクロスが起点になり、攻めあがっていた明神がつめて同点。沈黙していたスタジアムが黄色く波打ち始めます。

 いつもならここで集中力が切れるところですが、柳本、布部、久藤のベテラン陣がふんばりを見せます。何とか中央をぶち抜かれるというシーンだけは避けようと必死のディフェンス。久藤、布部は途中でガス欠したものの、今期一番の出来でした。特に久藤は攻守の橋渡し役を十分に務めていました。

 柏ペースの中盤を見て小林監督は森島を投入。疲れの見えた酒本を下げ、左から苔口、森島、古橋という2列目を形成します。しかしそれでも流れは変えられず、柏がボールポゼッションで圧倒する時間が続きます。

 小林監督にはここで二つの選択肢が有りました。あくまでも攻撃的な布陣を変えず、リスクを承知で攻めるか。それとも、守備的な選手を入れて、あくまでも敗戦だけは免れるか…。

 小林監督が採った選択肢は後者でした。西澤を下げてミキ、さらに終盤得点源の大久保を下げて斉藤竜を投入、勝ち点1に執着を見せます。柏の猛攻も耐えしのぎ、何とかプラン通り、同点で試合終了となりました。

 確かに攻撃的な策の方がはるかに成功する確率が低く、その意味では堅実な選択だったかも知れません、しかし、ここでの引き分けは(勝ち点差、得失点差を考えれば)負けも同じです。

 3-5-2ならばある程度チームとして機能するという事がわかった時点で、仮に逆転負けを喫し、入れ替え戦に回っても、勝てるかもしれないという算段がついていた筈です。さらにいえばこのギャンブルに勝てば年間順位最下位脱出の可能性も、ぐっと大きくなっていきます。それをみすみす逃してしまった小林監督の采配は、実に不可解なものでした。

今日のMOM大久保。逆MOM小林。特別賞久藤、柳本。以上です。
 

10/23/2004

柏VSC大阪 スタメン発表

26 :U-名無しさん :04/10/23 12:53:37 ID:DFyIa8Vf
GK 21 伊藤 友彦
DF 5 ラデリッチ
DF 3 柳本 啓成
DF 15 千葉 貴仁
DF 4 布部 陽功
MF 7 久藤 清一
MF 17 酒本 憲幸
MF 9 古橋 達弥
MF 27 苔口 卓也
FW 10 大久保 嘉人
FW 20 西澤 明訓

GK 22 羽田 敬介
DF 16 齋藤 竜
MF 13 佐藤 悠介
MF 8 森島 寛晃
FW 30 ミキ

��ワタ('A`)


なんじゃこりやぁぁぁぁぁぁ!!

 小林が4バック原理主義とするなら恐らくフォーメーションは下図のようになるはず。ワンボランチで久藤とは…。

4-4-2

 万が一3バックの場合は
3-5-2

 こうなるはずです。

 下村の怪我は思っていた以上に深刻なようです。また、濱田もメンバーから外れています。そしてなにより森島がベンチです。

 4バック、3バックどちらにせよ両サイドはかなり手薄になります。スピード勝負に持ち込まれれば簡単に突破されるでしょう。それを防ぐ為には苔口-古橋-酒本のラインからチェイシングをかなり厳しく行わなければなりません。

 正直に言って久藤から前は賛成できますが、久藤から下は監督が何をしたいのか意味がわかりません。

 後半はかなり間延びしてくるはずですから、ボランチの位置に交代枠を使いたいのですが、ボランチの控えがいませんし。大森というユーティリティプレーヤーがいない為、布部の調子が悪い時は斉藤が入るはずですが、斉藤の左サイドはかなり不安定な印象です。


 この試合でこの大博打。いったいどうなるのでしょう…。

小林監督を感情的に批判してみる。

日本代表ニュース

C大阪・久藤がスタメン出場へ
��大阪MF久藤清一が23日に行われる柏戦でスタメン出場する可能性が高まっている。


 小林さん、

アンタもレミングなのか?(血涙 

★★★柏レイソルスレッドpart171★★★

377 :U-名無しさん :04/10/21 17:13:01 ID:/P9/nURY
薩の怪我などの理由が無ければ外す理由は無いと思うが。
今の守備専門+キープ、フィード不安定の近藤を使う理由も無い。
近藤サイドなら薩サイドもありかと。
前回は運モ無かった大久保だがのらすと厄介。キーパーも徳重が奮起すると厄介。
ポイントは前半から仕掛けるのか引いて相手をじらすのか。
小林はチキンなのでまずは守備的に来るとは思うが。


えっ、違うのか!?ニワトリなのか!?

僕も栄養費が欲しいな~。

 今阪神と横浜のオーナーが一場投手に現金を渡した事実を認め、辞任するというニュースが流れました。

 巨人がすでにはまったトラップに次々とかかるとは

おまえらレミングなみだな!!

 野球というスポーツは好きだけれど、プロ野球はもうダメですな。

 ………。

 …………。

 ところで一場選手、素朴な疑問なのですが…。

300万もなに食べたんですか?

内憂外患

 我等がセレッソに欠かせぬディフェンスリーダーにして「なんでやねん!」を流行語大賞にと日々頑張っている布部選手でございますが、皆様ご存知の通り、「Signature NUNO!!」という自身のホームページに日々の様子をアップロードし、我々サポーターと交流して頂いています。


なんでやねん!

まぶしすぎる笑顔の布部選手
(写真の上にカーソルを置くとメッセージが聞けるよ!)


 その中の一文を少々、

今日は、午前9:30から非公開での練習やった。ケガをしてもおかしくないぐらい選手同士激しいプレーをしてたわ。
オレは接触プレーで2ヶ所も打撲をしてしまったし。


 って、オイコラーッ!!

 非公開の練習って自分で言っといて自分の怪我を公表してはだめでしょーっ!!仮にもボランチという接触プレーの多いポジション、そのスタメン、しかも小林監督と何度もミーティングを重ねている人間がっ!!

 まあそれ程たいした怪我ではないから書いたのでしょうが、それでも少し?な日記です。毎日キーボードが壊れるほどしつこく「危機感」「責任感」と書き続けているのですが、一サポーターのブログ程度では影響力も大した事は無いのでしょうか?ただただこの布部選手の記事がジョホールバルでのアジジ級の釣りであることを願っています。

チケットの価値≠値段

 出原社長がアウェー柏戦、ホーム浦和戦にむけて社員動員、招待券乱発をしているらしいです。今期何度目のことでしょう。

 「硬派」ではない西中島ですが、セレッソのことを好きではない人間、少なくともサッカーに興味が無い人間には、長居に関わらずどこのスタジアムにも来てほしくはありません。またそういう事をする人間にクラブチームの長たる立場にいてほしくはありません。


 こうしたその場しのぎ的営業によって得られるリピーターの数と、「お金をはらって年間パスポートを買ったけれど、タダで見れるんだ」と思う人の数は、どちらが多いでしょうか?西中島はクラブがこうした強引な観客動員を続けるのなら、来年から年間パスポートの購入を止めようかと考えています。まず一人、今の運営に反対させて頂きます。


 どのチームのチケットも、値段にそう差がある訳ではありません。しかし、毎回満員になるスタジアムと、閑古鳥の鳴くスタジアムが有ります。至極当たり前の事ですが、すばらしい試合をするチーム、ちゃんと地域に根差した活動をしているチームには、自然とファンがついてくるのです。良い土壌が良い作物を生み出す事に似ています。


 今のセレッソは乾いた砂の上にむやみに種を撒き、考えもなく肥料を与えているようなものです。そんな大地からは何も生まれないでしょう。少しばかり負けという風雨が来れば、種も肥料もあっという間に流れ去ってしまうはずです。

10/22/2004

小林監督を批判してみる。

 2ちゃんねるのセレッソ大阪(141)@ 覚 悟 完 了 !! を見ていたら、西中島と同じ考えの人がいました。

どうも今のフォーメーションは適材適所という気がしないねぇ。

・モリシは真ん中。(グルグルサッカーするためには必要)
・濱ちゃんは前目。(パスの出し手として必要。代役は久藤)
・下村はボランチ。

��バックか4バックかについてはどっちでも良くて、選手の適材適所を
優先させた結果として判断して欲しい。


まぁ、コバちゃんはまずフォーメーションありきで、そこに選手を当てはめていく
やり方を取ってるんで、急な変更はせえへんやろうな。
って、よう考えたら今年の監督みんなそうやん。
これが今年の低迷の一因かもね。



 濱田を前目で、という点以外はまったくその通りだと思います。特に森島トップ下は大賛成!今のポジションは守備に忙殺される上にゴール前まで遠くて、森島の特性が全く生きてこないように感じていました。
 また、選手を普通に見ていれば、ボランチ、サイドバックに人材が不足しているのは明白。ならば3バックにするか、大森だけではなく、もっと活発に選手補強に走るべきでした。今の主力をポジションごとに見れば、明らかに3-5-2、若しくは3-6-1が最も適する布陣のはずです。
 西中島は誰が好き、誰が嫌いという事は無いですが、徳重、苔口、佐藤、酒本、米山らサイドハーフに適正のある選手が宝の持ち腐れになっている現実には腹立たしささえ感じます。そしてチームの事情によって折角ボランチとして力を持ちつつあった下村が、右サイドとしてしか働けない事に悲しさを覚えます。
 それでなくてもセレッソは選手育成に疑問が有るチーム。こんな状態が続けば働き口を求めてチームを去る選手も出てくるでしょう。
 今期1stステージは遠くにいても聞こえるほど不協和音がチーム内外に充満し、暗黒期と呼ぶにふさわしい状態でしたが、結果だけを見ればポポル政権も小林政権もさしたる差異が有る訳ではありません。むしろ何事もなあなあで時間を浪費してしまった分、現状の方が絶望的だとさえ言えるのです。

情報ダダ漏れ秘密練習。

C大阪 緊急非公開練習

 浮上への切り札は、アジアユース選手権で左サイドMFながら2得点を挙げたFW苔口卓也(19)。「今までの蓄積を優先するか、カンフル剤的に変えるかはまだ考えている。21日の練習で効果があるなら(メンバー変更など)いっぱいするかも」と守備陣に加え、3試合連続1得点の攻撃陣にもメスを入れる。
 20日の練習後、FW西沢は、持病の股(こ)関節痛を入念に治療。痛みが長引けば、23日、年間総合順位15位・柏との“裏天王山”でMF古橋がFW大久保と2トップを組み、左サイドに苔口が入る可能性がある。


 どこが秘密練習なんだか・・・_| ̄|○ まあブロッガーにすれば情報は少しでもほしいわけで、そういう意味ではありがたいのですが。

 記事を鵜呑みにするなら柏戦のフォーメーションは下記のようになります。

柏戦予想フォーメーション


 小林監督はあくまで4バック、3ラインを変える気はないようなので、単純に左サイドの古橋を苔口に変え、西澤の怪我の状態で2トップが変化する程度だと思います。「大幅に入れ替える」可能性を口にした小林監督ですが、フォーメーションが固定されている以上、「森島ボランチ」級の乱心がない限りこの形になるはずです。

 ポイントはやはり苔口と波戸のマッチアップでしょう。ここがどれだけ崩せるかで随分展開は変わってくるはずです。苔口のクロス精度を疑問視する向きも有りますが、今のままではクロスを上げる位置まで選手が来れないわけで、その意味でもスピードある苔口は数少ない希望なのでしょう。

 ただ、今のセレッソに最も欠落しているのは危機意識であり、集中力であり、個々の責任感です。そういったメンタルケアをしない限り、形にこだわっていても勝利は無いでしょう。小林監督が本当に秘密にしたがっているのが、そういった部分の補修であれば期待してもいいのですが、いつも嘆いてばかりなのは西中島がペシミストだからだけでは無いのです。

10/21/2004

軟派系サッカーblog10の掟。

1.基本的にゴール裏で黄色い声を出しながら好きな選手がボールを持った時のみ応援すること。

2.試合の勝ち負けより好きな選手の活躍度合いでゲームを評価すること。

3.選手の事は常にニックネームで書くこと。

4.好きな選手のライバルは例え同じチームでもボロクソに書くこと

5.好きな選手を出場させない監督はたとえ有能でもボロクソに書くこと。

6.画像は選手のアップのみにすること。

7.文章にはありとあらゆる顔文字を使用すること。

8.「Jリーグより代表戦の方が好き、でも海外の選手ってベッカム様しか知らない」などと、あえて無知をさらけ出して開き直ること

9.必ずこうさぎを飼っていること。もちろん手裏剣もまわしておくこと。

10.「普通サッカーのブログでは使わんだろ」というメルヘンチックなテンプレートを使うこと。

硬派系サッカーblog10の掟。

1.生観戦は「試合全体を把握したいので」バックスタンドにすること。応援はせず常にクールにメモを取ること。

2.好きなチーム以外の試合も観に行き、「○○の守備意識は素晴らしい」などと隣の芝生は青い的記事を書くこと。

3.スタジアム、練習場の画像をばんばん入れること。

4.文章は常に斜に構えた文体にすること。

5.審判がカードを出さない時は「あの時はプレーを止めておくべきだった」と書き、カードを乱発した時は「カードでしかゲームをコントロールできない糞審判」と書くこと。

6.試合の記事には必ず自分だけの採点表をつけておくこと。その採点表の嫌いな選手のところには「3」とか「2.5」とかありえない点数をつけること。

7.「自分ならこうする」と、ぶっちゃけありえないフォーメーションを書くこと。

8.「好きな選手は?」と聞かれたら必ず欧州リーグの選手の名前を出すこと。

9.とりあえずジーコが何をしても非難すること。
(9.追記 鹿サポのみジーコが何をしても賞賛すること。)

10.川渕のする事にも非難すること。

首位の控え>最下位のスタメン? 徳重健太、出撃。

C大阪・徳重がスタメン出場の可能性も
浦和からC大阪にレンタル移籍したGK徳重健太が23日に行われる柏戦でスタメン出場する可能性が出てきた。


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


 GKって経験や他の選手とのコミュニケーションが必要じゃなかったでしたっけ?これが小林監督以下チーム全体での釣りではないとして、この大徳重(このブログでは以後フィールドプレーヤーの方を普通に"徳重"キーパーの徳重を"大徳重"と呼称する事にします)の大抜擢にはいったいどういう理由があるのでしょうか?仮説を立ててみました。


1.大徳重は実はすごいキーパーだった!!

2.「うかうかしているとスタメン外すぞ!」という小林監督流の選手操縦法。

3.大徳重もそれほどいいキーパーではないのだが、伊藤と羽田がダメすぎる。

4.失点続きでショック状態の伊藤に冷静さを取り戻させる為。

5.システムを変えるので、3バックに慣れているキーパーということで。

6.小林監督の乱心。


 多分一番可能性が高いのが3.と4.だと思います。伊藤は特に神戸戦終盤はひどいプレー連発でしたし、外から試合を見るのも良いという判断も納得がいきますから。

 ただ、練習が一部非公開だったとのことだったので、5.の可能性も捨てきれません。また、ショックを与えてチームを活性化させるというのもよくあるてこ入れ策ではあります。

 ともかく、今の編成、選手起用ではJ1で闘うのは非常に困難な事は、現場が一番よくわかっていることだと思うので(約一名「なんでやねん!」で片付けてる選手もいますが)新しい血によってチームが少しでも活性化してくれればという期待が、この二十歳の若者にかかっているという事は間違いないでしょう。その意味では現場も正解が1.であることを願っているのかも知れません。

長井秀和です。

 どうも、シンガポール戦に召集される予定の長井秀和でございます。

 では、お話させていただきます。


 有名Jリーガーの話。

 相馬のコーチングは通常のコーチのそれを超えている。

 声紋鑑定の結果、あれは「コーチング」ではなく「鳴き声」である事が判明しました!!

 他の選手はあれを聞くのがイヤで避けようとするので、自然と試合中の運動量が上がってしまうんだ!だから運動量の少ない選手がいたら相馬の鳴き声を聞かせてあげなさい、2節はよく動くようになるから。

「今のJには直樹が足りない!!」

 小笠原に、

「ママとよろしくやってろ」
「てめぇのケツを蹴り上げるぞ」
「夜道に気をつけろ」

 と言われたらオマエの挑発テクニックは本物だ!!


(立ち位置移動)

 なにも血の海に送らなくもいいんじゃないか?

(立ち位置復帰)

続けます。


 スカウトの話。

 大倉が「あの選手いいよ~。あのコーチ有能だよ~」といった時に限って。往々にしてからっきし論点がズレているんだ!!ちゃんと要望に応えたブツを持ってくるのがプロの仕事じゃないのか!?いつもいつもツメが甘すぎる!湘南でやり直し!


 解説者の話。

 堀池巧は解説の時はのびのびと発言しているのに、ピッチサイドリポーターになってセルジオから呼び捨てにされるととたんにビクビクしてしまうんだ。そんな小市民具合に「巧みです!」


 続けます。

 Jリーグの話。

 レッズサポーターそんなにたくさん集まらない、 鳥栖サポーターそれほどたくさん集まれない。

 大久保スシ投げない、小林監督さじ投げない。

 エメルソンそんなに点取らない、セレッソそんなに点とられない。

 永井そんなに走らない、久藤そんなに走れない。

 森本山西をちんちんにしない。山西森本にちんちんにされない。


 以上、入れ替え戦にむけて山形行きの交通手段を調べております長井秀和でした。
 

 えー、この記事長井秀和知らんと全然面白くないですね(汗
 長井秀和とはお笑い芸人でして、キメ台詞の「まぁちがいない!」というフレーズだけは知っているという人もいるでしょう。西中島は彼の受けるか引かれるかスレスレのギャグが好きだったりするのです。意外とパントマイム系のギャグもいけます。
写真をクリックするとオフィシャルサイトに行けるんだ、まぁちがいない!!

指でさすな!気をつけろ!

 それにしてもコンテンツの少ないサイトですな。

10/20/2004

いわれなき迫害。

 西中島の家は長居から自転車で10分くらいのところに有ります。非常に良い立地です。だからというわけではないですが、試合を観にいく時は出来る限り荷物を持たない、もっても最小限に留めるようにしています。

 さらに言うとユニフォームも家から着て行きます。自分の愛するチームのユニフォームですから特別恥ずかしいとか思ったことも有りません。スタジアムに行く時はユニ姿で脇にゲーフラ、ポケットに財布と携帯といういでたちです。


 神戸戦の時もいつものようにそのいでたちで自転車にまたがり、長居に向かってギーコギーコと走っておりました。すると向こうの方でにジャージ姿の4人の女子中学生(おそらく後輩、○南中学校)が立ち話をしておりました。西中島は「だべってる邪魔しても悪いし、道路の端に退こう」とその子達がいる側と逆の端を走る事にしました。

 すると、じわりと感じる女の子達の視線。「なんやろう?」と思いましたが、スタジアムに早く着きたかったので、そのまま走りすぎようとしました。しかしその時、一人の女の子が横の子に耳打ちをしはじめたのです。


「なー、なにあの人の格好?」
「えーっ、サッカーのと違うのん?」
「なんであんなん着てんのー?」
「わかれへーん」
「あの人ちょっと頭おかしいのとちがう?
「ほんまやー!」
「絶対変やて!」
「ちょー、だれか病院つれてったりーやー
「えー!?イヤやわー!!」


 あのなー、ヒソヒソ話は当人が聞こえんところでしてくれ!一字一句聞こえてたぞ!それにもう精神科通って4年目じゃ!悪かったな!。・゚・(ノД`)・゚・。 うえええん

 
 決めた!今後もずっと家からスタジアムまで同じカッコで行く!セレッソよ、強くなってくれ!有名になってくれ!そして街中でユニ着ることがステータスになるようにしてくれ!それまで西中島は戦うぞ!。・゚・(ノД`)・゚・。 うえええん




去る者、来る者。

C大阪がムフティッチGKコーチの退任、武田氏のGKコーチ就任を発表
��大阪は本日、レフィック・ムフティッチGKコーチが体調不良を理由に退任し、後任には同ユースGKコーチの武田亘弘氏(39)が就任すると発表した。武田氏はU-19日本代表GKコーチを兼任していたが、代表コーチは退任する。


 ムフティッチ氏はスカくじ揃いの東欧勢に有って、唯一献身的なコーチングをされていた人物のようで、惜しむ声が挙がっています。

 ただ、多田、伊藤、羽田の誰もが、不動の正ゴールキーパーたるポテンシャルを示せなかった事は事実であり、止むを得ない感も有ります。後任の武田コーチは現役時代それほど際立った短所が無かったイメージが有るので、各人の足りない部分を上手くフォローして頂ければ有り難いです。

C大阪が浦和・徳重のレンタルでの獲得を発表
��大阪は本日、浦和GK徳重健太(20)をレンタルで獲得したと発表した。契約期間は2005年1月1日まで。


 こちらは来る人。fromthemorningさんのツモレポによると187センチ84キロというプロレスラーかと見紛うばかりの身体は、しかしながらキーパーを務めるに十分たる瞬発力を持っているそうです。二十歳という年齢も、武田コーチが以前指導していた世代と近く、そういう意味でも良い化学反応が起こってくれることを密かに期待しています。


 セレッソは悪い意味で人の出入りの激しいチームですが、一人でも多く、サポーターに「来てくれてよかった」と言ってもらえる人材を輩出してもらいたいです。

「即先発で や ら な い か ?」「うほっ、いいチーム!」

 大学サッカー界随一のDF、ピン大(関西では桃山学院大学をこう呼ぶ。桃がピンク色だからピン大)の江添建次郎選手にセレッソを含むJリーグ7球団がオファーを出しているのだそうです。

 お膝元の南大阪、しかも副島コネクションのある江添くんが採れないとなると、セレッソのスカウト陣の沽券に関わることでしょう。セレサポの自分とすれば

「江添君、05シーズンのディフェンスラインは君に任せたよ!」

 くらいキレのいい落とし文句できっちり獲得していただきたいです。

 ただ、厳しいプロの世界に入るのですから、江添君も相当迷っている事と思います。

 大久保の場合は「おなじシャドーストライカーとして、森島先輩のプレーを盗んでいきたい」という点と「将来の海外移籍にOKサインを出してくれる」という点でセレッソに入団したと聞いています。同じポジションに代表クラスの選手がいても、試合には絶対出てみせるという自信。さらに良い所はどんどん自分のものにしようという貪欲さが実に大久保らしいといえますね。

 現シダックス野球部監督の野村克也氏は「一番競争相手がいない、キャッチャーの手薄なチーム」という事で南海ホークスのプロテストを受けたのだそうです。「自分は月見草、したたかさが無いとプロで潰されてしまう」という、こちらも実に野村監督らしい理由です。

 さて、江添くんは大久保タイプなのでしょうか?野村タイプなのでしょうか?我々セレサポ一同、DFの枠を空けてお待ちいたしております。ああ、決してすでに穴になっているわけではございませんよ!

10/19/2004

眠れない夜

 この頃疲れているのに眠れない。どうしてだろう?

 ああそうか、悔しいんだ。

足りないものは補いましょう。無いものは諦めましょう。

 精神論を振りかざしといてなんですが、心が健やかなら100mを8秒で走れるとか、そういうことは無いわけで、そうした精神的充足が出来た上で、それでも足りない部分って多いですよね。


一番足りないのがサポーターの数


 という黒い話題は置いておいて、真剣に考えてみると

・前からのチェイシング
・中盤の運動量
・安定した守備
・しっかりしたGK
・リーダーシップを発揮するキャプテン
・パッサー
・西澤の控えになり得るポストプレーヤー
・プレスキッカー

ああっ、もう!何も無い!やめ!考えるのやめ!

 チェイシング、運動量は前に人数かければある程度補えると思うのですが、思い切ってボランチ一枚にして4-1-3-2にしません?いてもいなくても同じだし森島に90分サイドを上がったり下がったりしてもらうのは飛び出しの回数も減るし、あまりメリットを感じないのですが。レネさん時代に左森島、右真中の布陣で全然機能していなかったのを思い出します。あの時は原田がスイーパーに入って3-5-2にしてからよくなったんですよね。


 で守備ですが、改善の余地は有るんじゃないでしょうか。4バックにするにはサイドに人材がいない。柳本が下村と同じぐらい右サイドが出来るとしても、やっぱりセンターで使いたいし。左に至っては大森の控えは布部ですよ、編成が無理過ぎる。それならいっそ3バックにした方が…。小林さんって絶対4バックじゃなきゃダメなのかな、原博美クラスの4バック原理主義者だったら諦めますけれど、今「4バックの方が安定するから」って言われても「安定して5点くらい取られてますね」なんて皮肉しか返せない。


 あと改善できるとしたらプレスキッカーかなぁ。大久保はもっとどんどん蹴っていいと思う。ドッカン系のキックも「ま・げ・て・き・た!」も出来るし。古橋も悪くないけれど、直接ねじ込むのは無理っぽい。だったら大久保。


 パッサーに関しては後半スペースが出来た時に濱田、さすがに90分は辛い。西澤の後釜と期待されていた選手はみんなどこかに行ってしまったし、おまけにお礼参りのゴールまでするし(盛田、おまえじゃあああ!)ここは我慢しないとダメなところでしょう。


 あー、こんな妄想を膨らませる事でしか自分を癒せない事のなんと辛いことか。何とかしてください。

心の有り様。

 カミングアウト、って程でもないですけれど、(ホームページ「色目の端布継接」でコンテンツまで設けていますし)西中島は鬱をわずらっています。「鬱病だ」と診断される以前も含めると、もう4年くらい鬱とお付き合いをしています。


 それから、西中島は精神疾病とか、心の有り様みたいなものに興味を持つようになりました。専門的なコラムとかも、ちょっと難しくても読んでみました。そうして、人間にとって「心」というものが思っていたよりずっと大事なんだという事を知りました。体験談を言えば、心が働かなければ指一本動かすことも、文字一つ読むことも出来ません。生きていることが苦痛にすら感じるのです。睡眠薬を飲んで眠りに就くのが唯一の希望だったりします。


 振り返って我等がセレッソを見ていると、選手達の心の有り様がとても不安定なように感じます。失点しては下を向き、負けを重ねてはため息を漏らす選手達。時には試合中に内輪もめをする事も。守備に重きを置く小林監督に変わっても、相変わらず大量失点が続くのは、フィジカル、テクニックの欠如もさることながら、メンタル面が非常に弱いからではないかと思っています。


 2ちゃんねるのスレッドを見ていると、「スロットなんかやっている暇が有ったら練習しろ」という書き込みが有りました。確かに何かに逃避する事はあまり根本的な解決にはなりません。でも選手だって人間ですから、気分転換も大事な事なんです。その区切りが何処に有るのかは難しいところですが、すっきり気持ちを切り替えられるなら、そういう余暇も必要でしょう。

 サッカーをやっているのが一番楽しい。四六時中サッカーをしていたい。という選手が理想かも知れませんが、そんな選手がこの世にどれだけいるか疑問です。ブラジル人はサッカー好きが多いイメージが有りますが、名選手の多くは、サッカーを貧困から脱出する手段として用いていました。他の多くの国でも同じです。


 ただ選手はプロとして、それに見合う活躍をしなければ、即解雇という現実が待っているのだということを理解しておかなければいけません。以前にも書きましたが、どれだけ素晴らしい才能を持っていようと、闘う意思がない選手など、何処のチームでも必要とされないでしょう。


 残り6試合、それぞれの選手がしっかりとした気持ちで闘ってくれるものと信じます。そしてそれに助力できるのであれば、力の限りエールを送ります。

10/18/2004

C大阪1VS2神戸 病巣は深く。

 スタメンは予想通り、左サイドに古橋が復帰、ボランチは前に濱田、後ろに布部、CBに柳本を入れ、スピード勝負に対応する意図が見えました。


start



 好天にも恵まれ、試合開始の13時34分頃には秋とは思えないほどの日差し。これは先に体力か集中力が切れたチームが負けるな、と考えていましたが、前半15分頃にはセレッソの選手達はすっかりヘトヘトになっていました。特に下村は精彩を欠き、大きなミスを連発していました。千葉もボールのバウンドを読みきれないなどDFはかなり不安定。柳本や布部がかろうじてクリア、というシーンが多々有りました。

 前半の失点も集中力が途切れたところでセットプレー後の混戦をこらえきれず、播戸にねじ込まれるというお決まりのパターン。一体どうしたらこのパターンを防げるのでしょう?セレッソサポーターの間には「またか…」という強い失望感が漂いました。

 ただ直後の神戸のコーナーキックではあわや失点というシーンを森島が奇跡的なクリアで防ぎ、一縷の望みを託して前半を終えます。



 後半は出来の悪かった下村を下げて久藤を投入。布部が右サイドにまわり、ボランチを工藤、濱田にして中盤の修正とディフェンスラインの安定を試みます。


45m



 ところが濱田、久藤と攻撃陣との連携がよくない為、ボールがまわるリズムが悪く、負けているにもかかわらずバックパスばかりが目立つ事になりました。

 それならば、と西澤のポストプレーに活路を見出そうとするのですが、これもことごとく失敗に終わり、攻める手立てを失っていきます。無理に勝負をしては神戸守備陣に囲まれ、簡単にボールを失うというパターンが続出。サイドの森島、古橋もボールポゼッションの悪さから自慢の飛び出しを封じられます。

 ここでたまらず小林監督が二枚目のカードを切ります。西澤に変わって酒本を入れ左サイドに、古橋をトップに上げます。


61m



 ただこの交代もチームに劇的な変化をもたらすものではなく、逆に攻撃のリズムがより悪化するだけでした。繰り返されるバックパス、粗悪なフィード。攻撃の形すら見えなくなります。

 ここでキーパーの伊藤がDFへのパスをミスキック、しっかりつめていた神戸の選手(恐らく播戸)をDFが引き倒してしまいPK、これをホルヴィに決められ、絶望的な2点目。重い空気が長居を漂い始めます。

 セレッソ三人目の交代は運動量の落ちた森島に変えて米山。酒本を本来のポジションである右サイドに入れ、中盤の活性化を図ります。


68m



 しかし終盤に入ってもボールポゼッションは神戸。セレッソは大森の時折見せるオーバーラップ以外に効果的な攻撃は無く、サポーターの「闘え」コールも少しずつ嘆きの色をはらみ始めます。

 ロスタイムに入り、このままタイムアップかというラストプレーで米山が意地のインターセプトからゴールを奪いますが、時すでに遅し、1-2という結果に終わりました。


 試合後、挨拶に来たうなだれた選手達に容赦ないブーイングと罵声が飛んでいました。西中島は久しぶりにゴール裏の帯の中にいたのですが、もうブーイングをするような気持ちにもなれませんでしたし、「次頑張れよ」なんて言葉を吐く事も出来ませんでした。


応援には手拍子を

いいプレーには拍手を

そして少しでも長居をピンクに


 「We are Cerezo PROJECT」の理念です。精一杯の声援を送ったつもりです。喉がかれるまでがんばりました。ネガティブなヤジは飛ばすまいと我慢しました。それでも勝てませんでした。それがただただ悲しくて、悔しくて…。


 正直今日の試合神戸サポーターの方がセレッソサポーターよりもたくさんいました。次のアウェー戦の柏サポーターも、死に物狂いで応援するはずです。レッズ戦はもうホームゲームとはいえない状態になるでしょう。これからの試合選手達は常にアウェーの環境で戦うことになります。これは弱いからと応援に来ない私達サポーターが悪いのでしょうか?それともそんなチームにしてしまったフロントが悪いのでしょうか?


 今、西中島は激しい空しさを感じています。セレッソの選手の皆さん。監督、コーチの皆さん。そしてフロントの皆さん。どれだけがんばれば、私達の想いはあなた達に届くのですか?どれだけ耐え忍べば、勝ってくれますか?教えてください。

10/17/2004

未来は僕らの手の中。新加入選手情報

日本代表ニュース

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��大阪が熊本国府高・藤本獲得へ
��大阪が熊本国府高MF藤本康太を獲得することが明らかになった。
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 この藤本君、セレッソが喉から手が出るほど欲していた運動量を武器に細かく相手の攻撃の芽を摘み取るタイプの選手で、U-18日本代表にも選出された大器です。イタリアU-18とも対戦。先発出場をはたしています。多少線の細いのがネックという事ですが、がんばってほしいです。

 また浦和レッズから国見出身の長身GK徳重健太選手がレンタル移籍の予定だそうです。国見出身という事で基礎はしっかりしているのではとこちらも期待。多田の怪我、伊藤のカード累積で危機的状況にあったGK陣も何とか落ち着きそうです。薩摩隼人らしい男っぷりを見せていただきたいです。平山との関係を見る限り、嘉人は後輩の面倒見が良い様子ですし、後輩の前でカードなんてもらえないって思ってくれれば良い感じなのですがはてさて…。

笑顔の徳重!

tokushige01


C大阪VS神戸 Dr.小林のオペ、成功か?失敗か?

 いよいよ明日神戸戦なわけですが、やっぱり動員作戦が行われているようで、大人S席が1000円だそうです。

サポーター舐めてるとモーニングサーブにして食べるぞ

 ただ南津守に行った人のレポートによるとスタメンを少し変えてくるようなので、そちらには興味を持っています。DFは上村out柳本in、ボランチは久藤out濱田inのようです。濱田は本来のボランチの位置より前目で動くので、恐らくこのようなフォーメーションだと思います。


start



 以前「小林サッカーの問題点」で「DFラインではスピードあるカバーリングができる選手」と書いていたのですが、その点では柳本の起用は期待が出来ます。反面濱田の起用で中盤がどうなるかはフタを開けてみないと判らないですが、上手くいけば濱田のタクトで西澤、大久保、森島、古橋が一斉に飛び出していく涙が出そうなシーンも出てくるでしょう。ヘタ打つと全員が戻って東奔西走なんて事になるかもしれませんが、ネガティブな事ばかり考えていても始まりません。濱田の覚醒を信じます。

 またこの試合は西中島が「We are Cerezo PROJECT」に参加して初めての試合でもあります。ひょっとしたら他のブログを管理している方とも会えるかも、一緒に応援できるかもと子供がいるのに子供みたいにワクワクしています。当日は「桜狼」のゲーフラ持ってスタジアムに行きます。よかったら声かけてくださいね!!

追伸

西中島は一人でいます。以前は小宮山(家内)とも行っていたのですが、「貴方のそばでサッカーを観るのは危険な行為よ」と行って最近付き合ってくれないのです(涙

まあジーコだからさ。仕方ないよ。ジーコだもん。

 先日「ラストキャップは華やかに。」でカズ、ゴンらベテラン勢の起用が「概ね好評のよう」と言っていましたが、どうやら他のブログを覗いてみると、

「消化試合とはいえ権威ある代表Aマッチを代表引退試合にするのは失礼だ!」

「ジーコは何を考えているんだ!」

「どうして若手やサブを起用しないんだ!」

 と、えらい騒ぎになっているようです。中には

「今回のプランに賛成している人が本当にワールドカップに行きたいと考えているなんて思えない!」

 なんて過激な論評を書かれている方も。


 前もって誤解の無いように言いますと、西中島はジーコ信者でも擁護派でもありません。西中島がキャプテンなら「黄金の中盤」なんて「史上最強打線」並みにダサいプランを言い出した時点で落選です。実際「黄金の中盤」なんて全然機能していませんでしたし。


 ところが土壇場に追い込まれ、3-5-2にシステム変更してから。久保、玉田の覚醒、鈴木ファウルもらう→中村FK→得点という史上類を見ない得点パターンの確立などツキを見せはじめ、欧州遠征、アジアカップ、一次予選と結果を残してきた為に、私達は

「まあ、これでいいか」

 と、妥協をしてしまったのです。アジアカップを取った時、誰か「ジーコではダメだ」といっていた人がいるでしょうか?北京にいたジーコも、今回の「サプライズ」をぶち上げたジーコも、同じジーコなのです。そういう意味では今回真に批判されるべきは、そんな監督(と、彼を選んだ協会)に日本サッカーの未来を託した私達だとは、思えないでしょうか?(一部解任デモを企画された方もいるようですが)


 どうやら次回のシンガポール戦ではケガからの回復度合を確認する為、中田、稲本を召集する可能性も有るということです。また、スターティングイレブンを90分間フル出場させるような事も、さすがに無いでしょう。今はあくまで冷静に、このマッチを待つことにしましょう。

10/15/2004

小林サッカーの問題点

 神戸戦を前に、ダッチロールを続ける小林サッカーを再検証します。

 まず基本的なフォーメーションは4-4-2。3ラインでディフェンスを行い、攻撃の基本はダブルボランチを起点にしたサイドから。左の古橋、右の森島、下村が相手サイドを侵食。西澤のポストプレー、大久保の飛び出しを絡めながら攻撃を組み立てます。(図1)


01



 ただ、古橋、森島は元来1.5列目の選手。その為攻撃時に中に絞るクセがあります(特に古橋)右サイド下村はボランチの展開力を補うために森島のラインまで上がる場合が多く、反対の左サイドはバランスを保つためあまりオーバーラップをしません。その為右サイドは連携によるサイド攻撃が見られるものの、左サイドは森島が中に絞る場合を除いて古橋の個人技による攻撃がベースになります。

 西澤はロングフィード、森島、久藤のボールに絡む場合が多く、大久保は西澤のポストからのボールと古橋からのボールによく反応しています。ボランチからの攻撃参加はサイドを深くえぐった時のみ久藤が右サイドに流れますが、下村、森島を追い越す動きではありません。


 この為ボールを奪われた際に中盤に大きなスペースが有り、相手のかなり高い位置からの攻撃で最終ラインはかなりタイトなプレーをする事になります。CBの二人は典型的ストッパータイプなので裏を取られるリスクを恐れ、じりじりと押し込まれていきます。(図2)


02



 中盤を支配されると二列目の両サイドとボランチの高さにギャップが生じ、守備陣はラインとボランチ2枚がゴール前に張り付くようになります。ボールを奪っても押し上げは無く、トップや2列目によるカウンター頼りになってしまいます。ゴール前に6人(時に8人)が張り付く守備はミドルなどにはある程度の効果があるものの、ゾーンディフェンスを意識するあまり2列目のスピードある飛び出しに弱く、またどこかで1対1に敗れるとマークがずれ、中央のFWがフリーになります。(図3)


03



 図1から3への流れは4-4-2の3ラインディフェンスの大前提である「ラインをコンパクトにする事でどの場面でも数的優位を保つ」という意識が欠落したか、もしくは身体的疲弊から運動量が落ちた場合に起こる4-4-2の典型的破綻と言えます。


 これを回避する為には、

1.「サイドの選手の役割の徹底化(戦術の徹底)」

2.「この布陣に適する選手起用(ゲームプランの明確化)」

3.「的確な選手交代によるチームの総和運動量の維持(ゲーム中の調整)」

 が欠かせません。特に戦術の徹底と、選手の起用法は疑問ばかりです。DFラインではスピードあるカバーリングができる選手、中盤では運動量のあるボランチが必要です。事実中盤の運動量が最も無い構成で臨んだ鹿島戦では後半にスピード有る選手を投入されてから守備が崩壊しています。


 西中島はサッカーに留まらず、すべてのスポーツで一番重要なのはメンタルな部分だと考えています。つまらない失点から緊張感が切れ、大量失点というパターンを何度見せられたことか。

 しかしながら選手の特性、構成もまた重要なファクターです。素人目にもこれほどの問題点が浮かんできました。それをどう克服するのか、それともその間も無く最下位に甘んじるのか。残り7試合、事態が好転する事を祈っています。
 

センダイノ ファンハ イチバンヤ~

 打てよオマリ~。豪快な~スーイングー。見せてやれ~おまえの~一撃でなぎ倒せ~。

 いや~。オマリーっすよオマリー。「コウシエンエハ、ハンシンデンシャガ、イチバンヤテ、イイニキタンデスワー」のオマリーですよ(関西人以外わからんて)


 一見お飾りのように見えるライブドアの「オマリー監督」人事ですが、実はとても良い選択だったのではと思っています。少なくとも楽天の田尾監督よりは良いのではないでしょうか(誤解の無いようにいいますと、田尾氏も監督として十分な経験、人格をもった人物です、もっと評価されるべき人です)


 まず第一に彼が日本球界を熟知していること。複数球団に在籍しているという経験はプラスです。


 第二に指導者としての経験があること。引退後彼は指導者としての道を進み、02年に阪神の特命コーチになる以前にはアメリカ3Aでの監督を務めていたこともあるのです。


 第三に外国籍選手に対してのケアが出来るということ。近鉄、オリックスのプロテクト外になった選手で構成されることがほぼ確定的なチーム構成にあって、外国籍選手の活躍は欠かせないもの。アリアスやムーアといった選手に対して技術だけでなくメンタルな面に関しても先輩として助言を欠かさなかったオマリーの人格は評価すべきです。


 もちろんはじめてのパリーグという面でやや不安も有りますが、それを差し引いてもオマリーの監督姿を見てみたい西中島でした。

ラストキャップは華やかに。

日本代表ニュース

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神戸・三浦、磐田・中山がシンガポール戦の日本代表に招集へ
日本協会・川淵三郎会長は13日、日本代表ジーコ監督から神戸FW三浦知良、磐田FW中山雅史を11月17日に行われるシンガポール戦で代表に招集したいとの要望があったことを明らかにした。
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 最初は「えーっ?」と思っていたのですが、よくよく考えると、こういうのもありかなというのが今の心境です。


 すでに予選敗退が決まっているシンガポール戦で、戦術テスト、選手選考をしたところで見極めは極めて難しいでしょう。テストをするならドイツ戦が有りますし。見方によってはシンガポール戦は実に「中途半端な」国際Aマッチになってしまいました。それならばこういったメモリアルゲームにしてしまうのも悪くないでしょう。


 今までの日本でこんな事をすれば、それこそ「手抜きだ」「失礼だ」とバッシングがあったかも知れませんが、少しずつ日本サッカーの歴史が積み重ねられてきたからでしょうか、反応は概ね好評のようです。


 カズとゴンがこの召集を名誉と受け取るのか、侮辱ととらえるのかは別問題ですが、私的に考えれば、引退試合などという出来合いのゲームよりも、真剣勝負の代表戦をラストキャップにした方が、彼等にとって良いことなのではないでしょうか?

そりゃそうだろう

日本代表ニュース

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��大阪がGK補強へ
��大阪が他チームからのレンタルでGKを補強する方針であることが明らかになった。
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 普通に考えればごく当たり前のことなのですが、今までそれが出来なかったがゆえに今の状態があるわけで、そういった危機感を持ち始めた(遅い!)フロントに、少し安堵しています。


 ただフロントとしては観客動員の方が頭が痛いのではないでしょうか?セレサポの方がレッズの「俺たちにアウェーは無い」という横断幕をもじって

「俺たちにホームは無い」

 と言っていたのを思い出します。現実に月末のレッズ戦はアウェー側から売れているようで、当日の長居はレッズのホームゲーム化してしまう可能性大です。


「大阪はタイガースが有るから」


 と言いますが、甲子園はマラカナンではありません。いっぱいに入っても5万人のスタジアムです。視聴率も100%というわけではありません。そんな言い訳をしていたらレッズなど身近にプロ野球3球団、J1J2あわせて8チームがひしめき合っています。そんな中でも努力した結果が、今のレッズを支えているのです。ただ漫然と10年過ごしてきたチームの、これもまた当たり前の結果なのかも知れませんが。

10/14/2004

オマーンVS日本 感想

 振り返ると前半の前半、オマーンが強引に点を取りにきた時間帯に先制点を奪われなかったこと、唯一のミスである後半の川口の判断ミスを田中が意地のクリアをしたことが大きかったですね。


 サイド攻撃、カウンター、ミドルシュートなどオマーンの攻撃パターンをある程度ケアできていたのは合宿の成果か。終盤のロングボールには中澤が対応し、殆ど競り勝っていた印象です。


 これでシンガポール戦はサブメンバーのテストが出来るわけですが、ジーコのことだからベストメンバーでいくのかなぁ…。

今試合の個人的MOMは中澤。逆MOMは宮本と川口。以上。

オマーンVS日本 リアルタイム書き込み 後半

24:33 後半開始。メンバー交代は無し。

 開始早々両サイドの三都主、加持が同時に上がる。作戦変更か?前線からのプレス、積極的な両ウイングのオーバーラップが見られる。

 4分日本のカウンターも実らず。

 6分鈴木師匠の国宝ものの転倒。相手にイエロー

 7分中村の左からのクロスにファーの鈴木がドンピシャヘッド!日本先制!

 9分日本ゴール前でオマーンのフリーキックも跳ね返す。堅い守備。

 9分オマーンゴール前で福西から高原へ決定的パス。高原シュートもまたもファインセーブに阻まれる。

 11分宮本と川口がかぶり無人のゴールにオマーンシュートも田中が腹で止める。奇跡的クリア!

 14分三都主が左サイドをえぐるも不発。

 15分ペナルティエリア内で鈴木の「こうやってPKを取るんだ!」と言いたげな転倒もファールもらえず。逆にカウンター。

 16分ゴール正面20メートルでオマーンフリーキック。ムバラフが蹴るも枠外。

 18分鈴木通訳がライン際まで来た為に退場を宣告される。ジーコ監督の指示は三都主を介して行うことに。

 19分三都主の早いクロスもアルハムシがキャッチ。

 21分右サイドをオマーンが侵食。早いクロスも川口がキャッチ。

 22分日本のボールポゼッションが前半より高くなっている。中村を止めようとするもイエロー。

 24分オマーン一気に2選手交代。DFとFW。

 27分立て続けにオマーンの攻撃を受ける。早期に守備の共通意思を確認する必要がある。

 29分オマーンは攻撃的にシフト。比例するように日本は守備を固める。攻撃のプライオリティが得点から敵陣深い位置でのキープにシフトしていく。

 33分三都主にイエロー。逃げても無駄。

 34分中澤が固い。ロングシュートを打たれるもオマーン大きくふかす。

 35分恐れていたオマーンのカウンター。ドゥールビーンのシュートは精度を欠く。

 37分コーナーキックを拾われカウンターも小野が最終ラインに入ってカバー。

 39分アハメドムバラクが痛む。

 40分オマーンの組織的な攻撃もラストパスの質に問題が有り不発。

 43分三都主が左サイドをえぐりゴール前の高原にラストパス。高原のシュートは素晴らしい守備に阻まれる。

 45分オマーンが左サイドからクロスも流れる。ロスタイムは4分。玉田が鈴木に代わって入る模様。チェイスとカウンターにうってつけの選手。

 オマーンのパワープレーも雑な印象。

 46分鈴木→玉田。

 スタジアムのあちこちで発炎筒が焚かれ、物々しい雰囲気に。

 49分試合終了。日本一次予選通過決定!

オマーンVS日本 リアルタイム書き込み 前半

試合前

 スタンドは民族衣装のサポーターで真っ白、チケット150円の効果なのか、それともサッカー熱が高いのか。

 君が代の斉唱にはブーイング、中国の真似はしてほしくなかったが。オマーン国歌の際は大合唱。君が代は世界の国家の中ではかなり短いものだがオマーン国歌も短い。

前半

 23:30日本の各選手ともいい顔をしている、気負いにならないことを祈るだけ。定刻どおりにキックオフ。

 1分いきなり左サイドを攻め込まれる。オマーンは人数をかけて攻めている。

 3分オマーン最初のセットプレー。ファーサイドの選手が足で押し込むがかろうじて枠外。

 5分オマーン初のコーナーキック。流れて最後はロングシュート、セットプレー時の攻めが分厚い。

 7分日本初のセットプレー。流れからファーの福西が折り返すもFWの足が届かず。

 オマーンボールの際に誰がチェイスに行くのかはっきりしていない様子。宮本が苛立っている。日本の攻撃にしっかりとしたビルドアップがあったのが前半10分時点で一回だけ。

 12分日本3回目のフリーキック。ゴール右の中村得意の位置も跳ね返され、カウンターに、ゴール前でかろうじてクリア。

 15分小野にイエロー。ボールのない場面での接触プレーによるものか。

 16分鈴木の泥臭いプレー。前線での粘りはこういった場面では頼れる。

 18分少しずつ組織的なディフェンスが見られるようになって来た。ただ支配率は圧倒的にオマーン。

 20分ポジション修正、鈴木が右サイドのやや低い位置に。加持のリクエスト。

 22分流れの中から高原がヘディングシュート。コーナーキックを得るもGKアルハムシが正確にキャッチ。

 中村がDFラインに入るほど押し込まれている。

 23分鈴木が惜しいプレー。やはりがむしゃら。

 24分加持がセンタリング。初のクロスも枚数足らず。ともかく中村、小野が機能していない。オマーンの立て続けのパスミスに救われている。サイド攻撃を続けて仕掛けてくる。

 29分ようやく日本ペース。中村起点、福西、小野がサポート。

 30分高い位置でボールを奪い高原が豪快なミドル!GKの手をはじきコーナーキックに、しかしまたもアルハムシがキャッチ、カウンターに。

 33分オマーンの攻撃もやや大味。

 34分日本が鳥かごから右サイドを突破。コーナーにキッカーは中村から小野に。逆サイドの鈴木にはかろうじてヒットせず。オマーン選手が痛み、小休止。

 38分鈴木が左サイドをドリブル。少しずつ日本のペースに。

 39分オマーン左サイドからセンタリング。

 40分オマーン21番のミドル!枠外シュート。

 42分オマーンのロングボールからゴール前混戦。かろうじてクリア。

 43分鈴木、中村、高原らの連携。日本の2度目の決定機もクリアされる。

 45分アルマイマニがロングボールからの流れでミドル!枠外も威力十分。

 前半終了。0-0 前半は想像以上のチェイスに苦しめられた様子。中盤から終盤はやや持ち直す。オマーンの攻撃はサイドかロングボール、中盤は不用意に奪われないように注意している印象。日本は混乱の中から少しずつディシプリンを構築、サイドは余程でないと上がらない為FWが下がり気味に。シュート数はオマーン。日本は思ったより柔軟性を持ってこれを阻止しようと細かい修正を加えている。

そして(適任者は)誰もいなくなった。

 多田がサテライトリーグでの接触プレーで鎖骨を骨折、全治6週間と診断されました。これはセレッソにとって大きな痛手です。現在正キーパーの伊藤はイエロー2枚で累積リーチ、3rdキーパーの羽田は鹿島戦を見る限りあまりにもお粗末。今回のサテライトでの先発起用は「もしも」を想定した小林監督の意図があったように思います。それなのにこのアクシデント。

 降格争いで最下位をいくセレッソ、その原因が守備の不安定さにあるのは明らか、GKには守備陣に的確な指示を送るという重要な役目があります。そのGKがこのように流動的なのは本当に辛い状況です。

"勝って当たり前"の恐怖

 サッカーナビ宇都宮徹壱さんのコラムが載っています。試合や練習だけではなく、その土地の雰囲気まで伝えて下さるコラムは意外と稀有な存在なので、思わず熟読していました。そこで少し気になった下りが、

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この日、私は何人かの尊敬すべき同業者の方々と明日の試合について語り合ったのだが、みなさん判で押したように悲観的であったことには、正直驚いてしまった。「良くて引き分け、最悪の場合は……」というのが、日本報道陣の大方の予想であるらしい。
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 もちろん報道陣の方たちも「日本が負けろ」なんて思っていないでしょう。恐らく彼等を支配している感情は、今西中島が抱いている「日本が負けたらどうしよう」という類のものではないでしょうか?FIFAランキング(あんまりあてには出来ないランキングではありますが)では圧倒的に日本が上位ですし、過去3戦でもいづれも辛勝ながら負けているわけではありません。


 ただ、それだからこその「どうしよう」なのだと思います。たとえ僅かであってもミスの可能性がそこに有れば、それは恐怖の対象たりえるのです。むしろごく僅かであるからこそ、恐ろしいのです。そんなことを微塵も感じず、「明日の試合を非常に楽観視している」宇都宮さんはとてもタフな、懐の深い方なのでしょう。


 私たちのこの恐怖が杞憂に終わってくれるのか、それとも現実のものとなるのか、答えは5時間後に出ます。


10/13/2004

オマーンVS日本 前哨戦

 まずはオマーンのパンチ。当初主審はマレーシアのサレハ氏の予定でしたが、"日本よりのジャッジをするかもしれない"と難色、急遽中国の陸俊氏が主審を務めることになりました。

スポーツナビ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20041012-00000028-kyodo_sp-spo.html

 この変更がどちらに有利になったかは試合後に明らかになること。それよりもオマーンが日本に対して「我々はあらゆる手を尽くし、日本と闘うのだ」という威嚇をしてきたという事が重要なのです。


 また中東はつい最近までサウジ、イラク以外の国はカウンター一辺倒という印象でしたが、このところ各国ともにスモールフィールド、中盤でのしっかりした組み立てを取り入れはじめています。日本はあくまでカウンターに対する守備を中心にしていたようですが、ウリである中盤を制圧されると、我々が考えていなかった試合展開になる可能性も有ります。


 ただ日本もメンバーの固定によってチームとしてのまとまりのようなものが芽吹きつつあり、それは海外組、国内組を超えて繋がっているようです。また試合会場のピッチ状態も良く、中村などは好感触を得た模様。中国でのアジアカップを経験しているのも強みです。


 お互いベストメンバー、ベストコンディションではないまま、試合を向かえる事になりそうですが、一次予選のベストマッチになる事を期待しています。西中島が考えているキーマンは小野。どれだけ中村をカバーできるのか、三都主の裏のスペースをケアできるのか、そこが試合を左右すると予想しています。

産業再生機構ポークス対西武オイランズ

 タイトルを見て爆笑したアンタ。


アンタ・・・


巨乳ハンターなんてみんな知りませんから! 残念!


巨乳大回転打法斬り!


 いや、それはいいんですが(よくねえよ 昨日の試合を見ていて、妙な既視感にさいなまれたんですよ。なにかな~って思っていたんですが、思い出しました。ダイエーと西武って年間順位はぶっちぎりだったのにチャンピオンシップに負けた磐田とトビが油揚げをさらうようにタイトルを奪っていった鹿島の関係と似ていません?プレーオフって面白いけれど、1位から3位までの争いじゃなくて、ちゃんとカンファレンス首位同士の対決にしないと1位のチームはやりきれないんじゃないかな。なんて考えてました。

10/12/2004

製本完了!

 サイト「色目の端布継接」内の「創作物紹介」で告知しておりました新刊「同人魂」ついに完成いたしました!

 西中島にとって作品は腹を痛めて生んだ我が子のような存在です。ですから出来上がった本を見るときは本当に嬉しくて嬉しくて。

 以前幼なじみの子(二人の男の子のお母さん、三人目がお腹の中にいます)が
「子供を生むのってすごく辛いのに、生まれた瞬間にまた次の子を産みたくなる」
 と話をしてくれましたけれど、そういうところまで似ています。

 秋の関西コミティアまであと少し時間が有りますから、販促グッズなんかどうしよう、なんて考えています。

10/11/2004

大久保について考えてみた。

 今日の日本選抜VSハンガリー選抜の試合は私用で見られなかったのですが、スポーツニュースのダイジェストを見ると大久保が素晴らしいゴールを決めた模様。素直に感激。果敢にゴールに向かう姿が、暫くぶりに見られました。

 ただその攻撃のコンダクターであったのは間違いなくトップ下の二川。大黒、大久保と足元の強さ、瞬発力が持ち味の2トップにとって質の高いパスは欠かせないもの。大黒もノーゴールではありましたが、良いプレーをしていたようです。


 振り返ってセレッソでの大久保ですが、ここまで単独突破、個人プレーからゴールをこじ開けるシーンが目立ちます。

 2ndから加入した古橋が大久保に良いパスを供給するシーンも有りましたが、大久保がチームの一員として機能しているシーンはまだまだ少ないです。「大久保が出ていると勝てない」なんて言いはじめる人までいます。大久保がチームの他の選手達から浮いているから、というのがその理由です。残念ながら、この指摘は全く的外れではありません。西中島も試合を見ていて、大久保がプレーだけではなく、コミュニケーションの面でも不安定だなと感じる事がよく有ります。


 海外移籍を志望しているとの事ですが、日本人同士でも人間関係が上手くいっていないのに、どうして異国で成功できるというのでしょう。先のことばかり考えていて、足元をすくわれるということはどの世界にもある事です。もしこのまま慢心が続けば、そのパーセンテージは高くなっていくでしょう。


 厳しい言葉が続きましたが、それは大久保がまだまだ伸びしろがたっぷりとある、素晴らしい選手であると西中島が信じているからです。チーム残留の為、また彼自身の為、今以上の活躍を期待します。

サポーターとして

 今のセレッソの危機的状況(一番問題なのはセレッソ自体がそれを危機と感じていないことだと思うのですが)に対して、サポーターである西中島が出来ることっていったい何だろう?どうしたら力になれるのだろうと思っていました。

 そういう危機意識を持っているサポーターの方は多いようで、2ちゃんねるの国内サッカー板にある「セレサポにモノ申す!」スレッドから「We are CEREZO!プロジェクト」という運動が立ち上がりました。

 特に目新しい事をするのではなく、

応援には手拍子を
いいプレーには拍手を
そして少しでも長居をピンクに


 というサポーターの基本的姿勢を改めて確認し、この活動を通じて結束を深めようというものです。

 西中島はこの運動に参加する事にしました。とりあえずリンクとバナーを追加しました。セレサポの方々の一人でも多くのご賛同を頂ければと思っています。とりあえず次の神戸戦、全力で応援しましょう!

10/10/2004

カレンの足に魔物棲む。 日本1(4PK3)1シリア

 韓国戦と違ってシリアの守備はややルーズ、それもあって中盤からビルドアップ、サイドも比較的上手に使えていたのではないでしょうか?

 平山、森本も中盤との関係が上手く取れていたため、空中戦、足元の競り合いで勝っていたように感じます。先制点も森本が上手くボールを受けた後、中盤の飛び出しがあった時点で勝負あり。孤立していたなら簡単にボールを奪われていたでしょうけれど、やっぱり枚数をかけた攻撃はいいものです。

 しかし増嶋とカレンは何か憑き物にも憑かれたのでしょうか?やたらとついていません。失敗が失敗を呼びプレーが萎縮してしまっているように感じます。宮本なら「オサレ」ですまされるのですが(すませたらあかんけど)なんか増嶋が自殺点やらPK失敗をするたびに

私もうダメ!立ち直れないわっ!!

 てな感じに手で顔を覆う様を見ていると、「しつかりしろよキャプテン」と陰鬱な雰囲気になります。まあドゥンガさんみたいに

なんじゃコラ!わしかて失敗ぐらいするワイ!文句あるんけ!

 ってな態度取られても何だかなぁってもんですが、せめて「ドンマイ俺」ぐらい言ってもいいよ。がんばれキャプテン。

あとカレンの右足は呪われているからなんとかして下さい、お願いします。

ある意味絶対に負けられない躍動している!!

台風22号の影響で日本代表のオマーンへの出発が遅れています。下手うつと前日練習だけでいきなり本戦という状況になりそうです。ここまでツキの有ったジーコですが、このところは不調気味。

っていうか市原ユースにスタメン組使って前半0-2はまずくないですか?

まあ、ここはアウェーに滞在する日数が1日短くなったと前向きに捉えましょう。相手は圧倒的アウェーの状況を作り出そうと必死のようですから。

オマーン日本戦のチケットがオマーンサッカー協会から発売されているようで、そのインフォメが在オマーン日本大使館のホームページにも載っています。

Oman01

が、

Oman02

日本人用チケットの価格がオマーン人用の20倍ってどういうことじゃあああ!!

さらに同大使館のサイト内にあるスタジアムまでの地図がこれ

ちゃんとスタジアムまでいけるのかよ orz

ともかく日本代表もサポーターも負けるなよ~。がんばれよ~。

奇跡の復活。

 昨日雨に濡れて壊れてしまったかにみえた携帯でございますが、見事

完全復活


 致しました。理由はどうやら

乾いたから


 のようです。すごいね!日本の技術力!!

10/08/2004

家電受難の日

 今月に入って家電の類が次々と故障しています。小宮山のパソコンが絶不調になり、昨日は電子レンジがクラッシュ、今日は油断していて雨水がかかり、西中島の携帯が壊れてしまいました。データが残っているのが不幸中の幸いですが、携帯が無いのは痛いです。


 葬式は立て続けに起こるといいますが、こういうのって連鎖するのでしょうか?高校生の頃には4日で3本カサを壊したことがあったのですが、今回は経済的損失が計り知れません。


 まあ一番の原因は西中島のがさつさに有るようなのですが、他にも原因不明の故障などが有り、ただただ不運を嘆くばかりでした。

ネーミングライツ

 横浜国際競技場が来年度から「日産スタジアム」に名称を変更するのだそうです。こうした命名件売買はアメリカではかなり昔からあって、銀行からビール会社、ミニッツメイドパークなんていった飲料水の企業名を冠したものまで有ります。

 この調子で各チームのホームのネーミングライツが売られたらどうなるんでしょう?ちょっと考えてみました。すでにそうなっているスタジアム、ほぼ企業名のスタジアム(日立台など)は省いています。どうでしょ?

札幌 白い恋人ドーム(カップルシート付きで…)
仙台 カニトップスタジアム(通称カニスタ)
山形 はえぬきスタジアム(通称こめスタ)
新潟 柿の種スタジアム(通称カキスタ)
水戸 水戸パワフル館(コンコースは家電量販店に)
大宮 フレッツパーク(公園内なのでパーク)
浦和 ダイヤモンドスタジアム(ダイヤは炭素なのでトラックなみにry)
市原 五井駅前競技場(JRだし)
横浜FC ニッソー球技場
湘南 でじこスタジアム(スタッフは全員語尾に「~にょ」とつける、強制)
清水 まるこスタジアム(さくらももこがスポンサーになったら…)
京都 スーパーマリオスタジアム
吹田 ナショナルスタジアム(外国人混乱必死!)
長居 可:ベネトンパーク 不可:エコトラファーム
神戸 オススメ:スティーラーズパーク 現実:楽天球場
広島 ZOOM ZOOMパーク
福岡 ジョージアパーク(アメリカ南部人大混乱!)
大分 ペンタくんハウス(老朽化したらリフォームで)
鳥栖 イリュージョンスタジアム(破綻したらテンコーイリュージョンで消える(涙 )


で、足りないものって何よ?

 セレッソ大阪。まあ、このまま行くとJ2でしょうね。「入れ替え戦があるから」なんて言ってると簡単に足元すくわれますよ。


 で、なんでセレッソがこうなってしまったのか、仕事そっちのけで考えていたわけですよ。無い知恵絞って。


 結論。やる気が無いから。


 やる気って言うと大雑把ですけれど、細かく言うと「熱意」とか「危機意識」とか、そういうものですよ。それが無いと上手く行くものも行かなくなる。鬱病なんて極端ですけれど、気持ちが0になったら立つ事だってできませんから。経験者が言うんです、間違いない。


 例えばフロント。「失点が多いから守備を補強しよう」ここまではOK。でも「どんな選手がいいのか」「どんな監督ならいいのか」というレベルで急に投げやりになる。「俺らサッカー知らんから」と適当に強化部をつついてはい、終わり。結果はご存知の通り。本当にいちがんになってます?大砲ってどこにいます?


 例えば選手。ちょっと窮地に立ったりすると「もうアカン」状態。他のサイトなんかでは工藤ちゃんとか4様とかが叩かれてますが、西中島はどうしても西澤と大久保に目が行くんです。ゴール裏だからかな…。負けてるのに下向いてトボトボ歩いているキャプテンに、誰がついていくんだろ、ついていってもアカンしね。嘉人なんか先日のダービーの最後の方は「点よりもドリブルとか、魅せるプレーをした」なんて平気で言ってるし、それがメディアに載っても誰も注意しない、少なくとも注意したなんて話は聞かない。


 出原社長、同じ日本ハムでも北海道はえらく盛り上がってますよ。本社に戻った時、どっちが有能って見られますかね?マーケティングとか、経営手腕とか、人身掌握術とか、社長ってそういうところ長けてないとマズイんじゃないですか?


 選手の皆さん、J2に落ちても大丈夫なんて思っていません?どんなにテクニックが上手くても、どんなに身体能力が有っても、闘う意識の無い選手を取りたいチームなんか有ると思っていますか?


 私たちサポーターも、ちゃんと危機意識持ちません?5失点以上の試合が年に3回も有ったら普通ボイコットするとか、逆にもっと応援しようって呼びかけるとかするでしょ。1stの最終節で暴れたから、もういいんですか?


 次は神戸戦、そしてその次は柏との直接対決。古橋も、苔口も帰ってきます。絶対落とせませんよ。落としたらその時点でアウトでしょ。時間はすぐに立っちゃいますよ!!

10/06/2004

仏の顔も三度まで。 日本ユース 2 ( 1 PK 3 ) 2 韓国ユース

 日本の攻撃はやはり平山が起点。しかし韓国も元来高さ、強さ、速さが持ち味のチーム。タテのボールはことごとく競り勝ち、こぼれたボールも殆どシャットアウト。そこから一気にカウンターで日本の3バックのサイドにFWを走らせるというパターンが何度も何度もリフレインされます。ここまで露骨に弱点をさらけ出しているチームも無いでしょう。結局前半は0-1、よくもまあ1点で収まったもの。これがこの後の伏線になろうとは…。

 後半の前半も韓国ペース、このシュートが決まらないか!というチャンスが最低2つ。中盤日本がシステム変更、森本を入れ、4バックに。カレンが右サイド、苔口が左サイドを侵食。韓国は逃げ切ろうとベタ引きに。ところがよりによってロスタイムに集中力が切れたところを森本に突っかけられ、それを渡邊に押し込まれ同点。韓国ベンチ、応援団ともにアイゴー。試合は延長に。

 ところが日本はサイドからの攻撃に有効性を確認してもなお、平山に放り込むスタイルに戻し、再度韓国ペースに。絵に描いたようなカウンターで失点。ゴールデンゴールならこれで終わりのはずですが、延長戦は15分ハーフのフルタイム制。韓国は今度こその意気込みで守備をベタ引きに、日本も再度両サイドを使って反撃。タイムアップ寸前に苔口から良いクロス、タテのボールには対応できても、センタリングでの競り合いなら平山に分が。またしても同点、またしてもアイゴー。

 結局PK戦1-3で敗れてしまったのですが、それよりも問題なのが内容。正直後半残り5分と延長後半残り1分くらいしかしっかりとした攻撃が構築されていませんでした。折角カレン、苔口のサイド攻撃に糸口を見つけても、基本は変わらずケガの平山頼り。しかもあれ程露骨なロングボールばかりなら、苦境に立つのも当たり前です。日本サッカーの基本である中盤主体のしっかりしたビルドアップがこれ程無視されたチームというのもはじめて見ました。その原因が選手のコマ不足に有るのか、単にチーム構成上の問題なのかわかりませんが、もし前者が原因であるなら、それは日本サッカーにとって重大な危機でしょう。

後は製本のみ。

 「foot ball」と銘打っているブログで最初の記事が同人活動ってどうよ。とか思うのですが、関係無くサクサクと宣伝。

 無事関西コミティア24に受かりました!

 しかもまた壁サークルらしいっす!今度はひょっとすると入り口すぐのところかも…。

 新刊は西中島の個人サークル「西中島本舗」が委託書店裏側暴露本(って程の内容でも無いですが)の「同人魂」、小宮山良個人サークル「scrappers」がうさみみ本「RABBIT LIFE」です。

同人魂

 しかし夫婦で別サークルってどうよ?小宮山いわく

「一度合体サークルがしてみたくて…」

 とのこと、
それだけの為に2サークル分もスペース取ったんですかああああ!?

 まあともかく、生西中島を見たい方は10月24日、新大阪センイシティーに来てくださいな。