3/30/2014

【チケット寄附】今年もチケット寄付やります。 #cerezo #photo #diary #ticket

今年もチケット寄付を募りたいと考えている。今はセレッソの社員さんとも意見を詰めている段階。


ご存知無い方に概要だけ。

  • クラブセレッソ特典の「ホームゲーム招待券」を一つにまとめて、大阪市に寄付。市内の児童福祉施設等にいる子供たちにセレッソの試合を観てもらう。
  • 「ええかっこしい」が目的ではなく、子供たちが「未来のサポーター」になる可能性、サッカーを素晴らしいものと知ってもらえる可能性を広げるための活動。
  • 2年前から実施。2年前は60余枚、去年は40余枚を寄付。(減っているのは去年から招待券が1枚に減ったため。ご賛同いただいた方は純増)


正直、大ブレイクしてスタジアムが賑わっているいる今年は、この活動をするべきか迷った。けれど、長居のファミリー席(カテ5南側とアウェイサポーター席の間)であれば、殆どの試合で大丈夫だろうと判断した。もちろん、子供たちが無駄足になることを防ぐために、セレッソ大阪の窓口になっていただいているAさん、Mさんとも調整中。


寄付の方法


  • スタジアムでの直接の手渡しにも対応予定
  • 当座は下記住所にお送りいただけれぱ


郵送先住所

〒590-8799 大阪府堺市堺区南瓦町2-16
堺郵便局留め
松園 貴孝

郵送いただいた際はメールなどでご一報いただけると幸い。 以下、活動に関してつらつらと駄文。



昨日の試合だけではないんだけど、スタジアムに来る人達が若くなったなと感じることが多くなった。それはいいことだと感じている。若いからどう動いていいかわからないとか、迷走することもあるけれど、それは先輩たちが声をかけるなりしてまとまっていく話。どんどん「代謝」していくことは望ましいことだ。その輪の中に子供たちが加わっても、それは応援する側としても意味があるだろう。

それに、立場とか年齢とか、いろんな垣根を超えて思いを一つに出来る場所なんて、日本にそうあるものではない。その最高クラスにある(と信じている)セレッソのスタジアムに、試合に触れてもらえたら、何か伝えられるものがあるんじゃないかと。


日本を代表するプレーヤー、世界を代表するプレーヤーのテクニック、がんばりが、子供たちの生き方によい変化を与えられればいい。セレッソを、サッカーを愛してくれるなら、なお幸せ。

キッザニア甲子園のヤンマー、日本ハムパビリオン開設の際、柿谷曜一朗はこうコメントしている。

子供の頃、初めてスタジアムでサッカー選手を見たとき、かっこよすぎる!絶対になってやる!と思いました。それを自分も意識していて、「何やあれ!かっこいい!」と思われるプレーを意識してやっています。

そういう子供がこの活動から生まれれば、また幸せ。


もちろん、招待券の意図は「お友達をつれてきてほしい」であることは承知しているけれど、カテゴリー違いなどから使われない招待券があるのであれば、それを有効利用するのもありだと判断している。もちろんNGだと考えている人を否定するつもりはない。いろんな人がいて当然。


では、スタジアムに、一人でも多くの笑顔があるように。

3/29/2014

2014 J1 第5節 C大阪 0vs0 新潟 悔しさがあるなら糧に。 #cerezo #photo #diary

2014年3月29日(土) 14:04キックオフ[ 観客 15,232人 ] 晴れ時々曇り

得点者なし


試合後のこの表情が全てだ。悔しいし、まだ何かし足りない気持ちにもなるし、それは、下を向いてしまう。

スターティングメンバー


控えキーパーが丹野研太から武田博行に変わっている以外は直近の試合から変わらず。


前半


この試合の通して統一した話なのだけれど、中盤でイニシアチブをとる時間帯が非常に少なかった。中盤の数は5対4であるにもかかわらずだ。

原因は2つあって、一つはボランチの正確性と運動量に差があったこと、今一つは新潟の左サイド、岡本英也、金珍洙が非常に攻撃的で、右サイドの杉本健勇と酒本憲幸が引っ張られてしまったことだ。



セレッソの中盤は、そもそもの5枚に両サイドバックの酒本、丸橋祐介が加わって、数的有利を作った上でイニシアチブをとる。ところがこの試合はハイプレスでボランチ、サイドバックの位置にまでストレスが掛かり、フリーになる場面が少なかった。

その時は最終ラインにボランチの1人が下がって3対2の局面を作ってしのいでいた。


だが、サイドバックの上がりが少ない分(それは守備で疲弊していたことと、一列前の南野拓実と杉本健勇がうまくボールをおさめきれなかったことが要因)攻撃開始位置が低くなっていたため、一番得意のショートカウンターを仕掛けるタイミングがなかなかなかった。


そうして数少ない攻撃でもフィニッシュまで到達する機会が少なかった。

2列目は柿谷曜一朗、南野、杉本健勇と、それぞれに攻撃力がある選手だが、シュートを撃てる時に撃つことがなく、消極的なパスをすることが多かった。小さなミスも目立ち、容易にパスカットされていた。


一番ポイントになれていたのは、得意のパスではなく飛び道具、ロングボールから杉本の落とし、偶発的な流れの中からとセットプレー程度だった。


そうして、新潟の攻撃に晒されてしまったのだが、そこは山下達也、ゴイコ・カチャル、キム・ジンヒョンの最終ラインがよく耐えてくれた。



この試合に福音を求めるならそこだ。ゴイコ・カチャルは靴が脱げても奮戦してくれた。


後半


後半になっても、流れは変わらず。新潟の背番号8、レオ・シルバは躍動し、セレッソの背番号8、柿谷は我慢の時間帯が多かった。


セレッソはフォルランをフィニッシャーとして、残り10人を汗かき役に決めた。去年との役割の違い、立場の違いが柿谷を苦しめている。


頼もしい相棒であるはずの南野もフラストレーションを抱え、日頃見せているような果敢なドリブルの機会が少なかった。


それが南野の負担になったのか、試合終盤には小競り合いまで。カードの色が違っていて幸運だった。



後半23分には動きが止まったディエゴ・フォルランを下げて南野を入れ、守備の堅い3枚を中盤の核にすえた。


さらに終盤、後半35分には推進力を増すために楠神順平を入れ、点を取る姿勢を見せる。しかし、どちらもうまく噛み合うことはなかった。



相手が好調だった、連戦で選手が疲弊していた、ピッチコンデイションが悪かった、予想していた戦い方とは違っていた、引き分けになった因子はいろいろとあるだろう。しかし、タイトルをとるチームはその中でも勝ち点無しを1にし、1を3にする地力を持っている。新しいセレッソになるためには、強かさや回復力を持たなくては。


3/23/2014

2014 J1 第4節 鹿島 0vs2 C大阪 開花。 #cerezo

2014年3月23日(日) 15:04キックオフ[ 観客 32,099人 ]

得点者
前半19分 長谷川 アーリアジャスール(C大阪)
後半41分 フォルラン (C大阪)


完璧な試合。今まで無かったセットプレーという武器で先制点を奪い、最後まで相手を苛つかせた。これはアジアを相手にした経験が生きている。ACLは観客が入らず、けが人も増え、過密日程で疲弊するとマイナスの要因ばかり考えていた。けれど、山東戦での悔しい敗戦、プリーラムユナイテッド戦での光明が無ければ、この勝利も無かっただろう。

スターティングメンバー


プリーラムユナイテッド戦からは染谷悠太が外れ、入れ替わりにゴイコ・カチャル。その他は変わりなし。


前半


前半は、これまで6連敗中の鹿島相手、しかもアウェイ鹿島サッカースタジアムでよく我慢をしていた。特に相手の核であるダヴィへの対策は完璧だった。


ダヴィに入りそうな時はゴイコ・カチャル、山下達也がタテの関係になって、とにかくトップスピードにのせる前に潰すという意識が徹底されていた。今までもその手はずだったのだけど、これまではダヴィがそれを上回る攻撃力を見せていて、最後まで徹底できなかった。

しかし、この試合では難なくと表現していいほどダヴィに仕事をさせなかった。これは山東戦のワグネル・ラブとのマッチアップが生きていた。


相手の飛び道具を封じたところで、今度はこちらの飛び道具。鹿島サポーター、チームは南野拓実という名前とプレーを決して忘れないだろう、苦々しい思いとともに。


鹿島好調の要因は遠藤康、伊東幸敏という右サイドが機能していたことも大きく、南野、丸橋祐介という左サイドを生命線とするセレッソとは「喧嘩四つ」の形になっていた。そこをどう制するかが試合の鍵になるだろうというのが予想だったが、結果はセレッソの完勝になった。

今季のセレッソは前への推進力に問題があったのだが、柿谷曜一朗が一列下がり、長谷川アーリアジャスールがボランチに入ることで各ポジションのボール保持力、タテへのスピードが飛躍的に高まった。その効果で、今まで唯一ボールを運ぶ役目をしていた南野への守備がゆるくなり、全体的な攻撃力が増すことになった。


またもう一つ、セレッソが今年得た武器がセットプレーだ。徳島戦での山口蛍のフリーキック、清水戦での山下、カチャルのゴールなど、今季リーグ戦ではここまでの全6ゴール中3ゴールがセットプレー。新たな武器を得たことで、流れの中からゴールが生まれなくても強引に攻めこまず、我慢する意識が強くなった。

この試合でも貴重な先制点を奪ったのはセットプレー。左サイドからの丸橋のキックから混戦が生まれ、山下が何とか起点を作ると、ボックスの外にいた長谷川が見事なミドルを突き刺した。


相手の攻撃をしのぎ、一瞬の隙から先制点を奪い、相手の焦りを誘う。鹿島のお株を奪う試合運び。

先制点以降はボールポゼッションは鹿島で、セットプレーから危険なシーンも生まれたが、なんとか凌いで折り返す。

後半


後半は鹿島の自滅に助けられた要素が強い。 立ち上がりから本山雅志、ジャイールが入った鹿島だが、システムが理解できるまでの5分間以外は無難に守り勝つことができた。守るセレッソ、攻める鹿島の図式は延々と続いたが、山下の安定感が大きく、殆どのアタックをはじき返していた。


後半30分にはより守備的な意識を高めるため扇原貴宏を投入、長谷川が一列上がり、強固なトライアングルを形成する。 入れ替わりに鹿島はイラつくダヴィがカードをもらったことから交代され、鹿島の混乱はより強くなった。




このまま0-1で進むかと思われた後半40分には嬉しい追加点、左サイドに入っていた柿谷曜一朗と長谷川の関係で敵陣を侵食、高速の折り返しに合わせたのはディエゴ・フォルラン!


この追加点のおかげで残り2枚のカードも相手を焦燥させる時間稼ぎに回せた。

後半44分には前線からの守備も意識した永井龍の投入。その2分後にはミッチ・ニコルス。ゆっくりと時間を消化し、試合をクロージングさせる。



重ね重ねになるが、今まで何度もやられていた狡猾な試合運びを、相手のホームでやってのけたことは大きい。リーグ戦9得点無失点、安定感のあるチームを足止めし、得失点差1まで迫れた。その全ての起点はアジアを相手にした経験から生まれている。これからもアジアとのマッチアップは続く、セレッソは今からでも、さらに成長する余地を残しているのだ。それはサポーターにとって何よりの幸せといえる。


3/21/2014

試合が見られない週末には。 #photo #diary


仕事して、仕事がなくなったら写真を「追い込んで」いくことにしている。

今自分が持っている機材はNikon D600(中国から「欠陥商品」と言われてるらしいが、ちゃんと手入れしとけばぜんぜん使えるいいカメラだ)とAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDというレンズだ。

70-300という望遠レンズはDXフォーマット(一般に言うAPS-C)だとちょうどいいけれど、フルサイズだとちょっと短い。


上の写真の元画像がこれだ。コイツの傾きを整えて、トリミングして、ノイズを抑えて(シャープさがなくなるから出来る限りしたくない)、階調を整えたりして仕上げる。

でも、本当はいい望遠レンズがほしい。できれば400mmとか、そのあたりの。


カテゴリー4で、長居スタジアムで、メインスタンド側の両端に行かれるとかなり厳しい。これが精一杯だったりする。あまり望遠を伸ばしても奥行きとか無いから意味が無いんだけどな。





ああ、もっと写真がうまくなりたいなあ。

3/19/2014

AFC Champions League 2014 Group E MD3 CEREZO OSAKA (JPN) 4vs0 BURIRAM UNITED (THA) #cerezo

04' KAKITANI YOICHIRO
34' MINAMINO TAKUMI
82' MINAMINO TAKUMI
90'+3' FORLAN


清水戦でつかみかけた自信を、確かに自分たちのものにした。そして新戦力が予想以上の働きを見せた。なにより、皆が待ち望んでいたゴールが生まれた。これ以上はない、これ以上の幸せは。

スターティングメンバー


大勝したJ1リーグ第3節から大きな変動はなし。ゴイコ・カチャルが下がり、染谷悠太がスタメンセンターバック。

前半


立ち上がりは、やはり前節でよく機能した左サイドからの仕掛けが多かった。


左サイドでは南野拓実が下がって入れ替わりに丸橋祐介が上がる形でマークをずらす。南野はフリーで受けると独力での突破を仕掛けたり、柿谷曜一朗とのコンビネーションで抜けてきたりとキレキレの動き。

しかし、先制点は右サイドから。サイドをえぐって一旦酒本憲幸に戻し、グラウンダーのクロスに柿谷が飛び込んだ。


柿谷はこれでACL開幕から3戦連発のゴール。リーグ戦ではもたついているが、アジアレベルでも活躍できることをこの国際大会で証明し続けている。


去年のシステムが柿谷を「太陽」とするシステムであるならば、今年のシステムは柿谷を「月」とするシステムだ。フォルランという「太陽」と、多彩な攻撃陣、中盤とのバランスをとる陰のキーマン。

実際柿谷は、去年より攻撃のビルドアップへの参加や守備の一歩目といった地味な仕事の量がグンと増えている。その代わりフィニッシャーとしての仕事は減った。より「8番」らしいプレーを、これまでの8番に比肩するクオリティでこなしている。


代わって攻撃の核となりつつあるのが南野だ。柿谷が近くにいる時の南野の破壊力は去年最終節の浦和戦、今年の清水戦で十分に実証済み。トップ下と左サイドハーフという近しい位置取りになったことで、相乗効果が高まっている。

2点目はこの南野のトップスピードでのボディバランスとスキル、それにスペースを見つける嗅覚が連動した素晴らしいものだった。丸橋からの長いパスをゴール前の絶好の位置で正確に受け、難なくゴールを決めた。


守備では初出場、初スタメンの染谷がよかった。


ゴイコ・カチャルはボランチが本職で、前に食いつく守備が持ち味。その反面、裏をとられる危険もあった。染谷はセンターバックが本職、長く相手の攻撃を受けても耐えられる粘り腰を持っている。山下達也もどちらかというと前に、人にと食いつくタイプなので、前後の関係が生まれ、コンビネーションは悪くなかった。

しかし、全てがうまく行っていたわけではない。スコア上は2-0であったけれど、ブリーラムも無策だったわけではなかった。J1と比べるとスキルでは劣っていたものの、複数の選手が目まぐるしくポジションを変える変則のシステムを採用していたため、人を捕まえるのが非常に難しかった。

後半



後半もセレッソの優勢は変わらなかったが、プリーラムの流動性に手を焼くところが散見された。さらに、一人の男が躍動するチームの中で浮いてしまっていた。


清水戦同様、決定機を作りながら決めきれないディエゴ・フォルラン。彼が動けば相手の守備陣が乱れる。その効果はあったものの、あまりにも高価なデコイ(おとり役)、本人としても不本意だったろう。





南野がさらに1ゴールをあげ、山下、途中出場の扇原らがらしさを見せる中、一人だけゲームに入りづらい様子だった。

後半17分

後半38分

後半40分

しかし、後半もラストプレーというところで相手のミスを見逃さず、角度が無い位置からようやっと初ゴールをあげてくれた。スタジアムは「喝采」ではなく「安堵」の歓声に包まれていた。



今季戦力として期待していた選手が、それぞれの居場所をようやっと見つけた。次節、負けなしでリーグ戦首位を走る鹿島を相手に、この勢いをどこまで持っていけるか注目だ。ACLでも首位と勝ち点差は1、予選通過の可能性は大きく広がってきた。