1/31/2006

リタイヤ第一号。


それは私。



 齢も四半世紀を超えると、風邪のひき方も変わってくる。子供の頃は朝起きた時に熱があっても夜には元気になっているくらいのスピードで病魔が四肢を駆け抜けてくれたのだけれど、今は性質の悪い訪問販売員みたいにのっそりとやって来てなかなか立ち去ってくれない。鼻の奥がボーっとしている。頭がボーっとしているのは、いつものことか…。

 気分転換に今の若者が聞いている音楽でも聴いてみる「鼻が詰まったりすると 気付くんだ 今まで呼吸を していたこと」おおっ、今の私にぴったり!

…。


……。


………。

 涙腺まで弱くなっているのか、無闇に感動してしまった。


 「バカは風邪をひかない」なんて言ってくれたのに、あれはウソだったのかい?PSMまでには治しておこう。


 

1/29/2006

笑顔っていいやね。

 ようやくオフィシャルの選手紹介のページに写真が入りました。嬉しいのは選手の殆どが笑顔な事ですね。以後選手の写真を見ながら記事書きますんで、よろしければそのページと平行して御覧くださいね。

 前々から思っていたんですが、こういう時の写真って絶対笑顔の方がいいんじゃないですか?やっぱり肩肘張った顔よりも親しみが持てるじゃないですか。ざっと見て、前田はいい顔してますね。たたき上げの骨太系の人がこういう笑顔していると、なんか嬉しいです。ヤナギは新婚だからか男前になったように思うな。ひいき目かな〈笑 ブルーノとゼ・カルロスも、いい笑顔してます。

 新人君達も、臆する事無くいい表情です。堂柿君なんか女性ファンつきそうですね。最近下村といい、江添といい、だんだんと良い意味でセレッソっぽくない顔が増えてきた。でも毎年必ず「セレッソ顔」の選手も入ってくる、これもまた面白いことです。去年は前田、今年は山下かな。こういう下あごのごつい、かわぐちかいじの漫画に出てきそうなタフネス顔も、いいんじゃないですか。


 そんな中で笑顔では無い人もちらほらと…。柿本、河村は、緊張しているのかな?早くチームに馴染んでくれるといいんですが。アキは、今年は勝負の一年という事で、笑顔はその時までということと思っています。古橋の固い表情は、キャプテンとしての決意の表れでしょう。徳さんは…。徳さん…。んー。この表情の方が特徴が良く判るしなぁ…。カメラマンさんもあんまり笑顔強要できなかったんでしょうね。


 今はキャンプ初日も終わって、選手もホッと一息ってとこでしょうか。厳しいキャンプになるそうで、次第に皆厳しい顔になるでしょうが、それもこれも去年獲り損ねたタイトルの為、心の底からの笑顔は、その時までとっておきましょう。

IMG_0935.JPG


 

1/27/2006

長居問題で大阪市に電凸。

 本当は昨日大阪市の公園管理課に電凸したんですが「担当者が休んでいる」という事で今日再度電凸してみました。

 結論から言うと、管理課としては「こういう風にしたいな」という青写真は有るものの、予算や施工に関しては何も決まっていないようです。去年電凸した時から殆ど進捗していないような気が…。


 唯一決まっているのは改装の開始時期で、スタジアムのスケジュール上9月からの開始なんだそうです。ちなみに工期は未定、つまりいつ終わるのか判らない!セレッソがホーム6試合を長居第二で開催できるようJリーグに申請したのは「9月の工事開始からシーズン終了まで最大で6試合使用できない可能性が有るんで、念の為押さえておこう」という考えからのようです。ホーム6試合って事は3ヶ月弱くらいですか。


 改装個所はトラックなどレジンで覆われた個所(茶色い部分全て)と、障害者席。スタンドにも手を入れる為、工事中は使用不可という判断のようです。ゼロックススーパーカップはスタが改装中で、こんな席割でも会場変更無しなんですが、どうなんでしょうね。


 思いっきりサッカー中心に考えれば、スタンドの改装(といっても身障者席だけだからごく一部でしょう)はブロックごとに分けて、試合の時はそこは立ち入り禁止にすれば、別に長居開催でも問題ないと思うんですが、予算がどんなものなのか判らない今では大阪市職員、及び日本陸連の皆さんの善意に期待する他はないですね。


 ちなみに以前から「あのトラックを改装する意味があるのか」と思っていたのですが、大阪市の職員さんから、「トラック部分の改修はいずれしなくてはいけなかった」という説明をうけました。

 なんでも日本国内でも国内一種というトラックの規格が有って、これをクリアしないと国内競技(国体とか陸上競技大会)が出来ないらしいんです。でもこれが5年毎の更新制で、96年改装の長居は今年が丁度その更新時期。来年の国際陸上もにらんで今のうちにトラックを整備しなおしたいのだとか…。

 今考えると10年くらいでそれほどトラックが劣化しているのか疑問なんですけれどもね。毎年国際女子マラソンを普通に開催しているし、悪評もないし。市の財政考えると無理にせんでもという気がしないでもない。これは私の個人的意見ですが。


 さらに第二の件を追記しますと、こちらは手を加えるかどうか微妙っぽい。第二の芝の方がよっぽど手を入れてほしいんですが、そこんところはいろいろ大人の事情ってやつがからんでるんでしょうか。


 今思うともっといろいろ突っ込みたかったんですが、何せ核心に近付くと「予算が決まっていない」「何も決まっていない」としか返事がないもので。力及ばずですね。失礼しました。


 

1/26/2006

第二で6試合だってさ。

 ブログにはいろんなタイプが有ると思う。

書いている「人」が面白いブログ。
〈アイドルとかスポーツ選手とか、はたまた何かの専門家のブログ〉

書いている「内容」が面白いブログ。
〈無名でも文才のある人、ある分野に特化した知識の有る人のブログ〉

逆に全く普通の人の、何気ない日常がメインのブログ

 ウチってどれなんだろうと思っていたのだけれど、御世辞にも文才は無いし、博識なわけでもない、もともと有名人というわけでもない。それなのに結構な方に来ていただいているのは、多分私のトラブルメーカーぶりが面白いからなんだろう。


 さてさて、そのトラブルメーカー様の気持ちがウズウズするようなニュースが飛び込んできた。

スポーツナビ

規格外会場開催を許可=Jリーグ

 Jリーグは25日の理事会で、今季の試合会場で観客席数など規格を満たしていない競技場を使用することを承認した。J1では長居陸上競技場が2007年の世界陸上選手権に向けて改修されるため、C大阪が主催試合を長居第2競技場で6試合開催するほか、J2では東京Vが東京・駒沢競技場、西が丘サッカー場の使用が認められた。〈後略〉


 このニュース、そろそろJリーグも日程が決まっているべき時期だし、普通に見れば普通のニュース。でもこの「問題」をずっと追いかけてきた私としてはとても腹立たしいニュースだった。〈詳しくはこちら

 まずひとつ。何故6試合もの長期間長居第二を使用しなければならないか、というアテンションが、チームからもスタジアムを管理している大阪市からも、サポーターに全く伝えられていないという点。

 長居改修問題に関しては、去年の8月末の時点で改修の予定、予算を組む大阪市スポーツ振興課の方から

「改修に関してはまだ具体的には決定していないし、年度末の予算承認を受けていないので、今のままではコメントできない。また決定していない予算については公表、開示は出来ない」


 というとても御丁寧なコメントを頂いていたのだが、試合数が決まったという事は工事内容も決定したという事だろうか。明日辺り聞いてみよう。


 今ひとつは「何故トラックの改修のみで長居から締め出されてしまうのか」という事。以前からここを見ていただいている方なら覚えておられると思うが、国内で過去2例〈ビッグスワン、神戸ユニバー〉しかない陸上トラックのCLASS1への改修を、どちらも担当した長谷川体育施設株式会社の営業の方からトラックの改修をしながらでも試合は出来るというコメントを頂いている。今回の改修は長谷川体育施設株式会社ではないのだろうか?他の業者を選ぶのはコスト面から考えてもナンセンスなのだけれど。こちらも直接聞いてみよう。

hasegawa01.JPG


 とにかくこの情報のリークはアンフェアだと思うし、当然納得していない。今からリーグの日程をどうこうしようなんて考えていないけれど、せめて関係各団体から誠意ある回答を引き出せるようにしたい。明日は丁度チームの始動日なのだけれど、私もまた始動しなければいけないようだ。まずは電話攻勢といこう。


 

1/25/2006

ニュースの90%は不幸で出来ています。

 小学校の高学年ぐらいだったか、私はニュースを観ていて「世界は悲しい出来事で覆われているのだろうか」とつらい気持ちになった時があった。


 ダンプにはねられて子供が死にました。

 働き盛りのお父さんが過労死しました。

 政府が対応を怠ったために沢山の人が難治の病に苦しんでいます。

 そんな話ばかりがブラウン管から流れてくる。どうして私はこんなに辛い事ばかり起こる世界に生まれてしまったのだろうと。


 今思うと、子供の頃の私はえらく悲観主義的だった。ニュースが悲劇ばかりなのは、世界が悲劇で彩られているからなんかじゃない。他者の悲劇こそが、より多くの人を引き付けるコンテンツなんだ。


 私はいわゆる「アクセス乞食」の類なんで、アクセス数は気にしている。書いた記事とその反響を逐一見ていると、おかしなことに気がついた。よいニュース、例えばセレッソが勝っただとか、嘉人がゴール決めただとかよりも、ほんの些細なバッドニュースの方が、遥かにアクセスが伸びるのだ。

 別にアクセスする全ての人が、ある種の悪意を持って訪れているとは思わないけれど、きっとニュース番組の殆どがバッドニュースなのも、同じような理由からなんだろう。


 昨日私はニュースを通して、東京である企業の青年実業家が逮捕され、東シナ海で中国の漁船が日本の漁船を駆逐しつつあり、北陸の片隅で雪に難儀する人々がいる事を知った。

 でも私の与り知らないような世界の片隅では、きっとそれと同じ時刻に、新しい命が生まれたり、羨ましいほどの恋が続いていたり、おばあさんの長生きを祝うパーティが行われていたりするんだろう。この世は、子供の頃の私が思っているほど、息苦しいわけではなさそうだ。


 

1/24/2006

ゴールだって、アシストだって、私を満足させられない。

 中田英がユーベ戦で好結果を残しているように、嘉人はデポルティボをカモにしているようだ。2点ビハインドからの同点劇の立役者は、間違い無く嘉人だった。右サイドからのクロスをヘディングでゴールすると、今度は逆に右サイドからクロスをあげ同点弾をアシストした。

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 嬉しくないのか?と聞かれれば、勿論嬉しい。でもすごく嬉しい?と聞かれると、そうでもないよという感じがする。

 別に「これくらいの活躍では」と感覚が麻痺しているわけじゃないし。まして他の選手の方が好きになったってわけでもない。


 ただ何となく、嘉人がセレッソにいない日々が長くなりすぎて、少し寂しい。あの愛すべき「ごんたくれ」が、目の前で爆発している様子を観れないのは辛いのだ。話によるとカードまでもらったらしい。いよいよその様が観たくなる。

 早く帰って来い。活躍するまで帰ってくるな。どちらの言葉を送れば良いんだろう?

 
 

1/23/2006

オフネタ無し企画 「あるブロガーの一日。」

11:00 睡眠薬の赴くままに寝ていたらえらく寝坊をする。

11:30 もはや朝食とは言えぬ朝食。トーストと目玉焼き。

12:00 ニュースは無いかとスポーツサイトを徘徊。松井平山のゴールに感動する。嘉人も頑張れ。

13:00 物理破損したハードディスクを電器量販店に持っていく準備。

14:00 量販店到着。2週間くらいかかるが無料でいけそうらしい。ちょっと得した。

14:30 遅めの昼食。好きなインド料理屋で家内と食事。ここはナンがおいしいから好き。辛いものがキライな家内もよく食べていた。マトンのカレーも臭みが無く美味い。



15:30 すぐ上の本屋に。昔は沢山バカな本とか買っていたのになぁ。最近のマンガの絵柄が全部同じに見えるようになりました。さすがに島本和彦星里もちるの違いは判るけれど。それにしてもルナハイツ映画化って…。



17:00 帰宅。ニュースを漁る。ジュビロの新ユニで大騒ぎwみんな飯田産業のフォントやらレイアウトに非難が集中しているけれど、あれは下腹部辺りの透かしをはっきり見せたいというデザイナー側の意見と、スポンサーの文字をしっかり見せてくれというフロント側の意向と、プーマの素地の不味さが絶妙にマッチした、「船頭多くして船山に登る」の典型的パターンだと思う。この場合「シェフが二人いるとスープが不味くなる」という方がしっくり来るかな。

18:00 セレッソ関係に動き無し。仕方が無いので撮り貯めた写真でも整理するか。

20:00 夕飯、湯豆腐。

22:00 これはいいかなという写真を貼り付けてみる。えいえいやあ!!



22:20 ただ今ブログ記事製作中。やべっちFC観て寝るか。


 

1/21/2006

チャムマシッジョ?

 ピッチの内外で起こる全てのトラブルに関与しております。サッカー界のショッカー、西中島でございます。んなわけねーっての。


 ああ、そういう事を書きたいんじゃ無かった。実は今日私、街中をブラブラと歩いておったんですよ。もう普通にブラブラと。

 そうすると一軒の食堂が見えてきまして、のれんに「韓国家庭料理」とある。ああ、そういうお店なのねとふと目をやると、この文字が目に入ったんですよ。



 …。えーっと、ひょっとしてこれ、「ポシンタン」とか読みます?他の読み方は…。思いつかないな。でもポシンタンって。

ポシンタン.jpg


 これですよね。これって犬鍋なんですけれど。


 別に食文化に優劣は無いと思ってるつもりだったんですが、やっぱり目の前に現実としてどんと置かれると、抵抗が有りますね。犬を飼っていた事も有るから、なお更そう感じてしまうのかも…。

 他者の思考を理解するというのは、かくも難しいものなのでしょうか?私等は「クジラ獲って何が悪いんじゃい」とか思うけれど、それを理解できない人もいるんだなと。今日理解できない側の立場に立ってみて、初めて判った事がいろいろ有りましたよ。まあ捕鯨禁止には多分に利権の絡んだ運動になってしまって、ヒステリックな行動とかも起きているらしいですが。


 ここはサッカー系のブログなんで、シメはやっぱりサッカーに関連するところで落とさなきゃとか、いらん性根を見せようと思っているんですが、どんなに憎いと思っていても、他者に対する最低限の敬意ははらわんといかんのかなと。今まで私はそういう最低限が出来ていなかったわけですがね。

 そうして互いに共有できる価値観を見出して、信じる事が出来るようになってから、改めて「ここはこうしよう」とか、意見交換しようとか、そういうステージに立てるんじゃないかなと。今無理やりそこに引き上げようとしても、摩擦が強すぎる。仮にそこで共有できる部分が見出せないなら「そういうもの」としてお互いに距離を置くってのがベストなのかな。


 そこに関して、私が出ると、必ず摩擦計数が二桁くらい上がると思うんで、関わったりはしませんが、良識と誠意を持った方達が動いて下さっているようなんで、期待しています。


 


1/20/2006

ヨネヤマトタケル。

 「火の国」に再び米山が舞い戻る事になった。セレッソ→鳥栖→セレッソ→熊本→帰阪→レンタル延長で再び熊本。畿内(大阪)と九州を往復する米山の姿を見ていて、ふと表題のダジャレを思いついた。

 確かヤマトタケルがその名を得たのは九州に根を張るクマソ一族を打ち滅ぼした時だったはず。米山には今度こそ「タケル」の名を勝ち取って欲しい。(今調べたけれどクマソを討った時、ヤマトタケルは美少女に変装していたらしい。似合わないな…。)


 セレスレではいろいろと憶測が流れているけれど、セレッソとしては米山に少しでも実戦経験を積んで欲しいのではないかなと思っている。JFLとはいえ真剣勝負を経験するのは貴重。トップ下は激戦区だけにセレッソの中で生きていくよりは、レンタルでも、という親心。で、あればいいなと。セレッソは過去二回、JFLから徳重、古橋という素晴らしい選手をスカウティングしているから、「今度はJFLで選手を養殖してみるか」なんて考えているのかも…。というのは邪推、であってほしい。


 これで今年の桜は32本になった。J1の平均としてはやや少ないのかな。若い選手も多いし、キャプテンも変わったし、良いところは継続しつつ、世代交代などはキチンと進めている感じなんだろうか。いよいよキャンプが待ち遠しくなってきた。チーム始動まで、あと9日。


 

1/18/2006

想い出の人。

 私が以前お会いした人が、昨日とある賞を貰ったらしい。随分とすごい人になったなと驚いている。と言ってもその人と会ったのはたった一度きりなのだけれど。

 その時はお互い在野の身(というか職が無い状態)で、よく某掲示板で話をしていた。けれどお互い住んでいるのが東京と大阪で、まさか会う事になるなんて思いもしなかった。

 ちょっとした遊び心で、名古屋に住んでいる方から「大阪の無職連中も東京の無職連中も一度名古屋に集まって話をしようや」という事になり。私達は大勢の無職仲間と共にオフをする事になった。


 参加者は30前後の人が多く(それ自体社会的に問題かも知れない)、皆生きていくのがやっとという感じだったのだけれど、掲示板のおかげで連帯感が生まれているからか、孤独感や悲壮感は無かった。とりわけその人は女性ながら気風のいい人で、今でも威勢のいい笑い声ばかりが想い出に残っている。

 その後私を含め、オフに参加した殆どの人がローリスク、ローリターンの生き方を模索していく中で、その人はとんでもなくハイリスクな生き方を選んだ。常人でも生きていくのが難しい世界に、精神安定剤と身一つで飛び込んでいった。賞を貰った決め手が、自身の半生だったというのも、何となく理解できるような気がする。傍目で見ていても本当にドラマチックな生き様だったから。


 何はともあれ、こういう形で知り合いが栄誉を貰うのは嬉しいし、励みにもなる。まずはおめでとうございます。それから、どうか無理をしないように。と言って聞く人でもないだろうけれど。


 

33本の桜。

 西村GMが「(山田卓獲得で)補強は終わり」と言ったんですから、今日で予定していた補強は完了したと見ていいでしょうね。

 という事で気は早いんですが、全メンバーをポジションごとに区切ってみました。複数ポジションがこなせる人は、一番得意だったりよく起用されるポジションにふってます。新人さんは間違っているかもしれませんけれど、とりあえずこんな感じになりました。

Field-2006.gif


 こうして見ると、やっぱり御世辞にも「層が厚い」とは言えませんね。まだスタメンと控えの差が大きい。

 特にトップは黒部が抜けた分名前的には見劣りしてしまいますね。ただことFWに関してはこだわりのある西村GMが選んできたメンバーですから、そこは嬉しい驚きがあるものと期待しています。新加入の3人にとって西澤はいいお手本、学ぶ部分は多いでしょう、そこで化学反応が起きてくれれば面白いでしょう。


 後個人的に注目しているのは若手実力派の3人、古橋、下村、前田です。アキ、モリシの次の時代を築くべき力を持っていますし、それに相応しいキャプテンシーも持っている。古橋は実際キャプテンとして忙しいシーズンになるでしょうね。彼らがいいプレーをすれば若手の刺激にもなるでしょうし、チーム力底上げの為にも彼等の活躍は欠かせない。そこに江添が絡んできたりすれば、かなり面白いんじゃないですか。


 この時期はどのチームのサポーターも一番ワクワクしているんじゃないでしょうか。夢の膨らむ季節です。チーム始動まで、あと十日。


 

1/17/2006

うちのフロントってどうなの?

 素朴な疑問なんですが、もし選手の方達がここを見ていたら教えてほしいです。

「セレッソのフロントってどうですか?」


 すごくアバウトな質問なんで、答えるのに戸惑われるかと思うんですが、何となく疑問に思ったもので…。


 今年柏とヴェルディがこれだけ主力選手を放出せざるをえなかった理由の一つに「フロントへの不信感」が有ったという話をよく聞きました。頑張ってるベテランを、「年俸が高い」と言って切る。チームのビジョンを聞いてもキチンと対応してくれない。J2落ちはトリガーにしかすぎなくて、そういう不満が日頃から蓄積されていた、それがたまたま爆発したのではないかと。昨日今日の話し合いがダメだったから移籍する、なんて人はあまりいないでしょう。

 もちろんフロントはフロントで頑張っているんだと思います。全部が全部悪いなんて事は無い。ただ現場組と背広組で違うものの見方をしてしまうのは当たり前で、だから意識にズレが出来る。そのズレを「ズレてるな、直さなきゃな」と思ってくれているのか「ズレるもんはズレるんだ」とほったらかしにしているのか、それが聞きたいんです。


 去年久藤が移籍した時、フロントに対して不満があったと日記に書いてありました。それまでセレッソというと、家族的なチームだとばかり思っていましたから、正直かなりショックでした。セレッソにもそういう鬱憤が積もっているのかな…。


 セレッソ大阪、決して裕福なクラブじゃないです。限られた予算でよくここまで頑張ってるなと思います。去年はああいう形になってしまいましたけれども、降格争いをしていたチームをああいう形の直前まで行けるチームに仕上げた中には、フロントの頑張りもあったでしょう。だから私は評価しています。

 でもそれはあくまでサポーターの目線。選手からすればどうなのか、何か有ったときにチームが壊れてしまうような「火薬庫」が出来ていないか、不安なんです。


 山田卓を奪っておいて言うセリフでもないでしょうが、チームの顔が次々と移籍していく様を見るのは、我が身を引き裂かれるような気持ちだと思います。それがセレッソで起こらないようにしてほしいと、思ったりしています。


 

盛者必衰の理。逆もまた然り。

 今日は昨日山卓がラモスと話し合いの後、自身のブログで退団の報告をしたので、入団の公式発表が有るかと思っていました。それで、それを待ってから今年のストーブリーグを振り返ろうと思い。

グシャグシャ.gif


 こんな下品な画像まで用意していましたよ。ところが家に帰ったら

グシャグシャ02.gif


 ってな感じになっていたんでびっくりしました。はーっ、こういう事も有るんですね。


 勿論知らない人はいないと思いますけれど、Jリーグが始まったころのヴェルディといったら、それはもうキラ星の如きスター軍団でした。カズもラモスも武田も北沢も柱谷も都並もいたし、その上ビスマルクが入ったりで手がつけられなかった。おまけにペレイラとロッサムが堅い堅い。そりゃ暫く隆盛を極めたモンです。

 それから確かに月日は経ちましたけれど、まさかヴェルディが降格するなんて思いもしなかった。傷心のサポーターに待っていたのは、手塩にかけた主力選手の相次ぐ移籍という追い討ち。悲しいけれど、これが現実。


 でも現実というのは、常に悲劇であるわけではありません。例えに出すのは失礼ですが、甲府がJ1に昇格するなんて、今際の際まで信じられなかった。チームの存続さえ危ぶまれたのはつい最近の事なのに。それでも、それも現実なんですよ。悪いことばかりじゃ、嫌じゃないですか。たまにはこういう事も無いと。 


 私達はピッチの上を転がるボールと、それを追う選手達、そして彼らを取り巻く世界から、時々哲学的な事を学びます。それは人として生きていく中で必ずプラスになる事です。喜びも悲しみも有って、人生です。今年も沢山の喜びや悲しみを沢山の仲間達と分け合う為に、スタジアムへと足を運ぶ予定です。


追伸(若しくは悲鳴)

 2/19の京都とのPSM後に梅田で行う予定の座談会ですが、メール来ません。

 わざわざぐるなびとかでお店探していたのに…。。・゚・(ノд`)・゚・。


 座談会参加者、引き続き募集中です。

 さあ、気軽にジョイナス!!


 

1/16/2006

この2試合で決まる。

 今年のセレッソは開幕戦がアウェーという事になりそうで、どうもその相手は大宮らしい。ってことはさいたまスタジアム2002なんだろうか。(名古屋だそうです。間違えました)

 そしてホーム開幕となる第二節がいきなりダービーという日程。こちらはソース有り。

スポニチ大阪

今年も大阪ダービーが熱い! Jリーグ開幕2戦目

 いきなり大阪ダービーだ。Jリーグ開幕2戦目のカードに、C大阪対G大阪のライバル対決が組まれていることが14日、分かった。会場はC大阪のホーム長居となる。(後略)


 私はこれを好機と見る。ガンバはACLやゼロックススーパーカップ(そういえば天皇杯は浦和がとったからガンバは浦和と2連戦になるのか)が有るとはいえ、開幕直後のチームはまだ未完成のはず。主力級の出入りが激しく、前線やバックラインのメンツが変わっているから、そこを突ければ面白い事になるかもしれない。

 今年のガンバに勝つ機会は二つ有ると思っていた。一つはACL、リーグ戦と連戦が続いて疲弊しきったW杯前。そしてもう一つはチームが出来上がっている可能性の低い開幕直後。その意味ではこの日程は「願ったり適ったり」だ。


 大宮にも同じ事が言える。大型補強をしても練磨の時間がなければそれはリスクになる。だから叩くなら開幕だと考えていた。こちらは日程が同じ密度なだけにそこを逃がすと(特にしっかりと形が出来てくる時期に当たるのは)厄介だった。これもいい日程と言える。


 逆にここで星を落とすと辛い。セレッソは右サイド以外は「現状維持」になる可能性が高い。開幕時点でのアドバンテージは「チームとしての完成度」しかない。大ナタをふるってチーム改革をした去年は開幕ダッシュに失敗したが、今年はしっかりと勝ち点をとっていかないと厳しい展開になるだろう。

 リーグ終盤優、勝争いをしているか、賞金権争いをしているか、はたまた崖っぷちをさまよっているか、それは判らない。しかし開幕直後の勝ち点1も終盤の勝ち点1も同じ1点に変わりは無い。しっかり勝って、「あの時負けていなければ」などと後悔することの無いようにしたい。

 

1/13/2006

なめんなよ大阪民国。

日刊スポーツなにわWEB

C大阪、V戦線残ってもサブグラウンド!?

 え~、V争いがサブグラウンド!? C大阪が今季リーグ終盤戦に本拠地長居スタジアムを使えないことが12日までに決定的になった。来年8月、大阪開催の世界陸上用に改修されるため。スタジアムを管理する大阪市側と折り合いがつかず、9月以降のホーム試合約10試合はお隣りの長居第2競技場で行う見込みという。昨季はホーム最終節でV逸。リベンジを目指すC大阪が奮戦しても、寂しい現実が待っている。(後略)


 ええい、だから私が以前から独自に調べ上げて、こんな記事まで書いて、改修中でも調整次第で試合運営には全く影響が無いと何度も言ってきただろうがっ!!

ユニバーではこの工期中に天皇杯の試合が2試合組まれたが、事前にスケジュール調整をして工事を進行させつつ試合で使用する部分は残すという方法をとっている。つまりトラックの補修がセレッソを締め出す決定打にはならないのだ。そして第二との工期の調整さえ出来れば長居を出ること無くシーズンを過す可能性すら残されている。


 と結論を出しただろうがっ!!

 そりゃピッチサイドツアーなんかは無理だけれど、試合をするピッチとスタンドに関して言えば全く手をつけないのだから本当に全然何の支障も無い。


 ここで怒りが込み上げてくるのは大阪市の手際の悪さ、というか不誠実さ。世界陸上の基準を満たすトラックを整備できるのは日本では長谷川体育施設株式会社しかない。そして過去2例はビッグスワンとユニバー記念陸上競技場と、長居とほぼ同程度のスタジアムだ。だから新潟市なり神戸市なりの予算を見れば、おのずとどの程度の予算を組めばいいのかが判ってくる。一社の独占ではあるけれど、工費を吊り上げられる危険性は少ないのだ。やろうと思えば去年中に概算くらいは出ているだろう。それが今だ業者も決まっていないのはどうしてか?ヨコシマな考えが頭の中をめぐってくる。


 過去にも大阪市はこれでもかと血税を一部の圧力団体の為にダバダバと垂れ流し続けて来た素晴らしい実績がある。このページとかこのページを観ていただければ、市の散財振りが良く判る。もっと知りたいという方は「芦原病院」でググって みてほしい。面白いから。

 今回の件、最悪の場合某圧力団体の息がかかった建築業者が何の実績も無いのに入札予定価格ギリギリの予算で入札し、ノウハウも無いからセレッソは締め出しで関西を放浪。挙句出来たトラックは最低の出来。何てことも有り得るのだ。というか今の時点での情報ではその線が一番濃いんじゃなかろうか。


 こういうところをほじくり出すのは私の十八番なんで、もう暫く様子をみる事にしようかと思っていますよ。まあ突然ブログの更新が止まって大阪港か生駒山に中年男性の死体が転がっていたら


そういうこと



 になってしまったという事でご理解頂きたいもんです。どうせ死ぬんならセレッソの為に死にたいし、丁度いいか。


 

1/12/2006

PSMマッチ決定。座談会の日程も決定。

 ヤフースポーツにPSMの日程が書いてると聞いて飛んでみましたよ。はいはい有りました。今年のPSM第一弾(多分)はお久しぶりの京都が相手のようです。(→ヤフーチケット)

 京都。ちょっと特別なチームなんです。以前物凄く精神的に苦しい時期が有って、その時同じ苦しみを持っている者同士で意見交換とかして、少しでも楽な気持ちになろうって話が何回か有ったんですが、その時に出来た知り合いの方が京都人なんです。パープルサンガ系のブログも持っていらっしゃいます。天皇杯を獲るより前に「オレもそうだったけれど、京都はずっと関東には勝てないのかな」なんて淋しそうに話されていました。西京極で再会出来るでしょうか?元気なんでしょうか?楽しみにしています。


 それから以前

「PSMを見て、それを肴に座談会とかしない?」

 という話をしていましたけれど、この試合の後にやろうかと考えています。多分大阪に帰る人が殆どでしょうから、梅田でお店を探してみます。というわけで仮告知。

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「セレサポ座談会、今期のセレッソを占う(仮)」

開催日時 2/19(日)PM5:30くらいから、2~3時間程度。

場所 梅田某所(多分飲み屋)

お題 いきなり話し始めるのもなんなんであらかじめお題を決めときます。
   PSMを観た個々人の感想、一押しプレーヤーorキーマン、
   シーズン展望、参加者の個人的目標etc…。

会費 飲食代ワリカン。そんな高くない、はず。2~3000円程度かな。

参加資格 セレサポであること。トークをアップされてもOKな人。

 mp3で会話が録音できる機材を持っている人がいると助かるんですが、勿論無しでもOKですし、PSMを観て無くても構いません。

参加方法 私のところまでメール下さい。折り返し決定した日時と場所を書いたメールをお送りします。先着6名くらいでいこうかと考えてます。お早めに。

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 というわけで粘着さんコピペよろしく~。

 

1/11/2006

淋しい結論。

 ヴェルディサポーターの選手移籍引き止め運動について、コメントを頂いた事も有って情報をいろいろと集めていました。

 「pride of green 緑の誇り」さんのエントリーが詳しかったので、拝読しました。

 改めてスポーツチームの運営の難しさを感じたように思います。特にフロントという立場は厳しい。

 今回のヴェルディフロントの対応(選手にも、サポーターに対しても)は、正直誠意を欠くものだと思います。しかし天皇杯を制覇したチームを運営していたのも同じフロントなわけで、例えば降格といった一大事が無ければ、サポーターとの軋轢もこれほどまでになっただろうかと感じるのです。


 セレッソで言えば、2004年のシーズンは正に地獄のようでした。チームがバラパラになるというのはこういう事を言うのかと、身を持って感じさせられました。勿論明らかに不可解な采配をするポポル監督を野放しにしていたフロントに対して、多くのサポーターが不信感を持ちました。

 そこから、小林監督を呼んで、西村GMがついて、倒壊寸前だったチームを少しずつ立て直していったわけですが、残留できたのもその年行われたJ1チーム数増加が有ったお陰なわけで、普通ならJ2落ちしているところでした。


 去年は優勝まであと一歩と言うところまでチームが整備された事、西村GMが窓口になって少しは風通しの良い状態になった事も有り、あまり不平不満の類は出ませんでしたが、田坂さんの件、塚田さんの件など、火種が全く無かったわけではありません。布部、久藤の移籍に疑問を持った方もおられたでしょう。


 およそどのチームにしても、フロントというのは「憎まれ役」になっているのではないでしょうか?勿論日頃憎まれるような事をするからそうなるんですが、だからと言ってサポーターや選手の意思を全て汲み取るフロントのいるチームがいいチームになるかと言うと、それもまた疑問なんです。チーム運営上やむなく決断した、というケースも珍しくないでしょう。


 今回のヴェルディフロントの言動には不誠実な部分が有る事を、改めてここに書いておきます。ただだからといってフロントに対して何をしてもいいというわけではありません(その点ヴェルディサポーターの方は精一杯フェアな講義をされたと思います)。サポーターはサポーターとして、チームに恥じない態度で、フロントに対して建設的な行動をするべきではというのが、チームがバラバラになった時の弱さ、一丸になった時の強さを知っているつもりの、稚拙な私の結論です。


 

1/10/2006

70人は多いか、少ないか。

 相次ぐ主力選手の移籍に業を煮やしたヴェルディのサポーター70人が、クラブハウス前に集結、やって来た選手の引き止め等を行ったらしい。Yahoo!Sportsの朝のトピックスになっていて驚いた。

主力流出に激怒!東京Vサポ決起

 東京Vサポーター約70人が9日、東京・稲城市の東京Vのクラブハウス前に集結し、主力選手の大量流出に対し、抗議行動を行った。J2降格が決定した11月26日柏戦後でも拍手を送った穏健派サポーターだが、ついに我慢の限界を超えた。(後略)


 私は多分引き抜く側になるであろうチームのサポーターなので、

「いいぞ、もっとガンバレ!」

 とも言えないし、かといって

「どうせウチが貰うんだから諦めろ」

 なんて非道な書き込みも出来ない。運動自体についてどうこう言えないし、多分その権利も無い。


 注目しているのはこの運動が一時のジーコ解任運動のように、ブログを介して始まった運動であるという事と、結果として集まったサポーターが70名だったという事。

 この70名という数字が、ネットの限界なのかなと思うところが有る。恐らく運動の発信本であろうというブログを拝見したのだけれど、コメントとトラックバックがそれぞれ20以上ついていた。つまりブログ管理者とコメントを書き込んだ人間が完全に重複したとしても、そのブログをROMっていた人間の中で、この運動に参加した人間は、最大でも50人程度しかいなかったわけだ。


 「あやかちゃんを救え!運動」のように、ネット発で巨大なムーブメントを起こした事例が無い訳ではないけれど、それらの運動は共通して、実行動も平行して行われていた。つまり複数のメディアを使って相乗効果を起こしていた。この運動にしても、例えばポスターなりチラシなりを作って、もっと多くのサポーターの目に止まるようにすれば、もう少し大きな動きになっていたかもしれない。


 ブログは、すごく便利なツールだ。普通に文章を書いて送信するだけで、何百人、何千人という人間に自分の意志を伝える事が出来る。それだけでなくそれぞれのブログの記事はTBによって、広がりを増していく。

 しかしその簡単さ故に、見る者の心をつかみ辛いという欠点が有る。いくらブログで「○○しよう!」とアジテートしても、「所詮ブログ」で片付けられてしまうのだ(人によっては片付けられないでえらい目にあったりするのだけれど)。

 ブログはあくまで自分という人間の意思を形作る輪郭の一片に過ぎない。もし何か事を起こそうとするならば、ブログの位置付けを見誤ってはいけない。

 

サッカーっていいなぁ…。高校サッカー決勝。

 野洲のサッカー、恥ずかしながら初見でした。今までの試合を観ていなかったことを後悔しました。特に決勝点となったカウンターのすべて(大きなサイドチェンジ、DFを引き付けてのヒール、サイドのえぐり、ラインからの飛び出し)が「有り得ない」展開で、本当に素晴らしかった。

 残念ながら鹿児島実業はヒール役になってしまいましたね。ストイックなスタイルは、まさに高校サッカーそのもので、野洲との違いが際立っていました。でも彼らもファイナリストたるにふさわしいチームでしたよ。終始自らのスタイルを貫いた姿は、清々しいものでした。


 しかし、日本人でも、高校生でも、これ程想像性豊かなサッカーが出来るものなんですね。普通途中で「テンパる」もんでしょう。自由闊達だった心に焦りが潜り込むと、クリアだけで精一杯、前にボールを運ぶだけで一苦労になるのが当たり前です。まして高校日本一を決める試合の、あの大観衆の中。冷静でいられる方がどうかしています。

 それでもあれだけ高校生離れしたプレーを、出場した選手全員が、しかも110分間続けられたというのは、本当に革命的な事ですよ。途中押し込まれる時間帯も有りましたけれど、カウンターの切れ味は鋭かったし、何より追いつかれてもバタバタせずに、キチンとした攻撃を作っていた。

 野洲のサッカー、傍目には楽しいサッカーですけど、本当は鹿児島実業のサッカーと同じくらい労を要するサッカーだと思います。自身に克ち、チームメイトを信じるのは、それほど難しい。高校サッカーでは前例が希少な分、より難しい道程であったと思います。それが今日結実した。喜びも一入でしょう。


 エースの青木君はジェフ千葉入りが決まっているとの事、イマジネーションを大切にする今のジェフなら、フィットするのも早いかもしれません。厄介な選手がやって来たもんです。あと2ヶ月ほどでライバルになってしまいますが、今はただおめでとうございます。いい試合をありがとうございました。

 

1/09/2006

有りそうで無いような週末。

 家内と二人で自転車でお出かけ。絵に描いたような郊外の街。寒風をおでこにうけながら進む。まだ少し田んぼが残っているのが、意味も無く嬉しい。

 とりあえず本屋好きの二人なので、古書店に。

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 最初「古書店」と聞いて、古ぼけた店の中に雑然と詰まれた、海のものとも山のものともつかぬ本の山と、その中に溶け込むような老店主を想像していたのだけれど、今は古書店も様変わりしているようで、やたらと清潔で、広かった。僅かに残った紙とインクと埃の匂いだけが、このやたらとデカイ建物を古書店たらしめていた。居心地の良さは相変らずだったけれど、いろいろ変わるものなのだな。歳はとってみるものだ。


 それから、家電量販店に行って、服屋に行って、一通り買い物を済ませると、すっかり日が暮れていた。

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 最近はやたらと日暮れが早い。昼と夜がバトンタッチするその瞬間が好きな私としては、少し寂しい。


 こうして我が家のなんでもない日々は過ぎていく。でも「なんでもない」ってことは、本当はものすごい事なんだって知っているので、とても嬉しい。何度も輪廻が出来るなら、一回くらいは波乱に満ちた人生ってのを味わってもいいかななんて思うけれど、人生は多分一回きりなんで、これでいい。


 来週には、もう少し何か動きが有ると思う。それがチームにどういう変化をもたらすのか、注目している。

  

1/08/2006

久藤移籍について。 イメージはお金では変えられない。

 公式には発表されてはいないけれど、久藤が自身のホームページで福岡への移籍が決まった事を明かした。個人的には、セレッソも随分な事をしたものだと思っている。

 以前にも書いたけれど、久藤と獲得が噂されているヴェルディの山田はプレーやポジションがかぶる。そして年俸を見ると、およそ4倍の差がある。

 もしセレッソが中堅のチームを狙っているなら、迷わず久藤を残留させるだろう。多少年俸をアップさせても山田の1/3程度で収まる。何より5年間他の選手達と保ってきた連携が有るから、簡単には手放せない。

 もしセレッソが上位争いをするチームを目指しているなら、久藤は残留、山田も獲る、が正解だと思う。出場停止、怪我、不調、スターターが試合に出られないシチュエーションは沢山有る。ガンバは遠藤、橋本、シジクレイとボランチが整備されているにも拘らず明神を獲得したし、浦和は言わずもがなの巨大戦力を擁している。強くありたいのなら、両取りのはずだ。


 そう考えると「久藤を切って山田を獲りに行く」チームの姿勢は不自然じゃなかろうか?「最後まで必要だと言ってくれなかった」という久藤の言葉から考えると、久藤が「限られた予算の中で両取りを目指した為のコストカット」に巻き込まれただけとも思えない。セレッソは久藤を「切る」方向で考えていたとしか考えられない。


 そこまでして山田と久藤を挿げ替える理由とは、一体なんなのだろう?確かに日本代表の経験が有り、チームの中軸として活躍してきた山田が素晴らしい選手である事に異論は無い。しかし久藤が去り、廣山とも契約しない予定であるなら、山田のバックアップは酒本、苔口しかいない。そして彼らが(今から余程発奮しない限り)山田と同等のプレーを披露出来ない事は判っている。そこまで一人の選手に依存する状態は、西村GMが語っていた「同じポジションの選手同士での競争」を生まない。西村GMの信念が変わっていないなら、この編成は言行不一致ではないのか?

 1トップのポジションも黒部が移籍し、西澤のバックアップは現状新人の小松と森島康という状態だ。左サイドもゼ・カルロスが不調だと満足に機能しない。数年来泣き所だったCBが人余りというのも皮肉な感じがする(勿論喜ぶべきところなのだけれど)。この編成はかなり危ないと感じるのだけれど、どうだろう?


 さらに言うと、この移籍でフロントと現場にギャップが出来はしないかと危惧している。どんなに頑張っても年俸は上がらず、他所から来た選手と簡単に入れ替えられてしまう。そんなチームに忠誠を誓えるモノなのだろうか。勿論本人の実力不足での解雇、移籍まで否定はしないが、今回の移籍はどう見ても疑問ばかりが残るのだ。


 

語り合いたいねぇ…。

 関東では今日の深夜から超激論バトル!!朝まで日本サッカー応援宣言なんて番組をやるらしいですね。羨ましいような気もしますが、メンツを見るとすげー微妙と思ったり。

 関西でもやらんのかねと思って番組表を見ましたが「リング2」やるみたいです。こんな寒いのにホラーやってどうすんねん。


 思えば大阪でサッカーを「語り合う」なんてのは滅多に無いことですよね。試合の前後に仲間同士で、というのは有っても、全然別の日に飲み屋で「今年のセレッソはよう…」なんて話を、したり聞いたりというのは皆無でしょう。個人的にはそういうシーンがあちこちで見られればな、なんて思っていますが、道は険しいですね。


 ところでセレッソについて、「語り合いたい!」って人、私以外にいますか?もし何人か集まれば、シーズン前のPSMの後なんかに一席設けようと思うんですが。もし私のクドいトークを聞いても持論を展開できるぜ!という猛者の方、いらっしゃったらメール下さい(笑 出来ればその様子を特集ページみたいにしてどこかにアップする予定です。顔見せとか無いんでお気軽に。ハイハイ。


 

1/06/2006

アキは残るが課題も残る。

 一部スポーツ紙で清水移籍かと言われていました西澤ですが、やっぱり残ってくれるみたいです。嬉しいニュースですが、安心ばかりしていられない。

 まだ久藤の去就が決まっていないし、何より黒部が抜けた穴をどうするか、方向性すらわからない状態ですから、まだチームとして一つにまとまっていないんですよね。抜ける人、新人はほぼ決定ですけれど、即戦力補強はまだ一件も無いですし。


 今の1トップ2シャドーはアキ、モリシ、フルという稀有な存在がいてはじめて成り立つ布陣。だから誰か一人でも抜けると威力が半減してしまう。またうまく押さえ込まれるとオプションが少なく苦労しました。ファビーニョがドカドカと点を入れてくれたのであまり目立ちませんでしたけれど、引出しが少ないと特定のチームに勝てなくなってしまう(ガンバや清水なんかそうでしたよね)んで、そこを何とかしてほしい。

 この攻守のオプションの増加こそ今年最大のテーマなんじゃなかろうかと思っています。机の上じゃなんとでもできます。アキを下げて宮原をトップ下にするとか、デカモリシか小松を入れてパワープレイとか、ブルーノに上がってもらうとか…。

 でもどんなに策を練っても、それを実際に試してみて錬度を上げないと話にならない。その為にも早く今年のチームが見たいんですよね。


 去年はサポーターズコンベンションが有って、西村GMから直々にチームの方向性を示してくれました。それも有って、納得して試合を見られました。そりゃいろいろと誤算は有りましたけれど、行き当たりばったりじゃない事が判っていたから、我慢ができました。今年はいったいどうなるんでしょうか?良い方向にある事を願っています。


 

黒部移籍。

 去年の夏ごろ、知り合いと長居のカレー屋でセレッソ談義をしていて、「黒部はどうもダメっぽい」という話が出ていた。だから京都への復帰や他球団への移籍が有っても驚かないつもりでいたのだけれど、まさかここが獲得するとは。

Kyoto Official

黒部光昭選手の浦和レッドダイヤモンズへの期限付き移籍決定のお知らせ

このたび、弊クラブ所属のFW黒部光昭選手(27歳)の浦和レッドダイヤモンズへの期限付き移籍(移籍期間:2006年2月1日より2007年1月31日までの1年間)が決定いたしましたので、お知らせいたします。


 浦和には永井もいれば田中達也もいる、そしてオフにはワシントンも獲得した。正直これ以上前の選手を獲る事は無いと思っていた。高松獲得失敗という伏線が有ったにせよ、この黒部の移籍は驚きだった。


 浦和はこの他にも東京Vから相馬を移籍金1億5000万で獲得している。三都主が移籍するという噂が有るが、もしそうなったとしても十分J1で戦えるチームが二つできる程の巨大戦力になる。浦和には他のチームが足元にも及ばないような資金が有るから、それをチーム強化に使い、強いチームを作る事でさらなる躍進を狙うというのは当然と言えば当然の話ではあるが。


 一方柏は玉田、明神、大野、土屋、矢野、永田にオファーが有り、主力の大量流出は避けられないという。いかに来期J2とはいえ、これは苦しい。


 浦和は僅か一年間では有るがJ2の経験が有るチームで、一方柏はナビスコ杯制覇もした名門。母体になっている企業も問題ない大企業。では何故このような逆転が起こったのか。


 おぼろげな結論になってしまうけれど、サッカーに対する真摯さ、情熱の差が起因なのではないだろうか?

 確かにプロサッカーは興行の一つにすぎない。しかしその中身をより良いものにしようと考える主催者の興行と、この程度でよいかと考える者のそれとに差が出来るのは自明だろう。


 そして今のセレッソが浦和と柏、どちらに近いかと問われれば、私は柏と答える。

 柏の主力流出の背景には「フロントの不誠実」があるという。セレッソのフロントが不誠実だと断言は出来ないが、少し理解に苦しむ動きが有るのはご理解頂けると思う。


 例えば今話題になっているヴェルディの山田卓獲得の件もそうだ。山田卓は「ベテラン」で「ボランチも右サイドもこなせ」「ゲームを組み立てられる」選手だが、セレッソには既に久藤という「ベテラン」で「ボランチも右サイドもこなせ」「ゲームを組み立てられる」選手がいる。今両者を比べれば、チームとのマッチングの分、久藤の方が戦力となるはずだ。年俸を考えても久藤の方がはるかにコストパフォーマンスは高い。

 少々ウェットな思考で見てみても、今までチームに貢献してきたベテランを冷遇するのは良くない。「いくら頑張っても少しダメなら切られるのだな」と考える選手が出てくるのはプラスではない。それこそ「第二の柏」になってしまう。


 今回の黒部獲得で浦和がそれ相応の対価を得たかと聞かれれば、正直なところ判らない。京都時代のように厚遇される事も無いだろうし、かと言ってセレッソ時代のようにシステムの犠牲になる事も無だろうから。

 だから「浦和のように…」とは言わない。しかし最低限、選手が試合に集中できる環境作りだけは怠らないでほしい。

 

1/03/2006

デブでも食ってろピザ。

 急に「眼鏡でも買いに行かない?」という話になった。今の眼鏡は20年前くらいに買った英国博物館に所蔵されていてもおかしくない様なもので、修理しようにも店が先に潰れていたりする。

 毎日ネット三昧というのも味気が無いので新春の心斎橋に足を運ぶ事にした。



 まだ2日だというのに街にはけっこうな人がいた。店も思っていたよりも開いていて、これでもかというくらい福袋を並べている。派手めなお店の隣にちんまりとある小奇麗な眼鏡屋に入る。

 何分「オシャレ」という単語とは数光年離れているので、「これがいいんじゃない?」と言われると「うん、そうだね」としか答えられないし、「やっぱりこっちかな?」と切り替えされても「そうかもしれないね」という言葉しか浮かばない。なんとも情けない上に顔がでかくて合わせるフレームが限られている中、何とか「これにしようか」と言えるフレームを見つけた。簡単な視力測定の後、30分程で新しい眼鏡が出来た。これは何年もつのだろうか…。



 たいそう腹が空いていたので遅めの昼食。昔はおせちと言うとご馳走で、胃がもたれる人もいたらしいが、私のような大食漢にすればあっさりしていて少々物足りない。脂っこいものが食いたいぜ!デブと言ったらピザだろ!ピザ!!という極々短絡的な思考でピザ屋に駆け込む。



 ここ数年で大阪でも外国人がやたら目に付くようになったが、ピザ屋の客の2割くらいは白人で、2割くらいはその連れの日本人だった。ついでに言うとピザを焼いている店員も3割くらいは白人(多分アメリカ人)だった。ピザはクリスピーなイタリアンタイプ。アメリカ人が焼くイタリアンピザを東洋人が食べる。考えると変な感じだ。でもおいしかったからいいか。


 家に帰って新しいタイトルバナーを製作。「黒人が壁に落書きする時のフォント集」というのがあって、このフォントを使いたいが為のバナー製作。バナーの文意はポルトガル語で「一人ぐらいドイツに連れてけよジーコ!」という感じ。相変らず自動翻訳なので自信が無いけれど。しばらくはこれで行こう。

 

1/02/2006

おみくじ。

 あまり初詣など行かないのだけれど、今年は家内に連れられて近所の神社に繰り出した。



 今年の願いは「タイトル奪取」。「無病息災」でも「家内安全」でもなく「タイトル奪取」。去年賽銭を奮発して家族の健康を願ったが全く相手にされなかったので、思い切ってこれにした。



 おみくじは「大吉」。新春から縁起がいいと喜んでいたのだけれど、よくよく見るとなかなか手厳しい事が書いてある。

 病気は「重い」。旅行「利少ない」。相場「荒れる」。待人「遅い」。お産が「安産也」では慰めにもならない。ただ願い事は「初めは思わしくないが後は必ずよし」と来た。それだけで良しとしよう。今年一年もどうかよろしく。