3/31/2006

笑顔はとっとけ。


114371662072401.jpg


 なんで笑ってるの?パスが通らなかったんだけれど、シュートが決まらなかったんだけれど。

 貴方達の後ろには、サッカーが好きで、日本が好きで、そういう人達の何十万人、何百万人って気持ちが入ってくるんだよ。その人達は、きっとそんな笑顔を許してくれない。


 久保や玉田、小笠原や小野が決めきれなくて、寿人が決められたのはその違いだと思う。必死に走ってた。一所懸命足を伸ばした。泥臭くてもなんでもいいから、ストイックに頑張った。だからガリバルディポーズが出来た。そうじゃないの?


 今はそうだけれど、本番の時はしっかりやるさって気持ちなら、負けるよ。どんなにいいプレーヤーだって、気持ちの持ちようで腐る。あと2ヶ月もあるじゃなくて2ヶ月しかない。今からしっかりしようよ。


 

3/30/2006

ナビ杯C大阪1VS0磐田 収穫"0"

IMG_305901.jpg


 内容の寒い試合だったが、それにも増して体感温度の低い長居だった。声出しでもして温まろうと息を吸うと、その冷えて花粉がたっぷりとつまった空気が肺まで入ってくる。

 スタメンは小林監督が戦前予告していたとおり、前節と全く変らなかった。

Field-2006-03-29-st.gif


 これについては賛否の分かれるところだと思う。私は「それもアリかな」程度に考えている。前節でやっと公式戦初勝利があって、それを動かすリスクを考えると、スタートは同じメンツにして、早め早めの交代をしていくのが一番安全な方法だろう。結果的にはその画策はもろくも崩れてしまったのだけれど。

 立ち上がりから両チームの攻撃にかける意識が低い。守備に引きこもってばかりでセレッソらしい運動量溢れる攻撃も、ジュビロらしい繊細かつ大胆なパスワークも見られない。深い位置からのロングボールに、前線の西澤とカレンがひたすら動き回らされる展開になった。特に西澤はボランチまで下がったり、時にはゼ・カルロスと左サイドで守備に回るなど傍目に見てもオーバーワーク。前半はセットプレーからの混戦であわやというチャンスが一つ有ったのと、その流れで磐田先発のキーパー佐藤が負傷退場した以外は膠着状態が続いた。

 それ以外で見るべき点が有ったとすればジュビロの守備システムとセレッソのサイド攻撃のミスマッチだろうか。

 磐田は予想通り4-2-3-1のシステムをとっていて、サイドには2人ずつ選手がいる。普通に考えれば3バックのセレッソはサイドで数的不利になり苦労する展開が予想されるのだが、磐田の守備陣がタテにもヨコにもコンパクトなので、ボールとは逆サイドの、さらにその外側にゼ・カルロスと酒本が自由に動けるスペースが出来てしまうのだ。

 本来ならボールの配給役である下村にプレッシャーがかかってなかなかその逆サイドにふれないのだろうが、なにせ「タテにも」コンパクトなのでそのパスが通ってしまうのだ。これは不思議な光景だった。ピンゴが前節に増してサイドとの連携を深めていたのもその光景を生んでいた一因かも知れないが、とにかくあまり見られないものを見せて貰った。

 酒本に関してはこの奇妙な現象を差し引いて評価を保留したい。しっかり動けているし、酒本が効いているからゼ・カルロスも生きてくるのに間違いはないのだけれど。


 後半、凍てついたスタンドに熱い歌がこだました。

さあ行こうぜ 俺たちの大阪

魂込めて 勝利を掴もう


 今日長居に詰め掛けた5461人の観衆は、多分雨が降ろうが槍が降ろうがサッカーを観に来るような猛者揃い。無駄なヤジや歓声が無い分、いつもよりコールがクリアに響く。

 流れが温まりだしたのはこのコールが何分も続き、山田が投入されてから。

Field-2006-03-29-54.gif


 山田のガムシャラさはセレッソの攻撃に厚みを持たせた。単発だった攻撃がいくつか連続するようになり、徐々に流れを引き寄せていく。

 ジュビロも守備に枚数をかけているのだけれど、前半同様人数をかけているだけで、例えば相手が後ろに返した時に誰がどう追っていくのかというのが整理されていなかった。そしてその乱れた守備陣の中を森島がすり抜け、山田がその動きに応えた。フィニッシュは冷静に、キーパーをかわす軽いタッチ。1-0。


 これでさすがに活性化するだろうと思っていたのだが、凍てついた展開は相変らずだった。ジュビロは前線の選手を代えて攻めに厚みを持たせようとするのだが運動量が少ないので最終ラインまでで勢いが止まってしまう。

 セレッソもこのまま逃げ切ろうという事か攻めにキレが無い。サイドが相変らずだったのでボールキープは出来るのだが、最後まで持っていけない。


 僅差でのリード、チームバランスを崩さないようにという意識が小林監督の決断を遅らせる。次のカードの徳重が森島に入れ替わってピッチに登場したのは試合終了5分前だった。最後の河村投入は明らかに時間稼ぎ。

Field-2006-03-29-85.gif

Field-2006-03-29-89.gif


 結局このままタイムアップ、今季初の完封勝利だったのだが、いくつか問題点も見えてきた。

 例えば交代枠。今のスタメンでは後半必ずピンゴと森島を引っ込めなくてはいけない。戦術的な交代の枠が一つしかないのはかなり厳しい。

 それから西澤は今の状態が続けば必ずどこかで支障をきたす。とにかく動きすぎ、いろんな場面で顔を出している。今はいいが連戦中に怪我などすればチームの根幹が揺らぐ事になる。


 ああ、もう随分と眠くなってきた。でもねパトラッシュ、僕は見たかったリューベンスの絵を二枚もみれて幸せなんだぁ…。



世迷言言ってる場合じゃないな、寝よ。



 

3/28/2006

ナビ杯磐田戦前予想。

src="http://nishinakajima.up.seesaa.net/image/Field-vs-jubilo-na-06.gif"
alt="Field-vs-jubilo-nab-06.gif" width="373" height="444"
/>


 4-2-3-1かあ。懐かしいなぁ。副島さん時代の2000年シーズンはこのスタイルで随分暴れたものです。

src="http://nishinakajima.up.seesaa.net/image/Field-2000-st.gif"
alt="Field-2000-st.gif" width="369" height="234" />


 この時は尹さんのパスワーク、西澤のボールキープ、森島の飛び出し、両サイドの廬さん、西谷のスピードとパワー、そして守備の要の田坂さん、凄いタレントが揃っていました。守備はともかく、攻撃力は桁違い。

 セレッソ型4-2-3-1と今のジュビロの4-2-3-1の違いは組み立て方。セレッソは尹さんの散らしと西澤のボールキープがメインと決まっていましたが、ジュビロはトップ下とボランチで作るトライアングルからサイドやトップのカレンにボールを散らすスタイルのようです。サイドバックが守備重視でオーバーラップ控えめなのは同じかな?

 つまり中盤の真ん中を止められればある程度攻撃の芽は潰せるという事。サイドにいいボールが流れると数的優位を作られるのでここで止めておかないと。


 問題はセレッソがナビスコカップを本気でとりに行くのか、チームが落ち着く事を第一義として捨てるのか。もし取りに行くならピンゴとチームとの熟成を考えてダブルボランチは下村-ピンゴ、取りに行かないなら下村-山田になるか。両方とりに行くために山田をとっておいた、という考え方も出来るし、うーん、難しい。


 個人的には、勝ち癖をつける為にこの試合もとりにいってほしい。今はゲームの取捨が出来るほどいい状態ではないし、連戦ながらホームにずっとい続けるわけだし、セレッソにそういうゲームをしてほしくないという気もするし(チームカラーじゃないでしょ)。何よりhref="http://www.yanbohmarboh.jp/tenki/week/w27.html"
target="_blank">
この天気
でも来てくれるサポーターを大事にしてほしいから。


 
追記 ヤン坊マー坊天気予報のtarget="_blank">
トップページ
、明らかにセレッソですよね。ヤンマーやるなぁ。


 


3/27/2006

ポトフ作ってみた。

 諸所の事情で昨日の夕食は私の当番。家内の両親が体調不良ということであっさりしたポトフを作ってみた。ノドは声出しでガラガラだし手を肩から上にあげるのも痛いというコンディションの中、キッチンで奮闘。

材料(5人分)


・豚モモブロック500g

シャウエッセン一袋

森の薫りベーコン一袋

・キャベツ1/4玉

・大根1/2本

・ジャガイモ(メークイン)6個

・白ねぎ1本

・にんじん1本

・たまねぎ1個

・固形スープ2コ

・塩、コショウ、オリーブオイル


作り方


・寸胴にオリーブオイルを入れて熱し、ベーコンを炒める。軽く色がついたらスープを加えて弱火に。

・フライパンに塩、コショウをしたこぶし大のモモ肉を入れ、強火で焼く。焼き目がついたら寸胴に。

・火の通りにくい大根(おでんの時のサイズにカット)、にんじん(大き目の乱切り)と臭み消しになる白ねぎ(5㎝くらいにカット)、ジャガイモ(皮むいただけ)を投入、ひたすら煮る

・2、3時間したらシャウエッセンとキャベツ(じくをとるだけ)を投入。

・1時間後に塩、コショウで味を調えて完成

・好みで粒マスタードや和からしをつける


 とにかく煮るだけなので楽。スープを飲むだけでも栄養が取れるし。私や家内はこれと手製のガーリックバターもどきを塗ったバケットをたらふく食べた。家内のお母さんの様子が気になったけれど、全部食べてもらえた。「おいしい」と言ってもらえるのもいいのだけれど、料理を作ったものにとって空のお皿程の賛辞は無いから、ホントに嬉しい。寸胴はあっという間にカラになった。実母にも孝行しないとなぁ。


 

3/26/2006

この声よ届け。

 昨日はセレサポにとっても特別な一日だったと思います。2試合応援ボイコットが続いて、みんな「これはいかん」という気持ちになった。一部こころざしのある人達はブログを立ち上げ、仲間を募ったりもして、この日に供えていました。試合が始まる2時間前から、長居にはいつもと違う緊張感が張り詰めていたように感じましたよ。


 私も今思い返すと「なんかバカな事たくさんしたなぁ」なんて思っています。ちょっと恥ずかしい事でも「これで応援が活気付くなら」と進んでやっていました。

IMG_299901.jpg


 まず長居につくと直接SBには行かずゴール裏をうろうろ。知り合いを見つけては「今日はどうする?」とか聞いてまわっていました。結構みな冷静に「いや、普通にやりますよ」と言っていたので、ホッとしたもんです。意外な人とお近づきになれたりもして…。

IMG_300701.jpg


ブログで集まった人達。試合中はもっとたくさんいました。



 それからピッチサイドツアー。練習が間近に見えるあれです。SB声出し隊の有志でピッチサイドまで行って、選手にコールを送ろうという、今思うとなかなか恥ずかしい話が有って、横断幕とフラッグまで持参して実行しました。

IMG_303801.jpg


 ピッチサイドに立って気付いたんですが、意外なほど観客席の声がよく聞こえます。SB中央最上段にいた10人くらいの子供たちがずっと「セレッソ大阪!」とコールをしていたんですが、きれいに私の耳に届いていました。こちらも負けずに手を叩いて呼応してみたんですがどうだったか。

 選手へのコールも忘れずに。特に一番近くにいた酒本にはおっさん5人でひたすらコール。酒本も隣にいたかわいい女の子(キャンプをはった高知から来ていた!)に声をかけてもらっていたらもっと喜んだでしょうが、むさいオッサンの野太いコールに困惑気味でした。スマン酒本。でもちゃんと手をあげてくれてありがとう。

 ピッチサイドから離れる時分に西川くんのDJタイムがスタート。私はコンコースで聞いていたんですが、ちゃんとブログで集まった人達やコールの大事さについて話をしてくれて有り難かった。

 そして試合開始。練習中は応援が有りましたけれど、みの字さんから「浦和でも練習中はコールとかあったんだけれど試合中は応援のリード無しだった」と聞いていたので、緊張。でもキックオフの笛と共に、耳慣れた歌が聞こえてきました。


さあ 行こうぜ 俺たちの大阪

魂込めて 勝利を掴もう



 いつもは後半リードされていたり、勝ち越し点が欲しいという時に使うあの歌。でも今のチームや私達の立ち位置を考えると、この歌から入るのは正解だと感じました。反射的に私達SBも声を絞って歌います。選手達にもはっきりとこの歌が聞こえていたはずです。


 SBにいたのでよく判らなかったんですが、後で話を聞くと、自然発生したコールを太鼓が拾ってリズムを作り、それを皆で歌うという形だったようです。今までは何人かのコールリーダーという「司令塔」がいたわけですが、今回は「トータルフットボール」方式とも言うべきスタイルでいったわけですね。「コールのタイミングが遅れるかな」と内心思っていたんですが、いつも通りピッタリのタイミングでした。


 試合後は「のりを」で祝勝会。このビールの美味い事!酒本が良かったという話から、パリーグの昔話までこってりと盛り上がりました。隣の席にはいつも太鼓を叩かれているこおさんがいたので挨拶。「今日はどうでした?」と胸を張っていたのが印象的。充実感が有ったんだと思います。すごくいい顔してました。


 今回キチンと応援が出来たのは「危機感」が有ったからだと思うのですが、結果として新しい応援のスタイルを生み出し、またそれがいい形で90分間機能し続けていました。今後この形が続くのか、以前のスタイルに戻るのかは判りませんが、この日がいつも以上に意義の有るものになったことだけは間違いないでしょう。


 

C大阪3VS1新潟 開花宣言。

IMG_304301.jpg


 結果を取るか内容を取るか、難しい話だ。結果ばかりを追い求めれば、どこかで背伸びした分のしっぺ返しが返ってくる。しかし今のセレッソには、どうしても内容が必要だった。泥臭い先制弾、幸運なPK、御世辞にもナイスゲームとは言えなかったが、ともかく勝ち点3を得た、これが大きい。

 スタメンは柳本が左ストッパーとして復帰。適任者探しに苦慮している右サイドは酒本が入った。

Field-2006-03-25-st.gif


 試合開始当初は両陣営共に手探り状態だったが、古橋の動きが悪い。固さが有る動きで本来のそれとは程遠い。トラップミスでボールを奪われる事もしばしばで、これは苦労するなという予感がした。

 しかしその予感は杞憂に終わる。ゼ・カルロスとピンゴのコンビネーション(このコンビネーションが前半良く映った)でピンゴが左サイドを駆け上がるとセンタリング、新潟ゴール前で混戦状態が起こる。ボールがボックスから流れるとそこに古橋。一度目のシュートはジャストミートではなかったが、野澤の手を弾きゴールバーにヒットする。こぼれたボールは再び古橋の前に。ヘッドで泥臭くねじ込む。これぞ古橋というゴールが、彼にのしかかっていた様々な重圧を跳ね除けた。


 先制点後は右サイドの酒本が好調で、何度も「溯上」を繰り返していた。それをカバーしようと新潟の中盤がずれると今度はゼ・カルロスの前にスペースが出来る。下村やピンゴ経由でサイドチェンジすると、両サイドからチャンスがコンスタントに生まれた。酒本は守備でも前田、ピンゴ等と協力して相手の攻撃をディレイさせて貢献。このクオリティが保たれるなら右サイドは暫く安泰かもしれない(もちろん慢心しなければという前提が有るが)。

 2点目もサイド、ゼ・カルロスの突破から。左サイドからのクロスを新潟DFがボックス内でハンド、得たPKを自らがきっちり決める。いい流れの中での追加点でスタジアムが沸く。


 ハムリンズ体操で身体をほぐして後半戦。ところが早々にエジミウソンの個人技で3人が振り切られ、追撃弾を食らってしまう。新潟とて遠路遥々負けに来たわけではない。空気がピンと張り詰めた瞬間だった。

 しかしここからがいつもと違った。ピンゴはガス欠気味ながらその時出来るベストの動きをしていたと思うし(もう少し下村のフォローをしてもらってもバチは当たらないと思うけれど)、酒本はスタンドで観ていても疲労困憊なのに運動量を落とさなかった。ゼ・カルロスは心地良く左サイドをアップダウンして攻守に貢献し、下村は身体を張って守備の要となった。中盤の4人が初めて機能していたのではないだろうか。観ていて嬉しい瞬間だった。


 いい流れを切らないように遅らせていた選手交代。最初はもうどうしようもなくなっていたピンゴ。山田が同じ位置に入る。

Field-2006-03-25-76.gif


 ピンゴが曲線を描くようにピッチを駆けていたのとは対照的に、山田は激しく直線的な動きで運動量が落ちた中盤とトップを繋ぐ。「ワル仲間」西澤との相性も良かった。やはりボランチが適正なのか。

 この交代で中盤の総和運動量が保たれ、ボールポゼッションが上がった。両サイドの前には相変らず広いスペースが有り、古橋と森島は相手ラインを混乱させんと刺激を与え続ける、西澤がボールに触れると、示し合わせたように全体が押しあがる。サポーター達が「手作りの声援」で後押しをし続けていたのだから、うかつに足を止められなかっただろう。

 そしてダメ押しは後半終了直前。西澤がボックス右角でファウルを受けてFKのチャンス。

 私はこの時去年のアウェイ、FC東京戦を思い出していた。同じような距離と角度。ボールの前には古橋とゼ・カルロスが並んでいたが、間違いなくゼ・カルロス!振りぬいた左足。野澤の手とゴール角の僅かな隙間に、ボールが駆け込んでいく。そこからの記憶が無い。気がつくとゼ・カルロスはチームメイトたちともみくちゃになっていた。今季初勝利を確定させる3点目。

Field-2006-03-25-89.gif



 やっと桜が咲いた。泥と汗にまみれて、あまり綺麗ではないかも知れないけれど、今日の花見はなんて楽しく幸せなのだろうか。


 

新潟戦前予想。


Field-vs-albirex-06.gif


 試合を重ねる毎に歯車の食い違いは激しさを増し、自信もやや喪失気味。前節も書いたけれど、セレッソの選手達は相手と戦う前にまず自分自身と戦う必要がある。試合の展望はそれが大前提。


 まずボランチ。今はボランチがゲームをコントロールできない状態で、後半ピンゴがガス欠を起こすと、よりその色が濃くなっていく。そこをどう改善できるのか。

 右サイドは山田か、酒本か、それとも河村か。トイメンの鈴木を考えるとフィジカルが強く守備に一日の長が有る山田だろうか。ともかくスピードに乗らせないように。


 攻撃の方も頭が痛い。いいボールが入らないといい攻撃が出来ない。それどころか守備に忙殺される時間さえある。正直余程の事が無いとあまりゴールは奪えないだろう。ゼ・カルロス、フル、モリシ、アキは辛いかもしれないが、何とか足を止めないように。


 もし勝つのなら、勝ちたいのなら、どんな状態になっても心を切らさずに。そして仲間を、サポーターを信じてほしい。私達はずっとチームを信じているから。その証拠を、今日見せてみるよ。

 
 


声援は止まず。

(最新の記事は3/25の15:00まで一つ下に表示されます)


 2ちゃんを見ている方ならご存知だと思いますが、知らない方にも知っていてほしい事があります。

 今セレサポはとても苦しい日々を過しています。それを自らの力で何とか出来ないのかと、暗中模索していました。

 そして長居ではいつもI4ゲートにいる、REAL OSAKA ULTRASの人達は「事態が好転しない限り応援をしない」という方法を選びました。その為アウェーの横浜戦、浦和戦ではコールリードも太鼓も無い状態でした。恐らく新潟戦でもこの状態は続くでしょう。

 しかし多くの人は、今こそ選手達を応援すべきだと感じていました、そして、その為の新しい流れを作ろうとしています。



 このブログが、その始まりです。今の応援に疑問を持たれている方は、是非一度御覧になってください。そして賛同される方で、ブログやサイトを持たれている方はリンクして頂く事を望みます。ブログ内にはその為のバナーも用意されています。

 このブログでは応援位置を「A席とSB席の間の屋根下」としています。座席図で言うとこのピンクの辺りです。

hotspot.gif


 正直に白状するなら、私はROUに世話になった知り合いがたくさんいます。ですからこの記事自体、恩を仇で返すことになるかもしれません。それでも声援を送り続けるのがベストだと信じて、この記事をエントリーします。一人一人では小さな力でも、結束すれば大きな運動になります、チームの復活を信じて、声を出し、手をたたきましょう。


 

3/25/2006

言葉は感情的でも、残酷でも、無力でもない。

 とある映画のセリフで

「機械が一人でわるさをするわけじゃねぇ、いつも問題なのは使うやつの方さ」

 というのがあって、とても気に入っています。核ミサイルでもスイッチを押す人間がいなければ何も変らない、小石だって思い切り投げつければ誰かが怪我をする破目になる。

 「機械」というところを「言葉」に置き換えても、意味は通りますよね。特に私なんか心の有り様そのままを書き連ねるものだから、色々と軋轢を生んできました。この場を借りてお詫び致します。


 今回某掲示板でROUの方のメッセージが書き込まれました。その事自体も異例でしょうが、文章自体も実に誠実に、自分達が行っているボイコットに至った経緯を説明されていました。普通は(前例があまり無いんで何をもって普通かは曖昧ですが)高圧的だったり、一方的だったり、多少の「雑味」が有るものなのでしょうが、実に慎重に、素直に今の気持ちを綴られていました。

 別にどんな行為でも丁寧に説明すれば免罪されるわけではないですが、少なくとも説明責任を果たしている点、そして個別に応援使用としている人々に対して黙認している点に関して、評価されてもよいものだと思っています。


 そして応援を行おうという運動も、多少の煽りなど有るものの、言葉を介して着々と進んでいるようです。彼等がROUのアンチテーゼとしてではなく、選手の為、チームの為に立ち上がったことも素晴らしい事です。太鼓やダンマクの用意もしているようですし、明日は注目しています。


 セレサポがこの苦しい時期でも尚、論議によって行動を取り決める姿勢を崩さない事を誇りに思います。セレサポになって本当によかったと、チームがどん底の時に思えるなんて、不思議なものですね。


 

3/24/2006

サッカーに関係が有ってセレッソには関係が無いこと。

 たまには日常も書きたいわけですよ、長居ゴール裏に今からほとばしり始めている緊張感をずっと感じているとね。私はSBの人間ですけれど、ゴール裏がしっかりしないとスタジアムもいまいちしっかりしませんから、それはもう期待しています。


 さてさて、昨日は雰囲気の良いレストランで食事をする機会が有りました。入り口のドアを開けるといきなりこれですから。

IMG_298401.jpg


 ちょっと場違いかなと困惑したりしたのですが、意外とくだけた感じで食事が出来ました。小部屋のたくさんあるお店なんで二人きりで食事がしたい人にはオススメできるかな。情報は記事の下に追記しておきます。


 食事もすませて店を出ると隣に結構広いスペースが有りました。なんでも専用駐車場らしいです。高井田ランプの近くなんで車で来る人が多いんでしょう。

 そしてそのスペースの奥にはなにやら見慣れた設備が…。

IMG_298101.jpg


フットサルコートじゃん!!


 お店の人に尋ねると、これもレストランの経営者と同じ方が作られたそうです。ありがたやありがたや…。

 オープンは25日(新潟戦の日じゃん)何かイベントも有るようです。東大阪の方、中央線、ゆめはんな線沿線の方は是非一度。


 そうそう、お店の情報です。名前はChez Noix(シェノワ)、東生駒にもお店があるそうですが、フットサルコートの有る方は高井田の本店です。ホームページも有りますんでよろしく。


 

3/22/2006

個人的サポート予定。

 昨日の記事、とりあえず新潟戦までは常にトップになるようにしておきました。日付がおかしいのはその為です。seesaaで日付をいじる以外に記事をトップに留めておく方法が有ったら教えてください。


 んで、私個人はどう動くかっていうと、いつも通りSBで声出ししている人と応援するつもりです。

 理由としては私に対してあまり良いイメージを持っていない人にも、今回の運動に参加してほしいからというところでしょうか。極端な話ですけれど私がトラメガ持って

「よっしゃ!この運動は西中島がとりしきったるで!!みんなついてこんかい!!」

 って言って誰がついてくるよ?ありえねーって(w


 私が出来るポジティブな働きといえば、日頃からいろんな手段を使って増やしてきた読者の皆さんに「こんな運動があります」という事をふれまわることぐらいでしょ。

 読者の中には球団関係者の方も、選手も、親会社の方もいるようですから、それに関してはお役には立てるでしょうが、それ以上深入りするには私の手は汚れているからね。というか汚してきたという表現のほうがいいか。


 そのかわりといってはなんですが、助言(になるのか?)を一つ。やはりオンラインの運動には限界が有るんで、スタジアムでも浮動票化しているサポーターに声をかけたり、試合前に何かしら存在をアピールする方法が有ったほうがいいと思います。それで何十人単位の人が屋根下に集まれば結構な声量になりますから、そこまでいけば事はスムースに運ぶでしょう。


 あとこれは蛇足。とある方との不仲説がありますが、そもそも接点があまり無いので、仲が良くなったり悪くなったりするほどのコミュニケーションを取った事が有りません(w いや、会うのもダメとかじゃなくて、お会いできる機会が有れば是非お会いしたいなという憧れみたいなものは有るんですが…。餓鬼と仏様くらいの差があるからなぁ…。


 

浦和3VS0C大阪 まだ夜は明けず。

 初戦は1点差まで追い上げられた。2試合目でも得点を取ることは出来た。3試合目ではリードするまでになった。しかし4試合目になって、とうとう得点する力も失せてしまった。

 実はスタメンが発表された時、少しだけ期待していた。河村の右サイドならゼ・カルロスとの左右のバランスも取れるだろうし、ピンゴの守備の穴もある程度埋められる。ドサクサにでも点を取れれば何か流れが変るのではないかと。

Field-2006-03-21-st.gif


 前半は押されてはいたけれど、それなりに形にはなっていたと思う。サイドを広く使えていたし、西澤が少し下がってスペースを作り、そこに森島が入っていくという形も出来ていた。シュートこそ少なかったけれど、アウェーという事を差し引けばこれでOKかなと納得が出来た。

 特に河村は三都主とのマッチアップを上手く制していたと思う。今までの三都主の動きからすれば、この試合あの程度の動きしかさせなかったのは上出来、この試合で数少ない収穫だったんじゃないだろうか。

 ピンゴに関しては、あまり戦犯扱いはしたくないのだけれど、一人ピッチで浮いていたように思う。前半は西澤とゲームメイクの役割を分担していたのだけれど、皆がしたいプレーとピンゴのイメージに相当のブレが合ってかみ合っていなかった。後半になると動き回る下村の横でプレスにもまわらないという姿が増えた。

 3-4-2-1のボランチはいろいろなプレーを要求される。守備の要でもあり、攻撃の起点でもある。サイドにボールを配給して広くピッチを使ったかと思えば、ドリブルでタテに動かなくてはいけないときも有る。ピンゴはどちらかというと前で攻撃的なプレーをするタイプのボランチなのだろうけれど、あれだけかみ合わないと辛い。


 後半立ち上がりの小野のゴールは別格として、2点目、3点目はごり押しでねじ込まれたようなかっこうになった。その場その場で言うならDFが身体を張れなかっただとか、そういう話になるのだろうけれど、後半途中からずっとゴール前でハードな守備をされ続けていれば、ああいう展開になるのも止む終えない気がする。


 選手交代に関しては最初の交代のみ納得している。失点直後に入った徳重
は何とかサイドで起点になろうとしていたし、数少ないチャンスも左サイドからだったから。

Field-2006-03-21-52.gif


 ただ二人目、三人目の時、特に山田投入時にピンゴではなく河村を下げた事に関して、少し疑問に思っている。

Field-2006-03-21-57.gif


 右サイドからも攻撃的に行きたいという意図は理解できる。ただあの時点では河村よりもそこにボールを入れる中盤のボックス(森島寛、古橋、下村、ピンゴ)の方が機能しなくなっていた。入れるならその中の誰かではなかったか。結果論になるけれど、山田のサイドには結局いいボールが流れてこなかったし、流れがより浦和に傾いたように思う。


 最近とかくサイドが機能しなかったから、そこを何とかしたいというのは判る。でもそのサイドを生かすには、同等以上にセンターラインがしっかりしていなくてはならない。しかし今のセレッソではそれが難しい。


 もし意地でもスタメンでピンゴを生かしたいのであれば、守備の負担の無いポジションだろう。古典的なトップ下か、余程センターラインに強力なメンツが揃っている時のウイングハーフくらいしか思いつかない。少なくともボランチの位置で機能するのは45分が限界だという事ははっきりした。時間限定の控えなら、右サイドでもトップ下でもボランチでも出来るユーティリティ性が生きるのだけれど(今はそこに宮原しかいないから貴重)。


 開幕ダッシュに完全に失敗した今、ホームに帰っての新潟戦はチームにとっても、サポーターにとっても開幕前に予想だにしなかった形での「大事な一戦」になってしまった。サポーターもチームに習ったわけではないけれど、一丸になっているとは言い難い。その悪い流れを、何とか食い止めたい。


 

3/21/2006

応援について色々。

 本当は戦前予想とか書く予定だったんですが、こっちの情報の方が知りたい人多そうなんで、応援について書きます。


 まず判ってほしいのは私個人が調べ、知りうる限りの情報で話をしているという事。だから、この記事が今回の騒動を100%書ききっているわけではありません。この記事を鵜呑みにするか疑問視するかは読む人にお任せします。無責任な話ですが、記事の帰結点がそういう作りにならざるを得ない話なので…。


 最初に横浜戦でのボイコット騒ぎについて。これは組織的、計画的なものではないそうです。また某所で流れているような小林監督を解任させる為の運動でも無いとの事。コールリーダー等が個々人で今出来るベストは何かを考え、導き出した結果なのだと。名古屋戦の試合後にああいう事が有って、何故横浜戦の時は真逆とも取れる行動をしたのかと思われる方もいるでしょうが、現地で試行錯誤して導き出した結果、たまたまベクトルが変ってしまったのだと私個人は考えています。間違っていたらゴメンナサイ。

 このボイコットといわれる行動には何の拘束力も有りません。ですから今までどおり、声を出し、太鼓を叩いても、誰かから文句をつけられるということは無いです。


 ただきっちりとした形での運動ではないので、いつまで続くのか、どうなれば終わるのかという出口は今のところ無い様子です。ですからホームでの新潟戦でもこの状態が続いている可能性が有ります。明日チームにいい兆しが出てくれば変るのかもしれませんが、これも確約できるものでは有りません。


 個人的な見解ですが、こういう動きが有ったからといって皆がぶれてしまうのはあまりいい事ではないなと思っています。確かに衝撃的な展開ではありますが、この運動は強制ではないんですから。

 今までどおりの応援がベストと思うのなら、迷わずそのスタイルを貫く。別の方法が有ると思うならそれを実践してみる。根底に「セレッソが良くなる為にどうすべきか」という気持ちが有れば、それで十分でしょう。


 とりあえず私は、今までどおりで行きます。それがサポートの基本だと思うし、またそれくらいしかサポートする方法が思いつかないんで。この頃やたらと同じ文句を繰り返していますが、

なにをしてくれるのかではなく、
なにが出来るのかを考えよう。



 って事です。
 

 

3/20/2006

基本が大事です。


2006-03-19.gif


 チームが一体になっていない。連携が取れていない(横浜戦の前半は少しずつ改善しているように見えたけれど)。去年あれだけ頑張れていたのに、今年はなんなんだろう。正直よく判らない。


 応援する方も迷走している。八方手を尽くしても結果が伴わないと疲労感ばかりが残る。内輪でいさかいが有ったり、ボイコット云々が有ったり(横浜にいなかったので真意はまだ調査中)、何をなすべきか、私も含めて判らない。


 迷った時は基本に帰るのがいいんじゃないかと勝手に思っているんだけどどうだろう?チームが苦しい時、辛い時ほど応援が必要なんじゃないかな。

 勝ち馬に乗るのは楽なこと。今はもう一度結束しよう。私ははみ出してもいいから、他の皆さんよろしく。


 

3/19/2006

横浜FM3VS1C大阪 あんまり観てませんが…。

 今日は所用で殆ど観れず。今となっては良かったのか悪かったのか…。

 何故だか悔しいという気持ちが思ったより少ない。多分悔しいというのは「あの時こうしていれば」とか、「もっとこうしておくべきだった」とか、ターニングポイントがはっきり判っている時に出る感情だからなんだろう。

 去年も3連敗したけれど、あの時は3節の大宮戦で1-0になって、まず点を取られない事を優先しようというきっかけが出来た。それで名古屋戦不恰好ながら1-0で勝てた。今年の3連敗は去年より得るものが少ないように思う。


 ピンゴはボランチで、前半そこそこだったらしいけれど、後半はあまり目立てなかった。山田は個人としては頑張っていたように映ったのだけれど、途中交代は何故だったんだろう?

 チームは全体としてはかぶったりいなかったりする場面が減っていた。けれど、パスが繋がらなかったり守備でつられたりというのは相変わらず。オプションが少ないのでリードされるとリスク覚悟でブルーノが上がって、逆にその裏に出来たスペースを使われるというのも変わらなかった。ただ上がらなければそのまま負けていたんだから、その選択自体が間違っているとは思わない。


 もうこれ以上順位は下がらないんだし、得失点差もちまちまと考えるような差ではないし、失うものは何も無いから、とにかくがむしゃらにやってほしい。技術が足りないのなら運動量でカバーすればいい。1対1で負けるのなら常に数的優位が作れるように連携をとればいい。セレッソのサッカーは汗まみれ、泥まみれが基本なんだから、そういうところをもう一度思い出そう。


 

3/18/2006

上には上がいる。

 今日は世界は広いなと思いましたよ。私より物事の分別のつかない人はいないと思ったんだけれどな~。今思うと與野レッズさんはいい人だよ。いやマジで。

 あえてリンクはしませんが、ダービーの時に用意していた人文字用のボードを誰かが悪意を持って剥がしていったというのを、当事者ではない人が面白おかしく記事にしていたんですよ(2ちゃん経由だから知ってる人も多いか)。


 これはね、もう完敗。私そんなこと出来ないよ。

でもな、ガ○バのゴール裏の
人達が何枚かパクってきたから、入場の時のは1文字できてなくて「人文字失敗」コールが(笑)
面白かったし(笑)


 とか(うわべだけでも)嬉しそうに書けないよ。


 今の親ってしつけしないの?学校とかそんなんなのか?友達とか何も言わないのか?娘もうすぐ小学生なんだけれど、本当にすごく不安だよ…。前は挑発にカチンと来たりして、それでも平気なふりをしていたりしたんだけれど、今度のは本当に「怖い」。人間って成長の仕方によってはこんなこと楽しそうに出来るのかって思うとゾッとする。

 私の知ってる(知ってるというだけで友人では無いのが電波系footballbloggerの凄いところだ!!)セレサポさんは私の子と同じくらいの歳のお子さんがいらっしゃるところが多いんだけれど、もし観ていたら気をつけてください。こういう人が身近にいるという事と、自分の子もこうなる可能性が0じゃないってことを。


追記

(判りやすいように当初より記事を改変しています)


3/17/2006

横浜FM戦前予想。

 セレッソは横浜FMと戦う前にまず自分に克つこと、それがこの試合を観られるものに出来るかどうかの最低条件。

Field-vs-F-Marinos-06.gif


 仮に戦う集団として立ち直ったとしても、簡単に勝てるとは思わない。今思うと本当に辛い序盤戦だ。


 やはりポイントは右サイドの山田、ボランチとして出場する事が濃厚なピンゴだろう。

 ピンゴは右サイドではスピードに欠けたり、連携が取れなかったりと散々なポテンシャルだったが、得意とされるボランチではどうか。ブルーノがすぐ後ろにいる分縦の関係はとれるだろうが、山田、ピンゴ、前田で右サイドを上手くケアできるのか。山田はそういうバランス感覚に優れているけれど、練度を考えると不安。

 またマッチアップするのがマグロン、久保といやらしいメンツなのもネガる要素の一つ、純粋に前田と久保のガチンコ対決を楽しめないのは残念。


 攻撃陣はこれだけ劣勢でもよくやっている。ボールポゼッションが悪くてもそれなりに点を取っているのが救い。徳重、柿本、宮原、酒本、交代選手もバラエティに富んでいるので、こちらは試合中でも微調整できるだろう。


 この試合に結果は求めない。勿論とれる勝ち点が有るならしっかりとってきてほしいけれど、この先長いリーグ戦を戦えるだけのチームになっているのかどうかの方が大事。セルジオさんじゃないけれど「ちゃんとサッカーをしなさい」というところ。


 

オーセンが来た。

 友人から2週間前くらいに「ユニ来たよ~」とのメールが有り、今や遅しと待ちわびていたのですが、今日になってようやく来ました。

IMG_295101.jpg


 やっぱりね。XOはデカイ。私でもゆったりですから。んで噂どおりの軽さですね。今年の応援はこれでいきます。

3/16/2006

大同小異。

 チームの状態が悪い時にいろいろな不況和音が出るのは致し方ないこと、温和で通すセレサポだって敗戦後にサポ同士でケンカしてたりします(すぐまわりの人が止めてたけれど)。ネットの掲示板なんかだと好き勝手書ける分余計殺伐としますね。今のお題はコバさんとピンゴと応援の有り様でしょうか。


 どんな事でもそうなんですが、人と意見が食い違うってのはよくあることです。でも忘れないでいたいのは、その人がどうしてその考えに至ったかということ。

 小林監督の進退問題にしてもそうです。殆どの人は「セレッソに強くなってほしい」と考えていて、それぞれの立場や考え方の違いで「続けてほしい」「辞めてほしい」という発言をしているわけです。

 そしてこういうお題は大抵正解が無いもんです。なにせ比較が出来ないんですから、どちらが正しいかなんて判らない。


 こういう時は目的が同じなのだと確認するくらいでいいんじゃないでしょうか(そこに利権なり面子なりが有るのなら話は別ですが)。相手を言い負かしたって何がどうなるわけでもないですからね。わたしゃさんざっぱらそういう無益な論戦やってきましたから、説得力あるでしょ?

 意見は違えどサポ同士です。セレッソに強くなってほしいわけです。選手は選手で頑張っているようだし、小林監督も必死でやるでしょう(勿論今までも頑張ってましたけれど、それプラスアルファで)。今はそれを全力でバックアップしましょう。


追記

山田がついに出そうな気配ですね。ピンゴは真ん中をやるのか…。ブルーノさんと東美ならコミュニケーション取れるかな。


  

雨降って…。

 小林監督の解任騒動は暫くお預けになった様子。電波系footballblogger(誰やねん)としてはベターな選択だったかなと思います。解任に反対していたわけではないけれど、いろいろな事を考えればここに落ち着くかなと。


 私が判る範囲で理由を見つけ出すならば。一つは今のチームが西村GMと小林監督のビジョンを強烈に反映させた編成になっているから。というところでしょうか。

 仮に小林監督を解任したとして、新しい監督のビジョンに有った編成に組みなおすのには、多くの時間と決して少ないであろう予算がかかります。だから今替えるんだ、という言い方も出来るでしょうが、何分今のセレッソには資金が足りませんから。


 勿論小林監督が今までのように制約なく采配を振るうのは難しいでしょうが、選手も常にポジション争いをしているわけですから、監督も「何か有れば…」という危機感を持っているのは、悪い事ではないでしょう。


 それから嬉しかったのは、古橋主将と前田選手会長がここに来て前に出て話をするようになった事。

 まだ若い二人にとって、経験豊富で実力も有る先輩が少なくないセレッソで、リーダーシップを発揮するのは容易ではないはずです。ですが幸か不幸か連敗した事で、嫌がおうにも責務を果たさなくてはならない立場になりました。これは将来を考えれば決して悪いことじゃない。


デイリースポーツ

C大阪 決起集会で闘魂注入

 J1・C大阪のMF古橋達弥主将(25)が、決起集会でチームを鼓舞する。14日、古橋は「全員を集めてやります。みんなが今思っていることをぶつけ合ってくれればいい」と、次節・横浜M戦(18日・日産ス)前に行う考えを示した。(後略)


 今は正直「しんどい」です。とりあえず横浜FMと浦和という強豪との連戦が待っています、楽な相手ではありません、でも何とか頑張りましょう、それしか方法が無いんですから。そこを乗り越えれば、何かが変わるんじゃないか、などと淡い期待をしています。


 

3/15/2006

無題。

 紡績会社に務めていた私の祖父が、長い東アフリカでの勤務を終え、日本への帰路に着いた日、アメリカでは「魔法の銃弾」が若き指導者の頭部を貫いていた。脳漿は彼の乗っていたオープンカーの後部に飛び散り、それを必死にかき集める妻の姿は世界中に届けられた。日米間初の衛星通信で伝えられたニュースは、この悲しい出来事だった。


 彼は大統領になって初めて演壇に立った時、多くの聴衆の前でこう語りかけた。

ask not what your country can do for you
ask what you can do for your country



 人は帰属する集団に依存してはいけない。その人もまた集団の一部であるのだから。もしその集団の中にいる多くの人がそうした意識を持っていたとしたら、その集団に待っている未来は暗い。


なにをしてくれるのかではなく、
なにが出来るのかを考えよう。



 

3/13/2006

もう一度初心に。

 昨日から「ここですか?」状態が続いていて、別に何処のポータルサイトに取り上げられたわけでもないのにカウンターがグリグリ回ってる。

 一夜あけて、新聞には早速「小林監督解任か?」なんて記事が踊っていた。たった1ヵ月程前にサポコンで意気揚揚としていた監督が、連敗しただけで土俵際まで追い詰められているというのは怖い話だなと思う。試合内容がアレだっただけにこれ以上擁護できないけれど。

 解任するしないの権限はサポーターが持っているわけではないし、もっと高いレベルで話されるべき事だから、ここで「かくあるべき」という記事は書かないつもり。次以降の試合で同じような試合を続けるようなら話は違ってくるけれど、さすがにそれは無いと信じたい。


 第二節という早い時点で、今のやり方には何かしらの欠陥が有って、それを補修しない限りチームの状態が良くならないという事が判ったのは、それはそれでよかったと思う。それについてフロントも危機意識を持っているようだし。


 チームはチームで何かしらのアクションを起こしているという事が判ったのだから、サポーターも自分が「サポート」する、そのアプローチを再考してみよう。

 今、自分がセレッソの為に何が出来るのか。別に特別な事じゃなくていい。声を出せるなら声を出す。手を叩けるなら手を叩く。そういう普通の事をもう一度徹底してみよう。ネットで愚痴をこぼすエネルギーを選手を鼓舞する為に使ってみよう。せめて試合の日だけでも精根尽き果てるまで応援しよう。ブーイングはその後でも全然遅くないから。2年前を思い出せばいい、あの頃りんでんばうむの春さんが皆に呼びかけてくれた時の事を。それに比べれば今の状況は決して厳しいものではないはずだ。


 

C大阪1VS6G大阪 凍てついた狼。

 6点とられるのは悔しいが、7点とられた試合も9点とられた試合もしっかとこの眼で観てきたから、特別にどうということはない(そういう神経がもうどうにかしているのかもしれないけれど)。3点とられてからはリスクを承知で下村をワンボランチにした。そしてそれが裏目に出た、それだけの事。

Field-2006-03-12-75.gif


77min



 それよりも大事なのは、去年から右サイドの中盤二人が入れ替わっただけのセレッソが、大量に選手を入れ替え、システムまで替え、おまけに連戦続きだったガンバに、組織力と運動量で完敗したところに有る。

Field-2006-03-12-st.gif


 スタメンは予想通り。小林監督らしい選択だと思う。

 序盤からボールポゼッションはガンバだった。とにかくよくボールが回る。4-3-1-2の時も有れば遠藤が上がって4-2-2-2になる時もある。その連動性はスムーズで、ボランチ二人は無駄に体力を削られてしまった。

 やっと奪っても前線の3人に入るボールが極めて雑で、体勢を整えるまでにDFに寄せられてしまう。裏に入るボールも少なく、森島、古橋の良い所が出ない。これで好調な西澤が奔走していなければ前半で試合が決まっていたかもしれない。


 両サイドは名古屋戦よりはましだったけれど、それにしても「まし」であっただけで、決して効果的とはいえない動きだった。

 ただそれに関してはゼ・カルロスもピンゴも責める気にはなれない。左のゼ・カルロスは誰が見ても狙われていたし、消し方も研究されていた。それでも攻撃のリズムを作る選手がいないのでボールがどんどん集まってくる。右のピンゴは全く逆で、動いていてもボールが来ない。やっと来たかと思えば今度はフォローが皆無ではファビーニョでも活躍は難しかっただろう。

 それでも前半戦を1-1で終えられたことで、セレッソにも幾らかの勝機は有った。インターバルの15分間で修正をかける事が出来たのだから。しかし後半のセレッソに、何か劇的な変化があったようには見えなかった。そして辛い45分間が始まった。

 好機に放たれた古橋のシュートはゴールの遥か上を越えていき、同じような展開をフェルナンジーニョはきっちりと決めてきた。気持ちが途切れた3点目の後、やっと切ったカードは柿本。布陣は完全にパワープレイのそれだったが、ショートパスを繋ぐ事に固執した為に古橋の部分が締め付けられる。

Field-2006-03-12-66.gif


66min



 焦りはプレーの質をどんどんと下げていき、後は喜劇とも悲劇ともつかない時間が続いた。観るのに飽きてしまったか、観るに耐えられなかったか、後半30分ごろにはSB席の人達は席を離れ始めていた。


 この試合を見て誰が戦犯だとか、監督がどうだとか言うのは危険だと思う。全ての歯車が狂っていて、全てが悪い。そんな時に表層を削るだけでは、何も解決しないから。

 例えば後半こんなシーンが有った。右サイドのピンゴがスローインしようとする。ところが近くにいる河村も西澤もボールをもらいに行こうとしない。別に二人ともピンゴが見えていなかったわけでも、寄りに行く体力が無いほど疲労が極限に達していたのでもないし、ましてそんな基本的な事を忘れていたわけではない。でも、しなかったのだ。こんなちぐはぐな場面が有り得ないくらい頻発していた。それは戦術だとか用兵だとか、それを論じる以前のレベルの話なんじゃないだろうか。




 今必要なのは結束だと考える。コーチと選手、選手と選手、チームとサポーター、もう一度その関係を見つめなおさなくてはいけない。セレッソは皆がバラバラでも勝てるほどの力の有るチームではないから。


 

アメニモマケズ、カゼニモマケズ。

 ダービーの朝は思っていたより温かかった。さっき長居にいる友人から電話が有った。雨のせいか行列はあまり長くないらしい。「聖者の行進」も何となく締りが無い様子で、ブロガーの舌戦程の盛り上がりは無いようだ。多分関西人の事だから開場する頃にはどっと人が来るんだろう。

IMG_2908.jpg


 試合の日はいつだってそうだ。私は憂鬱そうに目を覚ます。昨日まではエネルギッシュなのに、何故か当日になるとこんな風になる。

勝てるだろうか。

いい一日になるだろうか。


 恍惚と不安が交錯する試合前。そろそろ出かけるとしよう。きっといい日になるさ。

3/12/2006

ガンバ戦前予想。ついでに独り言。

Field-vs-Gamba-06.gif


 ガンバサポは「加地システム」をどう思っているんだろう。左サイドバックに入った家長がミスマッチに映るだろうか。トリプルボランチに違和感を感じるだろうか。宮本が先発をはずされる事に怒りを覚えているんだろうか。

 傍目に見て加地システムは利に適っているように感じる。ボランチが3枚あるから加地と家長はオーバーラップしてもリスクが少ないし、遠藤の展開力が有るので司令塔の位置にいる二川が潰れても二の矢、三の矢が撃てる。


 セレッソは攻撃的にいった名古屋戦で3失点。スピードタイプのFWが2枚いてロングボールが飛んでくる名古屋のスタイルは基本的にはガンバと同じ形で、ガンバの方がよりタイト。

 だがポジティブに考えるなら、そういうスタイルを実戦で体感できた分試合での修正も早いだろう。練習ではディフェンスの整備を中心にしたという事だから、そこらへんは信頼している。


 気がかりは右サイド。ピンゴはコバさんの性格を考えると恐らく次も先発でいくだろう。彼が遠藤、家長をキチンとケアしないと橋頭堡が作られてしまう。河村と共にきっちりと抑えて欲しい。

 また前節完全に抑えられたゼ・カルロス、好機を逸した古橋らには是非捲土重来して頂きたい。ピンゴにも感じる事だが精神的な固さがプレーに影響を及ぼしているように感じる。どの辺りでひらきなおれるか。


 確かにダービーは特別な試合だけれど、だからと言って余所行きのプレーをする必要はどこにも無い。いつものようにベストをつくせばいい。さあ、行こうぜ、俺たちの大阪!


 

 試合前日になってセレッソ系ブログもガンバ系ブログも過激なエントリーをしたり、そのエントリーに互いのサポーターが過剰反応してコメント欄が荒れたりしている。以前はウチとココが互いの極北で、煽り記事を書いてるのもこの二つくらいだったのだけれど、最近頓にそういうエントリー増えたように感じる。
 いろいろ考えたのだけれど、ある程度の摩擦はもうどうしようも無いんじゃないかと、当事者のくせに無責任な気持ちでいる。
 セレッソとガンバではスタジアムの雰囲気がまるで違う。多くのコアサポはどちらの雰囲気が自分にフィットするのかを選び、さらにそれを見て次世代の人間が加わっているので、日に日にお互いの溝は深まっている。近年ではクラブも確信犯的にそれを扇動しているので、その動きは加速するばかりだ。
 二つのクラブのサポーターを隔てるものがそうした価値観であるならば、ロジックな対話など困難だ。一部相手の価値観を認める余裕のある大人のサポーターもいるけれど、むしろそういう存在は稀有だろう。
 この「隔たり」を作った当事者の一人として、何かこの流れを断ち切れないかと考えていたのだけれど、もう「マト」になるくらいしか考えがつかない。
 私は言う。「マト」は西中島南方ただ一人だ。他のセレサポは、価値観こそ違えど、ごく普通の人間で、彼等に何かをしたとしても自分の首を自分でしめるだけだ。それを心に留め置いて欲しい。
 

170人の想い。1万枚の情熱。

 行ってきました人文字準備。9:30~15:00の予定でしたが、昼飯前には全部終わってました、皆さんグッジョブです。昼から来た人はバツが悪そうだったな(笑

IMG_286401.jpg


 嬉しかったのは参加者が170人と、名古屋戦前より70人も増えた事。チームスタッフの方も喜んでいました。ポカポカ陽気の中、みんな頑張って作業。見知らぬもの同士(知ってる人もいるけれど)とは思えないくらいチームワークも良かった。あの連携が無ければ1時間半で1万枚、指定した模様にボードを並べる事なんて出来なかったでしょう。

IMG_289201.jpg


ジリーも来てました。



 お昼はスタッフさんの粋なはからいで反対側のホームファミリー席まで移動、自分達の「成果」を見ながらのお弁当となりました。ほか弁はたくさん食べたけれど、今日のが一番おいしかったな。絶景かな絶景かな。

 この後「さくらのきのしたで」で紹介させて頂いたお店に、PDF版の案内も兼ねてご挨拶周り。長居商店街もすっかりさくら色に染まっていて、いよいよホーム開幕って感じです。りんでんのマスターからはポスター頂いちゃいました。今年のポスターかっこいいですよ。

IMG_289801.jpg


カーネルさんも臨戦体制です



 あと22時間で試合開始。最高のサポートをしましょう!

IMG_286301.jpg


シメは朝靄に煙る長居。こんな長居も綺麗ですね



 

3/11/2006

バナー刷新。「いずもや」知ってるよね?

「さくらのきのしたでPDF版の為に新しいフラッシュを作ろう」

 と、急に思い立ち、大急ぎで作ってみました。懐かしい人には懐かしいネタなんですがどうでしょうか?

 家族に聞いたらだれも知らなかったので、とても不安ナリ…。

「さくらのきのしたで」PDF版出来ました!!

 今朝は転送ミスでファイルがぶっ壊れていましたが、今度は無事いけそうです。「さくらのきのしたで」PDF版、配布開始です。

PDF.JPG


 書籍版では「観戦ガイド」、「応援ガイド」、「長居ガイドマップ」、「オススメセレッソ系サイト」の四つに分かれていましたが、セレッソ系サイトの紹介はJ.B.Antennaや、Cerezo Peopleさっかりんの方がずっと便利なんで割愛しました。


 書籍版の方が形に残るんで個人的には好きなんですが、なにせ「物体」ですから、かさばりますし、遠くの人が欲しいと思ってもなかなか難しい。PDF版はそこらへんを補完する為に作成しました。

 画像の一部がモノクロだったり(ハードディスクのデータが吹っ飛んで印刷所に入稿した時のモノクロ画像しか残っていなかった…)、ノンブルが書籍版のままだったり(これは半分わざと。三つのコンテンツを全部印刷した時にキチンと繋がるようになっています)、とにかくサイズがでかかったり(単純な能力不足です)と、クセの強いファイルになってしまいましたが、そこは御容赦下さい。このファイルで少しでも多くのセレサポや他サポさんが快適に観戦出来れば幸いです。


 

3/10/2006

業務連絡

 「さくらのきのしたで」のPDF版を作ったのですが、一部文字や画像が飛んでいます。夜の9時までに解決させますので暫くお待ちください。

ハムソー星からの使者。

 何がどうなったかは割愛させていただくけれど、今月下旬は私が晩ごはんをつくる事になった。もともと親父が魚屋、母、妹が調理師免許を持っているという家庭で、料理が出来るのは当たり前だったのだけれど、久しぶりに包丁を握るのはちょっと抵抗がある。

 父が他界し、妹が嫁ぐまで、我が家ではその時々で料理担当が変っていた。基本は母だが、魚を捌くときは父、イタリア料理とお菓子は妹、中華と創作料理は私が腕を振るった。ちなみに妹のイタ飯は人気店で修行をした本格派、ピザは本当に美味い。その血をひいているからか、娘のたろもも6才でホールケーキを作ったりしている。


 男の料理というと時間とお金をかけてしまうものだが、私のポリシーは「安く、早く、美味く、大量に」たらふく食べたいという欲求と家計を抑えたいという理性のバランスをとるのがモットー。

 今回は育ち盛り一人、大食漢(私)一人を含む大人4人前をつくるということで、このバランスをとるのは用意ではないが、一つ秘策を用意した。業務用スーパーだ。

IMG_282101.jpg


 とにかく何でもが大量で、安い。調理済みのものが多いのも嬉しい。

IMG_282301.jpg


 マヨネーズも1㎏まで売っている。ふりかけ1㎏とかスパゲッティー5㎏の袋を見ると軽く引く。

IMG_282701.jpg


 どこの誰だか判らない人が描いてあるどこのなんだか判らないスパイスもズラリとならんでいる。目利きが効かないと変なものを大量に買ってしまうリスクも有る。ううむ、さすが業務用、一筋縄ではいかない。

 だが私が食材と静かな格闘をしている時、彼等が現れた。

IMG_283001.jpg


おおっ!

IMG_283901.jpg



ハムリンズじゃないか!!


IMG_283801.jpg


ここにも!


IMG_283401.jpg

ドレッシングまで!!



 まあ、前置きが長い日本ハムのCMになってしまったけれど、口に入れるものだから、見知れたものの方が安心するというのは事実。スーパーでは彼等を探すことにしよう。


 

3/08/2006

女性が来られるスタジアム。

 えー、オフィシャルに載ってるサポコンでのサポーターと西村GM、新谷部長との質疑応答のページ

Q.女性のサッカースクールを実施したり、女性の方にサッカーに対して興味をもってもらうし施策をしていると思いますが、現実は、友たちや家族が女性の方をスタジアムに連れてくることが多いです。女性が自発的にスタジアムに来るようにどのように取り組まれていますか?


 って質問をしたピザ。これ私なんだ(w

 女性がサッカーに関わるのは大事な事だと考えてて、思い切って質問したんだけれど、西村GMにあのギラギラした眼差しでにらまれて見つめられて恐縮しました。あの目で至近距離から睨まれたら、そりゃ「イヤ」とか言えないな。


 今は次節がダービーってことでかなりピリピリしているけれど、本来の長居スタジアムって少し温めの雰囲気があって、一見さんとかライトな層が足を運びやすいスタ。本来ならもっと女性や若年層が来ても(タダ券除く)いいですよね。でも現実はそうじゃない。

 以前どこかで「Jリーグの観客層は30代男性」と聞いた事があるけれど、これは球団経営に後々ボディブローみたいに効いてくる。お父さんなら一人観戦になる事も有るけれど、お母さんがサポなら子供もついてくる、その子が大人になって、また自分の家族を連れてくるって循環が出来る。男の鉄火場みたいな雰囲気もいいけれど、チームの事を考えると女性客って大事ですよ。


 長居に女性客を呼ぶ為に何が必要なんだろう。足りない要素ってなに?と考えていたんですが、あれでしょうか「おしゃれさ」というか「小奇麗さ」が無いってのがダメなのかな?周りはお店とかいっぱいあるから不便じゃないけれど、典型的な大阪の下町だし…。探せば来木亭屋(木亭はこれで一文字)とか、それなりにいいお店もあるんですけれどね。


 とか思っていたらfromthemorningさんところで天王寺に新しくスポーツバーが出来るという紹介が有りました。エントリー見るとかなり「いい感じ」のお店のようです。試合後に立ち寄るお店の選択肢が増えるのはいいことですよ。グループでワイワイとやるなら「のりを」、少人数or一人でゆっくりなら「来木亭屋」、女性でも気軽に入れる「air~エア~」という感じでしょうか。天王寺ならHOOPとかにも寄れますからデートにもいいですね。オススメです。新谷部長になりかわって、女性の皆様のお越しをお待ちしていますよ。「待たれるとキモい」とか言わないでね。


 

3/07/2006

自分で自分の首しめる。

 西中島は思い立ったが大安吉日の人です。「やりたい」と思う事はすぐします。「したくねー」と思った事は絶対しません。

 この性格のおかげでいろいろと難儀をしているわけですが、今も仕事がかなり詰まっております。でも自分でまいた種ですからね。とりあえず自分のケツは自分で拭けと、そういう事です。


 まず第一に座談会のページ。今週末には完成させます。出来たらいいな。出来るかな。わからんな。なんつっても2時間の予定が3時間半も喋ってたしな…。


 それから「さくらのきのしたで」おかげさまでほぼ無くなりました。後は某所で配付用のとり置き分なんで、本をスタジアムで配付する事はないと思います。

sakuranokinoshitadetitle.jpg


 ただイラストレーターの原稿は残っているので、これをPDFにしてこのブログにアップする予定です。一括DLは無理っぽいですが、4つのコンテンツを個別に分けてアップという形になると思います。これはダービーが終わってからにします。アウェーや遠隔地のサポさんにも長居で遊んでほしいなというコンセプトが有るんですが、ガンバサポで「長居への行き方が判らん」という人はさすがにいないと思うんで。それについてはゴメンナサイ。


 あと伝え聞く話ではSBでも地道な活動をされる方がいるようなんで、そちらのお手伝いもします。というわけで出店の食べ物は無理かも…。タノシミニシテイタノニナ…。


 まあ、兎にも角にもいろいろ仕掛けを用意してますんで、楽しんじゃってください。


  

やらない善よりやる偽善、人文字作りに協力を。

 名古屋戦の後、コールリーダーが何人か帯の人たちに言っていたんだけれど、11日にやる人文字の準備が上手くいってないらしい。パネルをシートに貼り付けていくのに人手が全然足りないのだ。今のところ100人くらい集まっていると言っていたけれど、1万席以上あるゴール裏の座席一つ一つに手作業でパネルを貼り付ける作業は容易ではない。単純に一人100枚ってだけでも辛いのに、いろんな色のパネルを間違いなく貼り付けなくてはいけない。

IMG_27161.jpg


 この名古屋のゴール裏で多分4000席程度、「R」と「G」の黄色い部分とその近辺のパネル以外は会場で配っていたものだから思っているより楽だと思う。でも長居のゴール裏のでかさはハンパじゃない。



 広い上にスタンドは急勾配。何時間も作業をやっていたらヘトヘトになるだろう。これって危機的な状態なんじゃないか?

 正直最近しんどいスケジュールだし、受付もしていないけれど、体力の許す範囲でパネル貼りを手伝いにいこうと思う。今までセレッソに関わるいろんな人に迷惑もかけてきたし、こういう時しか罪滅ぼし出来ないっていうのもあるんだけれど、選手に全力を求めるならサポーターも全力で行かなきゃダメだと思うから。

 ダービーだし、ホーム開幕戦だし、完全燃焼がしたい。試合が終わった時、悔いが残るような事だけはしたくない。同じ気持ちを持っている人で、体力や時間の都合が合う人は、出来るだけ集まって欲しい。今からじゃ弁当は出ないけれど、財布が許す範囲でメシくらいはおごるからさ。「大勢でおごらせて西中島困らせようぜ」なんてヨコシマな動機でも別にいいよ。


 

3/06/2006

名古屋3VS2C大阪 失ってはいけないもの。

 サポーターにもチームにも慢心が有った。去年好成績だったからと言って強豪になったわけではない。それに気付く為にはこの3失点が必要だったと思うしかない。名古屋がどうこうというより自滅した試合だった。

IMG_27161.jpg


赤と黄色(ROSSO GIALLO)の"RG"なんだろうが、
関西人にはRGにしか見えない。


 予想に反して右サイドにはピンゴ。リザーブは多田、山崎、山田、宮原、酒本、徳重、柿本が入った。

Field-2006-03-05-st.gif


 前半は後手後手にまわった。去年攻撃の起点になっていたゼ・カルロスには常に二人が張り付いていて簡単にボールを奪われる。だからといって中央を駆け上がっていたファビーニョはいないし、右サイドは河村、ピンゴ、森島がバラバラに動いていて形にならない。西澤が何度かマークを外して状態の良いことを示していたが、そこまでいいボール、フォローが入らなかった。

 ピンゴに関しては批判も有るが、信頼が得られていないのかボールタッチ自体が少なかった。もう少し時間が欲しい。さすがにスタメンはどうかと思うが、技術やボールタッチの柔らかさはいいものが有る。反対にゼ・カルロスは苦しい位置でもどんどんボールが来るので、別の意味で気の毒だった。


 失点は逆サイドだったので判らなかったが、セットプレー時のラインコントロールミスらしい。去年の押し込まれた時にサンドバック状態になるところを反省、修正してきたのかも知れないが、今日に関してはラインの意識が強すぎて、ブルーノのタテのカット等の持ち味があまり見られなかった。はまれば中盤、特に森島寛、古橋の負担が大幅に減るのだけれど、今日の杉本、玉田のようなスピード系FWに対しては暫く苦戦するだろう。


 後半からセレッソは細かい修正をかけた。少しラインを下がり目にして、ゼ・カルロスもポジションを下げさせた。またトップは並びに固執せず、西澤が左右に流れてボールを受けるようになった。これで幾らかバランスがとれてくる。前田の同点ゴールはセットプレーからだったが、前後の流れの良さが起因しているように見えた。


 ただ同点に追いついてから、逆に流れが悪くなる。また全体的に前がかりになり、ボールの流れが鈍化。選手同士がかぶったり、孤立したりと、ともかく流れが悪い。たまらず森島寛を下げて徳重を入れるが、そもそもの原因が中盤より後ろなのであまり効果が無い。

Field-2006-03-05-63.gif


 そんなペースダウンが許されるほどJ1は甘くない。緩慢なパスを中盤でカットされると、あっという間にカウンターを決められた。杉本というスピードスターがいる事を忘れてしまったのかというほど怠惰なディフェンスだった。

 目を覆いたくなるシーンが続く。僅か数分後、なんでもないゴールキックを杉本と交代で入った豊田に容易く収められ、そのまま単独突破を許したのだ。マークについていた前田、カバーに入ったブルーノは信じられないほど軽くかわされてしまった。特に前田は去年とは別人のような淡白さだった。


 勿論いいシーンが皆無だったわけではない。終盤柿本が入ったときの3-5-2はかなりいいオプションになると思う。柿本がハイボールに強い上に大きく動けるので西澤の負担がかなり減った(2点目の遠因というのは言いすぎだろうか)。ひょっとしたらスタートをこの形にして森島寛を終盤に入れたほうがチームのメンタル的にはいいかも知れない。ジュビロが中山をカンフル剤として使っているように。

Field-2006-03-05-71.gif

Field-2006-03-05-80.gif


 また下村、河村のボランチはもう少し整理され、下村が攻撃に時間を割けるようになればもっと良くなる気配がある。ロングフィードがもっと出ればゼ・カルロスも生きてくるだろうし、右サイドももう少しいい流れになるだろう。攻撃に関しては引き出しは確実に増えているといっていい。

IMG_26981.jpg


 ただそれらはチームという一本の木の枝葉に過ぎない。根幹、土台である労を厭わぬ運動量としっかりとしたメンタリティ、挑戦者としての意識が無ければ、セレッソは勝てない。それを思い出して欲しい。私達はまだ何も手に入れていないのだ。