1/30/2015

これからスタジアムにカメラを持っていくあなたに。(カメラ選び編) #diary #photo

最近よく

「写真が撮りたいんで、カメラとレンズを選んで下さい(できれば安く)」

という質問をされる。写真好きの同士が増えるのはとてもよいことだが、困る質問でもある。なぜか、人によって撮りたいもの、撮るシチュエーションが全く違うからだ。それによって買うカメラ、レンズは変わってくる。人それぞれにベストチョイスは違うのだ。


ただ、いくつかのケースに大別することはできるので、そのケースごとにカメラ、レンズ選びをご指南しようと思う。ううう、偉そうだ、すまん。指南という単語がいけないな。

カメラ編

まずはカメラ選び、ぶっちゃけるとスマホのカメラがベストという場合もある。日中屋外で日常を撮る、画質はそこそこでよくて、SNSにアップするだけが目的、それならスマホが一番便利だから。



ただ、サッカーを撮る場合はいろんな制約がある。狭いスタジアムの通路やスタンドが撮影場所、被写体は遥かピッチ上の選手だったり、暗いスタンドの友人だったりする。そんな時はやはりいいカメラがほしい。

いいカメラとは?簡単に言うと、新しくて、センサーのサイズが大きなカメラだ。つまり、高いやつだ。具体的に言うと「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」などとうたっているカメラが欲しい。最近は「1インチセンサー」というのも増えだしたが、日中の試合に限ればそれでもいいか。

センサーが大きいほど夜、室内など暗い場所でもキレイに撮れる。逆に言うと昼間の練習場で選手を撮るだけならマイクロフォーサーズのような小さいセンサーでもOKだ。センサーが小さいとボディやレンズも小さく、軽く、安くできるので、わざわざ高いカメラを買わなくていい。

まとめよう。

ナイトゲームや暗い場所で写真を撮るなら「フルサイズ」「APS-C」

昼の試合だけ、日中の練習だけなら「マイクロフォーサーズ」「1インチセンサー」

で、「フルサイズ」「APS-C」ならキヤノン、ニコン、「マイクロフォーサーズ」ならオリンパスかパナソニックということになる。他社もカメラを出しているけれど、後々出てくるレンズ選びの選択肢が狭くなるのであまりおすすめできない。

現時点でのベストチョイスはこれ。

「マイクロフォーサーズ」編


入門機

OLYMPUS PEN Lite E-PL6

中、上級機

OLYMPUS OM-D E-M1

「フルサイズ」「APS-C」編


入門機

Nikon D3300
EOS Kiss X7

中級機

Nikon D7100
EOS 70D

上級機

Nikon D750
EOS 7D Mark II(激しく動く選手を撮るなら)
EOS 6D(激しく動く選手を撮らないなら)

「マイクロフォーサーズ」は新しいほど画質がキレイではあるけれど、大きな差は感じない。それでも「OLYMPUS OM-D E-M1」は別格、メカ周りがしっかりしているので「写真をしっかり撮りたいけれど、重い荷物は厳しい」というカメラ女子や年配の方におすすめする。

「フルサイズ」「APS-C」に関してはそれぞれ個性がある。まず入門機とした「Nikon D3300」「EOS Kiss X7」はどちらも小型軽量で、機能も初心者向けと間口が広いカメラだ。

中級機の「Nikon D7100」はローパスフィルターレスという珍しい技術が使われていて、クリアで高精細な画質が楽しめる。「EOS 70D」はオートフォーカスがとても優秀で高速、サッカーを撮るのにも重宝するだろう。

上級機の「Nikon D750」はニコンが激しく動く被写体を撮るのに最適化したフルサイズカメラだ。チルト液晶、Wi-Fi搭載など、使える機能が多く、暗い場所での画質もトップクラスになっている。

対する「EOS 7D Mark II」はキヤノンの考えた動く被写体に対して特化したカメラで、センサーサイズこそD750より小さいが、オートフォーカスの性能などはD750と同等か、それを上回る。「EOS 6D」はD750と同じく暗部でも画質がいいフルサイズカメラで、動かない被写体(止まっている選手とか、スタジアムの様子だけを撮る場合)にはこちらの方が安価だ。

うーん、長くなったな。レンズはもう少ししてからにしよう。

暗い夕刻の舞洲でも、フルサイズならかなり粘れる

1/26/2015

DEAR CICERO FROM ZONO. #cerezo #photo #diary @PabloFelipe92


また舞洲に行っていた。

チームも始動し、若手、ベテラン、一体となってのトレーニング。約一名まだどこぞをほっつき歩いてるが、まあいいや。

しかし、そこはまだ寒風吹きすさぶ冬の埋立地、早くに着いた俺は練習が始まるまでレストハウスにこもって暖を取ろうと思い立った。

レストハウスの中には女性が6人くらいだったか、平日の昼間だとはいえ、セレ女も減ったなとしみじみ。そこで、Ciceroに会ったんだ。

彼は50代の白人で、同年代の、おそらく奥さんであろう穏やかな白人女性と、びっくりするくらい美人の20代の白人女性を連れていた。そうして、手にiPhoneとライトニングケーブルを持って柱の影をしきりに観察していた。あちらこちらに、ウロウロ。

「ああ、充電がしたいのだな。」

そう直感した俺は、ハードボイルドの探偵が友人にそっとタバコを渡すように、持っていたスマホ用のバッテリーチャージャーを差し出した。

「Oh!」

Ciceroとはその瞬間に友達になれた気がした。彼は今年からセレッソに加わったパブロ(@PabloFelipe92)のお父さんだった。そして、前述の二人は、奥さんと、パブロの奥さん。


Ciceroとは練習が始まるまでたくさん話をした、写真もたくさん見せてくれた。息子がネイマールと撮ったツーショット、Cロナウドと撮ったツーショット、いろんなチームでの様子、目を細めて、自慢気に。

お互い英語ができない、ポルトガル語もさっぱりなのに、よくもまああんなにコミュニケーションがとれたな。

「お前アルシンド知ってるか?」

と聞かれたから、俺はいたずら小僧みたいな顔をして頭のてっぺんをさっさと二度払った。

「そうそう、そのアルシンド。」

Ciceroが目を細める。

「エジノとブランキーニョは?」

「この写真の二人だよね?ああ、ジルマールは知ってる?」

「知ってるともさ。」

「彼はブラジルに戻ってたらもセレッソのサポートをしてくれてるんだ。」

サッカーが好きで、それだけで、言葉なんて少しでいいんだな。


それで、その日の練習はパブロのことばかり見ていた、Cicero達と同じように。南米では考えられない寒風の中、彼はエンジの防寒着を着てグラウンド横のベンチに腰掛けていたようだ。


パブロは、初見ではあるけれど、そしてひいき目も入るけれど、なかなかにいい選手だった。一度切れた南米とのコネクションがまた戻ったんだと感じた。


それに、チーム全体の気迫、戦うんだという姿勢が見て取れたのが有りがたかった。パウロ、アウトゥオリ監督の気迫、新天地を求めてセレッソへとやって来たベテランたちの気迫、特に、茂庭照幸のそれは鬼気迫るものがあった。





新しい親友ができて、素晴らしい練習を見られた。寒風でカメラを持った指先の感覚がなくなったけど、そんなことどうでもいいや。

1/20/2015

もうひと花咲かせようか。 #cerezo #photo #diary

平日の昼日中だというのに、舞洲に来ていた。

土曜日に仕事を入れたり、時間をやり繰りしてここまで来た。前日に「19日はミーティングだけです」とアナウンスされた時にはさすがに心が折れそうになったが、まあリフティングしている選手の一人や二人いるだろうと一縷の望みを託していた。


結果は、吉と出てた。いくらかの選手はクラブハウスに引き上げたとの事だったが、酒本憲幸、染谷悠太、武田博行、長谷川アーリアジャスール、丹野研太、安藤淳、藤本康太らがミニゲームに興じていた。みなサッカーがしたくて仕方がないという風だ。


そうしてしばらくすると、徳島からレンタルバックで戻ってきた小暮大器と、1年ぶりの復帰、そして完全移籍となる椋原健太がやって来た。

「おーい、部外者は出入り禁止だぞ。」


は関西ノリのキツい先制パンチだ。椋原もそれを知っていて、笑ってジョグを始めた。

最後にやって来たのは、セレッソを新天地として選んだベテランたち。



関口訓充、橋本英郎、玉田圭司、中澤聡太、そして、茂庭照幸。いずれも代表やチームの顔として、日本サッカーのトップを駆け抜けてきた猛者だ。彼らにすれば、二部リーグからの再出発は不服かもしれない、そう顔に出しても悪くは言えないクラスの選手たちだ。


しかし、彼らの顔はみな晴れやかで、穏やかだった。サッカーをする喜びを味わうように、ゆっくりと体を動かしていた。

ベテランであるから、フル出場は難しいかもしれない。けれど、彼らの持っている経験やスキルは、若手に少なくない刺激を与えられるはずだ。うまく起用していけば一年を通して戦力とカウントすることもできるだろう。そんな宝物のような存在が、キラ星のようにビッチを駆けている姿は、俺の心を突き動かさずにはおられなかった。


「うまくいけは」、「ともすれば」、希望的な条件付きではあるけれど、高揚感は去年以上のものさえある。やっぱり、始動日に来て正解だった。

1/16/2015

負けるな、愛媛のサポーターたちよ。 #cerezo #ehimefc #photo

どうか、古くからのセレッソサポーターの方は、時計の針を2008年12月8日に戻してほしい。それから、それ以降にファンになった人は、こんな話もあったのだと、じい様の昔話を聞いてほしい。それは2008年J2リーグ最終節、セレッソ大阪対愛媛FCの試合での出来事だ。

この時セレッソは他力ながら昇格の目を残していた。しかしそれ以上に大切な「勝たなければならない理由」があった。チーム創設から身を粉にして働きながら、謎の首痛に倒れたミスターセレッソ、森島寛晃の現役最後の試合だったのだ。


先制を許し、苦戦したセレッソ。だが、意地で巻き返し、逆転。それでもリードはわずか1点で、とてもベンチで待つモリシを穏やかに送り出す空気ではなかった。ロスタイムの4分もとうに過ぎ、試合も終わるかというその時に、「彼」はようやくピッチに立つことができた(その時ベンチに引っ込んだのは、若き香川真司だ)

すべてがよくできたお話のようだった。実際、いろんな人の隠れた温情が無ければ、こんな風にはなれなかった。例えば主審の鍋島さんが厳格に時間をカウントしていたら、モリシが登場する1分前に試合は終わっていたはずだ。それをずっと待ってくれていた。


よくできたお話、は試合後も続いた。モリシとサポーターとのお別れの時、J2には不釣り合いなほどの、1万6184人の大観衆から万雷のモリシコールが巻き起こったのだ。そう、ホームゴール裏からも、そしてアウェイ、愛媛ゴール裏からも。

愛媛FCのサポーター達は、こんなセレッソのエゴが詰まった試合の後でもなお「森島選手の最後の舞台を共に送り出したい」と帰りの遠征バスを引き止め、モリシコールをしてくれたのだ。これ以上ない敬意を示してくれた愛媛FCのサポーター達に試合後礼を言いに行くと、彼らは笑って「それが当然のことだから」と言ってくれた。

モリシのユニを掲げてくれた。

サッカーは相手がいないとできない。相手をリスペクトする、というと笑う人もいるが、多分、何かを履き違えているのだろう。敵であれ、ある意味仲間なのだということを分からないのだろう。少なくとも愛媛FCのサポーターは、あの場にいたサポーターは理解していた。そんな彼らのチームが危機だと言って、平静ではいられない。

粉飾決算、褒めらた話ではない、処罰は厳粛に受け止めなくてはいけない、それはわかる。しかし、どうかチームが存続する道だけは残してほしいと願っている。

あの時、何も惑わず、力の限り「モリシ、モリシ、モリシマ!!」と叫んでくれた愛媛FCサポーターが、これからも変わらず、愛するチームのためにスタジアムに通えるように。今度は俺達が「頑張れ愛媛FC」と声を上げるべきではないか。7年前の恩義を返す時は、今しかないだろう。

杉本健勇、その20はなんの意味がある? #cerezo #frontale #photo #diary

川崎フロンターレに移籍した杉本健勇が、背番号20になりそうだとのこと。


それが空き番だからのか、本人の希望なのか、それは分からないけれど、もし後者なら個人的にはひどく残念だし、番号の意味をはき違えてはいないかと問い詰めたくなる。

背番号は、そのチームの、その番号だから意味がある。柏の9番も、浦和の9番も、川崎の14番も、名古屋の10番も、そのチームだからこそつける重圧がある。よそのチームで「以前つけていた番号だから」という理由でつけても、それは飾りだ。


いや、その考えも持てない選手であったなら、そうだったのなら、セレッソを出て、セレッソの20番を脱いで正解だったのかもしれない。

「この番号は特別な番号なんだ、それに見合うプレーや活躍を望まれているのだ。」

ユニフォームを託した時そう直感的に感じてくれる選手にこそ、セレッソの8番、20番はつけてもらいたいんだ。軽んじていたのなら、もう、それでよかったのかもな。


もうしばらく、セレッソの8番、20番は空き番で構わないかなとか本気で考えている。商品として売れそうだから人気選手につけてもらう、そういう番号ではないんだ。本気でチームを愛して、支えて、進んでいく覚悟がある人間だけが付けられる番号なんだ。それが「重い」というなら、欠番でいい。海外に、よそのチームに、外にばかり目が行くプレーヤーがつける番号ではないことを、クラブもキチンと考えてほしい。


それは、選手は個人事業主だし、クラブは興行を成功させなくちゃいけない。それでも、だからこそ、少しずつでも育まれてきた歴史の大切さを守らないといけないよ。

1/14/2015

かんばろうぜオヤジども! #cerezo #photo #diary

茂庭照幸のセレッソ復帰が発表された。


もしこれがペッツァイオリ政権の時で、染谷悠太をアンカーとして使えていたらとか、恨み節は言わない。

「昨年はタイにいながらも、いちセレッソファンとして悔しい思いをしました。絶対昇格しましょう!」

その言葉通り、オフの際には舞洲に顔を見せ、選手たちにはっぱをかけている。降格を誰よりも苦々しく感じているベテランの加入は、セレッソにとって何よりの財産になるだろう。


名古屋から契約満了の玉田圭司、川崎からは中澤聡太が加入、神戸からは橋本英郎の加入が決定的。三十路を越え、Jの酸いも甘いも知り尽くした存在がこれだけ揃ってくれたなら、昨季終盤のような失点してはバタつくという醜態を晒すことも少なくなると期待している。


一時、世の中でも即戦力の若手が重宝された風潮があった。セレッソでも若手が台頭し、ベテランは一人二人いれば十分と考えていたフシがある。

けれど、「経験」というものはどんな優秀な若手でもそうやすやすと得ることはできない。修羅場をくぐり抜けてきたベテランは年俸的には厳しいものがあるけれど、それなりの働きをしてくれるものなんだ。

俺もてんで若くないからか、茂庭達の活躍を期待してしまうな。もちろん誰が活躍したって、セレッソが勝ってくれればそれでいいのだけど、できればベテランの旨さが光るシーズンであってほしい。


ところで…このベテランはいつぐらいに来るんだろう?遅刻したら茂庭に詰めてもらおうか。

1/11/2015

カメラのテストにVリーグ観に行ったら伊関さんのファンになりまし た。 #v_league #Vリーグ #photo #diary

もう少し値下がりしたらなけなしのお金をぶち込んで買おうと思ったD750が一向に値下がりしない。なのでWi-Fi機能だけでも拡張しようとWU-1bという小さなモジュールを買った。


これ自体、親指の先ほどの小さなモノなのだが、カメラに取り付けるとWi-Fi機能でiPhoneなどのデバイスに直接画像を取り込んだり、デバイスから遠隔で写真を撮るなんてこともできる。他にもSDカードタイプのものもあるのだが、純正パーツの方がよかろうとこちらに決めた。

コレが使い物になるなら、例えばハーフタイムに前半イチオシの一枚、試合後すぐに試合を印象付ける一枚がすぐに発信できる。多分、ジェイズゴールなんかより早く。誰にとってもプラスになるならいいことだ。

ただ、転送速度やバッテリーの持ちなどが気になったので、実践代わりに女子Vリーグが開催されていたBODYMAKERコロシアムに足を運んだ。


当日は強豪久光製薬と上尾、日立とNECという組み合わせ。選手の特徴などの予備知識を持たずに撮影に臨んだのだが、コレがマズかった。


サッカーでも選手のクセというものがある、それを予測してレンズを動かすからいい絵が撮られる。それはバレーでも同じで、しかもサッカー以上に重要なファクターだった。



サーブ一つとっても、ダイナミックにジャンピングサーブをする選手、クセ玉を打つためにフォームを小さく、正確に持ってくる選手と千差万別。唯一知っていた日立の内瀬戸選手の豪快なドライブサーブ以外は一巡するまでに四苦八苦した。試合中は推して知るべしだ。


ただ、Wi-Fiのテストとしては上々だった。数枚程度なら5分程度でネットに上げる段取りがつく。ハーフタイムくらいあれば楽にアップ可能だ。バッテリーを少し食らいすぎるところ以外は合格。


そうして、もう一つ新鮮な発見があった。最近は女性サポーターがサッカーを撮ることが多くなったのだが、彼女たちはプレーの美しさより、選手を男性として、異性として切り取る傾向があると感じていた。そういう要素が自分の中にあることを女子バレーを撮っていて気づいたのだ。


女子バレーはフラッシュやAF補助光を使わなければ撮影は可能だ。そのため性的な描写に血道をあげるバカもいる(そういうヤカラに買われたカメラも殺生だと思う)それだけはすまいと決めていたが、どうにも「カッコよさ」と同時に「女性らしさ」「プレーの合間の一瞬」を切り取りたい欲求にかられてしまうのだ。

それに気付いたのは、第二試合に出場した日立の控えリベロ、伊関選手を撮っていた時だった。


バレーに留まらず、女傑と言いたくなるような気風の女子選手が多い中、彼女だけがどうにも引っ込み思案な雰囲気なのだ。出番のあまり期待できない控えリベロなのに、そのオーラが妙に気になって、つい撮り続けてしまった。そうして、ようやっと女性カメラマンが男子選手を撮る時の気持ちの切れ端みたいなものを知ることができた。それからそうした気持ちが自分の中にあることにも驚いた。




ということで、テストも兼ねたVリーグデビューは、思いの外面白く、感慨深いものがあった。実業団、企業スポーツのもっさり感は如何ともしがたいが、コートの上の戦いはなかなかに楽しく、エキサイトしてしまう。上尾吉村選手の凛々しさ、日立内瀬戸選手のスパイクの「ドゴッ!」という重たい音、そして伊関選手の愛くるしさは、会場に行かないと味わえない。冬の間はちょこちょこ通ってしまいそうだ。

そうだ。セレッソの始動日、1/19は体が空いているので舞洲に行く。レストスペースからその様子をいち早くレポートしよう。Twitterなんかの方が早いと思うので、@nsnkjm_soccerをフォローしていただきたい(なんだ宣伝かよ

1/08/2015

ベテランは大事に。 #cerezo #photo #diary

もう木曜日か。

日曜日にイザコザに会って、家に帰られなくなって、五日間放浪生活を続けている。この記事だってiPhoneのメモ帳にチビチビと書いたものをコピべしてるんだ。あと二ヶ月はこんな調子かもしれない。

普通はブログなんて書いてる場合じゃないのかもしれない。明日寝るとこも決まってないのに、どうかしてるよな。

それでも、いや、だからこそセレッソが今季のために選手の留意につとめ、新たな戦力を加えそうして、上に戻るための準備を少しずつ進めていることに勇気付けられてしまうんだ。



杉本健勇と南野拓実は、セレッソサポーターが与えてきた熱量を考えると、残念な結果になってしまった。金銭的には移籍金が入れば万々歳なのかもしれないけど。チームを作る、一体となる、そういうアクションが大事な時の離脱だから、あまり受け入れたくない現実だ。

ただ、恨み節を言っても始まらない。今いるメンバー、戦力で勝ち上がることに視線を移そう。



中澤聡太であったり、玉田圭司であったり、はたまた噂が出ている元神戸の橋本英郎であったり、新井場徹がいたチームをまとめるベテラン枠を多く取ったのは、個人的には嬉しく思っている。精神的な支柱、経験豊かで実力もある選手がピッチ上にいるだけで、いい効果が期待できるから。

彼らの経験や考え方が若手に伝播していけば、今いるルーキーや二年目、三年目の「力はあるがコントロールができない」選手たちを覚醒できるかもしれない。

おっさんは、とかく軽視されがちだけれど「何事にも先達のあらまほしき事なり」なんて言葉が数百年前からあるんだし、まあ、見ときなさいよ。

さて、今日はどこで寝ようかしら。仕事はできるが生活できないとか終わってるな、ははは。


1/04/2015

セレッソが与えるサービスとは? #cerezo #photo #diary

毎年セレッソファンクラブの特典は変わっていく。プライムセレッソもまだ立ち上げたばかりで煮詰まっていないし、新しいサービスを作れば、そのバランス調整のために古いサービスもその余波を受けるのは致し方がないなとも思う。


二年前、セレッソファンクラブの特典には無料招待券が二枚ついていた。それで俺は、その無料招待券を施設などに入らざるを得ない子どもたちにプレゼントしようと思いたち、共感してくださった人たちの分も合わせて大阪市内の施設の子どもたちを招待した。


次の年、つまり去年は無料入場「引換」券が一枚という特典に変わった。セレッソは柿谷曜一朗、山口蛍ら若手の台頭で人気を呼び、スタジアムは大入り、若い女性サポーターをさす「セレ女」なんて言葉まで生まれた。若い彼女たちにとっては無料入場引換券は友達を誘うために必須のアイテムだったろうし、あまり期待はせずに二度目の無料招待運動をした。


けれど、枚数こそ減ったけれど、前年を上回る人の賛同を受けた。嬉しい誤算だった。この二年でのべ100人を超える子どもたちをヤンマースタジアム長居やキンチョウスタジアムに招くことができた。


今年、セレッソはJ2の舞台で戦う。当然だけれども、観客は減るだろう。それでもフアンクラブ特典には無料招待券も無料入場引換券も無い。かなり強気だなというのが印象だ。

前に書いたとおり、いろんな試みを考えていく中で、既存のサービスも変わり行くことは致し方無いと思っている。だから、恨み節を吐くことも無いし、そんな考えもわかない。ただ、この三度目の降格に際して、セレッソはクラブとして、うまく運営ができるんだろうかという不安はつきまとっている。

三万円、2/3の確率で選手のお宝グッズが入っているという福袋もあまり売れていないと聞く。価格設定と内容、バランスが悪かったのではないだろうか。今のサポーターは若い子が多い。選手のグッズ入っている確率を低くしても、低価格の福袋を作ったほうがよかったのかも知れない。今までの商売のやり方では通じないという洗礼を受けたかっこうだ。


サッカークラブは試合やスクールの活動を通じて、人に幸せを与え、その代金でまた大きな幸せを追い求めていく、そのサイクルで成り立っている。その種火となる小さな幸せを、確実に若いサポーター、まだなりたてのサポーターにしっかりと手渡し、セレッソとかかわることで幸せになれるという実感を得てもらう。それができるかどうかがとても大事だ。

その意味でも、去年は大失敗だった。投資に見合うリターンが無く、ただ混雑と落胆だけを与える日々だった。


チームがより大きな幸せをつかむためには、強くなり、もといた場所、J1に戻ることが大事だ。難しいかも知れないが、シンプルで分かりやすいとも言える。

クラブはどうだろう?幸せを得てもらうために何をするべきか、どうしたいのかがまだあまり見えてこない。J2であろうが応援するというサポーターの気骨に応えられるだけのサービス。難しいけれど、それが確立できなければ、J1に上がろうともとの状態には戻れないかもしれない。チーム同様、クラブもまた試されている。