6/29/2007

ガッツリ食べてしっかり応援。

仕事でしくったわけですが、先輩が「その分取り返したれ!」と仰ってくれまして、随分救われた気になったもんです。アカンかったらその分頑張ればいいわけです。クルピも「4勝1敗でいけばいい」と言っているではないですか。

んー…。

かなり厳しい挽回方法かもね…。


試合前、私はまたしても某用件で長居の街を暗躍しておりました。

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やっぱパリーネのパンっておいしいね。明太フランス初めて買ったけれど、生地が美味いからパンが明太に負けないのですよ。

でもセレッソの現状は、明太よりもしょっぱい。ホームタウンとチームの関係で言うと、まだまだって感じで。

それでも少しずつ長居とセレッソの距離は近づいていってるように思えますよ。王道居酒屋のりを長居店ではこんなサービスが。

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さあ、新谷さん、この記事を見終えたらのぼりとステッカーを持ってのりをに急げ!!


さてさて試合もしょっぱかった。涙の分だけ余慶にね。試合後は皆さん連れ立って、取材がてらに3738さんに、実は初体験です。

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雰囲気いい店内です。長居って下町だけれども、こういうお店も結構沢山あって、探すと楽しいですよ。飾らず気取らず、でも少しいい感じ。なんだかな、表現し辛いぞ。

ここはミスター美食のこの方ご推薦「特製辛みそラーメン」をチョイスです。皆も引きづられるように辛みそラーメンを注文。でも当の本人がカレーシェイクヌードルをスプーンとフォークで食べてる。ちょwwwwww


サッカーがある日ってのは、例え負けても、それなりに楽しいもんです。って話の芯の部分取ったらほぼ食べ歩きになってしまったじゃん。バカでー。

6/28/2007

C大阪0VS2東京V チェソヌルタヘCRZ。

今日のセレッソは、ヴェルディと試合をする以前に、既に自らに負けていた。チャレンジしない、我慢が出来ない、覇気を見せられない。酷く不快感の残る一戦だった。

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スタメンは当初の予想通りの11人。怪我の小松のところにキム・シンヨン、そして香川の位置に堂柿。

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堂柿には香川の代役として、運動量とスピードが求められていた。しかしながら、二日前の練習試合にフル出場した選手にそれを求めるのは酷な話で、実際彼の動きはかなりズブかった。ボールへの反応、オフザボールの際のフリーラン、チームとのマッチング、どれも物足りないものだった。

何より寂しく感じたのは、ボールを持った時に、あまりチャレンジをせずに、無難に無難にプレーしようとしていたところ。確かに体のキレが悪く、仮に突っかかっていってもあまりいい結果は出なかったろうが、一番期待していた若さが見られなかったのは残念だった。

もう一人、キムの動きも良くない。相手の激しいプレッシャーがあった事を差し引いても、寂しい出来だった。シュート0本というデータも、それを裏付けている。


他のメンバーもいいところが殆ど無く、活躍していたなと感じられたのはゼ・カルロスくらい。前半終了時の慣れない右足でのシュートも、気迫を感じるいいシュートだった。


一失点目に関しては、フッキをあそこまで進入させてしまった時点でアウト。ヴェルディも前半はお世辞にもいい状態ではなかっただけに、最低0-0で終わりたかった。しかし現実は0-1。久しぶりにアドバンテージを奪われての折り返し。


後半、やはり動きの悪さが目立つ堂柿に代えて、千葉が投入された。これには少し驚いたが、よく考えれば合点のいく選択だった。

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本来なら攻撃的な選手を入れたいところなのだが、今日の手駒では攻めに使える選手は濱田くらい。それならば守備を固めて、試合の流れを変える方が、まだ可能性が残っている。ゼ・カルロスの裏はそれまで散々狙われていたから、トリプルボランチにして、ゼ・カルロスと相性のいいアレーを左ボランチに回すのも悪くない。そんなところだろうか。

その選択が裏目に出て、千葉がオウンゴールをしてしまった時点で、命運は尽きてしまったのかも知れない。ただ千葉に関しては、それまで多くの勝利に貢献していただけに、このワンプレーだけで非難は出来ない。

しかし、その後明らかに集中を欠いた雑なプレーや、消極的なプレーが続出した事に関しては、あまり弁護はしたくない。走らない苔口、判断の遅い宮本、気持ちばかり焦っているキム、どの選手も悪癖ばかりが出て、試合にもならない。唯一の攻め駒である濱田が出た頃にはチームはチームとして機能しなくなっていた。

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何度も書くが、ヴェルディも決して好調というわけではなかった。もしもう少しプレーの精度が高いチームとぶつかっていたら、こんな点差では済まなかったろう。それだけに、もう少し頑張ってくれていたら、という悔いが残った。このエントリのタイトル、「チェソヌルタヘ」は、キム・シンヨンのチャントに出てくるハングル語で、意味は「最善を尽くせ」次節は昇格圏にいる仙台と当たる大事な一戦、今のセレッソが勝つためには、個々が最善を尽くし、90分間集中して戦う他は無い。

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東京V戦前予想。

言ってもあと2時間くらいでスタメン発表されるんだけれどもさ…。

大事な試合って試合の度に言うけれど。J2で大事ではない試合なんて一つも無い。下位なら確実に勝ち点をとらないといけないし、ライバルチームには直接対決で差をつけたいし、上位なら勝ち点差を縮める絶好の機会だし。

東京Vとは勝ち点差が同じ、得失点差で僅かに上を行っているだけだから、勿論この試合だって「大事な一戦」

しかしセレッソには不安材料が沢山ある。森島康、香川が抜け、小松は怪我、柿谷も未だ傷癒えずとなると、攻撃陣は否応無く変更せざるを得ない。

それでもキムがいて、堂柿がいる、というのは選手層が厚ってことなのかな。

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キムは未だ得点こそ無いものの、いいプレーヤーだと思う。懐も深いし、わりと周りをよく見たプレーが出来る。森島康に比べれば少しエゴが少ないような気がするが、この試合に限れば「親和性」の高さがいい方向に向かうだろう。

堂柿は、どちらかというと個の力でグリグリと行く印象。香川と少しカラーが違うんで、その辺りはうまく行くかどうか、不安ではある。


まあこれ以上パッチ出来ない台所事情、いろいろ言っても仕方ないか、もうそろそろ出発しますわ。

6/26/2007

草津0VS2C大阪 We believe.

J2になってから、そしてクルピセレッソになってから、スカパーのアウェー中継で、よく

「個の力のあるセレッソ」

とか

「守備の堅いセレッソ」

なんて言葉をよく聴くが、大変恥ずかしい。何故そんな事を言うのか。

セレッソは堅守のチームでも、多彩な個人技が売りのチームでもない。開幕当初の停滞振りがいい証拠ではないか。

この試合を観て改めて確認できたが、今のセレッソの強みは「信頼」なのだ。将棋でたとえるなら「三手先」をよむようなプレーが随所に見られたのも「信頼」あったればこそ。

例えば攻撃なら、ここにパスが出るだろう、とか、守備なら、トップが相手を追ってコースを狭めるだろうから、ここのゾーンをケアしよう、とか。とにかく味方を信じるプレー出来ている。それが好循環に繋がっているのだ。フィールドプレーヤーが好調なら、吉田もシュートコースを読みやすい。そういう時の吉田は固い。


スタメンは下記の通り。

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そろそろ連戦の疲れが出てきて、運動量が落ちるだろうと思って観てみたが、前半のセレッソは連勝中の勢いもそのままに、アグレッシブだった。

特に両サイドの連携が素晴らしい。左サイドの香川、ゼ・カルロスは勿論、右サイドの苔口、柳沢もいい。

苔口は持ち味のスピードを生かした単独突破だけでなく、場面場面で柳沢とのパス交換でサイドを抜け出したり、とにかく引き出しが増えている。そうなってくると、相手はタテを切るだけでよかったのが、いろんなパターンを想定して対応しなければいけなくなる。そうすれば本来のサイド突破も生きてくる。


残念なのは小松の怪我。何気ない競り合いのように思ったのだが…。重症ではなかったのが、せめてもの救い。代わって入ったキムが今後受ける重圧は、計り知れないが、とにかくベストを尽くすしかない。

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後半セレッソは効果的な時間帯に2得点して、危なげの無い試合展開となったが、ここでダレず、貪欲に無失点にこだわったのも良かった。吉田、江添、前田のバランスは不味くない。

ただ宮本、アレーのダブルボランチと、そこからの組み立ては、未だ未整理という感じだ。ここが整理されて、守備の強度や中央からの攻めといったカードが加えられるはず、そうなれば、より上位が狙えるのだが。


試合のシメは「勝利の方程式」ストッパー千葉が登場、ラインにグッと厚みを持たせる(この試合に限って言えば、ものの数分しか出なかったのだが)

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思惑通りの試合運びで4連勝を飾ったセレッソだが、森島康、香川のチーム離脱、そして小松、柿谷の怪我と、次節に向けて頭痛のタネは沢山ある。時間は限られているが、その中で、ベストの解決法を見つけ出してほしい。

6/25/2007

試合明日見ます。

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今日一日、西中島は雨と泥と油と音と格闘した後、その一部始終を文章に書き起こしておりました。ぶっちゃけしんどいので、試合の感想はまた明日。それにしても勝ってよかった。

6/24/2007

草津戦前予想。

上辺の話をすれば、9位と10位の直接対決、上を見れば勝ち点3差で中位グループがダンゴ状態にひしめくとあって、何が何でも勝ちたい一戦、となるのだけれど、草津との試合は、それ以上に特別な意味を持つ。

90年代後半にはセレッソを今の攻撃的なチームカラーに塗り替え、晩年は肺がんと戦いながら草津の黎明期を支えた大西忠生という人物がいる。「徳」の人であるノ・ジュンユンが、日本を後にする時、最後まで「セレッソは絶対に大西さんを切ってはいけないよ」と口にしていた、素晴らしい人だ。セレッソ対ザスパはいつも、この人のために負けられない試合になる。


3連勝、この間失点0のセレッソは、一見上り調子のイメージがあるが、内情は決してそうではない。チームに欠かせぬ存在であった森島康、香川がU-20代表で抜け、出番かと思われた柿谷も怪我。中盤から前はタレント不足の感が強い。

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中盤の運動量を下げない為には、古橋を香川の位置まで下げたり、小松をワントップにして4-5-1という手もあるが、勝っているチームを必要以上にいじりたくないという気持ちもある。その辺りは難しいところ。

森島康の代役はキム、香川の代役は中山か、濱田か、それとも酒本か。中盤で八面六臂の活躍をしていた香川が欠けるのは特に痛い(勢いにのりかけていた森島康の穴も尋常ではないけれど)

反対に守備陣はこのままでいきそうだ。山形戦ではさんざっぱらやらかしてくれたが、自信が慢心にならなければ、そう大崩れはしないだろう。


と、ここまで書いておいてなんだが、私は仕事でテレビでも生観戦は出来そうもなかったりする。つくづく辛い。


追記

あー、香川出れます。ギリ出れます。早速訂正しました。ゴメンナサイ。

6/23/2007

サッカーの無い日。

サッカーの無い日の私はとても貧弱なんだな。でかい声が出ない、勇気もあまり出てこない、そもそも元気が無い、出ない、出せない。サッカーがある時でも大概「やらかす」けれど、サッカーの無い日のそれはケタが違うのだ。

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なんて言うか、ダメダメですわ。毎日毎日ね。試合のある1日の為に他の6日間があるという設定だからかなぁ。


他の人は結構しっかりガッツリやってるんだろうなぁ。すごいよなぁ。いかんな今日は、愚痴ばかりだ。寝る。

6/21/2007

ハナサカクラブの意味。

近いうちに日本のソメイヨシノは全て枯れてしまい、花見が出来なくなってしまう。という話を聞いた事がある。なんでも今植わっているソメイヨシノは、ある時期に集中的に植えられたもので、そろそろ皆寿命をむかえてしまう、というのだ。花見客が地面を踏み固め、バーベキューの煙で燻してきた都市部のサクラは特に危ないのだとか。あくまで俗説なので、真偽の程は定かではないが、聞いていると妙な説得力があって、つい無条件に信じてしまいそうになる。

確かにサクラはあちこちにあるけれど、今まで生きてきてどこかで植樹が盛んだとか、どこかに苗木を植えたなんて話はあまり聞いた事が無い(もちろん私が無学なだけ、という可能性もあるけれど)サクラは咲いて当たり前、という気分でいると、うっかり足元を救われてしまうかもよ、という意識の隙間に、この俗説は見事に入り込んでくる。


さて「ハナサカクラブ」の話。

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私達は、毎年春が来ればリーグ戦が始まり、勝った負けたで一喜一憂する日々が始まるのが「当たり前」と思ってはいないだろうか?まるで、春が来ればサクラが咲くのを当たり前と感じているのと同じように。

これまた当たり前だが、サッカーに夢を持ち、上手くなりたい、強くなりたいと考えている子供達が世界中から全ていなくなってしまえば、やがてサッカーは消えてなくなる。それって、怖い。

そんなことにならないように、サッカーが好きな子が、出来れば、セレッソが好きだって子が、沢山増えてほしい、その意味も込めての「ハナサカクラブ」なわけだ。


これって、大事な話だ。多分、今私自身が感じているよりも、ずっとずっと大切な話だ。それに気がつき、話を作って、実現まで持ってきた人には、本当に頭が下がるし、頑張ってほしい(実はその人は一部のコアサポにとっては忘れがたい人なのだけれど)

そういう意思を意気に感じて、私はハナサカクラブに入った。僅かばかりだけれど、ちゃんと、子供達にとって有意義な使い方をしてほしい。


ところで、このところ常々感じるのだけれど、セレッソはこういう「いい事」も沢山している。ただ残念な事に、それを報告したり、宣伝したりってところが、かなり弱い。これは広報がどうとか言うより、球団の体質がそうなんだろう。だからブロガーとかサポーターは、セレッソの悪い所も良い所も等しく見つめて、ここはいい、これはアカンと言ってみた方がいいのではと思う。それもまたクラブを良くする一つの方法ではなかろうか?とりあえず私は「サポコンの定期開催、定例化」を提案したいのだけれど、それはまた別の機会に。

6/19/2007

食った!食った!食った!

 本当に久々の長居開催、試合も大切だったけれど、もう一つ、注目されていた事があった。それはスタメシ。J最低と言われた長居スタジアムの食事情。

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 SBのダンマクを張り終えた私は、食と言えばこの人、歩く「あまから手帳」ことみの字氏と共にコンコースに飛び出した。

 早速飛び込んだ「たこ焼き」の文字、味も素っ気も無かった長居のコンコースに焼ける生地、そしてソースの匂いが!

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 まあ、たこ焼きなら浪花屋さんが美味いんでスルーしちゃったんだけれどもね。カフェセレのカツカレーも昼ごはんに阿以栄さんに寄ってたんでパス。私はカツカレー二杯はきついんだ。

 で、みの字氏はイカ焼き、私は豚串を買う事に…。

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 豚串、衛生面もあってか、一度火を通したものを炙りなおしていました。それでもやっぱり焼きたては美味いやね。イカ焼きも美味かったようで、これがずっと続けばいいんだけれど…。

 途中で運営部の某部長を見つけたので拉致、じゃ無かった、話をしたのだけれど、カフェセレ以外の屋台は大阪市ゆとりとみどり振興局の下にある南部公園事務所の厳正なる落札によって選ばれたところの屋台らしい。そう、厳正で公平で、事前情報などちっとも漏れていない、なのになぜか特定の業者が選ばれる、あの落札というやつだ。それで少しは恩恵にあずかれているから、文句も小声になってしまうけれど、そういうことかー。


 さてさて、試合は苦戦したものの無事勝利。いつもはのりをでどんちゃんというところなんだけれど、兵庫の一人ミシュランことあおおにくん氏が、急に

「なんばに美味い中華料理屋があるのでそこに行こう」

 なんて言うんですよ。わたしゃ自転車だっての。でも走ったよ、長居なんば間をね。下の写真は証拠代わりの新世界。

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 思っていたよりスムースになんばに到着。さて、その美味い中華とやら、食わせてもらおうじゃないか!!

 と、立ち寄ったお店はここ。金蓮花さんでございます。まずはシンプルにスズキの蒸し物。

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 あはは、普通に美味いぞ。魚臭くなくて、実にあっさり。下に敷いた春雨には旨味が凝縮されています。点心の小籠包も、水餃子もしつこくなくって、じんわりとやさしい味付け。

 かと思うと麻婆豆腐なぞは花椒の香りも高く、舌に来るインパクトは本物。

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 あと、あんかけチャーハンとか焼きそばも美味かったな。薄味でしつこくない、だからみんな食べる食べる。

 しめはあおおにくん氏の一押し、ゴマ団子です。

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 普通のゴマ団子はゴマが表面についていますが、こちらは中の餡がゴマ餡なんですよ。これをキビ砂糖をつけながら食べる。これが甘党の私の心を捕らえたね、捕らえて放してくれんかったね。

 さらにびっくりはお値段でして、我々大の大人7人がさんざっぱら飲み食いして、一人3000円くらいだったかな。こりゃ長居からなんばに来た甲斐があったよ。


 サポートもそこそこいけた(ビッグフラッグ出しに参加しました)試合に勝てた。美味いものもたらふく食えた(しかも昼から夜にかけてずっと!)そして友人と楽しい時間が過ごせた。年に一度あるかないかの「完璧な一日」でしたよ。今日の筋肉痛が、逆に心地よかったです。

6/18/2007

C大阪1VS0山形 ただいま!!

 今日は苦しい試合だった。山形GK清水選手が当たりに当たっていて、二回程惜しいシーンがあったが、それを上回るくらいボーンヘッドが頻発していたし、正直負けていても納得出来るくらい、際どい試合だった。それをモノに出来たのは、やはり久しぶりにやって来た「長居の神様」のおかげなんだろうか。

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 スタジアムに入って、まず目に入ったのは、アウェー側のメインスタンド。座席が殆ど引っぺがされていて、コンクリートがむき出しになっていた。

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 これは世界陸上に向けた記者席の増築工事だと思われる。座席はボルトで固定されているだけだから、それなりの人がいじればすぐに奪着が出来る程度のものなのだが、それでもあまり気分のいい眺めではない。

 しかし、八ヶ月間待ちに待っていた、長居スタジアムでのホームゲームであることにかわりは無い。サポーターもかなり気合を入れて応援の体勢を整える。スタンドには様々なダンマクがはり出され。コールの声も大きい。


 14623人の大歓声の中、両チームのイレブンが表れる。セレッソのスタメンは予想通り。

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 山形はセレッソをよく研究していたと思う。チームの核である古橋には、必ず複数人のマーカーがついていたし、苔口の前にスペースを作らせなかったり、攻撃時にはボランチの前にある僅かな隙間を徹底して使ったりと、とにかくいやな所を突いてくる。

 古橋、苔口を抑えられると右サイドの攻撃にテンポがなくなってしまう、そうすると小松もあまり生きてこない。全体のスピードもあまり無く、ボールを「回させられている」ような前半戦だった。

 そんな中、一番の見所は、ゼ・カルロスのFKだったろうか。コースもスピードも申し分無し、インパクトの瞬間ギリギリまでカベで蹴り足を見せない「小技」も効いていたが、GKのこれしかないというセービングではじかれてしまった。


 後半になると、クルピ監督は苔口を下げて森島康を入れてきた。

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 小松とのツインタワー、長身のプレーヤーが二人になって前線の運動量が心配されたが、森島康がよく動き、古橋、香川もよくフォローをしていた。小松と森島康はタテの関係を作って役割分担をしていたし、思っていたよりもよく整理された動きが出来ていた。

 森島康の値千金のヘッドも、こうした選手交代の妙で、うまくタメが出来るようになったからこそ。山形の陣形が中央に絞りすぎて、柳沢が上がれるスペースが生まれていた。柳沢もその時間と空間を有効に使い、飛び出す森島康に最高のクロスを供給した。さしものキーパーも、これには反応するだけで精一杯。


 待望の先制点が生まれ、勢いに乗るかと思われたセレッソだが、山形は実に辛抱強く、自らのスタイルを崩さなかった。それがこの試合に緊迫感をもたらした要因。

 対するセレッソは疲れからか、プレーが総じて雑だった。きっちり人数か揃っているのにドリブルで仕掛けてみたり、自陣深い位置で意味の薄いキープをしてみたりで、とにかく安定しない。吉田まで抜かれたシーンが一回、ゴール前で相手をドフリーにしたシーンが一回、どちらも仕留められて仕方の無い場面。山形が全体的に不調だった事が幸いして、両方とも失点するまでには至らなかったが、他にも猛省しなければいけない場面が多々あった。


 それでも後半半ばまでリードしていれば、クルピセレッソには「勝利の方程式」がある。フィジカルに長けた千葉をボランチで投入、中盤にカツを入れる。

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 運動量の低下は止まらず、ボランチのラインに引っ張られて全体がダラダラと間延びしてはいたが、球際の厳しさと僅かばかりの幸運で、何とか相手の反撃を乗り切り、三連続無失点、今季初の三連勝となった。


 ただ全体のパフォーマンスはやや下降線で、まだ少し研究されるだけで苦戦するような状態。だからこの先がばら色と言うわけでは、多分無い。こういう時、一番大切なのは我々サポーターの応援である事は言うまでも無い。今日の勝利に驕らず、一戦一戦を大切に戦おう。

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6/17/2007

長居スタ

070617_1305~0001.jpg普通にシバく


オレ達の長居。

 スタジアムってのは、とてもいい場所だ。いつだって、心動かされる何かがある。だからどんな事があっても、スタジアムに通う事だけは止められない。というか、スタジアムがあるから、生きていけている。

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 10年前、長居スタジアムが美しく生まれ変わった時、試合を観に行こうとデートに誘ったのが、今の家内。フリューゲルスとのPSMで、前園のコーナーキックの美しさがやたらと印象に残っている。

 7年前、喚起の瞬間に後一歩という時、悲しみ包まれたスタジアムも忘れられない。満員なのに、応援が上滑りしていて、あそこにいた全員が、どこかテンパっていたように思う。今思うとこういう大一番をモノに出来ないチームカラーは、あの時に出来上がってしまっていたのかも知れない。

 6年前、鬱病で人生のどん底にいた頃、勇気付けてくれたのもスタジアムだった。そこに行けば、歓声が聞こえた。感動があった。冷たくなった血が、少しずつ暖かくなっていくのを感じた。真中さんの3分ハットと、その時舞った円盤型の団扇の様子は、今でもはっきり覚えている。

 5年前、街にワールドカップがやって来た。チュニジア戦、皆が青いユニフォームに身を包む中、私は桜色のユニフォームでスタジアムへと向かった。森島がゴールした瞬間、頭か心臓がどうにかなって、死んでしまうんじゃないかってくらい、嬉しかった。家内は喜びのあまり隣にいた人の足を踏んづけたらしい。

 その年はJ2暮らしだったけれど、この年の新潟戦が、私の中でのセレッソのベストゲーム。満員とまでは行かなかったけれど、スタンドとピッチの一体感、興奮、歓喜、全てが完璧だった。

 05年、もう一度やって来た、優勝のチャンス。あと3分持ちこたえていられたら、もう少し違った今があるのかも知れないけれど、あれはあれで貴重な体験だったと、今になって思える。優勝できなかったから悔しいってのは、随分贅沢なもんだよ。


 沢山の思い出が詰まったスタジアム。ようやく、まだ二試合だけだけれど、あそこに行けるんだよな。嬉しくて、まだ一日前なのに眠くない。

 新長居スタジアムはガス火もOKという事で、屋台が出るそうだ。スタメシが美味くなれば、もうハードとして完璧だ。阿以栄さんのキャンペーンとかぶるけれど、カツカレーくらい二杯ずつ食べるように(笑

 それから当日はビッグフラッグも出る。SBでも最低一枚出る様子。手伝える人はご協力お願いします。勿論私もなんかします。

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 私の人生の一部と言っても過言じゃないこのスタジアムで、セレッソのサッカーが観られる、これ以上の喜びは、娘が生まれた時くらいなもんだ。楽しみにしている人は多いと思う。それに応えられるように、サポーターもチームも全力で行こう。


「オレたちもやってやろうぜ!WE ARE CEREZO!」


6/14/2007

徳島0VS4C大阪 同じ阿呆なら踊らにゃ損々。

 仕事が詰まっていて、スタカフェなんて論外で、情報遮断して仕事していたのだけれど、ひょんなところから「前半3-0」の情報を知ってしまった。まあ「0-3」と知らされるよりもマシとするか。


 スタメン、右サイドの予想はどちらもハズレ、丹羽が入った。

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 都並政権下では悪い面ばかりが出た苔口、丹羽が、揃って、しかも同サイドでの起用とあって、不安定な立ち上がりだと高をくくっていたのだが、なんのなんの、むしろその右サイドが相手守備陣を霍乱させていた。一点目の古橋へのクロスは苔口でなければ出来なかった(あのスピードがなければクロスを上げた地点まで移動できない)し、二点目の丹羽のクロスも古橋にピタリ。

 特に苔口が本格化しつつあるのが嬉しい。前節いい動きをすると次節はダメ、というパターンで何度も悲しい気分になったものだけれど、今回こそは…。今日したように「空いたスペースに全力でダッシュする」を繰り返していれば、それだけで脅威になれるのだから。それだけに専心したって構わない。

 3点目もいい。左サイドでカルロスが上がれるスペースを見つけて、そこにボールを出す選手がいて、クロスが上がるだろうと早めに動き出していた小松がいた。これが本当にセレッソか?とホヤホヤすることしきり。


 確かに相手のプレッシャーがやや弱かったのも原因ではある。けれど、その原因を作っていたのは、今までずっと出来ていなかったオフザボールの動きが、活発に、効率よくなされていたから。ボールタッチも少なく、よくボールが動くので、さぞ捕まえ辛かったはずだ。


 もう一つ、嬉しい事を書かせてほしい。クルピ監督はハーフタイム、3-0になってからのチームポテンシャルに満足せず「もう一点とろう」と選手を送り出した。その要求に途中出場のムードメーカー、森島康が応えたのだ。

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 森島康にしても勝ち試合での初得点、嬉しくないはずはないだろう。いいところばかりが目立った試合、一滴も飲んでいなくとも、なんだかほろ酔いといったところだ。

 最後は千葉を入れ、トリプルボランチの「お決まりコース」でゴールに鍵をかけ、見事な完封勝利。

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 次節は、いよいよ長居。愛しのホームに我らがセレッソ大阪が凱旋する大事な一戦だ。チーム状態も上々とあれば、足を運ばない手はない。

6/13/2007

徳島戦前予想。

 そもそも勝利すら無かったわけで、つまり久しく「連勝」なんて言葉は口に出来ませんでしたな。ここでもしその「連勝」が出来れば、流れ的には最高の形になるのですが…。

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 基本は福岡戦と変わらないでしょうが、柳沢が警告累積で出場停止、右サイドの代役は誰になるのか?

 普通なら藤本、山崎あたりなんですが、クルピ監督は両サイドバックに攻撃性を求めるんで、酒本か中山辺りになるのかなと推測。もうこうなると右サイドの守備はどうするんですか、という感じなのですが。


 もう一つ、前節では中盤で頑張った香川と古橋の疲労度も不安材料かと。あれだけ動いて中二日は厳しいでしょう。選手交代に関しては、あまり冒険しないようですが、二人の動き如何によっては早め早めの交代があってもいい。


 いい材料は、ガス欠になるまでの苔口のスピードと、サブにいる森島康の存在。特に苔口はこの試合でいい動きをすれば、安定、本格化してくれるかもと期待しています。ゴールなんか決めたら小躍りするかもね。森島康は使い方によってはパワープレー要員になれるし、小松と交代すればまた違うトップとして機能する。楽しみです。


 いつも、どの試合も勝ってほしいのは同じ。ですが暫くぶりの長居スタジアムでの試合、その前哨戦を落とすわけにはいかんでしょう。

6/12/2007

冷たい頬。

 ライターのお仕事をしているのです。全く知らなかったスポーツでも、愛情や楽しさが出てきます。それは素晴らしい事です。でも、わたしゃやっぱりサッカーが好きだ。セレッソが好きだ。セレッソが好きな奴が好きだ。他のスポーツを見て、聞いて、かじって、改めてそれが判った。収穫だね。

 その愛する友共は、仕事で記事を書くのに、後ろ髪引かれる思いで後にした長居で、カレーを食べていたようだ。ああ、私もカレー食いたかったな。実は昼飯にもう食べてたんだけれどもさ、チキンカレー並盛りロースカツトッピングさ。さらに言うとその時阿以栄さんには知り合いのサポーター一名、知り合いではないサポーターと思わしき人二名がいたよ。カツカレーなのな、やっぱり。えらいぜ!!


 えっと、それで本題ですよ(笑 私は試合前に、いつもゴール裏に行くんですよ。バックスタンドの写真を定点で撮って、その時々の記憶と記録を作ったり、ゴール裏のサポーター仲間(セレサポというだけで私としてはもう仲間なんだけれどもね)に挨拶したりだべったりするのが楽しくてね。

 そこで、少し珍しい光景を目にしました。

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 芝の間からなにやら白くて小さな花が。その時は素直にきれいだな、かわいいなと思っていたのですが…。

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 家に帰って家内にこの写真を見せますと、えらい笑われるのです。これはシロツメグサだと、クローバーだと、ぶっちゃけ雑草であると。

 調べると こんな感じ、芝生との相性は良くないようで、こんなお悩みをもたれている方も。放っておくと芝が枯れるのか。良くないぞ。

 んで、効果的な取り除き方なんですが、

Wiki

重要な蜜原植物であり、クローバーの蜂蜜は世界で最も生産量が多い。葉は茹でて食用にすることもできる。花穂は強壮剤、痛風の体質改善薬などとして用いられていた。解熱・鎮痛効果もあると言われている。


 さあ、みんなでクローバー料理を食べようか!



 だめ?

6/11/2007

C大阪2VS0福岡 福岡に勝った!家本にも勝った!?

 前節からブランクが空いていて、その間にチームを熟成させるキャンプをはった。心身共に万全の状態で臨んでいた(はず)のこの試合、落とすわけにはいかなかった。

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 布陣は4-4-2ながら、以前のようなトリプルボランチではなく、ダブルボランチ、攻撃的な位置に二枚というオーソドックスなスタイル。

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 前半セレッソはいきなりのチャンス、相手ゴール前、絶好の位置でのフリーキック。ここでひと工夫。ボールとカベの間に二人のフィールドプレーヤーが入り、キッカーのアクションをギリギリまで見せない。

 これが功を奏したか、ゼ・カルロスのキックが見事福岡ゴールを射抜く。いい形で試合を進める事が出来た。


 前半のセレッソは全体的にコンパクトで、足もよく動いていた。特に香川、宮本の二人が、中盤に厚みを持たせていた。

 もう一つ、苔口も、ついに「これぞ」というプレーを見せ始めた。これは嬉しい誤算と言うべきか(失礼)縦に、シンプルに走るだけで十分な脅威になるのだ。後半バテてしまったが、基本はあれでいい。


 リードを奪い、選手の動きもいい。普通のチームなら安心出来るところだが、セレッソは後半足が止まる悪癖がまだ治っていない。それが不安材料となる。

 福岡はそれを知ってか知らずか、後半立ち上がりから、スピードが持ち味のアレックスを投入してきた。


 案の定というか、セレッソは足が止まり始め、間延びしていく。動けているのは古橋と香川くらい。小松も気持ちは感じられるが、なかなかプレッシャーをかけられない。

 そこで一枚目の交代。小松から森島康へ、役割分担は変わらない。

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 小松の持ち味は柔らかさ、それに対し、森島康の魅力は、不器用ながら力強いプレースタイル。泥臭くとも必死にボールを追い、チームの活性化を促す。

 しかし、ここで落とし穴が待っていた。柳沢がペナルティエリアでファウルを犯してしまったのだ。PK献上。

 ここでもし同点に追いつかれていたら、チームの動きはより鈍化し、あるいは逆転を許していたかもしれない。それ程大事な場面だった。リンコンのキックは決してイージーなものではなかったが、吉田がこれをスーパーセーブ。一気に流れが変わった瞬間だった。

 その直後の前田のゴールは、この流れを生かした、いいゴールだった。これで試合の体勢は決した。

 クルピ監督の小技も記録しておこう。PKセーブの直前、苔口を下げて千葉を入れたのだが、千葉は本職のCBでは無く、3枚目のボランチとして、宮本、アレーとラインを形成した。

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 これで崩壊しかけていた中央に、硬いブロックが出来た。今回は相手の戦意が無くなった後だったので、もう少し吟味する必要があるかも知れないが、少なくともこの試合ではある程度機能していた。


 久しぶりの勝利、嬉しくないはずはない。しかしリーグ戦はまだ折り返してもいない。貪欲に一試合一試合に対していこう。

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文句なしのMOM、吉田


6/10/2007

私を藁とするか。

 正直メールなんて来ないと思っていた。いかに知られた存在であっても、私は一介の、誰も身の上も知らぬ筈のブロガーなのだから、この話は世迷言と一蹴されてしかるべきもののはずだ。

 しかし、メールは来た。一通や二通ではない、それなりの数のものが。これを、どうとるか?それ程セレッソとそれを取り巻く環境が悪化しているという、何よりの証拠ではないだろうか?

 この結果を見て、私はこの話をさらに押し進める事に決めた。確実に事を運び、確実に決める。

 もし生で話が聞きたい、という方は、明日12時過ぎごろに、阿以栄でチキンカレー中辛並盛ロースカツトッピングを食っているので、声をかけて頂きたい。雨降って地固まる。今日の豪雨のようなセレッソの現状を、再生の為の好機と考えよう。

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 さて、福岡戦。スタメンはこんな感じらしい。

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 ワンアンカーとセンターバック、というやり方は変更され、中盤はダブルボランチと両サイドのアタッカーという組み合わせになるようだ。アレー、宮本でどれだけボールを引っ掛けられるか。

 それから、クルピサッカーの生命線である攻撃的な両サイドバックは、この布陣変更でどれだけ生きてくるだろうか。出目が不味ければサイドを一気にぶち抜かれてしまいそうだが。

 トップの古橋は、別の意味で大丈夫なのかどうか?あの怪我の恐怖心が癒えていれば、それなりに暴れてくれるはずと信じているが、あれだけの怪我であるから…。


 とにかく、いろんな意味で「再起動」となるこの一戦。出来る事を出来る限りする。それだけは怠らずに行こう。

6/08/2007

雑感。

 セレッソは合宿中だったわけで、それと重なるように会社はやや忙しいモード、代表戦も興味無しとくれば、更新も滞るのです。というかセレッソに対する新しい"試み"が、四六時中頭の中を駆け巡っているのです。

 諸々の事情がありまして、いつものようにアピール連発という風にはいかんのですが、とにかくセレッソが良くなるようにというベクトルは外していないつもりなんで、ご勘弁。まあ私が「次これをやるぞ!」という提案をして、すぐに応えてくれる人がどれだけいるか不明なんですけれど…。どうしてもその試みが知りたいぞ!という方はこちらまで「内容知らせろ!」メール下さい、すぐに「悪のメーリングリスト」に登録させて頂きます。


 クルピ監督が就任した時のコメントで、一番印象に残っているのは、サポーターに対するお願いでした。今は大人の事情というか、あまり良くない力が働いていますが、そもそもセレサポって集団行動が得意ではないし、チームも同じようにまとまりが無いですよね。

 そこらへんのいろんな方向に向いている力を一つに集められれば、まだまだセレッソ捨てたもんじゃないと変化してくれると、今でも信じています。もう随分酷い状態が続いているんで、サポ辞められた方とか少なくないでしょうが、今からでも始められる事は始めないと。

 今回のたくらみのキーポイントはここです「ベクトルの収束」これ。まずこれを行なって、サポもチームも一体になったと感じられるようにする。それからいろんな仕掛けを長期間に渡って継続していく。

 そんな事が本当にできるのか、ご心配頂きましたけれど、やろうと思えば、何とかなるかと。そう思わないと行動できないし。

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 確かにとある人(どこかのサポでは無い方です。そもそもサッカーを知らない人)からのお誘いがあって、こういう事を考えたのですが、決断したのは自分です。

 そしてやると決めたからには、成功に向けて全力で行きます。もし万一、この話が具体的に動き始めた時は、ご支援願えますように。

6/06/2007

出来る事、出来るだけ。

 疲れてる…。季節の変わり目だからか、生活リズムが悪いのか、何かするのに膨大なエネルギーが要る。体調が悪いせいかあちこちでガタが来ているは、多分トシだってのもあるんだろう。


 それでもセレッソの事、サッカーの事となるとついつい熱くなってしまう。後先が考えられなくなってしまう。そういうのは変わらないようで、どのようにすれば、このチームが少しはマシなものになるのか、思案の日々だ。

 もっと高い席を買ったりして、チームにお金を落とせばいいのか。それとも逆にフロントが刷新されるまで財布の紐を絞ればいいのか。

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 多分、答えは「どちらでもない」で間違い無さそうだ。そんな事で球団が変わるんなら、とうの昔にどうにかなっているはずだから。今の第二のスタンドは、相当手狭なはずなのに、試合毎に空席が目立つようになっている。あれを見て危機感を感じないなら手遅れだろう。


 今日、実はある人から究極の提案があった。サポーターという枠を超えた、ルール無視の、しかし魅力的な提案。

 私はこの提案に乗りたいと思う。楽しく試合を観られなくなるかもしれないし、今すぐに効果が出るものではないけれど、自分にしか出来ない事だし、上手く行けば、相当の効果が見込める。それこそ今までやってきた事が全てチープに感じられるほどに。


 どんな批判を食らおうが、セレッソが勝てばそれでいい。セレッソが地域に根差した素晴らしい存在になればそれでいい。そして、疲れきって、去っていってしまった、素晴らしい仲間達が帰ってくるのなら、それでいい。

 今までもヒール役だったけれど、これからは、もっともっとヒールに徹する。それが第一歩だ。

6/04/2007

力尽きるってこういうことか。

 最近セレッソ系のブログやサイトの更新停止が目立ってきた。正直寂しい話ではあるけれど、現状を鑑みると、無理にでも続けろという方が酷な話で、今はじっと我慢する時期なのかも知れない。


 かく言う自分自身もこのところ「意味不明、原因不明の虚脱感」を感じるようになった。とにかく何もしたくないし、無理に机にかじりついても、フィールドワークに出てもあまりいい仕事が出来ない。ちょっとした作業をしただけで猛烈に疲れるし、ほんの少し注意されただけで猛烈に落ち込む。何のことはない些細な「泣けるシーン」を見ただけでとんでもない量の涙が出てきて止まらない。

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 最近なぞ「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」を観て猛烈に泣いてしまった。我ながらアホっぽい。試合に負けた週末も大概寂しいものだが、試合の無い週末の方が憂鬱感があるように感じる。

 それでも明日からはまた仕事があるし、週末には福岡戦が待っている、現状ではそれを励みにするしか無いのだろうな。とりあえずウチは私が発作的に自決するか、病院で拘束されるかしない限り電波を発信し続けるので、残念でした。じゃなかった、安心して下さい。


追伸

 こういう時こそ、野心がある人間が表に立つべきなんだろうな。求む乱世の奸雄。

6/02/2007

さあ行こうぜ、我が愛車よ。

 ペーパードライバーなんで、車ではなく、自転車なんですよ。いや、この体型で車乗ってたらいよいよヤバイからね。どこに行くにも、少なくとも市内とかなら自転車使います。スポーティなやつではなくて、ママチャリっぽいのです。

 今の愛車は買って6年くらい乗ってるのかな。あんまり使い続けているもので、随分ガタもきています。特にマイボディーを支え続けている後輪がヤバイ。サビも酷いし(手入れしてないから、スマン)スポークがベンベン折れる。私は写真を日付ごとに分けて、そのフォルダにサブタイトル(特徴的な出来事とか。タイトルがつくと、いつ何があったのか、日記の代わりにもなるし便利っスよ)入れてるんですが、チェックすると一月に1、2回くらい折れてる。


 これはもう限界なのかなと勝手に思って、自転車買い換えようと思いつきました。予算組んでお金下ろしてきて、おー、これ丈夫そうだな、あ、でもBSのは止めとこうとか、などといろいろネットで探して。まあ、楽しい時間ですよ。

 ところが、いざ買い換えようと、その自転車を見た時、ふと悲しく、寂しくなってきました。

 この6年間、公私共にいろんな事があって、その端々で、この自転車は頑張ってくれました。家族の絆を繋いだり、長居へ行く足になってくれたり、時々辛い気持ちになった時、気分転換をさせてくれたり…。確かにボロになってしまったけれど、それだけ粉骨砕身してくれたわけです。分かれるのにいい気持ちになんかなれない。でもさすがにいっぱいいっぱいです。


 梅雨の前、初夏の日差し、空が青くて高くて、雲がやたらとデカイ日でした。私を乗せて、自転車はいつものように、税金を無駄遣いしてデコボコに舗装された大阪の道を駆けてくれました。最後まで、しっかりと。


 自転車屋さんも最近は小奇麗ですね。並んでいる自転車も少し違っていて、本格的なのもあるし、ロープライスなのでも、結構しっかりしたのが並んでいる。泥よけがボコボコの愛車と見比べると、どれも綺麗で、でもなんか、買う気がおきないんですよ。やっぱりどうにかならないものかと思案してしまう…。


 で、思い切って店員さんに話をしてみました。

「この自転車を直すのと、新しい自転車を買うのと、どっちがいいですか?」

 大抵そんな事聞かれたら、店員さんだって新しいのを薦めるものですが、意外にも

「ああ、この自転車直せますよ」

 というお言葉をもらいました。どうやら後輪だけ代えればまだいけるらしい。それ聞いて、ちょっと嬉しくてね。手間がかかると聞きましたが、お願いをしました。

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 金髪タトゥーアリの店員さん、手際よくボロになった後輪を外して、新しいのと交換。それこそあっという間に、愛車は生まれ変わりました。チェックの為に店員さんが交換した車輪を手で回すと、びっくりするくらいスムースに回りだしました。

「こんな感じで、いいんじゃないスか?作り自体、結構しっかりしてますから、長持ちしますよ」


 自転車に乗るのがこんなに楽しいとは思いませんでした。心なしかペダルも軽いし、まだ暫くこいつと走れるのだと思うと、どうにもね。空の色が違って見えました。

 またこいつに乗って、長居に行きます。まだまだ沢山走って、苦楽をともにしていきますよ。いや、よかった。