4/30/2014

2014 J1 第10節 C大阪 2vs2 大宮 さようならかもしれないね。 #cerezo #photo #diary

2014年4月29日(火) 19:04キックオフ[ 観客 19,367人 ] 雨

後半25分 ズラタン
後半45分+4 杉本 健勇

勝てる試合。決めるところを仕留め損なえばこうなるということ。ポポヴィッチ監督らしからぬ攻撃的な采配でギリギリ最悪の結果はまぬがれたけれど、それ以上でもそれ以下でもない。


スターティングメンバー



キム・ジンヒョンは今節もメンバー外、ゴイコ・カチャルもメンバーから外れている。5-4-1のシステムは変わらず。

前半は理想的も……。


大宮はこれまで後手を踏んだ相手、神戸やACLホームでの山東、浦項とは違い、まず自分のブロックをしっかり作って相手のミスを突くスタイルのチームだった。なのでこちらのダブルボランチ、山口蛍と扇原貴宏が自由に動くことができた。


特に扇原からの横への展開、縦への勝負パスは有効だった。


そして大宮がコンパクトであろうとする分、前線の柿谷曜一朗、ディエゴ・フォルラン、長谷川アーリアジャスールにも裏に抜けられるスペースがあり、それなりに決定機は作れていた。ただ結果、ゴールだけが奪えず、面映い流れになってしまった。


システム上この3人は少し間が開いていて、絡むにはフォルランがサイドに流れるか残る二人が中に絞るしかないのだけれど、都度都度そういう動きができるわけではないので、去年までの「セレッソらしい」ショートパスのつながりが少ないのが気になった。


それでも大宮とはかなり分がいいやり合いができていた。個として怖いのはズラタンとこちらの左サイドに張り出した家長昭博くらいで、流れの中でヒヤリとしたシーンは数えるほどもなかった。だから一点を奪えされすれば、早くにも勝利が近づく空気感はあった。

最悪の後半と、最悪一歩手前の結末。


後半もこの流れは変わらずで、大宮のブロックをどうやって抜けるのかがカギになっていた。


しかし、相手キーパー江角浩司の好守に阻まれるなどして流れを変えられず、焦りばかりが募っていった。

ポポヴィッチ監督はいつもスコアが動くまで交代をしない傾向があるのだけれど、今日は早めの交代策をとってきた。後半20分に南野拓実を入れる。



ところがその後に悪夢のようなセットプレーが待っていた。後半最初に与えたコーナーキックでズラタンに合わせられ失点、唯一のピンチを耐え切れなかった。


セレッソの反応は素早いものだった、それも過去にはないドラスティックさ。失点からわずか三分後に藤本を下げて杉本健勇を投入する。4-4-2にシステム変更。



さらに柿谷、フォルランでは前線の高さがないと踏むと、すぐに柿谷と杉本がポジションを入れ替える。これがポポヴィッチの指示だったか当人たちのアドリブかは分からないが、適切な選択だった。


最後の一手は足が止まった酒本憲幸に代えてJリーグ101試合目の出場になる楠神順平。山口蛍を右サイドバックに下げて扇原のワンボランチ、前がかりにして力押し。



ロスタイムに入ると山下達也までが上がって、前線に杉本、山下が並ぶ。周りはそれに向けてひたすら放り込むだけのシンプルなパワープレーを始めた。これもポポヴィッチ監督になって初めてのこと。

そうして試合終了間際のラストプレーで杉本健勇がやっとやっとゴールをこじ開ける。


しかし、これ以上攻撃を続ける時間はなく1-1で終了、4月のリーグ戦は勝ちなしのまま終わった。


俺がこの記事に「さようならかもしれないね。」と書いたのには理由がある。後半の交代策が攻撃的で手早かったこと、いくつかの攻撃的なシステム変更(柿谷と杉本のポジションチェンジ、山下のオーバーラップ)が選手主導で行われたフシがあること、同点になっても選手達が急いで試合再開のために帰陣したこと。どもこれも、いつに無い「後が無い」空気のようなものを吐き出していた。

「それ」がセレッソにとってプラスになることであればいいけれど、どうなのだろう。まったくわからない。


試合後、新井場徹は意地のゴールを奪った杉本を手荒く祝福した。チームは、選手はまだ死んではいない。それだけが救いだ。

4/29/2014

お答えします。

この前の記事で色々とコメントをいただいて「あなたは状況をほとんど推測で記事を書かれたようですが、このような場で公開するならもう少し色々な当事者なりから事実を集めるべきだったと思います。」とほとんど推測で書かれたのが少しさみしい。

この件に限らず当事者というか、実際に目にされた人の話は必ず聞くようにしている。ただそれでも聞いた人それぞれのバイアスがかかってしまうから、その辺りは勘弁してほしい。


「この件についてのあなたの意見を伺いたく思います。」とあるな、応えよう。

サポーター同士で揉め事があるのは珍しいことじゃない。その時に「ここが悪かった、あれはよくなかった、だからそっちが悪い」ではなくて「「ここが悪かった、あれはよくなかった、だから次はそうならないように注意して、お互い理解し合えるようにしよう」という流れに行かないのがえらく腹が立つ。いろいろと方法はあるはずなんだ。


例えば旗の件なら、周りの目のあるところで声を荒らげてしまったら相手の立つ瀬がない。どこかで旗で試合が見られないことを教えて、下げた方がいいと「同じ方向を向いた」 話し方をしていれば、サポーターとしてのつながりを持てたと思う。旗を下げないのも問題かもしれない、でもだからといって「あっちが悪い」とか言い出すと、着地点は必ずマズい方向に行く。実際そうなってしまったよな。だったらこの前書いた記事みたいな荒療治しか無いんだ。

「自分でいいことをしているつもりでも、周りには迷惑だ」俺もよく言われるよ。でもその人に悪意は持たないようにしている。それで「どうやったら前を向けるのか」を必死で探す。それを20年くらい続けてる。そうしないと恨みつらみばかりが増える。そうなったところを何度も見たから、もうイヤなんだよ。


本当に頼むけど「前を向く」「自分も下がってお互いのスペースを作る」という考えを持ってほしい。俺も反省するし、みんなもそうだと思うけれど。念のためダメ押し。

話し合いが出来る相手であるなら、積極的に話し合うべきだ。そうしたコミュニケーションがとれるゴール裏、スタジアムであるなら「出かけてみよう、見てみよう」という人達がハードルを超える確率も高くなるのだし。

コメント書いてくれた人がここを読んでくれたのか疑問だ。

4/27/2014

サポートの話。 #cerezo #photo

ゴール裏の話。

昨日の神戸戦、ゴール裏で大旗を振っていた人が、そのすぐ後ろの人に「邪魔で試合が見られない。」とクレームを入れられたらしい。いろいろとおかしい話だと思う。


サッカーが好きな人間ならゴール裏という場所がどんな場所かたやすく理解できるはずだ。けれど、そんな場所にも試合を見たいという人間はいるのだなと純粋に驚いた。

クレームをつけた人はどういう人間だったのだろう?ずっと前からそうしていたのか、たまたま初心者だったのかで考え方が分かれる。

まず、何度も足を運んでいる人間で、それでもクレームをつけたのなら「帰れ」「違う席で見ろ」で済む話だ。確かにお金を出してスタンドに入ったからには「お客様」だ。けれどまわりのサポーターだって「お客様」なのだ。その人一人を失うのか、まわりの人間多くを失うのかを天秤にかければすぐにわかる。


しかし、初心者であったのなら話は別だ。特にセレッソの場合、多くの初心者が詰めかけている。彼らにスタジアムにある「暗黙の了解」を理解してもらうのは並大抵ではない。

セレッソは以前公式サイトで「ゴール裏前3列は『大旗エリア』」と明記していた、細かなことだが大事なことだ。 他のクラブでも暗に「ここはサポーターのゾーンですよ」というアナウンスをしているところもある(柏レイソルジュビロ磐田ガンバ大阪)。こういう初心者向けのサポートを整えることで、新規のファンを多く取り込む素地ができる。

話し合いが出来る相手であるなら、積極的に話し合うべきだ。そうしたコミュニケーションがとれるゴール裏、スタジアムであるなら「出かけてみよう、見てみよう」という人達がハードルを超える確率も高くなるのだし。


せっかく4万人入るスタジアムを持っているんだ。毎試合全ての席が埋まり、皆がそれぞれに楽しめるようにしていこう。それもまた立派なサポートだ。ディエゴ・フォルランを呼んだ資金捻出は「セレ女」と呼ばれる若い女性層の増加がなければ成し得なかった。それを忘れてはいけない。

4/26/2014

2014 J1 第9節 神戸 2vs2 C大阪 ミス。 #cerezo #photo #diary

2014年4月26日(土) 15:04キックオフ[ 観客 25,382人 ]

前半41分 ペドロ ジュニオール(神戸)
後半9分 フォルラン(C大阪)
後半17分 フォルラン(C大阪)
後半33分 マルキーニョス(PK)(神戸)

ACLでつかみかけていた流れを自分で手放した。してはいけないミス、隠れたミスをした。それだけ。


スターティングメンバー



ACL山東戦から負傷のキム・ジンヒョンが抜け、武田博行が先発。スタメンはその他に変更なし。ベンチには南野拓実、ミッチ・ニコルスなどが入り、守備的なプレーヤーがいない偏ったチョイスになっていた。

システムと運用のミスマッチ


もう毒だけを吐いておこう。3-6-1、いや、5-4-1のシステムには「決まり事」があるが、それが守られていなかったことが失点、勝ちを逃した要因になっている。


このシステムでは前からのプレスは絶対にかからない。ディエゴ・フォルラン一人で相手のディフェンスラインを全て見ることは不可能だからだ。それゆえ、フォルランは守備時でも積極的にプレスに行かず、攻撃のための予備動作をしている。


あえて相手のセンターバック以外の全員を自陣に引き込み、開いたスペースをフォルラン、柿谷曜一朗、長谷川アーリアジャスールで突いていくのが今のシステムのベースで、容易にラインを上げてはいけない。上げるなら山口蛍と扇原貴宏が相手のゲームメーカーにしっかり付いている時でないとダメだ。


この試合ではチョン・ウヨン、森岡亮太という二人のキーマンがいて、彼らが前を向いたら下がってでもブロックを作るべきだった。ゴイコ・カチャル、山下達也、染谷悠太を揃えているから、前からの高さ速さにはある程度対応できる。しかし、裏のスペースのカバーは厳しいのだ。4バックよりも一人多いのでオフサイドトラップもかけにくい。そこを上げた時に小川慶治朗やペドロ・ジュニオールらに突かれ、先制点を許している。

もう一つ、今の柿谷をゲームメーカーとして使うのなら、途中でワントップに持ってくるようなパッチワークは効果が薄い。最初から杉本健勇で行くべきた。ゲームメーカーだからと試合に入って、すぐにストライカーになれというのは便利使いすぎる。


後半26分

後半33分

後半ロスタイム

この二つさえ守っていれば、セレッソはウルグアイの英雄がもたらした二つのゴールで勝ち点を得られていたはずだ。


山東戦ではできていた。ハイプレスのような体力を使う戦術でもないから、しようと思えば出来たはずだ。なぜ不用意にラインを上げ、安々とスピードタイプの選手に突破を許したのか。それが腹立たしくてならない。

選手は実によく働いたと思う。不調の選手もそれなりに、好調の選手はよりらしく、プレーをしていた。


特に扇原貴宏の復調は喜ばしい。この相手スペースを一気に突くシステムであれば、彼のパスセンスは活きてくる。フォルラン、扇原の居場所がやっと見つかったのだ。


だからこそ勝ちたかった。自分たちのしている事が間違いではないという確信を持たせたかった。歯痒い気持ちばかりがつのって、うまく言葉に出せない。

ポポヴイッチ監督下の『アンチポポセレッソ』。 #cerezo #photo

みんなどこでこの記事を見ているだろう?神戸だろうか、大阪だろうか、他のどこかの空の下だろうか?暇つぶしにでも見ていてほしい。


山東戦は驚きの連続だった。何よりも驚きだったのは「セレッソ」が「セレッソのしたいサッカー」をしているチームに対して「セレッソのしたくないサッカー」をして勝ったことだ。


慌てて作ったフォーメーション図はこれ。丸橋と扇原だけフルネームなのはそれだけ急いでいたということ。この形は便宜上のもので、実際は押し込まれ、いや、むしろ押し込ませてこの形にしていた。


相手のフォワード、ミッドフィルダー、サイドバックの8枚に対してセレッソは9枚の人数をかけて数的優位を作った。ハーフコートに17人の選手がいれば、攻め手はどれだけドリブルがうまい選手でもスペースがなくノッキングするし、パスだって通らない。ああ、どこかのチームが連敗中にやっていた形だ。


そして、ボールを奪うとファーストチョイスは相手のセンターバックと中盤の間、そしてセンターバックの両サイドにできた広大なエリアへのドリブルでの侵入だった。

なぜセンターバックはそんな間合いを作ってしまったのか?それはディエゴ・フォルランがいるから。守備時にはなにもしていなくても、攻撃に転じれば危険な存在になる彼をマンマークでは残せず、2枚の選手が割かれることになる。フォルランは4-4-1-1の時にはせざるを得なかった前からのプレスをすることなく、攻守で貢献する立場に立てた。


俺はセレッソの守備は前からしかあり得ないと考えていた。けれど、パスの出し手を抑えるのではなく、パスの受け手全員を抑えるという荒唐無稽なスタイルが、今のメンバーにはあっていたんだな。

この「守備的」「カウンター」「ドリブル主体」のサッカーはポポヴイッチが志向している「攻撃的」「ポゼッション」「パス主体」のそれと真逆だ。それでもぶっつけ本番、完全アウェーの山東戦で勝てたのは選手の性質がアンチポポサッカーに適応していたからだろう。ACLは攻撃的なホームで1勝2敗、勝ち点3、得点5、失点5。守備的にせざるを得なかったアウェーで1勝2分け、勝ち点5、得点5、失点4、この差はなんだろう?


さて、神戸戦だ。この試合は4-4-1-1だろうか?それとも3-6-1(5-4-1)だろうか?相手は前からプレスをかける神戸、後者のほうが有利な気がする。


染谷悠太の位置はどこでも構わない、ここに1枚数的優位を作ることに意味があるから。


相手の4-4に対して4-5と1枚多く作り、数的優位とスペースの消去を狙う。相手のセンターバックはフォルランがいるので2枚残るしかない。


奪ったボールは相手のサイドに運べばいい。柿谷曜一朗、山口蛍、長谷川アーリアジャスール、南野拓実、杉本健勇、楠神順平、ミッチ・ニコルス、永井龍、誰が出ても運動量があり、ドリブルができる。あれ、どうしていままでそれをしなかったんだろうな?

俺自身前からプレスするのが定石と思っていたから、徹底的に下がり、受け手だけを狙い撃ちにするスタイルには驚いた。けれど結果が出ているのだから、せめてあと一試合は見たい。


4/24/2014

AFC Champions League 2014 Group E MD6 SHANDONG LUNENG FC (CHN) 1vs2 CEREZO OSAKA (JPN) #cerezo

19' VAGNER LOVE
45' KAKITANI YOICHIRO
48' DIEGO FORLAN

「塞翁が馬」という言葉は中国で生まれた。いいことがあれば悪いことが、悪いことがあればいいことがあるものだという故事成語だ。南野拓実が出場停止になった時は頭を抱えたが、おかげでなりふり構わぬ采配がふるえ、歴史的な一戦を制することが出来た。


スターティングメンバー



南野が出場停止、さらにホームでの山東戦で相手FW陣を止めることができなかったため、システムとメンバーを大幅に入れ替えた。4-4-1-1から3-4-2-1、実質は5-4-1とも言える超守備的布陣を敷く。守備に難のある酒本憲幸に代えて新井場徹をスタメンにしたのも守備的な理由からだろう。

前半、笛に戸惑う。


山東の試合の入り方は長居でのそれと同じ、長いボールをワグネル・ラブに当てて起点を作り、そこから後ろの押し上げを狙うか、隙あらば単独で突破しようというもの。


山東はとにかく前線に人数をかけて相手を押し込もうとする。それに対しセレッソは意外な方法で対応した。前線からの守備を放棄したのだ。


守備時にはサイドハーフ、さらに2列目の柿谷曜一朗と長谷川アーリアジャスールまで戻り、相手のセンターバック以外の8人を9人で見る形にした。フォルランはフリーな形で1人残る。

これまでの4-4-1-1、または4-4-2のシステムでは前線の2枚のチェイシングがなければ守備が破綻していた。しかしこの形ならフォルランは守備時の負担は少ない。パスの出し手に対してプレスをかける現代的なサッカーを捨てて、パスの受け手全員を封じるという方法を使ったのは驚きだったが、フォルランがプレッシングの軛から解かれたことで、今までよりらしい動きを見せ始めたのはいい副作用だった。


さらに、こちらが守備的に入ったことで山東の前がかりに拍車がかかり、ボールを奪った時に長谷川アーリアジャスール、柿谷曜一朗、フォルランの3人がフリーになる機会が増えていた。山東は前線こそ強力だが、そこを切り抜ければスペースがあって、攻撃陣が動く余裕が残されていた。

だからこそ、前半15分でのPK献上は痛かった。やはりワグネル・ラブは怖い。


しかし、それ以外のシーンで染谷悠太をスイーパーに置いた3バックは破綻することがなかった。右サイドバックに入った新井場がバランスをとるので、両サイドが上がる危険なシーンも少なかった。それが希望の種になった。

後半「必然の3分間」


と、あえて書こう。後半開始からのラッシュにセレッソは全てを懸けていた。そうして、2つのチャンスを2人のエースがモノにした。


後半開始35秒の柿谷曜一朗のゴールは、自身にとってもチームにとっても大きな意味があった。その2分後のフォルランのゴールにしてもそうだ。あの3分間は全てが完璧で、無駄な動きは何一つなかった。

山東はホーム、1点リードというアドバンテージを一瞬で失い混乱した。一番恐ろしかったのが審判の笛というくらい(この日の審判はACL FCソウル対広島で疑惑のPKを2つ献上した審判で、この日もヒステリックなジャッジを何度かしていた)後半30分にはワグネル・ラブの相棒アロイージが負傷交代、いよいよ風が長居に向けて吹き始めた。

キム・ジンヒョンも山下と交錯、負傷するが、気合いで立ち上がり、最後までゴールマウスを死守する。


交代策はスタミナを考えてのもの。フォルラン、柿谷曜一朗、走り疲れたエースに代えてフレッシュな杉本健勇、永井龍。2人とも強いフィジカルで相手と競り合う。



最後の長谷川に代えて酒本憲幸は完全な時間稼ぎ。


見事に厳しい試合をクローズドさせ、ACLグループEを2位で勝ち抜けた。これはリーグ戦から続いていた不信を払拭するいい機会になった。特にフォルランを活かすヒント、攻守のバランスをとるポイントが見えてきたのは大きい。

しかし一方で、このシステムでは2シャドーの選手が疲弊する問題も残る。神戸戦ではどのようなメンバーがどのように立っているのか興味がわくところだ。国内リーグ戦でこの流れを固められれば、広州戦への布石にもなる。