4/30/2006

桜色じゃないスタンド。

 いつもだったら観戦記書いてから、次の日に私の身の回りであった事をまとめた記事書くんですが、この試合は逆で行きます。

 というのは、今のセレッソはピッチの上よりも、むしろスタンドの方が危機的な感じがしたから。

 セレッソは過去何度もピンチに直面してきたけれど、今回は特に酷いような気がする。


 今日は件の分裂応援後初のホームゲームって事で、個人的にはすごく気合入れていたつもりだったんですが、それが空回りしたのか、全然満足のいく応援が出来なかった。SBにいてもゴール裏の声が聞こえないし、SBはSBでお子様軍団の声が邪魔になって声が全然響かないし。

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 これまでの危機の殆どはピッチの上で起きていたのだけれど、今回はそれプラススタンドがバラバラで、応援どころじゃない。


 試合後はゴール裏の知り合いと10人くらいで飲み会兼反省会。途中でゴール裏だけのミーティングに出ていた人も合流して喧々諤々の論議をしていました。3時間半くらいは話をしていたかなぁ…。

 その場にいた皆がこの「ぬるさ」というか「緩さ」みたいなものは感じていたようで、話題はもっぱらその事でした。この空気を何とか払拭したい、どうすればそれが出来るのか。

 残念ながらはっきりしたビジョンは見えずじまいだったんで、私個人の意見だけ、書きます。他の人もそれなりに影響力のある人達だったんで、私の曲解でその人達に迷惑をかけるのもなんですしね。


 今の応援、私も含めて自身のベストを出し切れて無いと思うんですよ。そういう試合で負けると無茶苦茶腹が立つ。そんな試合に限ってブーイングだけは声が出てる。それが余計に腹が立つ。

 その声は試合中に出そうよ。試合に勝つ為だったら、試合終了時にHP1しか残さないくらいの気持ちで応援しようよ。もし負けても、体力戻ってからOFFICIALにメールするとか、ミナツモ行くとか、抗議の方法他にも有るでしょ。でも、応援は試合の間しか出来ないんだよ。それが出来ないサポーターはピッチの上で戦ってない選手がいても、批判する権利は無いと思う。

 私がそれを教えてもらったのはゴール裏だったと思うんだけれど、あの頃いたサポーターの人達はいなくなってしまったのかな…。
 

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 今日はいつにも増して毒をガンガン入れてみました。憎まれ役上等です。腹が立ったのなら私の声をかき消すくらい声出して下さい。

 私だって2年半前は単なる一人サポだったけれど、悪い事書いたらすかさずバッシング食らうくらい見てもらえるようになりましたよ。私に出来て貴方に出来ない事は無いでしょう。キモオタに声で負けるのって悔しくないですか?次のホームまで時間があまりまくってますけれど、気持ちを入れ替えていきましょうよ。


追記(4/30)

コメント、トラックバックは去年あった件と、トラックバックスパム防止の為、承認制にしています。反映されるまでに時間がかかりますが、全てに目を通していますし、その手の類でなければ批判のコメントも承認していますのでご理解ください。


C大阪2VS2京都 僅かばかりの希望。

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 塚田体制になってからの初生観戦だったのだが、昨日は殆ど応援に集中していたので、家に帰ってからもう一度見直したりして、いつもの倍苦労。

 スタメンは4-1-4-1。前節右サイドだった酒本が抜け、そこに苔口が入る。

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 前半は意図していたサイド攻撃が出来なかった。相手も4-4-2の布陣だったため、数的優位が作りづらかったのと、2列目の相手の裏を突く意識の希薄さが原因だったように思う。西澤に激しいプレッシャーがかかった為にボールが前で収まらなかったのも痛かった。

 結果4-1-5のような形になってしまい、バックラインの4人と前線の5人の間で単調なボールが行き来するだけになってしまった。

 苔口は前節の広島戦での活躍を認められてのスタメン起用だったものの、期待に応えられなかった。ボールをもらうのは殆ど足元で、スピードを生かしたラインの突破は1、2度有った程度。

 前節と違い4バックがしっかりとスペースを消していたし、数的優位が無かったという事も有っただろうけれど、もう少しチャレンジする姿勢がほしかった。他の攻撃陣も殆ど同様の動きしか出来ていなかったから、苔口一人をバッシングする気にはなれないけれど。ハーフタイムでの交代も妥当だったとしかいえない。


 塚田監督はこの状態を打開すべく、後半の頭から柿本を投入し、トップを2枚に増やした。

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 この形がよく効いた。西澤一人にプレッシャーがかかっていたのが緩和され、ボールを比較的楽な形でもらえるようになった。またそのおかげでサイドバックや2列目がプレーするスペースが生まれ、攻撃に連動性が生まれるようになった。後半早々に柿本がファインゴールをあげたのは決して偶然ではない。


 これで良い流れが出来たものの、そのまますんなりとは行かないのが今のセレッソで、無理をしていた分のツケが、ジワリジワリとチームを蝕み始めた。

 無理をしていた部分というのはワンボランチと両サイド。特に左サイドはゼ・カルロスが守備に帰陣するのが遅く、ブルーノがつり出されるシーンが増えていた。

 ただゼ・カルロスは貴重な攻撃の起点となれる存在だったので、なかなか代える事が出来ない。結局右サイドに守備力の有る柳本を入れて山田をボランチに上げ、サイドを突かれる前に起点を潰そうという対処療法をとることになった。

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 交代直後の失点に関しては、ただ不運としか言えない。守備の意識を持とうとしていた直後だっただけになおさら。あのくらいの位置でファウルを犯さないといけなくなっていたことが、いけないといえばそれまでなのだろうけれど…。

 一方その直後の逆転弾に関しては、何とか出来ていた失点だったと思う。失点後に足が止まったりプレーが雑になる悪癖を修正していれば、あんなに酷いボールの奪われ方はしなかっただろうし、左サイドに広大なスペースも出来なかっただろうから。


 この試合に何か光明を見出すなら、その状態から、もう一度追いつこう、やり直そうという姿勢が見られた事かもしれない。守備を期待されて入っていたであろう柳本は、再三オーバーラップをかけて攻撃に厚みを持たせていたし、ブルーノはとんでもないスピードで最前線までダッシュをかけていた。他の選手もやや強引に映るほど前に行こうとしていた。

 森島寛の同点ゴールは、多分に偶然が重なっていたけれど、あの時あの場所にボールが来ると信じて走りこんでいた選手がいたから生まれたゴールなのだから、ちゃんと評価しないといけない。


 このドローは、正直痛い。下位同士の直接対決3連戦を3引き分け、順位を上げることは出来なかった。左サイドの守備だとか、1トップを封じられた時の引き出しの少なさだとか、課題も沢山見つかった。しかし課題が有るという事は、裏返せばまだ延びしろが有るという事。一つ一つ根気よく克服していって、新しいセレッソを見せてほしい。


 

4/29/2006

京都戦前予想。

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 ここで勝たないとね。ここで勝てないとね。かなり苦しい、というかすでに苦しいのがさらに辛くなる。

 4バック、1ボランチに変更は無いものの、アキ、カキの2トップに古橋、森島寛、苔口が絡む4-1-3-2が有力らしい。柿本は結構買っている選手なんで期待しているけれど、このメンツだと攻撃のコンダクターは誰になるんだろう?前節同様山田、
ゼ・カルロスが後ろからボールを供給するのか。


 あと注目なのは控えの守備選手、前田、河村の代わりに食い込んでくるのは誰か。藤本、宮本、香川、若手にはまたとないチャンス、しっかり掴んでほしい。


 対する京都は前線が特徴的。アレモン、パウリーニョにスピードのある林とパワープレーが得意な田原とタレントが揃う。ここをどうやって無力化させるか。前線からのプレスを厳しく、ラインは高くがベストだけれど、それが90分間続くのかどうか。


 最近雨の試合が続いているけれど、次の土曜日は晴れの予報。こちらも湿っぽい雰囲気を何とか吹き飛ばそう。


 


4/28/2006

我等SB声出し隊。

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 SB声出し隊、バックスタンドからも声援を送りたいという人達が集まって出来た、本当にこじんまりした集団です。

 構成員も体育会系は0、子供もいるし、女の子もいます。「気合」だとか「根性」だとかとは無縁です。ルールらしいルールも殆ど有りません。

 でも一つ、皆の暗黙の了解となっている事が有ります。それは「決してヤジらない」ということ。


 正直ガックリする瞬間とか、腹の立つプレーはあります。でもそれをなじったってどうなるわけでもないし、傍で聞いていても心地の良いものではないですしね。

 クロスが流れたって

「まだあるよ!ひろえるよ!!」

 パスが合わなくても

「いいよ!いいよ!次は繋げようぜ!!」


 それが正しいとか、そうではないとか、ここで話をしたいわけではないです。けれどSBではそういう事にしています。京都戦でも、基本的なスタイルは変らない予定です。シンパシーを感じていただいた方の参加をお待ちしています。

 ジャガもカワムも怪我をしてしまって、いよいよ苦しい状態ですが、こんな時こそ、選手を勇気付ける応援がしたいです。


 

4/25/2006

SBにおられる皆様へ、声出し隊からのお知らせ。

 突然ではございますが、いつもSB席に起こしのセレサポの皆様に限り、4/29を「みどりの日」から


SB総決起の日


 へと改めさせていただきます。

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 当日行われる京都戦におきましては、SB年間パスを持たれている方専用のブロックが用意されておりますが(Official、G2ゲートとその横の中、下段ブロック)、SB声出し隊は当該個所のもう一段上、「OSAKA」の最初の"A"の位置、最上段ブロックに陣取り、立って、声出し、手拍子での応援を行う予定です。

 そこで日頃から「応援かく有るべし」と思われておられる皆様におかれましては、是非この応援に賛同していただきたく存じます。混沌としております昨今のセレッソ応援事情にあって、少しでも選手に声援を届けたいという方のご協力を、声出し隊は心よりお待ちしております。

 また、同じブロックで共に立ち上がって応援していただける方も募集しております。当日はダンマクなど目印になるものを用意しておりますので、お気軽にご参加ください。


選手に前を向いてプレーしてもらう為に、


罵声より声援を。


ため息よりコールを。


沈黙より歓声を。



 


 




































4/23/2006

受け継いだもの、変えたもの。

 観戦記でも書きましたが、昨日のセレッソは4-1-4-1の布陣を採っていました。

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 3バックから4バックへ。一見劇的な変化であったように見えますが、それなりに以前の3-4-2-1を踏まえたスタイルではなかったかなと、今になって思います。

 実証しましょう。二つの布陣を重ねます。

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 今年の3-4-2-1はファビーニョが抜けたせいもあって、攻守のクオリティが去年より劣化していました。

 特に問題になったのはサイド。両ウイングの裏を突かれて簡単に起点を作られる、これが一番厄介でした。そしてこの問題を今のメンバーで解決する為には、単純にサイドの人数を増やすしかなかったわけです。


 何処かを増やすとどこかを減らさなくてはいけない。塚田監督が選んだのはボランチとスイーパーでした。それは何故か。

 私が考えるに、塚田監督は攻めのパターンを変えたくなかったのではないでしょうか。1トップ2シャドー(プラスウイング)という形はトップとシャドーの距離が離れてしまうと上手く機能しませんが、キチンと間隔を詰めていればちゃんと点がとれるシステムです。まして去年からずっとこのスタイルできたわけですから、いきなり他の形にするよりもリスクが少ない。

 逆に守備に関してはテコ入れが必要だと踏んだのでしょう。去年ならファビーニョ、久藤、ゼ・カルロスの推進力が有ったから、ある程度ラインを低くとって引きこもっても攻撃が出来た。しかし今の中盤にはその力が無い。それならラインを高く保ち、全体をコンパクトにして人数をかけるしかない。その為にはスイーパーを置くシステムは、逆にマイナス。またコンパクトに保てれば選手の密度が上がるわけですから、攻めのシステムを崩してまでボランチを二人置く必要は無い(昨日は間が開いていたので下村が忙殺されていましたが)。


 一見斬新なスタイル、理想主義的な布陣に見える4-1-4-1ですが、そこには塚田監督の強かさがあったわけです。


 

広島1VS1C大阪 再起動。

 テレビ観戦ではあったけれど、スタンドの様子を観ているだけでこちらにも寒さが伝わってくる。生観戦の方はさぞお疲れのことでしょう、まずはお疲れ様です。

 当初の情報通り、セレッソは4-1-4-1の布陣。

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 この試合の幕開けは暫く記録に残るだろう。試合開始僅か9秒での失点。佐藤寿→ウェズレイのキックオフから右サイドに上がっていた上野へロングボール、これをゴール前まで全速で走っていた佐藤寿にダイレクトで折り返すと、絶妙のトラップから流れるようなコントロールショット。

 心配していた下村、ブルーノ、江添で構築された「守備の三角形」がいきなりほころびを見せ、先行き不安になったが、広島はここから非常に守備的な試合運びを始める。

 もしこの時間帯にカサにかかった攻撃を受けていたら、このシステムは破綻していたかもしれないが、広島もチーム状態が良くないからか、チームの動きが何処かぎこちない。トップの三人(佐藤寿、ウェズレイ、上野)と後ろの間が開いてしまい、ここを山田やゼ・カルロスが使い始める。ここからセレッソは攻勢をかける。


 今年のセレッソで攻撃の起点となっているのはゼ・カルロス、山田、下村なのだけれど、下村がシステム上守備意識を高く保たなくてはいけなかった為に、今日の起点はこの両サイドバックになっていた。ゼ・カルロスは古橋、徳重に、山田は森島寛、酒本にボールを供給し、また時折自ら持ち上がって攻撃のリズムを作っていた。

 システムがそうなっているのだから、当たり前といえば当たり前なのだけれど、セレッソは終始サイドの深い位置までいい形でボールを運べていた。ただいかんせんクロスの精度が低かったり、シュートに繋がるアイディアが乏しかったりで、なかなかいい形でフィニッシュできない。広島が時には5バックにして守備を固めていた事も有っただろうけれど、この辺りはもっと改善しなくてはいけない。

 例えば下村、古橋は長いシュートレンジをもっと生かしていい。外に相手をつり出してシュートコースを開け、そこを突くシーンは後半何度か古橋が作っていたが、意識すればまだ増やせるはず。トップ下から、よりスペースの有るサイドへとポジションを変えた理由の一つは、こういうシーンを増やす為だと思うのだけれど。

 また徳重や森島寛が西澤と絡む回数も物足りなかったように感じる。実際この「攻めの三角形」が機能したシーンから後半早々の同点ゴールが生まれたのだし、互いに意識してプレーすれば、もっと決定機は作れただろう。


 これらを実現する為にはバックラインとトップ下のラインの距離をもっと縮める必要が有る。この試合度々山田が相手のパスをカットして持ち上がるシーンが見られたが、それは山田の個の力によるもので、決して塚田監督が意図していたものではなかったはず。同点後、ウェズレイにあわやのシーンを再三作られたのもボールホルダーに対してのプレッシングが不徹底だから。下村を酷評する向きも有るが、あれだけの範囲を一人で任されればしかたがない。


 結局両チーム共に決め手を欠き、1-1でタイムアップとなったが、塚田体制初戦という事もあり、消化不良の感が強い試合になった。


 この試合での収穫は二つ。一つは後半から投入された苔口がいい動きをしていた事。

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 やはり苔口のスピードはいい。足元ではなくスペースへ、相手を振り切ってサイドを突く。酒本同様クロスは誉められたものではないけれど、「相手が届かないところに届く」というのは魅力的。

 今ひとつはこの4-1-4-1が、思っていたよりセレッソに馴染んでいた事。勿論まだまだではあるけれど、ポジションの近いメンバー同士が小さな三角形を作る事である程度組織的なプレーが出来ていた。

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 これに三角形から三角形への大きな展開だとか、複数の三角形が連動した守備が見られるようになれば、もっと面白いチームになれる。京都戦では生でその錬度を観てみたい。


 

4/22/2006

広島戦前予想リターンズ。



「ネットは広大だわ…。」(by2030年のメスゴリラ)



あぁ~がぁ~ まえぱぁ~あぁあぁあぁあぁあぁあぁっ!
(もう知ってる人だけ笑ってくれ、知らない人は失笑してくれ)


 調べてみれば半日のうちにいろいろ判るもんです。いろいろと駆けずり回った結果、予想布陣はこうなりましたとさ。

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 ああそうさ、ソースは殆ど2ちゃんねるだよ!これでも結構苦労したんだよ…。それでも広島の中盤は殆ど当てずっぽう。スミマセン。


 さて、この布陣がもし正しいとして、どんな展開になるんだろうか。セレッソの守備の核は間違いなく下村、ブルーノ、江添のトライアングルで、これが90分崩されず頑張れるかどうかがキーポイントか。

 攻撃に関しては、もうこれ以上攻撃的にはいけませんってくらいすごい布陣なんだけれど、これにしたって下村の散らしが上手くいかないとどちらかのサイドに押し込まれてボールをロストしてしまうでしょう。攻守にわたってこれだけ重い役目を下村一人に任せるのは辛いような気がするんだけれど…。

 ただそこが上手くいけば押せ押せになるかもしれない、それだけのポテンシャルを秘めた布陣だとも思う。両サイドともにスペースに飛び込むタイプ(森島寛、古橋)、ドリブラー(徳重、酒本)、ボールをタテに運べるタイプ(ゼ・カルロス、山田)が一人ずついて、いろいろなコンビネーションを予感させるし、だからといってサイドのケアをしていたら真ん中の西澤がドカンと来るしね。


 広島については本当に自信無いんだけれど、とりあえず盛田に点とられるのだけは勘弁して下さい。それだけ。しかしこれだけいい選手が揃っているのにどうしてこの位置なんだろうか。まだリ・ハンジェもベットも大木も森崎浩も、それに個人的に好きな前田もいるのに。下位うろついてるチームじゃないよ。厳しい試合になるのは必死か…。


追記

文章が軽いのは睡眠不足だからです。


 

4/21/2006

広島戦前予想。

 率直に言おう。


style="font-size:large;">
全然判らんわ。



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 多分広島は小野前監督のスタイルを色濃く残していると思う。望月新監督は現場でチーム状態をつぶさに観てきた人物であるし、この短期間で根底から再編成するようなギャンブルはしないだろう。4バックに2トップ、中盤がダイヤモンドになるのかフラットに並ぶのか、ボックスになるのかは判らないけれど、勝手にダイヤモンドと予想。外れてたらゴメン。

 対する塚田監督はチーム状態を観ていたから、あえて変化を与えると予想している。チーム戦術、選手起用、どこかでサプライズを起こす事によって、チームの内外に「これから変化していくのだ」という意識を植え付ける。塚田さんならそれくらいするだろうし、出来るだろうし、それゆえ抜擢されたと思っているのだけれど…。

 と、書いていたところで「明日は4-5-1かも」という記事が…。さすが塚田さん、怖い人だよ。図解3-5-2にしてたのにな…。

 4-5-1って情報と、ぐっさんから貰った「フル右サイド説」を信じるならこんな編成かな?

          GK 鞄

          右SB ヤマタク
          CB 青野
          CB エゾ
          左SB ヤナギ(フジモン?)


          下がり目ボランチ メイド(トミー?)
          上がり目ボランチ トミー(地蔵?)
          右サイド フル
          左サイド 是
          トップ下 モリシ


          トップ アキ


一応判りにくいようにしたつもりだけどバレバレwww


 と、また記事書いてる時にミナツモ情報が!なんなんだ今日はorz

          GK 鞄

          右SB ヤマタク
          CB エゾ
          CB 青野
          左SB 是


          ボランチ トミー
          右サイド シャケ
          左サイド フル
          右トップ下 モリシ
          左トップ下 トクさん


          トップ アキ


攻め達磨…。超攻撃的としか言い様が無い。


 あえて注目ポイントを上げるとすれば、運動量を増やす為の基礎練習をみっちりやった効果が、どれだけ出ているか。走り勝つ事こそセレッソサッカーの原点だから、それがどれだけ改善されているか。それと新システムの塩梅も観てみたい。

 勿論他にも見所は沢山有るけれど、今は期待と不安を押し殺し、キックオフを待つ。


 


塚田サッカーを探る。

 塚田さんのサッカーというと、とにかくグルグルと選手が動いていた印象があるのだけれど、改めてどんなサッカーをしていたのかを整理したい。セレッソオフィシャルで第一次塚田政権時代(2003年2ndガンバ戦~2004年元日天皇杯決勝)の選手起用を振り返ってみた。

 ザックリと図にするとこんな感じ。

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 ベースは3-4-1-2。オーソドックスなシステムだけれど幾つか特徴が有った。

①2トップ1シャドーのタイプによる組み合わせはわりと固定されていない。CF2枚に1シャド-(バロン、西澤、森島)の時も有るし、CF1枚、セカンドストライカー、シャドーの時(バロンor西澤、大久保、森島)も有る。場合によってはトップ下にパッサーを入れる事も。

②サイドは攻撃的で、割と内側に入っていくプレーをする選手をサイドにまわす事が多い。

③ボランチのうちの一枚は攻撃的。トップに組み立てが出来る選手がいない時はここにパサーを入れる時もある。

④②、③の理由からもう一人のボランチはもっぱら守備に専念するフォアリベロが重用されている。

 さらに選手起用では。

⑤メンバーは流動的で、大勝した次の試合でもメンツをいじったりする。

⑥選手交代は小林監督のように同ポジションの選手同士の交代は少なく、どちらかというとシステムの変更を伴うようなカードの切り方を好む。

⑦勝負の勘所用に、スタメンでもおかしくないような選手をジョーカーとしてとっておく。

 というところが特徴か。この期間は前目にバロン、西澤、森島、大久保とアタッカーのコマが揃っていた上に、中井、濱田といった若手のパサーも前での適正を試されていたので、特に攻撃のパターンは豊富だった。

 今年の編成では西澤、森島寛、古橋とその他の力量差が激しいので、どれだけその再現が出来るか。ひょっとすると意外な組み合わせが見られるかもしれない。堂柿のトップ下起用とか…。記事に責任は持てないけれど。


 攻撃陣の再編成とリンクする事だけれど、誰が「ジョーカー」になるのかも注目したいところ。target="_blank">この試合のように流れを一気に変える采配が見られるかもしれない。


 

4/20/2006

残された者のすべき事。

 思い返すと、福岡戦は実に妙だった。やたらと早めに攻撃的にシフトしていたし、試合終了間際なんてカウンター上等ってくらいみんな上がっていたし(それでも現状がアレなんで、絶妙に間延びしていただけだったけれど)、ひょっとしてあの試合は小林さんのクビがかかっていたんじゃないだろうか?

 以下はそういう妄想に取り付かれた私の黒々とした思念なので、あまり汚いものを見たいという人以外は御覧になられませんように。


 

 私の妄想が正しければ、小林さんは試合の前に自分のクビもとが涼しい事を判っていた。それでも辞任しなかった。好意的に捉えれば、ある程度名誉が保たれる辞任という道を捨ててまで、セレッソの建て直しに尽力してくれていたのだ(解任なら辞任より幾らか金銭的に有利になるという見方も否定しないけれど)。
 古橋には、どれだけ負けが込んでも、キャプテンを代えず、いつも90分間プレーさせ続けた小林監督の意気を感じてほしい。あの福岡戦でさえ、交代させようとしなかったのは、古橋という男自身の可能性を信じたから、それ以外考えられないでしょう。
 これからも暫くは辛いと思う。でもチームを勝利に導くプレーや姿勢こそが、キャプテンに指名してくれた人への唯一の恩返しだという事を忘れないでほしい。
 下村、ブルーノ、前田、ウチは下向く選手が多いけれど、今は意地でも前を向いて、今までの分を取り返してほしい。まだリーグ戦1/4終わったばかりなんだから、まだまだ有るよ。
 塚田さんには前回に続いてホント苦しい時に貧乏くじを引かせてしまって悪いなという気持ち。そういうところから何とかやり繰りするのが上手いのは、そういうところで監督を引き受けるパターンばっかりだからなんだろうか。
 サポーターも、気持ちを切り替えなければいけないんだろうね。誰がどういう考え方だからなんて確執は、もうコンクリで固めて大和川にでも流してしまえ。
 長居でも、アウェーでも、ちょっとでもいいから、いつもより声だそう、手を叩こう、跳ねれる奴はどんどん跳ねて、旗持ってる人はブンブン振って、太鼓持っている人(こおさん頼んだよ)はドンドンリードしよう。多少かっこ悪いのは気にしない。今サポートしないでいつするか。
 それぞれに気持ちを切り替えて前を向く。今の状態で各人が出来ることって、それだけだから。今はそれに集中。解任の一報が出る15分くらい前に「むやみに解任するのはな」なんて記事書いてた人間でも、カッチリ切り替えているんだからさ。
 

4/19/2006

「またね」

 22歳の春。大学を卒業する時、分かれ難き親友達に、とても「さようなら」なんて言えなかった。だから、そのかわりの言葉を、朝が来るまで捜していた。

CEREZO OFFICIAL

監督交代のお知らせ

今シーズンの成績不振につき、本日付で小林伸二監督(45歳)を解任することになりました。
新監督には現育成アドバイサー『塚田 雄二(つかだ ゆうじ)』(48歳)の就任が決定いたしましたのでお知らせ致します。


 小林さんはいろんなものをセレッソに持ち込んでくれた。守備の意識、組織の力、勝負を最後まで諦めない姿勢。それから少ししどろもどろの挨拶。

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 セレッソを優勝まで一番近づけてくれた小林さん。

kobasan.JPG


 今年は確かに文句の一つや二つ吐きたい試合が続いたけれど、出会えてよかった人なのか、そうでないかと聞かれれば、それは間違いなく出会えてよかった人。少なくとも私はそう思っている。

 だから私は、あの朝友人達にかけた言葉と同じ言葉を、小林さんに送りたい。


「さようならは二度と会えない人に言う言葉だから、
『またね』で分かれよう。じゃあ『またね』」



 

4/18/2006

リストラしますか?

 英語の中には、日本語としてなじむ際に、意味が変わってしまうものが有る。リストラもそうだ。

 私達はリストラというと「余剰人員などを解雇する事」という風に考えがちだけれど、本来の意味は違う。リストラ→Restructuringの本当の意味は「再構築」とか「再構成」というものだ。

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 一度バラバラになったものをもう一度組みなおす。具合が悪くならないように全体を見直す。それがリストラ。


 今日次節対戦する広島の小野監督が辞任した。辞任という言葉も都合がいい言葉で、殆どの場合解雇と同義なのだけれど…。

 そしてその余波か「勝ち点が1しか違わないセレッソはどうなんだ」という話をしている人もいるようだ。


 最近はセレサポといっても「小林容認派」「否定派」などと四分五裂しているけれど、私個人の意見は、以前も書いたとおり監督容認派に近い。勿論全てを肯定しているわけではないし、絶対に首を挿げ替えるなというわけでもないけれど。

 とにかく「再構築」にはお金と時間と忍耐が必要だし、仮に再構築したところでそれが機能するのか疑わしいし。そのお金が有るなら選手をとって来る方が近道のような気がするし(絶対的な右サイドがいて、中盤から後ろが持ち上がれるようになれば、随分変わるような気がするのだけれど)。


 リストラに踏み切れば、後戻りは出来ない、病状が悪化する可能性も有る。勿論だからといって手をこまねくのも優柔不断な感じがするけれど、この薬を飲む時は、相当の劇薬と覚悟しないといけない。


 

4/17/2006

ゼロの魔女。

 昨日は我が家が誇るゼロの魔女、昨年の初観戦から360分間無失点を続けている愛娘「たろも」の今期初観戦でした。

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 本当は家族揃って観戦予定だったのですが、私が前日から所用で箕面に行っていた為にえらい難儀をしました。

 まず早朝に起床。朝食もとらずに箕面駅に。

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 そのまま阪急箕面→石橋→梅田。梅田の駅舎では日本ハムのブースに寄りました。

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ハムリンズ!!国産鶏ガラだし!国産昆布だし!カツオだし!


 そのまま帰宅して合流。途中ホームセンターで旗用の塩ビパイプを買ったりして、結構カツカツでした。


 たろもは最初(スタメン発表の時くらいまで)元気だったのですが、少し疲れていたのか、試合開始直後くらいからうつらうつら…。前半途中から眠ってしまいました。

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画像はイメージです。


 冷たい風が吹く中体調を崩してしまわないかとか心配でしたけれど、時々起きては「今何対何?」と聞いたり「点獲ったら起こしてや」などとデカイ事を言ってました。


 結局0対0だったので連続無失点記録は450分に延び、現在も継続中です。多分いつかは失点するところを観てしまうのでしょうけれど、それまでは彼女の魔法を信じてみようと思っています。次は京都戦かな?頼むよたろも!!


 

4/16/2006

C大阪0VS0福岡 花散らしの雨。

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 開幕するまでは、今の時期からこんなサバイバルゲームをする事になるとは、想いもしなかった。季節外れの氷雨が体温を奪う。

 スタメンは温存していた西澤、森島、柳本らベテラン勢が復帰。ナビスコ杯名古屋戦のメンバーからは柿本、ピンゴ、藤本が抜けた。

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 立ち上がり早々からチームの動きが鈍い。ナビスコ杯から中二日という事を差し引いても運動量が無い。チームの根幹とも言うべきポイントが不調では攻守がかみ合わない。

 攻撃に関して言うと、追い越す動きやスペースを突く動きが少ない上に、連動性まで欠けていた。その結果ボールホルダーが次の動きを思案している間にプレスを受け、止む無くバックパス、というシーンが目立った。森島が時折右サイドでそういう動きを実践していたのだけれど、続くものが殆どいないのでは分厚い攻めは期待できない。

 守備でも個々人がバラバラにプレーをするので、無駄に体力を消耗していたように映った(特に山田と下村)。一応早く帰陣する事を第一にしていたようだが、その事に集中するあまりボールに圧力をかけず、福岡のカウンターとセレッソDFの戻りがほぼ等速になっている時も有った。

 そんな状態なので、いつもギリギリのプレーでしかボールを奪えないし、仮にボールがとれても、攻撃に移るだけの精神的、肉体的余裕が無い。横パスやバックパスで体勢を整えなおしているうちに、福岡は悠々とポジションに戻っていた。無理にそこを突破しようとするとまたカウンターを食らうという悪循環。


 それでも失点をしなかったのは、福岡の決定力不足と、昨年後半に観られた守備意識の復古の為。とにかくゴール前に人数をかけ、危険なエリアに入らせない、もし入られたら出来る限りシュートコースを消す、という感覚が僅かながらも復活してきた。前述のようにカウンターなどでは相変らず危ないシーンが有ったが、遅攻の場面ではある程度跳ね返す事が出来ていたように思う。

 キーパーソンは河村。攻撃に関してはクロスの精度やキープ力に難が有るものの、とにかく失点を抑えるというチームコンセプトにはマッチした人選。相手左サイドのアレックスをケアするという意図も当たっていた(私がそれに気付いたのは後半酒本が出て来て両者を比較できたからなのだけれど)。


 実入りの無い前半はスコアレス。後半に入ってどういう采配を振るうのか注目していたが、小林監督の採った選択肢は点を獲りにいく為の積極的な交代だった。

 まず20分過ぎに酒本、その直後に徳重を入れ、サイドの攻撃に厚みを持たせた。

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 まず酒本。いつもの様に果敢に右サイドを「溯上」するものの、相手左サイド(アレックス)との勝負にことごとく敗れてしまった。コンディションが悪かったのか、相手が一枚上手だったのかは判らないけれど、そんな時は内に切れ込んでみるとか、簡単に叩くのもアリだと思う。勿論一番の持ち味はドリブルだけれど、こういう時引き出しが多いと大崩れしないですむから。

 左サイドの徳重はビンゴ。こちらはドリブル、パス、内に入る、外に広がる、多彩なプレーで攻撃を活性化させた。事攻撃に関しては貢献度はゼ・カルロスよりも上だった。特に後は中の選手が合わせるだけだった切れ込んでのグラウンダーは秀逸(それ故に外した選手(古橋か柿本か)への落胆は大きくなってしまったけれど)。


 そう、惜しまれるのは古橋。毎度ゴールを決める度「ここで吹っ切れてくれれば」と願うのだけれど、その次の試合に限って何処か重い。貪欲にラインを刺激する機会も少ないし、ビッグチャンスをモノに出来ない。この試合両軍最多の5本のシュートを放っていたが、ついぞ一本も決めきれなかった。厳しい試合が続くけれど、それでも小林監督が使い続け、キャプテンを任されているのは、将来のセレッソに彼が無くてはならない存在だから。それを意気に感じて欲しい。


 個人的にもう一人、後半32分、最後に登場した柿本にも頑張って欲しい。

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 パワープレー用員、西澤のバックアップという立場ではあるけれど、柿本にはそれ以上の可能性がある。西澤のようにきれいなプレーは出来なくても、西澤が出来ないようなプレーが出来る。ラインのウラをとる事もその一つで、古橋が追い越す場面が希少な今のセレッソには、貴重な武器。こちらも一つ決定機を逃してしまったけれども、及第点のプレーをしていた。


 スコアレスドローはとかく疲労度が増してしまうけれど、守備ではリーグ戦初完封という結果が残ったし、必要なオプションである西澤、柿本の2トップも練度を増している。広島、京都から確実に勝ち点を奪う下地ができた事が、今日の収穫だろうか。


 

4/14/2006

福岡戦前予想。

 明日という日は特別な日。背番号8、小さな巨人、苦しい時も辛い時もチームを支え続けてくれた男の、J通算300試合出場のメモリアルゲーム。何が何でも負けるわけにはいかない。


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 それを抜きにしても、下位チーム同士、しかも負傷者が続出している福岡相手に取りこぼしているようでは苦しい。


 守備陣は流れの中からの失点が無かったナビスコ名古屋戦とほぼ同じメンバーになると思う。代えるとすれば柳本⇔藤本くらい。右サイドは守備から入って後半勝負なら河村が入るだろう。


 攻撃陣は西澤の復調具合がキーになる。ここまで温存していた分、爆発を期待している。また仮に西澤、森島寛が万全でなくても、名古屋戦で柿本、ピンゴが使える算段がついているのが心強い。


 試合の流れを掴むには、何より先制点が必要になる。リードしている、自分たちがしているプレーは間違ってはいない、その気持ちがボール支配率を上げ、全体の疲弊を抑える。もし先制された時は、ウイングの運動量が落ちる後半序盤までに取り返せないと辛い。


 同程度のレベルのチーム同士の勝敗を分けるのは、強い意思である事を心に留め置こう。私達のサポートが、僅かばかりでもセレッソの選手達の気持ちを支えられればいいのだけれど。


 


みんなビンボがわるいんじゃ~!!

 昨日の名古屋戦、私は試合開始直前に滑り込めたんですが、入場した時からスタジアムの様子がいつもと違うなと思っていました。スタンドが閑散としているからか、何か薄暗いんですよね。

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 SBから屋根を見上げても妙に暗い。

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 ん?確か屋根の内側にもライト無かったっけ?気のせい?


 と思って去年の観戦記を掘り起こしてみると、有りました。去年世界のナカータがやって来た、フィオレンティーナとの親善試合での1枚。

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屋根の内側にスタンド用のライトがついています



 やっぱりあれなんですかね、少しでもコストを下げる為の努力なんでしょうか。4つあるゲートの一個所を閉めたり、コンコースからスタンドに入るゲートの何箇所かを閉めてスタッフを削ったり(人件費がバカになりませんから)というのは以前からよくあった事なんですが、まさかこんな細かいところまでコストカットの対象になっているなんて思ってもみませんでした。


 極論を言えば、ピッチだけ明るければ、スタンドは足元が見えるくらいで構わないんですが、ちょっと寂しい気もします。これが「裕福だけれど節約」というのなら「おお、しっかりしているな」とも感じれるのでしょうけれど、多分間違いなく「金が無いから節約」だからなぁ。


 

4/13/2006

ナビ杯C大阪1VS1名古屋 収穫と課題。

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 「勝てたかも知れない?」

 と聞かれれば、

 「そうだったかもね」

 としか答えられないし

 「負けてたかもね」

 と言われれば

 「そうだよね」

 としか言えない。微妙な試合だった。実験色の強いメンバー、相手もベストメンバーではない。流れの中からの失点は無かったけれど、守備が良かったわけではないし、ゲームスタッツではシュートを15本も打っているけれど、御世辞にもゲームを支配していたとは言い難いし…。


 その「実験的な」スタメンはこちら。

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 ピンゴと古橋の並びは固定されたものではなく、逆の時間帯も多かった。また右の河村と左のゼ・カルロスは攻撃時にはこの位置まで上がっているが、ボールを奪われるとバックラインまで戻って5バックになっていた。

 この実験、結果としては成功だったと思う。柿本は思っていたよりもよくボールに絡んでいたし、ポストだけでなくラインのウラを突く動きも見せた。その柿本と古橋へいいボールを供給していたのは初の2列目となったピンゴで、ゼ・カルロスとのコンビプレー、パスワークなどで攻撃のアクセントになっていた。

 もちろん攻撃が左一辺倒になってしまったり、連携が上手くいかなかったりといった場面も有ったが、名古屋の見事なセットプレーで失点するまで、流れはセレッソが掴めていた。


 課題は失点してから明らかになった。リードされると素人目に見ても運動量が落ち、前半が終わるまでの10数分間、試合を完全に支配されてしまったのだ。

 これは明らかにメンタル面の問題であるのだけれど、ピッチにいたどの選手もリーダーシップをとれなかった、という点ではチーム編成の問題と言えなくも無い。古橋のキャプテンシーに疑問を持っている人がいるのはこの辺りを見ているのだろう。

 結局この流れはハーフタイムによって断ち切られ、後半の早い時間に古橋の泥臭い同点ゴールが決まると完全に払拭されたのだが、あのリードされる度に生まれるなんともいえない時間帯は何とかならないものだろうか。今年あの時間帯にどれほど失点をしてしまったか知れない(ダービーでは失点→運動量が落ちる→失点を何度も繰り返していたし)。


 さて、それでは同点になったことでセレッソが快適に試合を支配できたかと言うと、そうではなかった。それは次の課題の為。

 前述のように両サイド(河村、ゼ・カルロス)は守備時にはバックラインまで下がり、攻撃時には通常の位置まで上がる、これをひたすら繰り返していた。二人ともこれを90分間続けられる程のスタミナは無い(というかそれが出来る人間の方が少ないだろう)。結果として同点直後から徐々に動きが緩慢になり、そこからボールポゼッションが上がらない悪癖が出てきた。

 別にセレッソの選手が皆スタミナ不足というわけではない。山田、下村辺りは90分間活発だったし、交代で出てきた酒本もアグレッシブだった(後はクロスの精度だけなのだけれど…)。

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60min

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71min


 しかし自ら「動く」のと敵のボール回しに「動かされる」のでは体力の消耗度が違う。後半30分過ぎからはボールを保持できないから消耗し、消耗しているから奪ったボールをゴール前まで運べないという負の連鎖が発生。結局決め手を欠いたまま、タイムアップとなった。


 今日はまず守備から、という意識がはっきりしていて、途中まではそれを忠実に守れていた。リードされても同点に追いつけた。柿本の奮起、ピンゴが生きる位置の発見など収穫がたくさん有った。それは評価していいと思う。ただまだいくつかの悪癖は放置されたまま残っている。その悪癖を福岡戦までにどう修正するのか、それが今後のポイントになるだろう。そこがビビットになった事が、今日最大の収穫なのかもしれない。


 

4/12/2006

来いよ!!


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 平日、夜、天候不良、チームもっと状態悪。

 ということで今日の長居は空きそうですなぁ。5000人台を死守できるかどうか…。


 ずっと昔、私がまだ小学生だったころ、今なんばパークスがある場所には大阪球場という小さなスタジアムが建っていて、そこをフランチャイズにしていた南海ホークスというチームが有りました。その頃の妹の担任が大のホークスファンで、自腹で教え子を阪神とのオープン戦に招待したりしていました。

 私はテレビで見る甲子園が「球場の有るべき姿」だと思っていましたから、妹にくっついて大阪球場に行った時、はじめてガラガラのスタンドというものを見て、激しい衝撃を受けたものです。
 

 今思うと、妹の担任だった先生(その頃からご高齢で、やさしいおじいさんという感じでした)は、立派なサポーターだったのではと思います。自分の教え子に、少しでもホークスの良さを知ってほしい、野球の楽しさに触れてほしい、そんな気持ちが有ったのだろうという事を、今はよく理解できます。


 私はそれほど偉大でも、やさしくもないし、何より貧乏な人間なので、年パスを買って、知り合いを誘って、グッズを漁る程度しかチームに貢献できないんですが、出来る範囲で頑張りますよ。今日はコールとかよく響くだろうな、発声練習しとこ。


 

ナビ杯名古屋戦前予想。


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 予想は予想であって希望ではないから、ボランチはピンゴと下村。個人的には山田と下村のコンビを成熟させて欲しいけれど、組んで3戦2勝のコンビを選択するのでは…。相手はサイド、長いボール主体の組み立てでバックラインとボランチの間隔を広げようとするだろうけれど、そこは我慢。後半ピンゴが地蔵化したら山田にご登場願いましょう。

 左サイド、ゼ・カルロスは多分復帰するでしょう。彼については賛否両論有るけれど、いないと攻撃のリズムが鈍化するんで、私は賛成派。守備は戻って顔出してくれればいいでしょうという感じ。

 トップは西澤が負傷。2トップという選択肢も有るには有るけれど、素直に西澤→柿本という形に収まりそう。ただ柿本には「西澤の代役」としてよりも、「これぞ柿本」というプレーをして欲しい。具体的に言うとポストプレーよりも(もちろんそれも大切だけれど)直接点に絡むプレーが見たい。もう少しで空振り、のパターンが続いているので。


 対する名古屋は前回の対戦時にいた玉田が抜けて、藤田が登場。1トップに杉本が入っているので、サイドに流れてボールを受け、2列目を待つか自力突破をするかなのだろうけれど、最近のセレッソは「スピード」、「飛び出し」にとかく弱いからなぁ。


 今は緊急事態なんで、正直結果よりも内容を見たい。もちろん勝ってくれればそれに越した事は無いけれど、「このパターンは結構使える」とか「この選手の調子が良くなってきた」とか「だれそれをここで使うと効果的」という収穫が有れば、高望みはしません。


 

4/11/2006

信頼。

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 会社に元同僚がやって来た。あまり長い時間一緒に仕事をしたわけではないけれど、歳が比較的近かったり、共通の話題があったりで、わりと気心の知れた「戦友」。

 だからというわけではないとは思うけれど、二人でやると仕事がわりとはかどる。というかストレスを感じない。

 私は彼の長所短所を知っているから、場面場面でミスしやすいところをカバーするし、彼も私の短所を知っているから、ミスしやすいところを確認してくれる。表層的な成果はあまり変らないのだけれど、そこに至るまでに消費するエネルギーが全然違う。二人とも御世辞にもいい仕事はしていないのだけれど、二人でやればとりあえず形にはなる。


 一仕事終えて、ふと随分昔の事を思い出した。磐田に1-9で負けたあの試合だ。あの時家内と私はまだ結婚していなくて、試合を観るのに長居スタジアムで現地集合という事にしていたのだけれど、家内が道に迷って前半が観れなかった。スタンドに着くとスコアは0-2。今と違って攻撃サッカー全開だった(というか守備をおざなりにしていた)セレッソだったので「これぐらい平気平気」と息巻いていたら、後半7点も叩き込まれてしまって、えらくへこんだ。

 あの試合で覚えているのが、選手同士の「不信感」。味方を信じず、とにかく無難にプレーしようとするあまりに、サッカー自体のスケールまで小さくなって、何度も緩慢な横パスをかっさらわれてた。磐田はセレッソの半分くらいの時間でゴール前までボールを運び、簡単にゴールを決めていった。


 「信じる」とか「感じる」っていうのは、実社会でもなかなか難しい。けれどサッカーは信じたり感じたりという作業を、それこそ刹那的に行わなければいけない。それは私が思っている以上に難しい話なんだろう。

 今のチームはミスが目立つけれど、その殆どが「不信」から来ているように思う。中盤が信じられないから、前線が下がってしまう。DFラインが信じられないから、不用意に飛び出してしまう。パスが出ると信じられないから、フリーランをしない。その積み重ねが、もうサポーターにまで感染してしまった。


 チームはまだいろいろとストレスを抱えているから、この凝り固まった「不信」を全て取り外すのは容易ではないだろう。だからとりあえず自分からもう一度「信じる」という事を始めようと思う。この先どんな艱難辛苦が有るか知れないけれど、とりあえず私はセレッソというチームを「信じる」。これが私なりの反攻。


 

4/10/2006

良妻。

 ジャンクSPORTS観ました。もちろん姐さんの御姿を拝見するためだったんですが、やっぱり姐さんはいい奥さんだなぁと、当たり前の感想しか出ませんね。仕事も頑張ってるけれど、ヤナギの事をしっかり支えてもらっているし、セレッソを愛してくれているのも嬉しい。その上美人って、それ以上何を望むやら。ウチのかみさんもたいした嫁さんだと思いますけれど(だって私の嫁なんて重労働をやってくれるんですから、神様ですよ)、姐さんはやっぱり良妻でした。

 ただ、何かね、本田の奥さんの天真爛漫というか、傍若無人というか、その塩梅があまりにもアレで、ちょっと酷いなと…。自分の愛する人の為に、もう少し頑張ってくれないかなと。嘉人好きの私ですから、今まであんまり良い印象が無い選手でしたけれど、アレはダメですよ。鹿島サポの方、気を悪くされたのなら謝りますが、ウチの姐さんがかっこよすぎてゴメンナサイという、そんな感想しかないです、ハイ。


 

4/09/2006

やって良いこと、悪いこと。

 昨日は凹みましたよ。多分他のセレサポさんも同じだと思います。私は下戸ですから不貞寝してました。

 こういう時は不協和音もよく響くもんで、スタジアムで監督に食って掛かった人がいたとか、とあるスポーツバーで荒れた人がいたとか聞こえてきますね。ウラ取ったわけではないんで、その真偽に関しては責任を持てませんけれど。

 こういう時はイライラして、腹が立って、そういう事をしてしまう。気持ちは判りますよ、電波系ですからね。ただそれを実行してしまうのは、いけない。


 サポが100人いたら、100通りの考えが有ると思います。こういう事をやってほしい、こういうところを変えてほしい、それが普通です。

 それを表現するのは大事です。でもその方法を間違えると、自分の思惑とは逆の方向に流れていく。それを忘れないようにしないとね。

 応援ボイコットであれ、新ユニットの立ち上げであれ、マナーやルールを遵守しての行為だから、継続できている(それが及ぼす影響はべつにして)。暴力は、何も生まない。セレサポはその点に関して素晴らしい存在だと思っているのですが。


 

試合見てません。

 仕事のおかけで試合は1分たりとも観ていません。その方が良かったのかもと考える事自体かなりネガティブな思考なんですが、1勝6敗という成績以上に、他チームとセレッソのしている「サッカーの質」の違いに苛立ちを感じています。


 よく一昨年と今年を比べられる人がいますが、今年の方が性質が悪いです。あの年は外人のハズレ具合も凄まじかったし、何より病巣がはっきりしていた。ポポルをチームから「摘出」して、ある程度実績の有る監督に任せれば、あとは日にち薬で何とかなった。なにより最下位にならない限り残留できた。

 今年は病巣がどこなのか、どこをどうすれば好転するのか、それがはっきり見えてこない。それが決定的で、絶望的な違い(以前「ここを代えれば…」という記事を書いたのだけれど、そこを変えても形が見えてきませんでした)


 監督を代える。キャプテンを代える、フロントを、外国人を…。いろいろと話は出ていますけれど、日程から考えるとそういうドラスティックな変化が出来るタイミングはかなり限られてきます。

 一番無難なのはW杯での中断期間に突入する5月22日。これなら新しいチーム編成を試す時間が十分とれる。

 次はリーグ戦が中断する5月8日以降。時間は無いですが、カップ戦を捨てて新編成を試し、方向性を定めてから中断期間を使ってそれを熟成させる事が出来る。

 そして最後は、今。これからリーグ戦は福岡、広島、京都と下位チーム同士の直接対決が続きます。ここで結果が出なければ、序盤とはいえかなり厳しい状態になりますから。


 もちろんこういう方法は劇薬を飲むようなもの、間違えればチームはバラバラになります。しかし、今のセレッソには、何か強烈なインパクトの有る変化が必要だという事もご理解いただけるのではと思っています。

 この時期にもう外野の方が騒々しくなって来ているのは寂しい限りですが、もう覚悟しておいた方がいいかも知れません。痛みを伴うものであったとしても、それがもう一度あのセレッソに戻る為に必要なものであるのならば、私は我慢しようと思っています。

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4/08/2006

千葉戦前予想。

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 いまいち調子の上がらない千葉。そしてその上をいく「絶」不調セレッソ。両チームとも「全員攻撃、全員守備」のチームで、今年守備に不安が有る点が共通している。後半に息切れするのも似ている。

 セレッソはピンゴが外れて山田が入る線が有力らしいし、ジェフはハース、クルプニコビッチが帰って来る様子。新しい血を入れてこの一戦を反攻の転機にしようと考えているのも、多分同じ。本当にどこまでも似たチーム。


 ジェフは攻め駒が揃ってきたのが不気味ではある。ただハース、巻はどちらかというと正統派のFWなので前田、柳本は組し易いはず。ジェフの中心は中盤なのであまり気休めにはならないけれど。


 セレッソに関して言えば山田。野性的なタテの突破が上手く作用し、存在感を示せれば、西澤がボランチくらいまで下がる時間も、ブルーノが無茶なオーバーラップをするリスクも、下村のストレスも、そして多分失点も、確実に減る。


 勝敗のカギは後半。どちらが先に息切れしてしまうのか。させられるのか。足が止まった方が負けの、タフなゲームになるだろう。


 

4/07/2006

「わたしはカモメ」。

 相変らずヒマが有ったらGoogle Earthで遊んでおります。子供の頃からちまちまと地図を見るのが好きだったので、飽きないんですよ。

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 自分が行ったことのある場所を見るのも楽しいし、知らない場所をぶらぶらするのもいい。違う国に行きたいな、って思ったらその国の名前を書いて「Enter」を押すだけ。太平洋を横切るのも、北極から南極に行くのも、ものの数秒。便利です。

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もちろん長居スタジアムもこのとおり。



 今の遊び方は「スタジアム探し」。アメリカ国内だと「スポーツ施設」をマークすればすぐに判るんですが、他の地域のスタジアムはマークされません。デカイスタジアムでも地球規模で考えれば「点」レベルなんで、なかなか見つからない。でも、それが楽しい。

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アリアンツ・アレナはまだ工事中でした



 目的のスタジアムにたどり着けたら、次はその周りを「散策」。フェンウェイ・パークの「グリーンモンスター」の裏はすぐ道路、危なっかしいな。デッレ・アルピの周りにはホントに何もない。


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やっと見つけたハイバリー(多分)



 イングランドのスタジアムとスコットランドのスタジアムでも傾向が違う。ロンドンのスタジアムはどれも住宅街の隙間にひっそりと隠れているのに、グラスゴーのスタジアムときたらでかくて芝生のたんまりある広場の、そのまたど真ん中にドカッと建っている。

 日本とアメリカ程離れていると、もうまるで別物。長居でも「広々としているな」と感じるのに、アメリカのスタジアムの周りには長居の何倍もの広さの駐車場が用意されている。端に車を停めたらスタジアムまで10分くらいかかりそう…。

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「こんなの」がゴロゴロあるアメリカって凄い。



 こういうのが私の子供の頃に有ったら、地理が好きな子供がもっと増えただろうにな。と思うお父さんでした。さて、次はどこに行こうかな。


 

日本ハムが危機と聞いて。


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 衝動買いしてしまったバカな私よ。勿論おいしく頂きますよ~。

4/06/2006

「教える」って難しいよ。


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 某画像掲示板ではおなじみのキャラクターらしいんですが、私の周りで似ていると評判です。こんな顔してますか?リアル西中島知ってる人のコメント希望。


 それはさておき本題です。今日の私は本当に↑な顔していました。というのも、昨日から新人さんが職場に来ておりまして、私も仕事を教えてもらう立場から教える立場になったんです。

 んで、早速今日は私のテリトリーの仕事を教えていたのですが、これが難しいのなんの。

 まず教える相手がどんな性格なのか、どうしたら仕事を効率良く覚えてもらえるのかを見極めないといけない。一方的にガツガツと詰め込んでも混乱するだけだし…。普通の人同士でも大変なんでしょうが、なにせ教えるほうが私ですから、余計に難しい(w 混乱しているのが判ってこちらもあたふたしてしまって、泥沼でした。


 日頃コバさん采配に難癖つけていますが、二人に一つの事を教えるだけであれだけ疲れるのだから、30人以上の大所帯の端々にまで目を配らせるというのは中々タフな仕事ですよ。まあ、それが監督の仕事と言ってしまえばそうなんですけれど…。


 

4/04/2006

望み。

 ある方から「こんな事件があったんですが、どう思われますか」という話をふられました。多分その方は前々から私が何を書いていたかを知っていて、この件も記事になるのではと思われたんだと思っています。

 でも当事者ではないし、私がどうこうしたところで何が動くでもない話なんで、今回はパスします。


 以前から私宛にいろいろ「挑発か?」という行動をしたり、利用しようとしたりしている人が増えたような気がしているのは肥大妄想なんでしょうか。なんか2日に1回くらい2ちゃんに名前が載るんですが(w


 始めてコメントとかメールをしよう!と思われた際は是非ここを読んでください。随分と以前のエントリーなんですが、基本的なスタンスは変わっていません。

 その上で「それでも書く!」という意思を引き止める事はございません。ここを触媒にして何か実り有る行動がなされる事は、寧ろ喜ばしい事ですし。


 ウチには6歳の娘がいます。この娘が大きくなった時、他サポ同士であっても争い事なく、笑顔で語り合えるJリーグである事が、私の望みです。私を「利用」される際は、この事を念頭に入れておかれる事をお奨めします。


 

4/02/2006

失点が多い理由。

 今年は特に失点が多い。リーグ戦だけならここまで3、6、3、3、1、3と6試合中5試合で3失点以上、勿論全て敗戦している。去年3失点以上は34試合中6試合しかなかった事を考えると異常。何故ここまで失点を重ねるのか。

 原因はDF-MF-FWの連携の不味さ、攻撃力の欠如、この二点じゃないだろうかと思っている。

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2005ver.



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2006ver.



 システムが同じなので去年との比較がしやすいのだけれど、去年はこの3ラインがコンパクトな上に均一に位置取りをしていた。FWのラインからプレッシングをかけ、MFの位置で攻め手を限定させ、DFが確実に奪うという流れがごく自然に出来ていた。

 今年の場合はというと、去年より中盤でのプレッシングが弱いので、どうしてもDFラインにかかる負担が大きい。それをカバーしようと中盤も戻ると、今度は2つのラインが重なってしまって組織的な守備が出来なくなってしまう。



 攻撃力の欠如については異論が有る人も多いと思うけれど、私は確実に有ると考えている。一つのものさしになるのはブルーノのオーバーラップ。去年の終盤より目だって増えていないだろうか?


 去年、DF←→MF、MF←→FWとリンクする攻め手は、大まかに言って5つ有った。

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ブルーノのパスカットからのドリブル

古橋とゼ・カルロスのパス交換

森島寛と久藤のパス交換

ファビーニョのオーバーラップ

西澤へのクサビ


 特にファビーニョの、「タテのパスカットからの速攻」はセレッソのキールだった。

 今年は西澤が下がるケースが増え、効果的な攻めがゼ・カルロスや酒本の単独突破しかなくなっている。去年は形になっていた古橋-ゼ・カルロスのラインも古橋の不調であまり機能していない。そこで手詰まりになるからブルーノが「上がらなくてはいけない」状態になってしまうのだ。これはファビーニョがフィットせずブルーノが盛んに攻め上がっていた去年序盤とよく似たシチュエーション。

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 これらをどうやって解決すればいいのか。中盤で「タテの守備」が出来る選手を入れるのが最も即効性が有る策だと思う。そうすればブルーノの上がりと西澤の下がりが無くなり、バランスが整う、そしておのずと失点が減る。攻撃に関してまでファビーニョレベルを求めなくても、失点が減るだけで負けが引き分けになり、引き分けが勝ちになる「小林サッカー」の形に戻る事が出来るはず。

 もし「人を代える」事が出来ないなら「形を代える」しかないが、それが出来るだけの時間は残っているのか疑問だ。