6/08/2008

藤田社長は名社長なのか?

 このニュースを知った時我が耳を疑ったのだけれど…。

スポニチアネックス

J2C大阪指揮官、13連勝すれば特別ボーナス支給

 J2・C大阪のレヴィー・クルピ監督(55)が4日、6月の残り試合を全勝し連勝を13に伸ばせば特別ボーナスを支給することを明かした。指揮官自身が掛け合い、クラブも了承。クラブ記録の8連勝をかけて水戸戦(8日、長居)に臨む選手たちも、さらにモチベーションを上げて厳しい連戦へ向かう。(後略)


 このボーナスというのがなんと総額500万(+ブラジル料理)というセレッソにとっては多額のもの。13連勝はあまりに非現実的と思うけれど、これだけのものをぶら下げられれば「やってやろう」という気になる、はず。少なくとも私が選手やスタッフならなるね。

 これのミソはこのボーナスに預かれるのが選手だけではないこと。スタッフ全員も対象となればチーム全体が活気付く。以前から「選手、フロント、サポーターが一体にならなければ」とほざいていたけれど、このボーナスはお互いの距離を詰められるものだとおもう。それも計算のうちなんだろう。


 このニュースでキモになる部分はもう一つある。

「6月を全勝して13連勝したら、ブラジル料理と特別ボーナスをあげるつもりだ。すでに社長からもOKをもらっているよ」


 というレヴィークルピのコメント。この「臨時ボーナス案」は藤田社長もゴーサインを出しているのだ。

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 運営に関しては宮本事業部部長のカラーが前に出ていて、社長が何をしているのか正直判りにくかった。でもこれで「しっかり結果を残せばちゃんとフィーをくれる」というのがはっきり判った。いやぁセレッソ、随分変わった!勿論いい方向にね。

 後はサポーターが声を出すだけ、サポートするだけ。スタに足を運んで、一所懸命に応援しましょうぜ。派閥とかこの際無しでしょ。

6/05/2008

徹夜明け。

 おはよーございます。西中島です。寝てません。作り物をしていました。でも眠くないのねあまり。ということで朝めし買いにコンビニ行ってきました。食事というなら他にも24時間営業で普通のチェーン店とかありますが、コンビニで買い物して、ブラブラして、そういうのも込みで朝のイベントなので、やっぱりコンピニです。

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 この季節になっても朝の空気はキンと冷えていて、空は立派に朝焼けで、いいですね、早朝は。写真も色温度をゲシゲシと下げて、青が映えるように撮る。人のいない街を撮って有名になられた写真家の方がいるそうですが、誰もいない街というのは、なるほど異質な感じがして、でもそれが悪い感じではなくて、良いですね。


 さてさて、最近更新もおぼつかんのですが、それには理由がありまして、ただ気分がのらんと、それだけ。それはすまんと。

 香川がW杯予選に出た時も書こうかなと思ったんですが、書けずでした。ジャパンブルーのシンジもいいんですが、やっぱりピンクのユニで、誰の束縛も受けず、縦横無尽にひた走り、柿谷と阿吽の呼吸で相手を切り崩している姿が一番好きなもんで。

 勿論代表として国を背負って戦っている19歳の戦士に対して、特別な気持ちがわかない筈は無い。でもそれはよく知る身近な存在が出征して、戦っているのを見ているような感じで、早く帰ってきて、またいつものシンジに戻ってくれよと、どうしても思ってしまうんですね。いかんいかん。


 もう一つ書こうかなと思った時は、あれです、2ちゃんの応援論議。

601 :U-名無しさん :2008/06/01(日) 09:58:53 ID:RXjLLKDt0
ホーム寄りSBで、ずっと立ったまま声出してる連中は、どやのん?
多くの人に、一緒に声を合わせてやっていきたいとは思わないの?

彼らは、A席でやったほうが、人集められるんじゃないの?
A席でROUに嫌気が差してるけど、声を出して応援したい人を取り込めないのか?

603 :U-名無しさん :2008/06/01(日) 10:16:11 ID:zF+AxpKkO
>>601
あれは「SB席を盛り上げる」趣旨であの場所でやってる
んだと思うから、彼らにそう言うのはお門違いじゃ。
自分は部外者だが、SB座っててもコールに合わせて声出したり
しやすくなるから、長居の広さとSBの人の多さを考えたら、
あれはあれで雰囲気作るのに有効に働いてると感じてるよ

609 :U-名無しさん :2008/06/01(日) 11:57:54 ID:444ZCeuD0
前にSBのあのグループのところに座ったけど
ゴール裏とは違うコール多くて、そういうリードしたいならゴール裏行けよとは思った。
それにものすごく音痴であんなもんでSB盛り上げれるかと思ったよ。
今は知らんけどな。

612 :U-名無しさん :2008/06/01(日) 13:13:38 ID:ss/G1ZFa0
SB shoutな。

>>601>>603>>609
SBを盛り上げるよりゴール裏をなんとかするのが先なのにあいつら順番違うよな。
上から目線で高見の見物決め込んでるみたいで違和感感じる。
西中島答えてくれ、ここ見てるんだろ?


 うーん、徹夜明けの曇った頭で応えてしまってすまないけれど、SB Shout!のメンバーが集まったのに、特に高尚な題目とか練りに練られたフィロソフィーはないのな。原始的というか、何というか、SBも盛り上がったらいいよね、スタの半分から(ゴール裏からSBまで)声が出てれば選手頑張るよね、くらいだと。私は今一番目立ってるんであれだけれど、そもそも私は組織した人では無いので根底を話せない(理解していない)のな。重ねてスマン。

 ゴール裏に関しては関係はあるけれど連携はあまりしていない。たまにゴール裏と違うコールしてるのを耳にした人もいるだろうけれどゴール裏が「セレッソ大阪」コールしていても、頑張った選手、痛んで我慢している選手には出来るだけ個別に選手のコールをするようにしている。コールの大きさだけを追求すれば阪神の応援団みたいにリーダー、サブリーダー数名がスタンドを等間隔に仕切って全く同じコールが出るようにするって方法がベストなんだろうけれど、それってセレサポ全員、若しくは少なくとも過半数の人間が望んでいる姿なのかってのが問題かな。わたしゃ好かんよ。


 まあ、最近はこんな感じです。ついでに近況を。

 日曜日のことなんですが、娘であるところのたろも様がちゃおスタイルに行きたいと言い出しました。なんじゃそれというと、少女マンガ雑誌にちゃおというのがあって、それに登場するキャラやらのアイテムが売っているお店だと。心斎橋にあるのでついて来いというわけです。まあ梅雨前で天気も良かったので行ってまいりましたよ。

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 少女マンガでもこれだけのショップが開けるのだなと、素直に驚きました。女の子が好きそうな、いい所をキッチリ突いているアイテムが揃っていて、財布の中身を心配したものです。たろももそこらへんが判りだしている年頃だったので、あんまりいろいろは買いませんでした。どっちが大人なんだか…。

 ショップというと二度の浸水被害(一度ならずも二度までもありえないよな)にもめげず復興に励んでおりました蹴球堂様がパワーアップして帰ってまいりました!

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 こちらもつい欲しくなるアイテムがたくさんありまして、またしても財布が…。PV用のモニターもでかくなっていますんで、長居にお越しの際には是非。


 あー、腐った頭でいろいろ考えるから変な文章になったな。まあいいや。ポチッとな。

6/01/2008

J2第17節 C大阪2VS0愛媛 カレカありがとう、おめでとう。

前半10分 古橋 達弥(C大阪)
後半29分 カレカ(C大阪)


 子供を授かった時の気持ちというのは、それは特別なのもので、他に比べるものが無い。その喜びを仲間が祝い、自らも祝砲を放った。母国を離れ地球の裏側でサッカーを続けるのは想像を絶する辛さだろうが、今日は心休まる一日になったろう。

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 先発に異変があった。香川はフル代表に、柿谷はU-19に召集された、ここまでは計算のうち。ところが尾亦までもウォームアップ中に左膝に違和感を感じ出場が不可能に。急遽丹羽が出場し、リザーブには山下が入った。

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 システムとしてはベースは4-3-3、後輩香川の留守を預かる濱田は守備時にはウイングのように開き、攻撃時はトップ下の位置に移動、古橋、小松とトライアングルを形成する。

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 試合の入り方は無難だったと思う。香川が抜け落ち込みが予想された中盤の運動量は、ジェルマーノやアレーが少し上がり目になる事で補った。ボールポゼッションも高く、合格点の出来。


 先制点はこの流れの中で生まれた。小松が上手くラインの裏を突き、キーパー多田と1対1。決めきれなかったもののボールはこぼれて再び小松、流したところに古橋。

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 古橋はスタメン復帰の2試合で3得点、完全に試合勘を取り戻したようだ。ゴール後のパフォーマンスはカレカに、そして生まれてくるジュニアに向けたゆりかごダンス。実直な古橋には珍しいシーンだ。


 前半の得点シーンはこれだけだったが、双方にあわやという場面があった。愛媛はスピードあるFWが徹底して走り回り、ディフェンスラインが手を焼く。対するセレッソも古橋がフリーキックを直接狙ったり、濱田が珍しいエゴイスティックな突破を図ったり。再三再四チャンスを得るが今日の多田は当っていた。

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 後半はほぼレヴィークルピが描いていたプラン通りだったのではないだろうか。多少のアクシデントはあったものの、イニシアチブは終始セレッソだった。羽田が宮原のケアをすることで少しずつその存在感を消していったのが印象的だ。

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 アクシデントというのは小松の負傷(?)接触でどこかを痛めてしまい、途中でベンチに戻った。代わって入ったのはカレカ、そのままトップに。また途中でカードを貰っていたアレーも下げ、酒本を右サイドに、ボランチをジェルマーノ、羽田で組んだ4-4-2のスタイル。

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 正直に言って、この時、このスタイルで点をとるのは厳しいだろうと感じていた。カレカではポストプレーが出来ずボールが落ち着かない、ハイボールの競り合いでは必ずボール2個分くらいずれるのだ。

 ただし今回はカレカが活躍するシチュエーションが用意されていた。リードを許していた愛媛は前に出る必要があり、後ろにスペースがあった。また酒本、古橋とタテへの推進力を持ったプレーヤーが揃っており、マークが若干緩んでいた。結果としてカレカが一番得意としている足元にボールを納めてのプレーを仕掛ける機会が増えていた。得点機でも古橋、羽田が波状攻撃をかける中、カレカに対するマークはずれている。それでもそのチャンスを逃さないところは素晴らしい。ゴールを求められているポジションの人間がゴールを奪ったのだから、それは手放しで喜ばれるべきものだ。今DVDで試合を観なおしているが、一目散にベンチに駆け込むカレカの姿が印象的だ。


 こうして5月は負け無し、当座のライバルとなる横浜FC、湘南、仙台との差を引き離し、試合の無かった広島との勝ち点差を1に縮めた。試合のクオリティは決して高いとは言えなかったが、ベストメンバーを組めずとも確実に勝てるチームに文句は無い。この流れを少しでも長く持続させたい。

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