1/24/2008

その愚かさこそが何よりの宝物。

 書いてしまうと冗談っぽくなるが、職場はわりと激務な方らしい。年に一度くらい出勤すると徹夜明けの同僚がいすに座ったまま寝ていたりする。私はわりとサックリと帰ってしまう愛社精神希薄な社員なのだが、それでも家族と一緒に食事をするのは稀だ。今日はその稀な日だった。

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 やっぱり家族はいい。娘は少しずつ男親を煩わしく感じるようになってきたようだけれど、それでも楽しい。そういう変化が感じられるのがまた嬉しいのだ。寝顔だけでは寂しいものな。ご飯を食べながら、仕事での出来事、学校であった話、隣近所の様子をのんべんだらりとしゃべったり聞き入ったりする。それだけで一日が随分と豊かになるものだ。

 私は決して何かに秀でた人間ではないし、魅力的な存在でもないから、こんなに素晴らしい家族ができるなんて思っていなかった。ずっと1人で、寂しく、静かに暮らすのだと思っていた。その分、こういう時間は格別だ。多分こんな日はこれからも少ないだろうから、大切に大切に過ごしたい。

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