2/17/2015

これからスタジアムにカメラを持っていくあなたに。(レンズ選び編) #diary #photo

カメラ選び編からずいぶん時間が経ってしまった、開幕までにまとめておこう。


さて、カメラを決めれば次はレンズだが、これがカメラ以上に難しい。なぜって人によって撮りたいものが違うからだ。仲間と撮るセルフポートレートがよいという人もいるし、選手を撮りたいという人もいる、スタンドの応援を動画で撮る人も少なからず増えた。なので「友達を撮るレンズ」「選手を撮るレンズ」「スタンドを撮るレンズ」に分けて紹介する。


それから紹介の前に、大前提としてレンズは全てズームレンズとした。単焦点(画角が決まっているレンズ)は人の往来が多いスタジアム内外ではいろいろと不便だからだ。カメラを持って散歩、とかなら単焦点のほうがずっと魅力的だと知ってはいるが、試合日の混雑を考えればズームの方が機動力がある。

友達を撮るレンズ


これは一番簡単だ。いわゆる「標準レンズ」と呼ばれるものを買ってくればいい。「レンズキット」と呼ばれるカメラとレンズがセットになっているものにはたいてい標準レンズがついてくるから、安価に済ませることもできる。



もうワンランク上の写真を撮るなら、2.8通し(レンズのf値と呼ばれる部分がf2.8のもの)を選ぶといい。フルサイズでなければシグマの17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSMをおすすめする。コンパクトで暗いところでも撮りやすい。安価ではあるが性能は確か、ニコン用、キャノン用がある。

選手を撮るレンズ



これは望遠レンズと呼ばれるものを用意する必要がある。入門者ならばタムロンのSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005)がおすすめだ。タムロンのレンズは手ぶれ補正がしっかりしているので、夜の試合でもブレが少ない。もちろんアップを撮るなら400mmとか500mmなんていうレンズもあるが、予算が一気に三倍くらいになる。それなら席種をピッチに近いものにした方がコスパがよく、写真としてもいいものが撮れる。

スタンドを撮るレンズ



これは広角レンズという風景などを撮るためのレンズがいい。ただ広角レンズは入門用のものでも高価なのでそれなりに覚悟してほしい。トキナーのAT-X 12-28 PRO DX 12-28mm F4はフルサイズでないなら最良の選択かもしれない。それがダメならシグマの12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMもある。

最後にひとつ。最近では広角から望遠までこれ一本で撮れるというレンズが増えてきた。 例えばタムロンの16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO (Model B016)があれば、全てのシーンをこれひとつで済ませてしまえる。


ただ、俺個人としてはあまり好きなタイプのレンズではない。理由は2つあって、ひとつは全ての画角で写りがそこそこになってしまうこと(やはり望遠は望遠、広角は広角専用のほうが写りはいい)もうひとつはたいてい暗いレンズなので、ナイトゲームや暗いスタンド、コンコースでは使いにくい可能性が高いからだ。昼間の試合だけならアリかもしれないが、それならいっそ昼も夜も使える何本かのレンズを持っていたほうが経済的だ。

ここまで上げたレンズはどれも価格が3万から6万程度と、レンズとしては比較的安いものだ(レンズ一つでうん十万、うん百万というのもある)これを使い込んでみて、自分が撮りたいものをよりハッキリ自覚していけば、レンズの選択ミスも減る。そこからより高価で写りがいいレンズを探していくのが賢い選択だ。


では、よいカメラライフを。開幕までに時間があれば、スタンドでの撮り方も書いてみよう。

1 件のコメント :

  1. 余り大きいレンズをスタンドで使うと周囲に迷惑をかける可能性があるのでその点も追記してください。
    16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO  なんて隣の席で使われたら確実に目障りです。
    それから相変わらずサポーターの方々の顔にモザイクをかけてらっしゃらないですね。
    法律の問題でなく常識の問題です。

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