■二つにわかれた意見。
長々と引きずってしまうが、今日も代表に関する話題。
シリア戦の敗戦を受けて、引き続きいろんな方が「分析」を行なっているが、立ち位置によっておよそ意見が二つに別れる。
代表をメインに追いかけている人は
「U-23代表に対する協会のバックアップが足りない。もっといい選手をむりやりにでも連れてこい」
と言い。
クラブをメインに追いかけている人は
「今の代表に選手を送ってもマイナスにしかならない、今の協会に選手は預けられない」
と憤懣を隠さない。
俺がサッカーを意識しだした10代の頃はアメリカW杯に出るのが至上命題で、代表が第一、クラブはいい選手を育て、いい状態で代表に送るのが使命、という風潮だった。
しかしJリーグ設立から20年が経ち、我が町のクラブを愛するという文化が根付くにつれ、クラブの宝である選手を代表で酷使されたくないという考えが、サポーターの中で一定のコンセンサスを得るようになった。
代表を強化させるために発足したJリーグが、代表の強化の妨げになっている。皮肉な話だ。
■クラブにはクラブの、サポーターにはサポーターの言い分がある。
ただし、彼らはエゴを丸出しにして「代表に選手を送るな」と言っているのではない。クラブが選手のコンデイションによって選出されるのを嫌がるにもわけがある。
周知の通り、Jリーグには降格、昇格がある。優勝争い、ACL出場圏争い、賞金圏争いも大きいが、降格や、昇格争いに敗れることで起こるクラブに対するダメージは計り知れない。
こうしたゾーンにいるクラブは、大抵それほど資金力があるところではない。プロビンチャと呼ばれるような、育成によるチーム強化をもっぱらとし、成長した選手の移籍金などで運営資金をまかなっているクラブがほとんどだ。
こうしたクラブが降格すれば、育てていた主力選手は二束三文でチームを去り、スポンサーは減少、グッズや入場料収入もガタ落ちし、経営が立ち行かなくなる。
それを考えれば選手を代表にとられるのがどれだけのリスクなのかもご理解いただけると思う。U-23代表の選手の多くは、こうしたクラブの主力メンバーと重なってしまう。それも事態を難しくしている。
■神経を逆なでする協会の言動。
我がセレッソではこの遠征で主力の清武が全治6週間の負傷。扇原貴宏も帰国後左膝の検査のため一時帰阪している。二人ともクラブにとって欠かせない選手で、痛いどころの話ではない。
それを「清武は4週間くらいで(コンデイションを)戻せるかもしれない、代表には欠かせないから復帰後はすぐに招集したい」などと平気で発言できる協会には不信感しか無い。
■協会とクラブはもう一度意思確認を。
確かに代表が結果を残さなければ、リーグの人気にも陰りが出る。ましてW杯やオリンピックのような大きな大会の出場権を逃せば、協会もまた窮地に立たされる。それは理解できる。
だからと言って、協会を支えているクラブやクラブのサポーターの意思をないがしろにしていいという理屈は成り立たない。それほどオリンピックに出たいのであれば、Jリーグの日程をずらすなど、最大限の誠意を示してほしい。
協会が大津や香川が招集拒否された理由をもう一度吟味し、クラブとの関係を再考しなければ、代表もクラブも共倒れになってしまう。オリンピック予選敗退、リーグ観客数減少という最悪の事態を避けるためには、協会の譲歩が必要だ。
シンジと大津は事情が違いかと
返信削除国内組はお上には逆らうこと出来ないですよね(´・ω・`)
こんにちは
返信削除代表強化という錦の御旗を揚げて発足したJとはいえ
今やここまでのコンテンツや地域のものになっている現状を考えれば
協会はもう少し誠意を持ってクラブと対応にあたってほしいです
というか選手をもう少し大事に思ってよ…と思わざるを得ません
オリンピックのサッカーを大事な大会と考えてるなら、Jリーグもリーグ日程自体考えるべきかと思う。
返信削除なんだかんだ言っても、代表に選手を送ることはクラブにとってステータスがつき、今のとこJクラブは商売に結びつけるのは下手だが、付加価値と選手にはJリーグでは得られぬ経験もつめる。
協会もクラブが出して当然と思うのは間違っているが、予選の日程がわかってるならそれに応じたリーグ日程を考える余地はあるだろう。
Jリーグは代表戦をメディアが取り上げることで得られるメリットを、ナデシコで目の辺りにしているはずだし、協会は選手の供給をクラブに依存してるだけに、クラブへの配慮を欠かさないこと。
お互いがwin-winになって、本番でよい結果が出れば、ナデシコリーグのようにクラブや選手へ還元されるものも多く、正のスパイラルが生まれると思う。
Jリーグやクラブも休日に試合入れたいとか日程面の都合はあるだろうが、本当に知恵をしぼって仕事してるんだろうか?
まだ、やれることがある余地はあると思うし、その中で選手は選ばれたとこがゴールじゃなく、本大会でよい結果を残さなければ、結局何も得られないという覚悟で臨んでほしい。