2/13/2016

セレッソが練習試合とはいえ福岡に無双していて、なぜそれが去年出来なかったんだと歯ぎしりしている件。 #cerezo #photo #diary #セレッソ #セレッソ大阪



今日がもし2015年12月6日で、舞台がヤンマースタジアム長居だったなら、もっと気楽なオフシーズンを過ごせたのにな。と、言っても仕方がないけれど。

アビスパとのトレーニングマッチ、1本目(45分×2本)は4-1(オウンゴール、ソウザ×2、玉田)、その時のメンバーはこちら。


2本目(45分×2本)は両軍控えメンバーに入れ替えて0-2で敗戦。スタメンは

キーパー
武田博行
ディフェンダー(右から)
酒本憲幸、田中裕介、木本恭生、椋原健太
ミッドフィルダー(右から)
関口訓充、橋本英郎、扇原貴宏、丸岡満
フォワード
田代有三、澤上竜二

だったようだ。


アビスパは井原監督自身、あまりスタートに重きを置いていないようだ。去年も開幕三連敗しながらもチームの形を作っていった。今年も今の時期フィジカルをトップに持っていってないみたいで、それもスコアに影響したと思う。


それでもこの点差は喜んでいい。ブラジル人選手を固めて、玉田圭司と柿谷曜一朗というクラッキ同士も近いポジションに置いて、意図を感じる用兵だしね。


問題は守備面で、ここの課題はやっぱり解決まで長引きそうだ。センターバックのコマ不足、攻撃陣の組み合わせ次第で前からの守備に出来不出来が出やすいところなんかは、キャンプでも解消しきれないものかも知れない。

二列目に元来フォワードである柿谷、ブルーノ・メネゲウ、杉本健勇なんかが入る可能性が高くて、それも守備意識の低下を呼ぶ可能性がある。


その中で、ボランチの山村和也がいいパフォーマンスを続け、どうやらスタメン争いで頭一つ抜けたことは大きな意味がある。ここが安定すればセンターバックの不安定さをカバーできる。

ヒドいカウンターを受けることが無くなれば、山下達也、茂庭照幸、中澤聡太、藤本康太ら主力センターバックの「弾き返す力」だけが引き出されて、いいように転ぶはずだ。


ベンチメンバー争いでは田中が一歩リードしているかも。センターバックのコマ不足があるのでディフェンスならどこでもできるという田中のユーティリティ性(ちょっと前だとポリバレントなんて言ってたけど)が活きてくる。すると中盤で関口、橋本、扇原、杉本が、トップでは田代が使える、豪華すぎるメンバーだけど、長丁場を勝ち抜くならこれくらいした方がいい。


後は……大熊清監督のウデ次第。守備では「自分のゾーンにいる相手に負けるな」という非常ににアバウトな指示が飛んでいたというウワサ。個々で「どうやって勝つのか」という理屈まで落とし込まないと選手も分からないはず。

2014年、大熊裕司監督時代に舞洲に行った時、紅白戦でマークがズレる時があった。ピッと笛が吹かれてプレーが止まり、指示が飛んでいたんだけど、最後に「いいか自分で考えろ。」と結ばれて、あれでいいのかと戸惑ったことがある。


大熊裕司さんはユース、育成年代で長く指導をしていた人なんで、若い選手の自主性を引き出すスキルやノウハウはあったんだろう。けれど、トップではそういう自分で自分を修正できる選手達が丁々発止した上で、それでもパニックが起こっている。だから、マークがズレたとか守備が混乱しているという時は「これはこう、あれはあれ」と具体的に指し示す必要があった。


昔話を蒸し返すのは老人の悪い考え方なんだけど、2014年はディエゴ・フォルランというビッグネーム、そして代表クラスの長谷川アーリアジャスール、柿谷、山口蛍、扇原、南野拓実、杉本という才能をかき集めながら、監督の力量不足がたたってどん底をはいずり回った。

フォルランを活かせない選手の力不足という人もいるけれど、なら監督から活かせる方法が指導されてもいいはずだ。去年もパウロ・アウトゥオリの迷走でフォルラン、カカウ、玉田、関口、パブロと名も実もある選手を活かせなかった。2014年も2015年も選手はいるけど、監督が……という共通項があった。今年はそんなことはないようにしたいな。


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