2/08/2016

紅白戦から見える今年の戦い方と、期待している選手をピックアップしてみた。 #photo #diary #cerezo #セレッソ

サポコンに行ってきた。

けど、画像をはっても叩きたい人が叩いてくるだけなんで友達だけに送っといた。友達少ないからすぐに終わったぜ。


それよりも、その日の午前に舞洲でやっていた紅白戦の方が俄然面白かった。あれだけ攻撃的なメンツを揃えて、どういう組み合わせをするのか、どういう戦い方をするのかが見てみたかったからね。今日は紅白戦の感想と、注目の選手を何人か取り上げようと思う。


FW 玉田圭司と柿谷曜一朗の安定感


システムは4-4-2で、大熊清監督が去年やってたシステムと大差ない。ただ、攻撃の仕方が変わっていて。数パターン試された2トップの並びは、どちらかと言うとタテの関係に近かった。


その中で最も期待感が持てたのは玉田圭司と柿谷曜一朗の組み合わせだった。二人とも足元で受けるスキルがあるし、パス交換のリズムも小気味いい。玉田がパス出しもできるプレーヤーで、曜一朗がそれに反応できるプレーヤーで、だからこの二人で相手をかき回す場面はなかなか見応えがあった。


心配なのはそれ以外の組み合わせだった。一貫していたのは柿谷の相方をどうするの?ということだっんだけど、リカルドと組んだ時は曜一朗が一列下がった4-4-1-1になり、点取り屋がゴールから遠くなる、他の組み合わせでも一長一短。

また全体を通して気になったのは曜一朗が裏に抜けだそうという動き出しを何度繰り返しても、そのタイミングでパス出しができる選手がいなかったということ。例えば、2013年のファビオ・シンプリシオのような、気の利くパサーがいないのだ。その辺りはソウザに期待したり、丸橋祐介や扇原貴宏、酒本憲幸といったボールを運べるプレーヤーのレベルアップが必要になると思う。


MF 両サイドは組み合わせ次第でバリエーションが増える。ボランチは意外に安定するかも


FWのファーストチョイスが玉田と曜一朗だとすると、高さという要素が足りなくなる。その辺りは危惧していたようで、攻撃的なMFに杉本健勇を入れるシステムも長く時間を割いていた。


健勇はストライカーとして期待されているけれど、個人的には前線でのボール供給役だと考えている。サイドやトップの深い位置でボールを受け取り、味方の攻撃をサポートするプレーは彼にしかできない。運動量と守備意識がキチンとつけば、サイドハーフもアリだと思う。

もちろんオーソドックスな組み合わせもあって、去年活躍した関口訓充は今までどおりのキレがあったし、新加入のブルーノ・メネゲル、清原翔平は馬力のあるところを見せてくれた。ブルーノに関してはパス出しのテンポがもう少し早くなれば面白いと思う。丸岡満の成長を信じて根気よく使うのも大切。うーん、このメンツで二人しかピッチに立てないのはもったいないな……。


ボランチは……。当面はソウザの相方探しということになる。ソウザは運動量がバリバリあるタイプというより、決められたテリトリーに入った相手をバンバン弾き返すタイプ。茂庭照幸の言う通りアマラウタイプのボランチで、それにパスワークとシュート力が加わった感じだ。

去年いた山口蛍が運動量と献身性を持ち味にしていたから、タイプはまるで違う。ということは相方も変わる可能性がある。山口蛍の場合は橋本英郎との親和性が高かったが、ソウザの相方はもう少し動けるプレーヤーの方がいい。


その中で際立っていたのは山村和也だった。体格がある分競り合いに強く、キープ力があるのでボールが落ち着く。山村とソウザで相手の流れを止め、そこからパス出しをしていくのが今の時点でのベストチョイスだと考える。あくまで主観だけどね。


DF SBは充実も、CBは人材難


DFが今年一番苦労するポイントじゃないだろうか。サイドバックは丸橋、酒本、田中裕介、椋原健太、松田陸など力のあるプレーヤーがたくさんいる。特に田中、椋原、松田は両サイドともにこなせるのでバックアップとしても重宝するだろう。


けれど、CBは山下達也の相方探しから始める必要がある。茂庭照幸、中澤聡太、ケガ明けの藤本康太らが候補になるが、去年いた染谷悠太のように一番後ろからゲームメイクできるだけの器用さは誰も持っていない。ボランチにかかる負担はかなり大きくなるだろう。扇原がボランチとしていいプレーをできれば、山村をこっちに持ってくるオプションも使えるかな?


GK キム・ジンヒョン一択



これはもう異論がないだろう。余程のケガなどが無ければ動かない。CB、SBともに見知った選手が多いのもプラスになると思う。今年はU-23の試合があるので、控えの選手のテンションも維持できる。


チーム戦術 いかに曜一朗にいいボールを供給できるか


この戦術がハマるかハマらないかで、今年のセレッソが決まると言っていい。彼がシュートを撃ちやすいシチュエーションをどれだけ作れるか。紅白戦では限られた時間だったこともありそれがあまり見えなかった。あったとしてもパスカットされてしまったしね。


彼が最も活躍した2013年はJ1で、相手が攻めてきたのをいなして曜一朗にロングパス一本という形が決まり続けた。今年はJ2ということもありボールを持てる、持ててしまうシチュエーションが増えるだろう。そういう時に、2013年のアウェイ湘南戦のようなチームで崩す引き出しも持っていると助かる。

しかし、前述のように攻撃陣は新しいメンバーが多く、ユース育ちも少ない。連携に時間がかかるのは目に見えている、前半戦の早いうちにハマる組み合わせを見つけられるかがカギになるだろうな。

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