2/01/2014
セレッソの今季陣容とメデイアについて雑感。 #cerezo #photo #diary
とりあえず生きてる、生かされてる。
仕事でバタバタしている間にセレッソの今季の陣容がほぼ固まった。
ディエゴ・フォルランは、本当に来ちゃったな。これで攻撃陣は随分と強力になった。フォルランがビッグネームにふさわしい活躍をしてくれたなら、得点は今季より増えるだろう。ミッチ・ニコルスも代表クラスの選手だし、長谷川アーリアジャスールもボランチ、トップ下で十分な働きができる。
相手はラインを上げれば柿谷曜一朗の裏一発にやられてしまうし、警戒してラインを下げればフォルランの長距離シュートの的になる。相手にせいぜい苦しんでもらえたら、セレッソも順位表の上の方で一喜一憂できるだろう。
戦力的に心配なことは、山口蛍の疲弊と守備陣の薄さ。
去年の終盤、セレッソは4-4-1-1の布陣で戦っていた。4-4-1のブロックで守りながら、シンプリシオ、山口蛍、扇原貴宏の守備力に依存しながら、柿谷曜一朗への裏一発と南野拓実の強烈な突破力に賭ける「弱者のサッカー」だった。そう徹したことで、どんな相手でもともかく失点せずに、ロースコアで接戦に持ち込めるようになったのだけど。
今年はシンプリシオがおらず、柿谷、フォルランの併用になる分、山口蛍と扇原にかかる負担は去年以上になるだろう。エジノの位置に入るニコルスや、フォルランとの併用か、左サイドに入る長谷川アーリアジャスールの守備力が去年よりいいものであったとしても、シンプリシオという存在の穴は埋められるか不安ではある。
そして山口蛍はACL、リーグ戦、代表と三つの大舞台が待っている。柿谷もそうなのだけど、彼はまだフォルラン、南野と相棒が複数いて、負担が分散されている。山口蛍は負担増の上に厳しい舞台が待っているのだから、まずは怪我なくと心配してしまう。
それを回避するためには中盤の全体的な守備力向上が必須だ。去年の最終節に見せた柿谷、南野のコンビが一番正解に近いと思うのだけれど、フォルランを左サイドのブロックに置いておくのは勿体ない気がするし、どうにも面映い。
それから、茂庭照幸、横山知伸というベテラン二人が抜けたことで、守備陣の層は薄くなってしまった。山下達也と藤本康太にかかるプレッシャーは半端なものではない。ここは安藤淳、染谷悠太という京都からの移籍組がどれだけ活躍できるか。J2上位でレギュラーとして活躍していたのだからそれなりに計算できるとは信じているけれど。
セレッソが躍進した年、2000年、2005年、2010年、2013年は、いずれも守備が安定していて、大崩れしないチームという共通項がある。しっかりした土台があるから攻撃が生きるし、ロースコアだからこそ柿谷の裏一発のような一撃の価値も大きくなる。
去年の広島を例に出すまでもなく、リーグ戦で優勝するチームは安定した守備が確立されているものだ。例外は2005年のお隣さんぐらいだろう。 だからこそ、守備はおろそかにしてほしくない。
それと、今年のセレッソにはもうひとつ厄介な相手がいる。メデイアとファンである。
去年のブレイク以降、セレッソは今まで体験したことのないほど、メディアとファンへの露出が増えている。ファンが増えればメディアが取り上げ、メディアが取り上げれば観たいと思うファンが増える。本来ならばとてもありがたいことだ。
ただ、今の世はツイッターがあり、LINEがあり、ちょっとした物事がわっと広まる。誰がコンビニに来たとか、誰が女の子と歩いていたとか、そういう情報まであっという間に流れてくる。どの女性と付きあおうが、どこに出向こうが、サポーターとしては活躍さえしてくれればいいんだけど、アイドルのように扱う人達はそれを許してくれない。
できれば適切な距離で、適切な頻度で取り上げてもらえればな。無理だろうと知ってはいるけど。
某商店街の件で懲りたけれど、限度を知らず程度を知らずの人は一定数必ずいる。そこを限られたセレッソのマンパワーでどうしていくのか注目。まずは2/8のサポーターズコンベンション、今年はなんと中之島中央公会堂。どれだけファンが来るのか、荒れるのか。
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