2/07/2014

よそはよそ、ウチはウチ! #j_toku


青黒の心意気と桜色の想い。


一昨日このニュース(というか、所信表明か)が出た時はガッツポーズをした。いや、純粋に。

北摂地域にお住まいのクラブの、クルヴァと呼ばれる一帯に鎮座ましましたるサポーターという集団は、試合開始1時間前からハーフタイム、後半に至るまで「この流れで行く!」という明確なタイムスケジュールを提示した。結構ハードなスケジュールだ。

他所様の事なので、これ自体に対して「もっとこうした方がいい。」とか「ここがダメだ。」というものは無い。そのチームごとに色があって、そのチームらしい応援ができるのであれば、どんな方法であっても(法やルールに触れさえしなければ)それは認められるものだと思うから。こんなのであーだこーだと言ってたら、冬場でも裸で頑張ってる柏のゴール裏なんぞどうするんだとか考えるし。


クラブ規模の逆転なるか。


ただ、この動きで二つ、セレッソにとってプラスになることがある。一つは、単純にチームの色分けがより明確になった、ということ。

セレッソはお世辞にも熱くは無いが、キツい戒律なんぞはないし、荒れるような要素もない。もともと敷居が低くで入りやすい上に、今は空前の好景気、一見さんもたくさんやって来るだろう。オーナーズシートが完売なんて初めて聞いたし、沖縄キャンプのフィーバーぶりもすさまじい。彼らサポーター予備軍、ビギナー層がお金を出し、セレッソにフォルランを呼ぶ切っ掛けを作ったのだ。

その一方で、隣のチームのクルヴァは敷居が高く、一見さんお断りな空気が出ることは容易に想像がつく。それだけ先鋭化すれば人はどちらに流れるか。


今一つは、自分のチームにとってダメージになりかねないことを、自覚なしに(あるいは確信犯的に)している、ということ。

この流れでサポーター個々の力は強くなるだろう、応援が熱くなることだってあるだろう。でも、数が激増することも無いだろう。多分、減る。そうすれば、クラブに入るお金も確実に減るのだ。チケット、グッズ、スタグル。宣伝効果が薄いと思われれば広告料収入も怖い。

これを4万人入るスタジアムができる二年後まで続ければ、流れがどうなるかわからない。ひょっとしたら逆転するかもという期待さえある。だから、ガッツポーズなのだ。


ダービーで勝つのももちろん格別だけど、収支で勝つのもなかなか気持ちがいいもんだろうな。

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