11/05/2014

俺がもし扇原貴宏だったら。 #cerezo #photo #diary

いや、イケメンのサッカー選手だし、A○Bにもモテモテやんか!とかそういう意味ではない。同世代の女性と世帯を持ち、かわいい娘も生まれたばかりの20代の若者だったら、ということだ。


自分が扇原でなくてもいい、仲のいい知り合いでもいいんだ。たまには飲みに行くか、とか誘ってどこかで飲んで食べて、でも元気がない。いつもは明るい感じなのに、奥さんもいて娘もいて幸せなはずなのに。

「勤め先の業績がかんばしくなくて、ヤバいんだよ。自分一人じゃどうしようもなくて……」

扇原がどうしようという風にうなだれて、ポツリとつぶやく。そんな時、自分だったらどう声をかけるだろう?ひょっとしたらこんな風に言ってしまうかもしれない。

「タカは仕事バリバリできるんだし、業界広いじゃないか。転職しようと思えばすぐにできるよ。もしもの時はさ、職場変えるのもアリだと思うよ。」

「いや、今の会社、若い時からずっと育ててもらってたところだし、そう簡単に転職とか……」

「そんなしがらみにとらわれて、一度しかない自分の人生棒に振るつもりか?家庭持って、娘さんだって生まれたばかりだろ?だったら少しでもいい生活できるようにするのが、お父さんの役目じゃないのか?」

そうやって言いくるめて、転職をすすめてしまうかもしれないな。


クラブ愛とか、サポーターとの絆とか、普通の会社には無い要素も確かにある。でも、仕事をして対価をもらい、口に糊しているのは俺達と変わらないんだ。ましてアスリートの選手寿命は短い、その間にどれだけお金を得るかがとても大事だ。生活のため、必死に稼ごうとする彼らを責められるだろうか。

「セレッソに対する愛情はそんな程度なのか!」

と責め立てている自分は、そんな言葉を吐けるくらい、自分の勤め先を愛しているだろうか。どれほど経営が傾いても、迷走しても、ついて行こうと思っているだろうか。彼らに吐いているクラブ愛というものは、つきつめたらそんなものと同列のものなんじゃないだろうか。


今日扇原に一人目のお子さんが生まれたと聞いて、自分も24の時に娘を授かったな、あの時は大変だったなって思い返してた。このまま働いて、娘が大人になるまでちゃんと育てられるのかなとか、不安を感じた。それと同じ感覚を抱いている人間に、無理難題を押し付けるのって、どうなんだ?


セレッソが残留さえすれば、そんな悩み杞憂に終わるのだけどね。それが難しいって、本当にキツいな。


0 件のコメント :

コメントを投稿