10/23/2016

2016明治安田生命J2リーグ 第37節 C大阪 2 vs 2 山形 つながり。 #cerezo #montedio


前半ラストプレーで先制していたけれど、だからっていい流れではなかった。後半に逆転食らった時も、こういう流れもあるだろうなって冷めた目で見ていた。悲しいけど、今年のセレッソはいつもこんなだ。

スターター


システム3-4-2-1。GKキム・ジンヒョン。DF右から田中裕介、藤本康太、山下達也。MF右に松田陸、左に丸橋祐介、ダブルボランチ山口蛍とソウザ、二列目清原翔平と杉本健勇、FW1トップに玉田圭司。

リザーブ、丹野研太、茂庭照幸、酒本憲幸、椋原健太、山村和也、リカルド・サントス


前半。パスがつながらない。


前半だけではなくて試合通じてなのだけど、シュートに至る二歩前くらいでパスの精度やスピードが鈍化する。

多分、選手個々のアイデアに依存しているからなんだろう。ボールを受けてから「さてどうしよう?」と考えるから、相手の守備はタイトになって、成功率がガクンと下がる。そこでカウンターを食らう。


守備は……前半に関しては破綻はなかった。相手がセレッソの右サイドに固執してくれたおかげで、アキレス腱になっている丸橋の後ろのスペースを使われることがほぼなかった。山形はセレッソの短所を突くのではなく、自分たちの長所を活かすやり方を選んだんだように見えた。結果は(セレッソにとって)よいものになった。

この時間帯、山形の攻めも中途半端で、セレッソの攻めも精彩を欠いていた。いい試合だとは言えない内容だった。セレッソが望んでいるのは内容の濃い敗戦ではなく、内容の薄い勝利。だからこの辺りはこだわらなかったけれども……。


なので、前半ロスタイムにセットプレーからの流れで玉田がゴールを決めた時も、素直に喜ぶことができた。事故でもなんでも決めきればそれでいい。

後半。受けに回った時の弱さ。


セレッソは後半、より一層動きが悪くなった。動き出しが遅くて、パスの出し手と受け手に齟齬が出る。だから、攻めのスピード落ちて守られやすい。これは前半から継続してあった事象で、ハーフタイムを挟んでも改善の兆しがなく、むしろ悪化していた。玉田がよく動いて橋頭堡になってくれたけれども、フォローが遅れてうまくいかない。


ソウザのところでボールの流れが鈍化するのも根幹は同じで、バスの受け手がうまく動いてくれないから、どうしようかと戸惑いが出たのが理由。こういう時は、同僚である山口がそうしたように、サッとサイドに流すか、後ろに戻すかが正解。下手に持ちすぎてボールを奪われ、カウンターという流れがいくつかあった。


加えて、山形がワントップ気味にはらせている大黒将志の動きは厄介だった。山形のシステムも3-4-2-1なのだけど、玉田とは違い、大黒はじっとゴール前に陣取ってチャンスをうかがっていた。後半16分にはゴール前の競り合いで適当なクリアをしてしまい、ここぞとばかりに飛び出した大黒に決められてしまった。同点。ああ、こういうだらしのない失点は何度目だろう?

15分後には、二列目から飛び出した川西翔太の足をソウザが刈ったとしてPKを献上、逆転を許す。こういう流れも数えるのが面倒なほど。その前にはパスの受け手として動き回っていた玉田を下げキープ力のある酒本を投入。さらに点を取ろうと田中裕介を下げて山村を入れ、ソウザを二列目に上げた4-2-3-1にした。その采配の結果がこれなんだ。

もちろん、PKにつながるソウザの守備もいただけないものだったけれども、ろくな攻撃ができなかった結果、ラインを上げられなかった結果と言えなくもない。交代策が実っていたら、セレッソは相手陣内でプレーしていたはずだ。


逆転されて、セレッソはようやっと「点を取らないとマズい」という空気感になった。山形はこのリードを守ることをチョイスする。大黒も下げて守備固め、分かりやすい交代だった。



対するセレッソは澤上、山村、杉本、高さのある連中を並べてパワープレーに入る。途中からは藤本も入ったように思う(最終列は松田、山下、丸橋)トップに高さのある5枚、これに酒本、山口のサポートが入り守備は三枚、完全に捨て身の攻撃だった。これが実っていたから、俺の飲酒量もウイスキーの水割り二杯と白岳の水割りで済んだ。山村には感謝しないとな。


松本も愛媛に引き分けたために二位との勝ち点差5は変わらず。けれども四位清水が勝利したため順位が一つ下がった。

こういう時、カンフル剤になるような存在がいてくれればいいのだけど、「彼」はまだ十分な状態ではない。もう少し辛抱しないといけない。

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