8/31/2007

山形0VS1C大阪 粋。

今日は趣向を変えて、とあるお店で試合観戦。こんなところで試合が観れるのか?というほどミスマッチな場所であったけれども、いや、楽しい試合観戦が出来た。

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スタメンには大幅なてこ入れがあった。前田、アレーが出場停止、ゼ・カルロスが肉離れで全治1週間となれば、当たり前ではあるが。

まずDFラインは純国産。羽田が前田の位置に、左サイドは引き続き丹羽が務める。そしてダブルボランチは新しい組み合わせ、アンカーに藤本、前目には新外人のジェルマーノ。ポイントになる二列目はチームの中心となった香川、古橋。前線は森島康、小松のツインタワー。

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前半戦は、残念ながらやや凡戦模様だった。原因は両チームの攻撃の核が不調だった為。

山形は財前の様子がおかしい。以前に煮え湯を飲まされた時と比べると怖さが無かった。怪我をしているのか前半途中で早くも舞台を降りてしまう。

対するセレッソは2トップがイマイチ。森島康、小松ともにマークに四苦八苦。ボールが収まらない為に攻撃の起点が作れない。

それに加えて両者とも守備が良く、なかなか崩しきれない時間が続いた。セレッソは一度3対3の局面を作られたが、無難に乗り切っている。吉田もいつに無く冷静なプレー、安定感があった。


後半に入ると、両チーム攻撃の形が生まれ始め、急激に流れが速くなった。山形右サイド佐々木は何度もセレッソ左サイドを進攻。セレッソも香川、古橋が比較的フリーな状態でボールを持ち始め、危険な香りを放ち始めた。後半途中、精彩を欠いた森島康を下げ、濱田を入れてからは、その動きは特に顕著になった。

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とりわけ香川の動きは秀逸だった。相手の裏を突く動き、持ってからのトリッキーなドリブル。セレッソの好機にことごとく絡む。

ところが最後の最後になって、あと一歩詰めきれない。相手コーナーキックからセレッソでは稀な、それこそ年に一度あるかないかという程のシンプルでスピーディーなパスワークから生まれたキーパーと1対1の場面は、しかし、キーパーのファインセーブに阻まれてしまう。その後あった汚名返上のビッグチャンス、パスワークで相手を揺さぶるとDFをかわして再び1対1の好機、しかしシュートはサイドネット。

正直この二度の決定機を逃した事で、スコアレスドローは覚悟した。終盤になってから全体が間延びし、ノーガードになった時は、ひょっとしてまたロスタイムに失点だろうかとも考えた。しかし今日のセレッソは、そして香川はここでよく踏ん張ってくれた。

ロスタイムも残り僅か、ラストプレーで生まれた見事なヘデイングシュートは、まさに値千金。もしもセレッソがこれから上位に食い込み、昇格争いに絡む事が出来たなら、その転機は間違いなくこのゴールだ。


結果以外にも収穫はあった。まず新外人のジェルマールに目処が立った。とにかくボランチからタテのボールが入ったり、ミドルシュートが放たれる様を随分久しぶりに観たような気がする。守備に関しても当たり負けしないガタイの良さがいい。他の選手としきりにコミュニケーションをとっていたのも好印象。時間が無い現状ではすぐにチームに溶け込める性格も必須のポイントなのだから。藤本とのコンビはしばらく続くだろう。


今日は個人的にもいい一日だった。やはりサッカーはいい。こんな試合ならなおさらいい。今日試合を観たお店に関してはこちらのブログと明日のエントリで。

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