最近つとに「寂しいなー」なんて感じるようになった。最初は何故か理由が判らなかったので「うわー、病気悪化か?また精神安定剤増やすのか?今度はリタリンか?」なんて健常者にはさっぱりな悩み方をしていたのだけれど、今日になって理由がはっきり判った。何度も書いているが「サッカーの生観戦」をしていないから、とてつもない孤独感に打ちひしがれていたのだ。
ここで私が言う「サッカー生観戦」というのは「生観戦フルコース」の事である。
「生観戦フルコース」の場合、まず大体試合開始の3、4時間前にはスタ近辺についていなくてはいけない。そこからおもむろに馴染みのお店に顔を出し、三々五々集まってくる観戦仲間とメシをほおばりながら、今日はどうかねぇ、とか下らない話をする。開門と同時にスタに入り、ダンマクをはって、また雑談。大抵アウェーに行った連中の道中記が話題。スタメンやら審判やらで一喜一憂したりもする。酒が飲めるヤツはここでビールの一杯もやっている。その後ゴール裏など自分が観ている場所以外のスタンドに移動して、知り合いに挨拶。選挙じゃないけれど、顔を出さないでいると、イザという時(どんな時やら)支持が得られなかったりするし、何よりいろんな人のいろんな考えを聞くのは楽しいので、特に目的も無くスタンドやコンコースをブラブラする。ここまでが「アンティパスト」前菜である。
さて、メインは勿論試合観戦。声が出せるなら出し、手をたたけるならたたき、旗があれば振る。ヤジが出そうになったりしてもグッと我慢、基本は応援なのだから「次はやれるよ!」「行こうぜいこうぜ!!」などとポジティブに声だしをする事にしている。ゴールが決まった時、試合に勝った時は、それはもう狂喜乱舞。試合後のエゾの煽りも心地いいのだ。
そして仕上げは宴席。大抵居酒屋でアンバランスなほどおつまみばかりを頼んで馬鹿騒ぎ、これも楽しい。負けてやけ酒もそれはそれ、他に発散する方法が無いのだからひらにご容赦。
こんな風にしていると、19時キックオフの試合でも14時くらいから22時くらいまで楽しんでしまえる。かったるいな~、という時間は殆ど無い。いろんな人とサッカーを肴に話をしたり、喜んだり、悲しんだりというのは、かくも楽しいものなのだ。
ただ最近はいろいろな事情で中座してしまう事が多く。今年フルコースを味わったのはまだ10回程(それでも多いって)これが精神衛生上非常によろしくない。
サッカー抜きの生活をしていると、無駄な出費が減るかと思いきや、ストレスがたまっていきなり衝動買いをしたりして、逆に家計によろしくない。また職場と家の往復だけの生活なので、なんの抑揚も無い日々を延々すごしてしまい、懐は寂しいくせに気分が晴れないというズンドコ状態になってしまうのだ。
写真を撮ったり、ブログを書いたり、そういう他の趣味もサッカーという土台の上に立っているものなので、カメラを全然使わなかったり、更新するモチベーションが作れなかったり、全く良い所が無い。
今節など試合も無いので、どうしてくれようと頭を悩ませている。さてさてどう過ごそうか…。
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