あまり柔和な顔ではないと思うのだけれど、道を聞かれる事が多々ある。およそおっちゃんおばちゃんが多い。しかもとんでもない見当違いをしていてかなり迷った人が殆どで、どう道案内をしようか困ってしまう。昨日はキタのお蕎麦屋さんに行ったわけだけれど、二人も道を聞かれてしまった。
一人目の人には桃谷の駅で出合った。40代の男性。どうも新大阪に行きたいらしいのだが。
「えーっと、環状線で大阪駅、そこから京都線で一駅…」
「アー、ワタシ、ニホンゴ、ワカラナイ」
なんとまあ見た目普通のおっちゃんなのだけれど、外国からのお客さんのよう。それにしても軽装だ、大丈夫か?
「うん?ハングル?」
おっちゃん、一度頷く。どうやら韓国から来られた模様。新幹線に乗りたいらしい。でもハングルはワタシもワカラナイ。カタコトの英語で話すしかない。
「オウ、ループライン、ユーノウ?モモダニ、ディスステーション、OK?ループライン、オオサカステーション、ヒアヒア、スイッチディスステーション、キョウトライン、ファーストステーション、イズ、シンオオサカ、OK?OK?」
これで奇跡的に何とか通じた(!)しかし生野に来たとしても誰かついていってやればいいのにな。
二人目とはお蕎麦をやっつけた後、大阪駅と福島駅の中間の路上で出合った。20代の女性で、スーツを着ているのだが、この人もアジア系らしい、カタコトでも日本語が通じたので会話。
「毎日新聞のビルに行きたいのですが」
「毎日新聞のビル?」
「ここです(ハガキ大の略地図を取り出す)」
ここは環状線の北側なのにビルは南側、大阪駅近辺を知っている人なら判るだろうけれど、駅の西側で線路を南北に渡る道は殆ど無い。大阪駅に一度戻って、昔の中央郵便局ビルのところから南に下るように説明した。急いでいるようだったけれど大丈夫だったかな?
ところで実は道案内をするのは意外と好きだったりする。人の役に立つ機会って意外と少ないから。こういうところを神様が見ていたら、どうかセレッソを昇格、優勝させてほしいな。まあそんな考えだからあんまりいい事無いんだろうけど。
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