4/20/2013

2013 J1 第7節 清水 1vs1 C大阪 false9。 #cerezo

得点者

前半11分 扇原 貴宏(C大阪)
前半33分 バレー(清水)



扇原のいいチャレンジと、枝村だけが救いの試合。書くことは少ない。

スタメンとベンチ。シンプリシオを1列上げ、代わりに山口螢がボランチ。ブランコが入ったことで前線の近い位置にブラジル人トリオが揃うことになった。


試合はこぼれ球を豪快に蹴りこんだ扇原のゴールで先制する。序盤は山口螢と扇原のロンドンコンビのいいところが出ていた。しかし、その後から清水がサイドをシンプルに、執拗に突くようになって、流れを簡単に明け渡してしまった。


セレッソの今日のシステムは全く機能しなかった。 ブラジル人トリオが揃って消えていたのが原因。持ち味を出せなかったり、いいプレーができなかったりで、生命線である柿谷までボールが回らない。まわりの選手が全員ボールをくれないのだから、柿谷一人ではどうしようもない。

ブランコとシンプリシオには、ボールを前に運ぶ役割が期待されていた。けれどブランコにはキープ力が、シンプリシオには運動量とスピードがなく、消えてしまった。前からの守備でも初動が遅く、相手の起点をつぶせなかった。


シンプリシオは相手に合わせるのではなく、自分のペースに引きこむプレーヤーで、2列目では無理があった。ブランコは、あそこが本職のはずなのだけれど、ボールを保持できず相手DFに倒されるシーンが続出した。セットプレーがいいチームならそれでもいいけれど、セレッソのセットプレーはお世辞にもいいものではないから意味が無い。そのキッカーの一人がブランコ自身というのも皮肉な話だ。

なので正確に書くなら、清水の攻撃がよかったというよりは、セレッソの攻撃が生きていなかった、という方が正しい。バレーという武器に頼りすぎていた分救われたところがあるくらいだ。

対するこちらの9番、エジノに関しては悲しいことしか書けない。いいシュートが2本あったけれど、それ以外はブラジル人トリオの中でボールをつなぐだけの存在になっていた。セレッソにはピッチ外の選手を合わせても純然たるFWは播戸しかいないと再確認。


ブランコとエジノに関しては後半19分の交代で「切られた」と感じている。あそこまでレヴィーはよく我慢して使っていた。けれど結果が出ていない以上、他の選手に時間と機会を与えてほしい。

後半19分

代わりに入った杉本健勇と枝村。杉本はやや不調で持ち味が出なかったものの、枝村は当たりだった。今のセレッソに欠けているのは、ほんの何ヶ月か前はストロングポイントだった2列目、攻撃を組み立てたりボールを運んだりできる存在だ。

柿谷はストライカーとして前にいさせたい、南野、山口螢はオフザボールに長所があるとなると、当該の選手は枝村と楠神しかいない。そして楠神がいい状態ではないことを考えると、選択肢は枝村一人なのだ。その心細い状態で、ベテランはよく自分の持ち味を出している。


後半30分

最後の交代は山口螢を下げて南野だった。枝村は右サイドが本職、南野は左サイドで生きるタイプだけど、位置は逆になっていた。あれはなぜだったのか。

ということで、セレッソは後半にも決定機を2度ほど作っただけで、不完全燃焼のドローゲームとなった。


本当に、約束は果たされるのだろうか?タイトルをとるという、サポーターとの約束は。

1 件のコメント :

  1. うちらも誰を使ってほしい、何に期待しているという明確なイメージは声やフラッグなどでもっと伝えていくべきですね。

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