6/11/2013

去る者残る者。 #cerezo

キム・ジンヒョンが、セレッソとの契約終了後、韓国1部リーグに当たるKリーグクラシックのクラブに移籍するのでは、というツイートが話題になっているようだ。

もしこれが兵役をにらんでの移籍であるならば、例えジンヒョンがセレッソへの復帰を考えていたとしても、最低で3年間は韓国でのプレーを余儀なくされる。

韓国ではスポーツ選手でも、オリンピックでメダルを獲得するなど活躍が認められない限り、兵役義務が課せられている。 トップクラスのプロサッカー選手の場合でも、Kリーグチャレンジ(国内2部リーグ)に所属する、尚州尚武フェニックスという大韓民国国軍体育部隊が組織するチームに2年間在籍する必要がある。

そしてここがややこしいのだが、このクラブに移籍できるのは国内リーグのチームのみ、ということになっていて、海外リーグの選手は少なくとも1年間、韓国国内リーグでプレーしないといけない。だから最低で3年間、離れ離れということになる。


もし兵役がらみでないなら、ジンヒョンは代表入へのアピールの場として国内リーグに移籍する意志があるということで、そうなると彼がセレッソのユニフォームを着てプレーするのは今季限りということになる。

これは本当に悲しいことであるけれども、セレッソとしてはそのショックを和らげるためさまざまな策を講じてきた。ク・ソンユンの獲得などがそれだ。


それにしても、長年セレッソのゴールマウスを守ってきたジンヒョンが離れるのではという噂話は、噂話が出た段階で物悲しいものがある。できれば一年でも、一日でも長く「セレッソのキム・ジンヒョン」を見ていたい。



よいニュースもある、しかもこちらは確定情報だ。ファビオ・シンプリシオの契約が半年伸びた、というもので、彼の姿を(天皇杯で決勝まで勝ち進んだならば)来年の元旦まで見ることができる。

写真を撮っているとよく分かるのだけれど、彼がいるとボランチの位置でのボール回しの時間が長くとれるようになる。中盤で一度落ち着くことができるのだ。山口螢、扇原貴宏のコンビもまたいいものがあるけれど、ボール回しの上手さ、老獪さでは元セレソンに軍配が上がる。

攻撃でもブラジル人トリオのリーダー格として、エジノの覚醒を手助けしているし、攻守、さらに試合の外でも貢献度は大きい。


二人のことを考えると、タイトルをとるなら今しかないな、という危機感を強く持つ。もし今年を逃せば、また数年は戦力の増強に当てなければならないだろう。

今年はナビスコカップも、リーグ戦も可能性を残しているし、天皇杯も控えている。とにかくそのどれかを、この二人に取らせてやりたいという気持ちが強い。


2年前、レヴィーのラストイヤーの天皇杯をとれなかった時の悲しさといったら無かった。今度こそ笑って過ごしたい。

1 件のコメント :

  1. 元旦は元日の朝の事を言うので、正式には元日ですね。
    自分も間違って覚えてたもので…

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