土曜日、俺は教会にいた。そもそも真っ当な人間ではないので浄化されて死にそうだったけど、セレサポ仲間の結婚式なんだからまあ死んでもいいかな的な居直りをしていた。月曜日に仕事行くのも億劫だったというのはナイショだ。
「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
年を召された司教さまがたどたどしく話す、その一言一言が重たくて、少し腹立たしかったのも、ナイショ。
元気な時と病気の時と、嬉しい時と悲しい時と、お金が有る時と無い時では、人の心は変わってしまうんだって知ってたからね。だから、多分あえて聞いているんだろうけどさ。それで、あの日の二人は大丈夫なんだけどさ。
俺の娘も、いつかああしてどこかの誰かに嫁いでいくのかな。その時元気でいるかな。笑っていられるかな。あの背中を見せられる度、そんなことを感じたりもする。
ああ、俺はやっぱりひねくれ者だよ。だから披露宴へ行くバスの中で頭をぶつけたりするんだ。
おいしい時間と素敵な料理をありがとうございました。迷わぬように、まっすぐに幸せに向かいますように。今更言っても偽善だな、あはは。
西川くんもお疲れ様でした。
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