5/11/2014

2014 J1 第13節 C大阪 0vs1 仙台 火を自ら消す。 #cerezo #photo #diary

2014年5月10日(土) 16:04キックオフ[ 観客 15,479人 ] 快晴

後半38分 梁 勇基(仙台)

最後まで何がしたいのかわからなかった。せっかく「このシステムは使えない」とわかった4-4-2に戻した意味、サイドでは機能しない長谷川アーリアジャスールの右サイドでの起用、単調な攻撃。本当に謎の多い試合で、仙台に負けたというよりは自滅した印象が強い。


スターティングメンバー



システムは4-4-2。山下達也が前節でレッドカードを受けたためセンターバックはゴイコ・カチャルと藤本康太のコンビ。前4枚は開幕の広島戦と同じ並びになった。

前半、支配したのか、させられたのか。


4-4-2のシステムと3-4-2-1のシステムでは狙いが根本的に違う。4-4-2はポゼッションしてゲームを掌握するもので、3-4-2-1は相手を自陣に引き込んでカウンターを狙うものだ。

相手、仙台はウイルソンを1トップ気味に使っていたので、3-4-2-1の派生として1トップ+1で数的優位を作る4-4-2が狙いかと思ったけれど、試合が始まると今までの4-4-2が少し変わった程度の動きしか無かった。



攻撃時は左サイドにタレントが集まる。右サイドは左サイドで停滞した時に打開するためのオプションなのだけれど、長いパスに長谷川が追いつけないシーンが何度かあって、攻撃がそこで切れるのが気になった。また、相手を押し込んでからの攻撃になるため、アーリークロスやゴール前でのワンツー、勝負パスの成功率が異様に低かった。


結果として、フィニッシュの一歩手前まではすんなり通るけれど、そこから先は打開できないというアタックしか仕掛けられなかった。ポポヴィッチ監督のチームが不調の時に出る悪い流れだ。シュートが9本というのも決して偶然ではない。

後半、火を自ら消す。


後半も大勢は変わらずで、攻め切れないセレッソと、我慢する仙台という図式。ボールばかりが行き来して、落ち着かない。


ただ、仙台は先に動いて、赤嶺真吾を入れてきた。高さもあるしポイントになれる選手で、セレッソはマンツーマン+一人で数的優位を作っていた守備ライン中央を崩されることになる。

それでも土台となる守備のパッチは無く、逆に山口蛍とともに中盤と前線の橋渡しをしていた南野拓実を下げてしまう。

後半17分

好守において中央の山口蛍、左サイドの南野が果たしていた役割が大きかったので、この交代は悪手だった。楠神順平では他の選手との親和性が低く、守備での負担を増やすことになった。相手が守備を崩しにかかっている時に、こちらも守備にリスクを負う選択をしたことになる。


右サイドを迷走していた長谷川が下がったのはその10分後、後半27分だった。



後半36分になると仙台はゲームメイクができる佐々木勇人を入れ、攻撃にフレッシュな選手を入れてきた。一瞬の隙を突かれた失点も、偶然ではないと感じている。

この時間になると、FW2枚の分も守備負担をしていた山口蛍、扇原貴宏は疲弊しきっていたし、柿谷曜一朗も決定的な仕事をするスタミナを残していなかった。本来は杉本健勇を入れてパワープレーをしたいところだが、彼はギプスをはめてメインスタンド。永井龍が呼ばれることになった。


後半40分

それでもチームの疲弊が変わるわけではなく、0-1のままタイムアップ。

昨年のベストイレブン、現役日本代表が二人、昨年の最優秀新人を含む代表候補が三人、五輪代表経験者が二人、ワールドカップ得点王のウルグアイ代表一人、オーストラリア代表一人、セルビア代表経験者一人、韓国代表経験者一人。誰が見ても立派なタレント集団に見える。なのに、今の順位はなんだ?過密日程はわかった上での補強ではなかったか?あと2試合でワールドカップ期間に入る。変わるなら、変えるなら……。


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