5/05/2014

この街にもサッカーはある。 #photo #diary

名古屋に行ってきた。


アウェーに行くと、自分たちと他のチームとの比較ができて面白い。スタジアムの利便性とか、サポーターの基質とか、街の雰囲気とか、そういうものだ。


名古屋駅から名鉄に乗って、知立という小さな駅で支線に乗り換えて、豊田市駅からトボトボと歩く。突然矢作川にかかる豊田大橋の異形。知り合いは「まるであばら骨のようだ。」とこぼした。長居だと下町の何でもない風景から突然トラス構造の屋根が見えてくるけど、こちらもインパクトが大きい。


豊田スタジアムは間違いなく日本で一番素晴らしいサッカースタジアムだ。見やすさ、快適さ、導線もしっかりしているから、4万人いてもそれほど苦労しない。ただ立地というか、回りのインフラが貧弱なのがイヤな感じだ。車で一度、電車で一度来たけれど、やっぱり遠いし辛い。


そんな遠隔地であっても、セレッソの人気やフォルランのネームバリューは大きいようで、豊田スタジアムは大入り満員だった。メインの一部には少し空席があったし、アウェー側の二階席は通路より前に人は入れていなかったから、4万人にはギリギリ届かなかったけれど、それでも絶壁のようなスタンドにサポーターがぎっしりと埋まると迫力が違う。


いつもと違う、ゴール裏の角度があるスタンドでの撮影で、写真の精度、ピントとか出来に関しては全然納得していない。迫ってくる対象に対するピントの合わせ方は勉強しないとダメだな。


試合自体はフォルランのスキルフルなシュートが見られて満足。南米の選手、チームと対戦すると「スピードやパワーではそう違わないはずなのに、気が付くと負けている。」ということがたまにある、その瞬間を生で見られた。フォルランはマーカーだった闘莉王が少し丸橋に気取られたスキにスペースを作って「ここにパスを出せ!」という態勢になっていた。いつも「なんでフリーにさせてるんだ。」なんて話をする人がいるが、それにはそれで理由がある。

名古屋はけが人が多くて苦労しそうだ。チームが成熟してメンツが揃えばまた違うんだろうけれど、時間がかかるだろうな。




密かに祝勝会をして、熱田神宮で穢れを落とし、味噌カツ食って帰阪。うん、貧乏旅行でも楽しいものだ。

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