これは始まりなんだ。この痛みは日本という枠を飛び越えて、新しいセレッソになる、母胎から切り離された痛みなんだ。
圧倒的な個の力、財力の差、審判の笛。理不尽なほどの差を、これから埋めていくんだ。そのための第一歩が、昨日の試合なんだ。
右サイドに山口蛍、不可解だった。しかしムリキを止める方法が他にあったか?優秀なDFがいたか?試合が始まる前から後手を踏んでいた、悔しいけど、そうだったんだ。
確かにミスはたくさんあった、でも選手は責められない。監督だってそうだ。クラブがもっともっと大きくなって、浦和がどうとか言うレベルの存在ではなくなって、そこまでいかないと今のアジアはてっぺん取れない。それをイヤってほど思い知ったよ。
選手達は精一杯やった。2点差、3点差、4点差、どれだけ広がったって、戦っていたさ。
健勇、次に泣く時はタイトルを掲げた時だ。シャーレを、カップを持ち上げるのはお前の仕事だ。だから肩はそれまでに治しておけよ。
イバさん、もう一度みんなをまとめてくれ、そうして週末を笑顔で迎えられるように、またケツを蹴りあげてくれ。
曜一朗、次こそ決めてくれ、セレッソが生まれ変わる産声は、お前の一撃しかあり得ない。
勝とう。土曜日が新しいセレッソの第一歩だ。声を出せ、跳ねろ、動き出せ。
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