毎年セレッソファンクラブの特典は変わっていく。プライムセレッソもまだ立ち上げたばかりで煮詰まっていないし、新しいサービスを作れば、そのバランス調整のために古いサービスもその余波を受けるのは致し方がないなとも思う。
二年前、セレッソファンクラブの特典には無料招待券が二枚ついていた。それで俺は、その無料招待券を施設などに入らざるを得ない子どもたちにプレゼントしようと思いたち、共感してくださった人たちの分も合わせて大阪市内の施設の子どもたちを招待した。
次の年、つまり去年は無料入場「引換」券が一枚という特典に変わった。セレッソは柿谷曜一朗、山口蛍ら若手の台頭で人気を呼び、スタジアムは大入り、若い女性サポーターをさす「セレ女」なんて言葉まで生まれた。若い彼女たちにとっては無料入場引換券は友達を誘うために必須のアイテムだったろうし、あまり期待はせずに二度目の無料招待運動をした。
けれど、枚数こそ減ったけれど、前年を上回る人の賛同を受けた。嬉しい誤算だった。この二年でのべ100人を超える子どもたちをヤンマースタジアム長居やキンチョウスタジアムに招くことができた。
今年、セレッソはJ2の舞台で戦う。当然だけれども、観客は減るだろう。それでもフアンクラブ特典には無料招待券も無料入場引換券も無い。かなり強気だなというのが印象だ。
前に書いたとおり、いろんな試みを考えていく中で、既存のサービスも変わり行くことは致し方無いと思っている。だから、恨み節を吐くことも無いし、そんな考えもわかない。ただ、この三度目の降格に際して、セレッソはクラブとして、うまく運営ができるんだろうかという不安はつきまとっている。
三万円、2/3の確率で選手のお宝グッズが入っているという福袋もあまり売れていないと聞く。価格設定と内容、バランスが悪かったのではないだろうか。今のサポーターは若い子が多い。選手のグッズ入っている確率を低くしても、低価格の福袋を作ったほうがよかったのかも知れない。今までの商売のやり方では通じないという洗礼を受けたかっこうだ。
サッカークラブは試合やスクールの活動を通じて、人に幸せを与え、その代金でまた大きな幸せを追い求めていく、そのサイクルで成り立っている。その種火となる小さな幸せを、確実に若いサポーター、まだなりたてのサポーターにしっかりと手渡し、セレッソとかかわることで幸せになれるという実感を得てもらう。それができるかどうかがとても大事だ。
その意味でも、去年は大失敗だった。投資に見合うリターンが無く、ただ混雑と落胆だけを与える日々だった。
チームがより大きな幸せをつかむためには、強くなり、もといた場所、J1に戻ることが大事だ。難しいかも知れないが、シンプルで分かりやすいとも言える。
クラブはどうだろう?幸せを得てもらうために何をするべきか、どうしたいのかがまだあまり見えてこない。J2であろうが応援するというサポーターの気骨に応えられるだけのサービス。難しいけれど、それが確立できなければ、J1に上がろうともとの状態には戻れないかもしれない。チーム同様、クラブもまた試されている。
今年のセレッソに関して、監督や選手、チーム以外で企画関連に対して感じたことがあります。
返信削除まずあのメガストアですが、家賃などが関係してるのかは知りませんが
最低でも長居スタジアムの近くに作るべきだと思いましたし
もちろん出来れば梅田や難波辺りに作ればもっとみんなが行きやすいし集客も望めるはずなのに
何であんな辺鄙なところに作ったんでしょうか?
あとグッズも、もっとオリジナリティな物を作るべきだと思います
日本のクラブって海外のクラブを真似てばかりなくせに
思い切ったグッズを出せないですよね
その真逆でもっと和風なグッズも作ればいいんじゃないかと思います
ロゴの入ったハッピやハチマキなど応援に使えそうな商品は売れるはず
あとサポーターにお願いですが、チャントも海外のクラブの真似ばかりでなく
太鼓を叩くくらいならもっと和風テイストな音楽などを取り込むのも良いかと思います
《上の方への回答コメント》
返信削除メガストアの件は、ATCがスポンサーだからだと思います。
ひょっとしたら、メガストアを出すのとスポンサーになるのが交換条件的な可能性もあるかもですね。
家賃も相当安いでしょうし、不便ではありますがw
個人的には、年間パスポートに先行入場の権利がついたことが気になりますね…。(去年まではなかったですよね?)
年間パス&クラブセレッソという組み合わせの人も相当多いと思うので…。
お返事遅れてすみません
返信削除教えて頂いてありがとうございます。
スポンサーなんですね
なら、仕方ないのかな?w
とにかく大阪の人間でもあまり行くこともないような場所だし
せっかく作ったのにもったいないなあと
思って書いてみました。