セレッソも負けたくなかった、岐阜だって勝ちたかった。お互い違う目標ではあるし、そこへ至るプロセスもまた違うものだったけれど、目の前の相手に90分間で勝ち切る、その思いだけは同じだった。
セレッソは、「このリーグ」にしてはスキルフルで、テクニックもある。岐阜はそれにかなわない。だから終始徹底して前線にいる難波宏明に長いボールを当ててきた。確率の低いギャンブルプレーでも、一発当たれば勝てる、それがサッカーというスポーツだ。
対するセレッソは、あくまでも我を通そうとしていた。雨で泥田のようになったピッチでも、ちゃんとパスを通したい、キチンと組織だって動きたいという意地のようなものに縛られていた。丹野研太はまだ前節の失点が記憶にあるのか、心なしか飛び出しが少ないように思えた。それがセレッソをより苦しい立場に立たせてしまったように見えた。
前半セレッソが劣勢だったのは、岐阜が理想を捨てたからで、現実を見ていたからで、そうして、セレッソがまだ理想を追い求めてばかりいたからだ。
後半は、氷雨や、カメラの重さや、それからここ数日の疲れであまり覚えていない。ディエゴ・フォルランが相手のミスにつけこんでゴールを奪ったこと、その時ストレスを吹き飛ばそうと不必要なほど強いシュートをうったこと、カカウの冷静さがゴールを決めたこと、それくらいかな。
本当に疲れた。岐阜の雨と、視線が痛い。すまない、本当に。
何かやらかしたんか?
返信削除ええ、僕は悪人。極悪人。
削除掲示板でクズって書き込みあったけど?
返信削除それは見ていないな。最近は掲示板は見ない。書き込まれていることで周りの人が迷惑になっているなら、それは残念だ。
削除クズなのは、生まれてこの方変わってないよ。