プロだからな、プレーに見合うパフォーマンスを出せなかったり、そもそも雇う側に支払う体力がなければ、こうなってしまうのは自明だ。
よく考えれば、ワールドカップトップスコアラーを「ディエゴ!ディエゴ!」と叫び続けた日々があるなんて、とても奇妙で、貴重だった。できれば活躍に対する賛辞だけでありたかったけど、怒りとともにその名を呼んだことも少なからずあった。
セットプレーでのディエゴは、それは格が違うなと感じた。とんでもないキャノンシュートでも、精緻なコントロールショットでもないけれど、キーパーのリズム、間合いを外す絶妙なスキルを持っていた。
トラップや、ゴールを常に意識した動き出しも格別だった。驚くほどシュートまでの引き出しが多くて、華麗だった。
それでも、これらのプレーに年間6億、半年でも3億のサラリーを支払うのは無理がある。今年のサポーターズコンベンションでは宮本部長が苦々しい表情で
「昨年の売り上げは過去最高でした。しかし…赤字でした。」
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