6/08/2015

ディエゴのこと。 #cerezo #photo #diary @DiegoForlan7

プロだからな、プレーに見合うパフォーマンスを出せなかったり、そもそも雇う側に支払う体力がなければ、こうなってしまうのは自明だ。



よく考えれば、ワールドカップトップスコアラーを「ディエゴ!ディエゴ!」と叫び続けた日々があるなんて、とても奇妙で、貴重だった。できれば活躍に対する賛辞だけでありたかったけど、怒りとともにその名を呼んだことも少なからずあった。


セットプレーでのディエゴは、それは格が違うなと感じた。とんでもないキャノンシュートでも、精緻なコントロールショットでもないけれど、キーパーのリズム、間合いを外す絶妙なスキルを持っていた。



トラップや、ゴールを常に意識した動き出しも格別だった。驚くほどシュートまでの引き出しが多くて、華麗だった。


それでも、これらのプレーに年間6億、半年でも3億のサラリーを支払うのは無理がある。今年のサポーターズコンベンションでは宮本部長が苦々しい表情で

「昨年の売り上げは過去最高でした。しかし…赤字でした。」

と吐露した。セレッソが最高の売り上げを出してもあっても赤なんだ、2部リーグに落ちて支払い切れるものではない。もしそうすれば赤字はさらに膨らみ、クラブライセンスの剥奪だって起こりえるんだ。そうなったら、セレッソという船はディエゴも、みんなも巻き込んで沈む。




悔しいという感情も、何とかならないかという感覚も分かるけれど、もう夢は終わったんだ、現実に戻れ。セレッソをいるべき場所に連れ返す仕事は、残った全員で成し遂げよう。今言えることはそれだけだ。


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