それは、10点もとって勝てば気分が悪いわけはない。ただ、それ以上に高松の立ち居振る舞いには心打たれたよ。
プロが相手、限られた練習時間の中でどのように戦うかを真摯に考えて、しっかりと成した、そうして自分たちの力を出し切ってくれた選手達に敬意を示したい。
スターター
GK丹野研太、DFは3バックで右から田中裕介、藤本康太、茂庭照幸、MF、右サイド松田陸、左サイド丸橋祐介、ダブルボランチにソウザと山村和也、二列目酒本憲幸と杉本健勇、FW澤上竜二。
サブは北野貴之、関口訓充、木本恭生、リカルド・サントス、玉田圭司。
前半
こういう試合で大事なのは早い時間で先制点をとること。
高松が守備をかためてカウンターを仕掛けてくること、そうして1点とって守り切るという青写真を描いてくるのは誰にでもわかること。
こちらが先に1点とれば相手は2点必要になり、可能性はグッと低くなる。「やれるかもしれない」という感覚を持つ前に叩くのは意義がある。
酒本が先制ゴール後にあれほど小躍りしたのは「酒本憲幸だから」というのもあるだろうけど「相手のプランを早くに壊せた」という意味もあったのではないだろうか。
ゴールラッシュ
後は……もう写真を観てもらおうか。
素晴らしき高松
これでもかと猛攻を受けた高松は、それでもひたむきにプレーし、最後まで戦い抜いてくれた。そして試合後はこちらのゴール裏まで駆けつけ、一礼してくれた。「駆けつけた」のはセレッソの選手が周回し、バックスタンドのあたりにいたから、邪魔にならないようにという配慮だった。どこまでも清々しい姿を見せてくれた。
なかなか対峙する機会はないけれど、どうか、この素晴らしい気っ風をいつまでもいつまでも残していて欲しい。対戦していただけたこと、誇りに思うよ。
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