12/25/2007

幸せなクリスマス。

 何をもって幸せとするか、その基準ってのは人それぞれで、私が過ごしたクリスマスは、他の人にとっては月並なものだったかもしれない。でも私個人としては100点満点の、素敵なクリスマスだった。

 私にプレゼントがあったのは二日前、サンタクロースに少し体型が似ている会社の先輩Nさんが、artisan & artistのカメラバックを破格の値段で譲ってくれた。

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 カメラには持ち運び専用のバックがあって、それがカメラバック。中でレンズ同士がぶつかるのを防ぐ間仕切りや、外から衝撃をうけたりしても大丈夫な緩衝材が入っていて、防水加工を施していたりもする。とにかく普通のバックより頑丈で、おまけに今撮りたい!と思った時にサッとカメラが取り出せるようにもなっているという、かなり機能性重視のアイテム。artisan & artistのそれは機能美もさることながらそれなりにおしゃれで、持っているとワクワクする。

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 実はこのカメラバックをN先輩から貰うまでartisan & artistなんてブランドは全然知らなかったのだけれど「Nさんがartisan & artistのカメラバックを譲ってくれるんやって」と家内に話をすると「それは絶対に貰いなさい」と言い出した。そもそもartisan & artistはメイクボックスやポーチなど、こちらも機能性が要求される分野で有名になったブランドで、勿論そのノウハウはカメラバックにも生かされているという。家内はメイクボックスの作りに感銘を受けたので、カメラバックの話にもすっと入ってこれた。ちなみに「artisan & artistのartisanってなんでしょうね?」「抵抗勢力?あれはpartisan(パルチザン)か」という私達のしょうもない会話に「違うで、artisanというのは職人さんのこと、artisan & artistというのはそういう人たち向けのブランドやねん」と鋭く突っ込んでくれたのも家内だ。


 その家内も病状が快方に向かい、ようやく昨日今日と外泊許可が下りた。私は早速もらったばかりのカメラバックと少しの荷物を小脇に抱え、家内を家まで迎えた。久しぶりに我が家に帰ってきた家内は嬉しそうだったけれど、そんな家内を見ている私は、きっとそれよりも嬉しそうな顔をしていたと思う。今までの苦労が、小さいながら実を結んだのだから、それを喜ばないほうがどうかしている。好きな人と気兼ねなく話が出来る、好きな人がいれたとびきり美味しいカフェオレが飲める、朝目がさめた時目の前にいてくれる。当たり前なのだけれど、その当たり前が、今まで遠かったのだ。私は鬱のせいか朝がすこぶる苦手なのだけれど、今朝だけはすっきりと起きられた。


 それから、家族三人で外食をした。

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 と言っても特別凄いところではなくて、普通のファミレス。特別美味しさとかを求めていたわけではなくて「家族揃っての食事」がしたかった、ただそれだけ。娘も少しずつ大きくなり、食も太くなってきた。私ほど大きくならなくてもいいけれど、それなりに元気なのはいいことだ。


 先週はタフな仕事が続き、三日ぐらい午前様帰宅だったのだけれど、今週も相当忙しくなりそうな気配で、三十路のオッサンにはかなり厳しかったりする。それでもこの二日間のおかげで、何とか乗り越えられそうだ。病は気からというけれど、いい気分でいられているうちは、きっと大丈夫。

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