10/17/2008

勉強はスタジアムで。

 スタジアムってのは、単に人が何かを観るための施設であるわけなのだけれど、100%有効活用して楽しみぬく為には、ちょっとしたコツとコネがいる。

 例えば皆でコレオグラフィをしたいと言ったら、どうして人の心を一つにまとめられるか。同時に、一瞬で、何かしらをする為にはどうすればいいのかを知らなくてはいけない。それから人を知り、人に知られる努力がいる。知らない人が「やってくださーい」なんて言っても信用されない事もあるから。単に紙や布を用意しただけでは事は成し得ないのだ。

 そうして何から何までやっていると、これはソーシャルスキルというか、社交性が随分と養われるものだなと気が付いた。人に近づくためにはその人の名前や、性格や、好き嫌い、何が今一番の関心事なのかを覚えておかないといけない。それで話し方接し方も変わってくる。それが自然と身についた。前職はそれなりに厳しい職場であったけれど、お客様に話す話し方が上手いと言われたりもしたのはそういうのがあったればこそだ。

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 最近娘の教育で「学校で学ぶことは最低限やっておくこと」という話があったのだけれど、最低限やっておくことは他にも沢山ある。それプラス自分が好きな事、上手に出来る事、やっておかねばならない事がある。それを勉強しないと私のように不良品になってしまう。そうならない為にも、子供は早いうちにスタジアムに来るべきだと思う。ここは勉学の中でも最も大事な「人と人との繋がり」が学べる数少ないスペースだ。

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