12/10/2008

シアワセ。

 愛媛戦。ロッキンポさんの呼びかけで始まったおおきな「8」のダンマク作り。無事にというか見事にというか、8の字のピンクの部分にまでメッセージがびっしりとつまって、無事完成となった。ゴール裏のホーム側にある屋根の支柱に張り出されていたのでご覧になった方も多いかと思う。

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 こうして視覚化してみると、改めてモリシは沢山の人に愛されていたのだなと感じることが出来る。そんな選手を抱えている(抱えていた)チームというのも、そう無いんじゃなかろうか。そういう意味では、セレサポもまたシアワセなのかもしれない。


 もう一つシアワセだったのは。モリシの最後の対戦相手が愛媛FCだったこと。

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 当たり前ではあるけれど、愛媛FC、そして愛媛サポーターは全身全霊をかけてセレッソと戦ってくれた。そうして試合後、精も根も尽き果てた状態でなお、「モリシ!モリシ!モリシマ!」のコールをしてくれた。それが何よりも嬉しかった。最近殺伐としていて、相手を敬うという気持ちをすっかり忘れていた私にとっては、とても大事な経験になった。モリシの引退セレモニーに唯一落ち度があったとするならば、折角コールしてもらった愛媛サポーターへのお礼が出来なかった事だと思う。(西川くんやロビーは気付いていたようだけれど)

 そういう気持ちにかられたからというわけではないけれど、試合後SBのダンマク撤収の時、愛媛のゴール裏まで行って、愛媛サポーターの方達に話をした。コールが心にしみたこと、最後の相手が愛媛で良かったという気持ち。愛媛サポーターの方達も非常に真摯に対応してくださった。最後に「来年また頑張りましょう」と握手をしたのを覚えている。


 考えてみると、サッカーがなければ、セレッソがなければ、モリシがいなければ、こうして人間としてちょっと成長する機会もなかったわけだ。もしこの世にサッカーが無かったら、私は随分と困った性格のままで、何に感動するでもなく、どれに心惹かれるでもなく、悶々とした日々を過ごしていただろうね。そう思うと、改めてサッカーというものと出会えたシアワセを感じずにはいられない。

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