12/21/2010

オレは紅葉が見たかったんだ。

風邪をひいた。

子供の頃はガッと熱が上がって、一晩ウンウンと寝こんでいれば次の日にはすっきりしていたのに、歳をとると体が徐々にだるくなり、数日間嫌な倦怠感が続くので酷く厄介だ。まわりを見ても病人ばかりで、この激しい寒暖の差に戸惑っているのは自分だけではないようだけれど、健康な方もどうかご自愛を。


そんなに気怠くしていたのに、日曜はカメラを持って大阪の街をうろうろしていた。安静にしていればいいのにと言うなかれ、大阪市内の紅葉がもうすぐ終わってしまうのだ。
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紅葉は、非日常なので美しい。夏の盛りを瑞々しく過ごしていた楓やイチョウが、厳しい冬を超え、命長らえるために葉を枯らし、散らしていく。大阪城公園のマラソンロードにはびっしりと黄色い絨毯。踏むとパキリと乾いた音がする、生の息吹はもう無い。この薄暗い未来に続く予感を、感じながら歩いて行く。

そうすると生きている自分を確認できる。死んでしまえば、何も感じない、何も考えない世界に住むことになる。死を感じるためには、生きていかなければならない。不思議なものだ。
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たらふくカメラに秋を詰め込んだら、シメにハラにもご馳走を。行きつけのカフェで好物のパンケーキ。このカロリーがあとあと風邪の退治に効いてくるはず。来年も死を感じたいから、生きて行くことにする。
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