8/15/2011

聖者の行進。

ダービーを観ていて、感じていて思うことは、大阪に二つチームがあることが、どれほど有難いかということ。
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試合前、ガンバサポの友人と堀内チキンライスでメシを食っていた。気をきかせてくれてチャーシューライスじゃなくてチキンライスを食べてくれて、ああ気をつけてもらって悪いなと思いながら。
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ガンバサポにすると、セレサポがもっとガッツリ攻めてきてくれたらな、という思いが強いらしい。熱く応援したいなら、オレタチのスタイルだろ!?ということで。

ただ、セレサポにはセレサポのスタンスがあって、それがあるからガンバの思想、哲学みたいなのについていかないぞ、という気持ちがある。

例えば仮にセレッソというクラブが無かったら、そういう「サッカー好きだけれどガンバのサポーターは…」って人の受け皿はないし、ガンバがなければ「セレサポあかん」って人はよりどころがなくなっているわけで、この2つのクラブが共に競うからこそ、大阪のサッカー好きの多くは救済されているのだと思う。

端的なのは、試合前の電車ジャックとか、行進。何の迷いもなくアレができるのはいい意味でも違う意味でもスゴイなと感じる。個人的にアレは「聖者の行進」と呼んでいる。
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アレをしたからと言って試合に勝てる確率が上がるわけでもないけれど、気合を入れて応援をかぶせる、相手を威圧させることで、精神的に救われたいんだろう。
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それが心の底から共感できる人間、できない人間双方がいて当たり前。


ただ、二つを分かっているのは思想哲学主義主張という精神的な要素だけで、何かアクションを起こしてチームを勝たせたいという大原則は変わらない。だから、セレサポとガンバサポは、ある部分では理解できないと感じながら、ある部分では共感しなくてはいけない。というか、しておく必要がある。


大阪はやはり未だにサッカー未開の地という現状を脱出できないでいる。前述の堀内チキンライスさんは寺田町や天王寺、美章園から歩いていけるお店なのに、ダービーの存在も、どこで試合をするのかも知らなかった。ガンバサポと二人で「3万人、4万人来るんですよ!」「すごく熱いんですよ!」って言ったけれど、ショックだった。

別にスポーツに興味がないわけではなくて、接点が少ない、露出が少ないってだけ。阪神タイガースという重石を頭に乗せたまま活動していても、そうなるわなと。

なら、ダービーではある部分でいがみ合いつつ、ある部分では共闘し、大阪のサッカー、関西のサッカーの熱さをドンドンと発信しなければいけない。京都でも神戸でも同じこと。


お客さんが呼べるすごい試合をし続けること、胸をはって「長居に」「万博に」「ホムスタに」「西京極に」と言えるようになること、それは大事なことだ。


昨日のように頑張り続ければ、世界を変えられると信じる。そうして「4万人では手狭だ!!」という未来を作ろう。
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