3/06/2016

2016 明治安田生命J2リーグ第2節 水戸 0 vs 1 C大阪 既視感。 #cerezo #セレッソ #セレッソ大阪 #hollyhock #ホーリーホック #水戸ホーリーホック


2013年と2014年は、自分にとっては濃くて、大切で、素晴らしい2年間だった。いろんな経験ができたし、得るものは多かった。2014年はセレッソにとって最悪な1年だったから、万々歳とは行かなかったけれど……。

そんな中で白眉だった試合は2013年のアウェイ浦和戦と、同じく2013年のアウェイFC東京戦だと思っている。スコアは浦和戦が打ち合いの2対5、FC東京戦は1対2。そして最も素晴らしいゴールはFC東京戦ATにあげたキム・ジンヒョンから柿谷曜一朗へのキック、そしてゴールだ。

今年お目見えした新しい柿谷の大旗には、FC東京戦で俺が撮った写真が使われている。その旗の前で、その時と同じような素晴らしいゴールを奪えるのだから、さすがはキム・ジンヒョン、さすがは柿谷曜一朗。


スターターはこちら。土曜日の練習でU-23の練習に参加していた扇原貴宏、椋原健太と清原翔平、それにケガの丸岡満はベンチ外になった。スタメンは変わらずだけれども、柿谷が2列目の真ん中になり、杉本健勇が右に回った。

前半は水戸の組織的な守備に手こずった。それと、セレッソの守備の崩れようが気になった。

水戸はボールを奪われると4-4-2の3ラインをキッチリと組んでくる。セレッソも4-2-3-1から4-4-2にシフトしたいけれど、ブルーノメネゲウの帰陣が遅く、左サイドが開く時がある。

ブルーノメネゲウが前残り……。

ソウザが左に出張って柿谷が降りることでパッチはできるし、ブルーノメネゲウが前に残ることでボールを奪った時の攻めのポイントができる。けれど、それはあくまでパッチで、本来は4-4-2の3ラインの方が安定している。実際、こういう状態の時にロメロ・フランクにシュートまで持って行かれているし……。


ブルーノメネゲウは悪いプレーヤーではない。攻撃では前半良いシーンを1度2度作っている。ただ前への意識が強すぎて後ろが怖い。サイドバックも攻撃的な丸橋祐介な分、なおさらね。


もうひとつ気になったのは、前線の意識と守備ラインの意識のズレ。山下達也と茂庭照幸はしっかりと距離をとって守りたいので少し深めにラインをとる。一方でブルーノメネゲウやリカルドサントス、柿谷らは前から引っ掛けに行くのが好き。なので全体的に間延びがして、山下達也やソウザらが担当するエリアが広くなってしまい、もともと自分のエリアがそう広くない二人は難儀することになった。他にも茂庭照幸もミスが一度あったし、前半は不安定さが目立った。


それでも、たった一本のシュート、ゴールでチームは良化する。前半終了間際のキム・ジンヒョンからのゴールキックは高いラインを保っていた水戸の最終ラインの裏に出る。柿谷はそれを意識して走りこんでいた。コントロールもシュートも完璧なもので、復帰後初得点は柿谷の良い部分全てを凝縮したようなものになった。


後半は、攻め手に欠く水戸と、精神的に優位なセレッソが好対照なゲーム運びをした。水戸は4-4-2を3-4-3にするなど手を変え品を変え糸口を作ろうとしたが、「先ず守備から」という意思統一ができたセレッソは、4-4-2でブロックをしっかり作って守備ができた。被シュート5本、うち枠内0本は、例え水戸の出来が悪かったことを差し引いても素晴らしいものだ。

特に、キッチリとエリアが設定された時のソウザと山村の動きは前半と違って見えた。ソウザのガツガツと前に「ボールに食いつく」動きは、間延びしていれば穴ができる危険なプレーだが、密な守備の中では頼もしく感じる。


交代で出た関口訓充、田代有三に関しても、悪い動きではなかった。前の選手が時間帯やスコアを考えて動くのはとても難しいけれど、ベテランは違うものだな。

後半21分

後半35分

来週はホーム開幕戦、もし行ければ、行くことが許されるなら、幸せだな。


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