3/25/2016

セレッソにインフルエンザ蔓延、ルールの意味をちゃんと考えよう。 #cerezo #セレッソ #セレッソ大阪 #photo #diary


ぶっちゃけて言うと、俺は友だちが少ない。ちょっと飲みに行こうぜとか、気軽に言って通るような人間がいない。不道徳で不謹慎でルール無視な人間だから、仕方ないけどね。

どうしてルールに対して緩いのかというと、そのルールに意味があるのかどうなのか、自分の中で得心がいったものしか守りたいと感じられないからなんだ。子供の頃は風邪をひいて医者にかかっても、処方される薬ひとつひとつの名前と役割りを聞かなければ飲まなかった。ひねくれ者だな。


でも、このルールは得心が行く、だから守るよ。

CEREZO OFFICIAL

セレッソ大阪ではインフルエンザの流行に伴い、感染拡大防止のため弊クラブ、チーム内では予防接種を行い、うがい、手洗い等予防措置を励行しております。このためリーグ戦が始まったばかりの大事な時期ということもあり、本日3月23日(水)から3月28日(月)までの期間は、練習場でのファンサービス(サイン、写真撮影、ハイタッチ等)を自粛させていただきます。
なお、状況により自粛期間を延長させて頂く場合がございますので、あらかじめご了承ください。
また練習場にお越しになられる皆様にも、以下のご協力を何卒宜しくお願いします。
・セキ、発熱等の症状があるお客様は見学を自粛してください。
・練習場敷地内では、なるべくマスクをご持参の上、着用をお願いします。
・セレッソの森CAFÉ入口にあるアルコール消毒液を見学前に必ずご使用ください。

セレッソでは現在、丹野研太、山下達也、橋本英郎、田代有三がインフルエンザに罹患し、茂庭照幸、中澤聡太もインフルエンザではないにしても発熱したそうだ。先週には玉田圭司がインフルエンザでダウン、リカルド・サントスも喉の炎症で発熱したらしい。


アスリートは筋骨隆々で病気にも強い印象だけれど、違う。体脂肪率が低く、肉体を極限まで追い込んでいる人間は風邪などにかかりやすいのだ。F1は速く走れるけれど、ほんの少しの手違いでぶっ壊れる。理屈はそれに近いのかもしれない。

10年以上昔になるけれど、セレッソや神戸で活躍した韓国代表のハ・ソッチュの奥さんが書いたコラムに「子供が風邪をひいたので夫とは完全隔離をしている」という下りを読んだことがあって、大変だと感じたのを覚えている。

今年はいいフィジコがいてケガなく進んでいるなと思ったら、思わぬところで落とし穴があった。

救いがあるとすれば、今年は選手層が厚いということと、今週はU-23の試合が組まれていないということ。清原翔平や秋山大地といった本来トップにいるべき選手が試合勘を持ったまま待機している。もちろん扇原貴宏だって健在だし、ここまで多数の罹患者を出してもまだなんとかなるのはありがたいよ。


話をインフルエンザに戻そう。もちろんインフルエンザにかかったのはファンサに来た人間がインフルエンザだったから、とは断定できない。選手が不特定多数の人間と接触する機会なんて他にもいくらでもあるからな。イベントとか、オフとか……。食事をとるために他の人達もいる舞洲食堂まで足を伸ばしたりしているしね。でも、ファンサに来た人間が原因ではないと言い切れないのも紛れもない事実だ。

もしセレッソが好きだったり、選手のことが大切だと思うなら、ファンサは自重するべきなんじゃないかな。


笑うのは、日頃俺の行いを「利敵行為だ!」だのなんだのと言って責めてきてた人たちが、この件に関してはだんまりだということだ。結局、自分に都合の悪いことには目をつむるのかと思うよ。私服姿の柿谷曜一朗を撮りたいからと、望遠レンズのフードを舞洲の選手専用駐車場の金網にガンガンぶつける人たちにモラルを求めるのも酷な話かもしれないけど……。


ルール、ルールと口角泡を飛ばす勢いで言っている人は、そのルールが持っている意味をもう一度吟味してみようよ。そうして何が大事で何が大事ではないのかを、誰かの用意した枠組みだけで決めるのはやめよう。こんな下らない事態を二度と引き起こさないちように。

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