7/24/2016

どうしてみんな出ていくの?そんなに居心地悪いのか? #cerezo #photo #diary


あくまで推測とか推量による話なんで、冗談半分で聞いてくれたら、いいかな。

崩れ行く「巨大戦力」


リーグ戦もやっと半分というこの時に、扇原貴宏、橋本英郎、小谷祐喜と三選手がチームを離れることになった。


離れる理由はそれぞれにあるけれど、最たる要因は「出場機会に恵まれなかった」でまず間違いないだろう。

扇原、橋本はボランチとしての序列が山口蛍、ソウザ、山村和也の次だと思われていた。けれど、最近はベンチにこの三選手の誰かにプラスして藤本康太が入り、ボランチの運動量が落ちるとそのまま藤本投入というシーンも増えてきた。

藤本はもともとセンターバックの選手で、この前のJ2時代(2007~2009シーズン)にボランチをやった以外はそれほど経験があるわけではない。ただ彼一人がベンチにいれば、センターバックとボランチ、両方の控えにできるので重宝するのだろう。

こうなると扇原や橋本のような専門職はいよいよ出番が減ってくる。扇原のように、これからキャリアを伸ばしていこうと考えている選手にとっては死活問題だ。だから

「チャレンジしたいという気持ちが強まり、この素晴らしい環境を離れることを決めました。」

ということになるんだろう。

活かしきれていない選手層


シーズン前、セレッソはかなりの大所帯になっていた。大熊清監督はサポーターズコンベンションで「同一ポジションに二人以上の選手をあてることで競争意識を持たせ、チームを活性化させる」ことを標榜していた。

それとは別に、今年からU-23が立ち上がり、選手を育てる土壌づくりも進められた。小谷はU-23のキャプテンとして、この若いチームを牽引することになった。

だが現実にどうだったかというと、ここまでのシーズン、選手の入れ替えやターンオーバーは殆ど無く、一部の使い勝手のいい選手が徹底して使われる状態が続いている。


例えばトップ下だと柿谷曜一朗と玉田圭司、そしてシーズン中に移籍したブルーノ・メネゲウがその役割を担っいた。けれど柿谷が負傷し、ブルーノ・メネゲウが移籍した後に使われたのはボランチが本職のソウザだった。

その時のワントップがリカルド・サントスで、彼は外国人選手との連携がよかったから、それを考慮にいれたのもあるだろう。けれど本職ではない選手をわざわざ一列上げる用兵には首をひねるものがあった。


小谷の場合はU-23にほぼ固定で、トップに呼ばれる機会はほぼなかった。山下達也、田中裕介(彼とて本職はサイドバック)、茂庭照幸がいて、そこに中澤聡太が戻ってくれば序列は5番目、藤本がいることを考えれば6番目になる。トップで出られる可能性はほぼゼロだった。

夏場を迎え、求められる「ターンオーバー」


日本の夏は蒸し蒸しとして過ごしにくい。スタジアムにいる人間ならあのまとわりつくような不快感を理解してくれると思う。

逆転負けを喫した前回の讃岐戦

逆転負けを喫した前回の讃岐戦

ピッチ上の選手も疲れから足が止まり、オープンな展開になりがちだ。今季のセレッソは特に後半失速する傾向がある。なおのこと選手の入れ替えや交代策の検討が求められる。

けれど実際は、選手が櫛の歯が欠けるように一人また一人とチームを去っている。ロングパス一本で局面を変えられる元五輪代表も、危機察知能力に長けたベテランも、もういない。これで夏場を乗りきれるのか、怪我人がこれ以上増えた時どうなるのか、不安がよぎる。


本当、泥船なのかな、このセレッソというチームは。

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