9/07/2016

セレッソの日、曜一朗は「ちゃっちゃとなんか、治りません!」と言った。 #cerezo #セレッソ #セレッソ大阪


こじんまりとしたイベント。


今年のセレッソの日は、なんだかこじんまりしていたな。毎年選手の出身地ごとに物産ブースが出て、それを食べるのが楽しみだった。山口蛍の出身地、三重からはさば寿司が出るのだけど、カラシをつけて食べるその寿司が目当て半分だったりしてね。それがなかった。

登場する選手にしても、ケガで杉本健勇がおらず、岸本武流おらず、代表で山口蛍とキム・ジンヒョンがいないので、少し寂しい。

ニコニコの曜一朗。


そんな中でニコニコと上機嫌でいたのは、柿谷曜一朗と玉田圭司、それに丸橋祐介だったな。曜一朗に関しては、何かチームに貢献できる事がしたくて、やっとそれがかなった。そういう風に見えた。

まあ、写真見てくれたらわかるよ。



ブース巡り。


今年のセレッソの日で「これはいい」と感じたのが、チラシに選手がいつどこにいるかをスケジュールとして記載してくれたところ。これなら混乱しないし写真を撮る側としてはすごく楽だ。

最初は清原翔平を見に行った。まだケガから復帰できてなくて、表情が曇っていないか不安だったから。



北野貴之とともにブースにいた清原は、相変わらずシャイではにかみ屋。隣がグイグイ人に迫ってくる北野だったので余計にそれが目立ってしまった。それでも、ブースを訪れるサポーター一人一人にグッズと笑顔をプレゼントしていて、元気にしていたよ。



田代有三と山村和也の元鹿島組はサッカーかな?そこで妙齢の女性たちの性的な眼差し(意味はネットで調べてくれ、きっと笑う)を集めていた。男の俺ですら10メートル以上離れているというのにフェロモンを感じたのだから、女性はダメだろうな。

もう一つのブースには澤上竜二と西本雅崇。初々しさここに極まれりで、ちょっと笑った。



屋台ブースにはリカルド・サントス、ソウザ、ベサルド・アブドゥラヒミ、関口訓充、それから秋山大地がいた。秋山は…イジられるよな、若い子に。U-23の選手やユースの選手は同年代の女子サポに「たかられる」それで勘違いして舞いあがらなかった人間が残っていく、そういう気がする。





曜一朗とマルのトークショー


イベント後半は、メインスタンドから曜一朗とマルのトークショーを見ていた。曜一朗がハッキリと顔を出すイベントは久しぶりだし、ケガでメンタルがどうなのかとか、気になったから。



後になって考えれば、それは杞憂だった。曜一朗は俺が考えているよりずっと強いメンタルで逆境を乗り越えようとしていた。

「マルには、家族ができてそれはええ事なんやけど、まだまだまとまって欲しくない。もっとやんちゃなマルを見たい。」

そう言って、マルを発奮させようとさえしていた。

苛立ってるなと思ったのは、司会進行をつとめていた西川くんが

「ケガなんてちゃっちゃと治して」

と振った時に

「ちゃっちゃとなんか、治りません!」

とマイクをこねながら話したところぐらい。本当にたくましくなったな。



健勇の肺に穴が空いた。埋めるのは、俺たちの声。


セレッソの日、イベントも大団円となった時、キャプテンとして壇上に上がった曜一朗は俺たちサポーターにひとつのお願いをした。


「試合でスタメン発表をしている時のように、今日この場に来られなかった選手のために、コールアンドレスポンスをしてほしい」

岸本武流のために、山口蛍のために、キム・ジンヒョンのために、何より前日の京都戦で負傷した杉本健勇のために、みんなは精一杯の声でコールアンドレスポンスをしていた。


みんなに無茶振りしてはこの笑顔

恐らくだけど、選手たちは健勇のケガを知っていた。精密検査の結果(外傷性肺気胸)こそ知らなかったろうけれど、骨が折れているのはわかっていた。その上で、健勇の帰りをどれほどの人間が待っているかを記録していたかったんだろう。

ケガして試合に出られない辛さ、リハビリをしている時の「俺は何をしてるんだろう」という虚しさ、そういうものを吹き飛ばすのは誰かが待っているんだという「希望」しかないのだと理解していた、そうとしか思えない。


壇上に上がったマルのお子さんに笑顔が隠せない曜一朗

曜一朗と健勇が戻ってくるまで、少なくともリーグ戦2試合、天皇杯1試合を戦わなきゃいけない。それは出られない選手にとっても辛いことなんだろう。

それを「乗り切る」と言ってるんだから「パワーアップして戻ってくる」と言ってるんだから、俺たちも待とう、耐えよう。今日はそんなけ。

0 件のコメント :

コメントを投稿