10/19/2005

ブログ個性化の時代?

 最近ブログの管理人さんが胸の内を吐露している記事が立て続けにエントリーされました。「サッカーのある幸せ」さんのこの記事を読んでいただけると判りやすいかなと。

 私がブログを始めた丁度1年前くらいから、新しいブログが沢山立ち上がりました。私も最初の頃はそうした他の方のブログに負けまいと、ひたすらひたすら記事を書きまくっていたわけですが、さすがに1年もやっていると、ちょっとした話題でも記事にするのはがっついているかなとか思うようになったり、ビッグニュースでも「他の人とは記事の主旨がかぶらないようにしよう」なんて注意してしまうようになりました(そういう考えの人は他にもいたりするので、丁度同時期に瓜二つのエントリーが並んでしまうなんて事もあるんですが)。

 それは「ブログをより良く見せたい」という欲求が「自分が感じた事をそのまま伝えたい」という立ち上げ当初の気持ちを上回ってしまっているからなのだとおもいます。それもまた「感じた事をそのまま伝えている」のかも知れませんが。


 時を同じくするようにサポティスタさんのタレコミ掲示板が一時閉鎖となりました。バッシングブログの存在が有ったりしたみたいですが、それを退けても最近は自分のサイトやブログのアピールの場になってしまっていたり、はたまた業者の宣伝が貼り付けられまくっていたりと、かなり荒れてしまいましたから、管理人さんの判断はやむをえないとは思います。ただあのページは多くの人が情報源として訪れていた事でしょうから、少し悔やまれる気もします。


 そういう内外の変化というのは、やっぱり私自身であったり、私が管理しているブログにも影響を及ぼしています。

 それが良い事なのか悪い事なのかは判りませんが、ここも含め、これから多くのブログがかなり偏向したエントリーを発表していくのではないでしょうか。「差別化」なんて言葉がよく使われていますが、共通の情報源を持たず(というと言いすぎか。「情報の共有率の低下」?変な言葉)、今まではわりと目立たなかった管理者の意思や環境がエントリーの内容に大きく影響するようになれば、おのずとそういう事になってしまうでしょう。


 この変化が良い方向に進めばより個性豊かなブログが沢山生まれてくるのでしょうが、誹謗中傷やバッシングで埋め尽くされた不快なブログや、無味乾燥でアフィリエイトがべたべた貼られただけのブログも沢山出てくるでしょう。「見なけりゃいい」といってもサーチエンジンの検索に引っ掛かる事もあるわけで、やっぱり捨て置けない話です。


 もう一年もすれば環境もより変化し、もう少し潮流がはっきり見えてくるのかも知れませんが、今はさしずめ「混乱状態」といったところですかね。





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