10/25/2005

ゼ・カルロスと前田は軽症だったけれど、 僕の大好きな人は重症だった。

 二人の軽症は何より。前田は「痛んだ」と感じた瞬間さっと身を引いたのが良かったのだろう。そういう判断力は評価すべき。もちろん下村のようにファイティングスピリッツを前面に出していくプレーヤーも必要だが、クールな存在も等しく貴重。


 ところで、この二人とは正反対に、私の半身が病気をこじらせてしまった。入院して治療法を探らねばならないらしい。忍耐の要る辛い日々が、これから彼女を待っているのだと思う。

 時々思う。


 家内は私と出会えて幸せだったのだろうか。


 彼女がもっと幸せになれる方法が有ったのではないか。


 一通り入院手続きを済ませて、疲れた身体をどっと電車の座席に埋めると、いろんな想いがよぎってきた。

 私は、少なくとも幸せだったし、彼女が彼女でいる限り、その幸せは続いていくと思う。でも彼女はどうなんだろう?

 そういう疑問ってみんな抱くのだろうか?私が惰弱だから、意思がぶれてしまうのだろうか?今日はとても辛い一日だった。


 

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