10/25/2005

紙の力。

 入院中の家内に手紙を書く為に、会社への出勤途中、便箋と封筒を買ってきました。便箋は50枚入りとか有ったけれど、25枚入りのものにしました。それ以上家内の入院期間が延びるなんて考えたくなかったからというのが、理由です。

 病院には電話も出来るし、当然面会も出来ます。面会の時間が有ればなるだけ行こうと思うけれど、電話は控えめにして、その分手紙をしっかり書こうと思っています。


 西中島は紙媒体にこだわるのです。手書きの手紙と携帯のメールとでは、同じ事を書いても伝わり方が違うと思っています。悪筆なのだけれど、それでも手書きの方が彼女の心の支えになれるのではないかと、悪戦苦闘を決意しました。


 「さくらのきのしたで」を「WEBページ」にせず「本」にしたのも、そういうこだわりが有ったから。「手にとって開く」「気軽に持って歩ける」というのは、紙媒体の強力なアドバンテージ。

 以前も書いたかも知れませんが、WEBページからダウンロード出来る「さくらのきのしたで」WEB版もpdfファイルにする予定です。オススメのWEBページ紹介等は省くので書籍版よりも若干ボリュームは落ちますが、ほぼ同じ内容です。普通にページにしてしまってもいいのですが、やはりプリントアウトして頂いて、それを手に長居に来ていただきたいので、より印刷しやすいpdfを選択しました。


 以前家内が入院した事が有り、その時にも手紙を書いたのですが、退院する時に私が送った手紙をキレイに整理していたのを見て、ああ、手紙を書いてよかったと、救われた気になりました。この「紙の力」を、もう一度使ってみようと思っています。





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